ダーク・ファンタジー小説
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- 人狼バトラーズ
- 日時: 2022/11/20 10:28
- 名前: さとぴー (ID: 4n3MlAWB)
概要
この小説では、人狼ゲームをテーマにした物語です。グロ表現は少ないですが、少し怖めの表現があるため、ダークファンタジー小説に分類させていただきました。たまに青い鳥文庫さんの「人狼サバイバル」と同じような表現があるかもしれませんが(僕は読んだことないけど。)基本オリジナル作品で投稿するため、二次作品には分類していません。ご了承ください。
人物(人狼参加者)
1,柿崎友唯(かきざきゆい)
2,大橋陸人(おおはしりくと)
3,小林莉音(こばやしりおん)
4,藤倉裕貴(ふじくらゆうき)
5,鎌田莉子(かまたりこ)
6,時東竜星(ときとうりゅうせい)
7,森田楓(もりたかえで)
8,杉山大貴(すぎやまだいき)
9,佐山美音(さやまみお)
10,小城博也(おぎひろや)
11,松岡愛菜(まつおかあいな)
12,大竹学(おおたけまなぶ)
13,橋本さくら(はしもとさくら)
14,菊地秀亮(きくちしゅうすけ)
次回からは本編を始めます。お楽しみに!
- Re: 人狼バトラーズ ( No.1 )
- 日時: 2022/10/30 00:24
- 名前: さとぴー (ID: 4n3MlAWB)
プロローグ バトルの幕開け
私は柿崎友唯。一般人のjc1。私は最近都市伝説にハマっている。最近興味のある都市伝説は「人狼バトラーズ」という都市伝説。それは、ある条件を満たした者のみが参加できる地獄のゲーム。
そもそも人狼とは、村人陣営と人狼陣営に分かれて、村人陣営は人狼陣営を全滅させたら勝利で、人狼陣営は村人陣営を人狼陣営の人数未満に減らせば勝利といったルールだと友唯の友だちが言っていた。
なぜこのゲームが地獄のゲームと呼ばれているのか。それは、もし人狼と疑われて追放されてしまった者はその後の行方が知れていないからだ。友唯本人は、実際の人狼では追放者は首吊り死刑と表現されているから、本当に死んでしまっているのではないかと思っている。それは怖いが友唯はその人狼バトラーズに参加したいと思っている。
ふと瞬きをして目を開けると、知らない世界があった。知らない世界とは言え、昔の集落のような茅葺き屋根の見た目をしている。これは小学校の時の歴史の授業でやったことはある。周りを見回すと、立て看板があった。そこには、
『人狼バトラーズにようこそ。
ここでは人狼バトラーズの参加のための異世界への入口となっています。
もし命の保証がなくても参加したいのであれば右側の民家に入ってください。会場に案内します。
命は守りたい方は左の民家に入ってください。現実世界に戻します。
もし勝つことができれば賞金1億円が手に入ります。
命をなくしたくなければ引き返すのが正解です。』
友唯は少し迷ったがやはり参加したいがために、参加を選んで、右の民家に入った。
ここから友唯の思いもよらないピンチの降り注ぐバトルが始まる。
- Re: 人狼バトラーズ ( No.2 )
- 日時: 2022/11/05 14:11
- 名前: さとぴー (ID: 4n3MlAWB)
第1章 バトルの相手
私、柿崎友唯はいつの間にか眠っていて、気づいたら薄暗い部屋にいた。周りを見回すと、友唯と同じくらいの学年の子達が十数人。その人達が同じバトルの相手なのだろうか?そんな事を考えていると…
『イェーイ!イェイイェイイェイ!!』
どこからかやけにテンションの高い声が聞こえてくる。しばらくすると近くのモニターが光り、あたりがぱっと明るくなる。そして周りにいた人達の顔がだいたい見えるようになる。
そしてモニターには誰かはわからないが、一人の人間が映し出されている。すると、その人物はテンションよく話し始める。
『イェーイ!アタシは今回のゲームマスターだよーん!名前は公開できませーん!!
さて、ここにいる14人が今回の参加者ね!! このみんなは命の保証がなくても構わないということですねー!!勇気ある行動は素晴らしー!!』
とにかく高いテンションだ。友唯は少しギャルっぽくて、テンションは高いほうだがこんなにもテンションが高いことはない。それに驚きを隠せない。
『これからは人狼を始めるわね!これからのことはみんなのポーチに入っているスマホで確認してねー!』
その声とともに、モニターの画面も消えたが、照明がついたらしく、周りは普通に見える。そういえば、あのゲームマスターがポーチにスマホが入ってるって言ってたことを思い出す。気づいてみれば腰にウエストポーチがついていた。中にはスマホがちゃんと入っていたが、それは友唯のではなかった。スマホの電源を入れたが、機能がかなり少ない。
参加者名簿に自分の役職を確認できるアプリなどしか入っておらず、メールや電話、インターネット検索ソフトなどの普段使っているソフトはなかった。まず試しに、役職を確認できるアプリを開いていたが、画面には『柿崎友唯さんにはまだ役職が割り振られていません。』と出た。時計アプリには、あとどのくらいで昼の時間が終わるかが書かれていたけれど、まだゲームがスタートしていないから機能しなかった。そして参加者名簿には、友唯を含めて14人の顔写真と名前が現れた。その名簿に書かれたバトルの相手を友唯はしばらく見ていた。
- Re: 人狼バトラーズ ( No.3 )
- 日時: 2022/11/12 20:30
- 名前: さとぴー (ID: 4n3MlAWB)
第2章 人狼開始!
あれからしばらくすると、スマホがアップデートされ、メッセージという機能が追加された。しかし、受信専用であった。こちらから送信することはできない。
そして、1件の新しいメッセージを受信した。
『今から人狼を始める。これからこの画面に柿崎友唯さんの役職と陣営が表示されます。全員が準備完了というボタンを押したときから昼のターンが始まります。もしも、誰にも見られないようであれば、次へボタンを押してください。』
そして友唯は周りを確認して、次へボタンを押す。すると、
『あなたは狩人です。
能力:もしもあなたが追放されたとき、誰か一人を道連れにすることができる。
陣営:村人陣営。人狼陣営を全滅させましょう。』
と書かれていた。そして準備完了というボタンを押して昼のターンが始まるのを待った。
数分後。ふと目の前が眩しくなって目をつぶって、目を開いたら、小さめな村にテレポートしていた。ここはどこだろうか。すると、
『これからゲームを始める。まずは1日目の昼だ。柿崎友唯さんは、村人陣営です。みんなと議論を重ねて、人狼を追放できるように頑張りましょう。
それぞれの役職の人数は詳しく言えませんが、村人陣営は10人、人狼陣営は3人、第3陣営は1人います。
では、皆様の健闘を祈ります。』
そういったメールを受信した。
そしてついに1日目の議論の時間が始まった。
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