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ダーク・ファンタジー小説
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- 私と君のソナタ
- 日時: 2022/11/03 12:09
- 名前: ペンネーム (ID: gzz.lbul)
----------------------プロローグ---------------------私は昔から、「ソレ」が聞こえた。
目を見ると「ソレ」が聞こえる。
「ソレ」が何かって?
「ソレ」は、みんなが持ってる音みたいなものだ。
優しいメロディの人もいれば、尖ったロックの様な人もいる。
今まで色んな人の「ソレ」を聞いてきてひとつわかったことがある。
それは、「ソレ」は一人一人少しずつ違ってみんなが生きている上で奏でているものだと言うこと。
よく同じ曲でも指揮者によって印象が変わると言うけど、同じ様なものだ。
基本は同じなのに、人によって全然印象が違う。けど、どこか似ている。
いや、1人だけ、みんなと全く違う「ソレ」を奏でる人がいた。不思議な音だ。
けど、その音に確かに救われたんだ。
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あの頃の私たちは、ただがむしゃらに人生という楽譜の上をはしって、はしって、2人で曲を、ソナタを、かなでていた。
これは、そんな君と私が奏でた物語
どうか、この曲の終わりまで、みとどけてほしい。
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