ダーク・ファンタジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

「此岸の端で」2話
日時: 2022/11/10 16:22
名前: ペンネーム (ID: gzz.lbul)

「ドスン」
私が避けるとこちらに走ってきたその人は扉に勢いよくぶつかった。
「いっだー!……イタタ…」
しばらく痛そうにした後やったこっちに気づいたのか、ぶきっちょな笑顔で
「恥ずかしいところ見せちゃいましたね…君が噂の新人さん?」と言ってきた。
「そーですけど…大丈夫ですか?」
「へ?あぁ…全然大丈夫だよ!それより新人さんがこんなに可愛い子だったなんてね…」少し照れ臭くなった。
「そんなこと言うなら私もですよ!てっきりムキムキのゴリラみたいな人たちかと…」
「ゴリラってあの昔いたって言う?ひどいなぁ僕たちにどんなイメージ持ってるの…笑」少し嫌そうだ…
「えっ!……ごめんなさい」
「いーのいーのみんなそんなもんだよ」
「そっそれより、私カードキー貰ってなくて入れなくて困ってたんです!」
慌てて話を逸らした。
「あぁ…だから扉の前にいたのね」
「けどタイミング良くいらっしゃったのでよかったです!立ち話もなんだから早く中に入って…いや、先に言い訳考えた方がいいのか?んー…」
私がそう言うと気まずそうな顔をして、
「いや…申し訳ないんだけど、その…….カードキー机に忘れちゃって…僕も入れないんだよね」
なるほど………まじかよ!
「嘘!どんだけポンコツなんですか」
「失礼だな…でも本当にどーしよーかね」
2人でそうやって机の上で困っていると、

「ガタッ」
扉が開いて中から中学生ぐらいの可愛い男の子と、若いけどいかにも偉そうなオーラを醸し出した人が出てきた
「中へどーぞ!ポンコツこうちゃんと大遅刻新人さん♪」
どうやら、全部聞かれていたようだ。


小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。