ダーク・ファンタジー小説
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- お隣さんのシンデレラ
- 日時: 2022/12/23 21:20
- 名前: れいむ (ID: uCPU0kM7)
俺はある社長の秘書しているの水崎港。久々に一か月ほどの長期休みを取ってのんびりとゲームでもしようと思う
ピンポンと音がしたので俺はドアを開けると目の前に茶色い服を基調とした大人しい雰囲気の少女が目の前に立っていた、ただ想像とは裏腹に、
ここあ「こん、じゃ、」
港「え?」
「隣に引っ越してきた。よろ」
「あ、よろしくお願いします」
なんかこの人タメ口、、、まあ誰かが注意するだろ
「じゃ」
彼女は嵐のように去っていった。
「え?早い」
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私は川口ここあ、ただのバカだ
お隣さんに返事しに行ったのにそっけない挨拶しかできなかった。私はバカだ
小学生の時から照れ隠しであんな態度をとってしまう。そんなバカだ
この態度から逆に馬鹿にされたり怖がられたり。馬鹿にされても反発したり。素直に従えばいいのに
私は思ったことと反対の行動をしてしまうことが多い。今だってそうだ
礼儀正しく挨拶をしようと思ったのに、、、印象が最初から最悪だ
なんで私はこんな人間になってしまったのだろう
心がダンボールの私だよ?このままじゃ、、、うんん、今はそんなことは考えちゃダメ、考えちゃダメなんだ
確か明日面接の就職先は、、、コーヒー不動産、、、日本一のホワイト企業と言われていて結構いい就職先だ。あそこではせめてイメージを変えよう
こんなバカの私にでも。しっかりできるかもしれない職場なんだ
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次の日
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現在コーヒー不動産、【本部廊下】
少しでも良い印象にしようとメイクをかって顔の印象を明るくした
真面目に、礼儀正しく、真面目に、しっかりと、100の力を出して、
「おはようございます」
行ったはずなのに、、何でよ、なんで不合格なの?、、私でも精一杯やったのに、ダメだったのかな?、、、
そう思いながら隅で座っていると一人の男性がとおりかかった
「おい、コーヒーでもいるか?おごるぞ」
え?ナンパ?
最初はそう思ったがそうではないようだ、そして安心しながら近くのカフェへ寄った
「お前、、イメージが違うから思わなかったけど隣の人だよな?」
そう顔を覗かれたので私も覗いてみると昨日挨拶に行って私が失敗した人だ
「あっ.....昨日はすいません、、、」
「何か昨日と違うなあ、、」
「どっどうしました?」
「いや、何頼む?」
「ココア」
「じゃあ俺はー、、、カフェオレ」
彼は店員さんに注文をするとニコッとこっちに笑いつつもスマホへ目を通した
私と彼は飲み物を飲み終えるとおごってくれるというので『ありがとうございます。』とお辞儀をして家に帰宅した
なんで不合格だったんだろう。私が変なことしたかな。私が悪かったのかな。
そんな二にされてた気持ちがどんどん溢れてくる。不安でしんどくて寂しくて。ねえ、どうすればいいの?
そんな自分に質問しても意味がないってわかってるのに
私はバカで。アホで。嘘人間で。私なんか!!!!
「おい?どうした」
彼は私に手を差し伸べてくれるヒーローなのだ