ダーク・ファンタジー小説

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狂荘
日時: 2023/01/09 14:11
名前: 朱(あか) (ID: tE6MXhnX)

狂荘

変な噂なんかないけれど、少し不思議なお家

住んだ人はきっと幸せになれる、素敵なお家

そんな狂荘に住む、10人の様子をお伝えするよ…

Re: 狂荘 かなこさん ( No.1 )
日時: 2023/01/09 14:47
名前: 朱 (ID: tE6MXhnX)

かなこさん)ん…

朝、少し狭い狂荘の部屋を段ボールが埋め尽くしている状態で目が覚めた。
埃っぽいその部屋は私を落ち着かせてくれた。昨日はなにをしたんだっけ…?
なにも覚えてない。記憶力はいい方なのに、狂荘にきてからというもの忘れっぽくなっているのを実感していた。

かなこさん)なんでだろ…まあいっか
     大家さんのところ行かなきゃ

階段を降り、大家さんのところへ向かう。狂荘では毎日ラムネをもらって、それを朝に食べなければならないのだ。

かなこさん)おはよーございます

大家さん)おや、おはよう、今日のラムネだよ

小さくて可愛らしい見た目をしたラムネを渡される。私はこれが生きがいだった。
甘くて、食べると幸せになった気がする。さあ今日も仕事に行こう。

かなこさん)おはようございます

職場の人々)あ…おはようございます…

最近職場は居心地が悪い。前は普通に接してくれていた人たちも最近は目も合わせず去ってしまう。なんなの?
…まあいい、仕事を始めよう。

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A子)最近斉藤さんおかしくない?
B子)私も思った…!急に自分のことを「かなこさん」って言ったりさ
A子)そうそう!あとなんかやつれてきてるし…怖いよね
B子)うん…あの人「斉藤 春花」って名前だったよね?
A子)そう!春花さん!それがなんで急に「かなこさん」なんだろう…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
かなこさん)お先に失礼しますー

よし、今日も仕事が終わった!早くかーえろっと

かなこさん)ただいまです〜

大家さん)おや、かなこさんおかえり

足を軽快に動かし、自分の部屋がある2階まであがる。
夜に「旦那様」が帰ってくるまで、なにしようかな…

悩んだ結果、一階におりみんなと話しながら夜を待つことにした。

ーーー夜ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ガチャ

一同)!!おかえりなさい、旦那様!

旦那様?)おやみんな、ただいま、では部屋に戻ろうか

一同)はい!

旦那様が帰ってきた。さあ部屋に戻らなくっちゃ

旦那様?)かなこさん、よろしくね


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