ダーク・ファンタジー小説
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- 【第五人格】新ハンターと荘園の憂鬱1(機械技師編)
- 日時: 2023/04/03 04:24
- 名前: 田中 (ID: PXV3o7W4)
ー私はここで上手くやれるわけなどないと、知っているふりをしていた。
ーだけど、変われることなら変わりたかったんだ。
新ハンターとして荘園に招待された。
庭「ようこそなの!天体観測者ーーーアイリスさん!!」
ーみんなの視線から、なにかこの暖かい雰囲気と違うものを感じていた。まるで昔の私のような……
ーどこか苦しそうな目だった。心の底でなにか引っ掛かるような、痛々しい笑顔があった。
【試合】
天(……!機械技師の足跡だ。初動は安定だな。)
機(ロボの操作を……………!?まずい、心音が…!!!窓枠に………………!!??)
ーー恐怖の一撃
天「指名手配………傭兵は遠い。調香師が救助か。」
調(ここで香水……救助からの肉壁で戻る!!)
天(完璧な救助ね………少し痛いけど初動が早かったからペースはまあまあね。)
機(まずい……かなり嫌な展開だ…………もうボクは飛んでその後ウィラのチェイスに賭けるか…)
ーー占い師の梟によって一撃を回避
機(…………。イライ………ごめん…!)
[その後も順当に吊っていき、3吊り1逃げ]
【対戦後】
機「ごめん、ナワーブ・イライ・ウィラ……。初手恐怖で即死なのに無傷救助に梟まで………」
調「いいのよ、そんなこと。誰だって調子の悪い日はあるわ。」
占「そうだよ、トレイシー。僕もすまないね。ウィラが120秒稼いでくれたのに救助の質が悪かった。」
傭「まあ通電まで持っていけたのはウィラのチェイスのおかげだ。礼を言う。」
調「………。いえ、そんな……。」
ーなんだか、全員に違和感を感じていた。試合中も、今も。
【その日の夜 荘園中庭にて】
機「あ~あ、なんか足引っ張っちゃったなぁ……(笑)」
天「……?誰かいるの?」
機「……アイリス?」
天「あら、トレイシー。どうかしたの?こんなところで。」
機「いや……その、なんでもないの。ただ、最近調子が出ないかも。」
天「………。単刀直入に聞くわよ?なにか隠しているというか、誰にも言ってないことがあるんじゃない?」
機「……。そうだね。聞いてくれないかな?」
天「勿論よ。ゆっくりでいいから楽に話して。」
機「…私、試合であのロボを操作してね、そうしたら従順に動くのよ…?それが私の機械の才能なの。……でもね、」
ーーー『あの機械人形を操作していると、涙が溢れそうになるの………!』
機「だってこんなの…人、たった1人の代わりにもならない"機械"じゃない……!私と血も繋がらない、体温もないの!」
機「これは、家族なんかじゃないの………!!どう頑張って設計しても、なれないの………!!!」
ー言葉を失った。信じられなかったのだ。あんなに明るく話すトレイシーがこんな表情をすることが…。
天「………。泣いていいんじゃないかしら?」
機「…………!」
天「あなたは……大切な何かを求める代わりに、涙を堪えすぎなのかもしれないわね。感情を殺すことで残酷な現実を見詰 めている…。受け入れられないのかもしれないわ。こればかりは人間である限りは仕方がないのかも知れないわね。でも、これから少しずつできていく余裕や新しい考え方の隙間に感情を流し込めるようになるのかも知れないわ。」
ーーー『自分の心をもう少し慎重に扱えたら、その時に現実を少し覗けば良いんじゃない?心が強くなってからでも遅くはないのよ。』
機(あ…………流れてく……でも、堪えなくていいんだよね?)
ー「今は泣いて、またいつか強くなればいいんだよね?」
ーーーいつか強くなったボクは、まだ荘園にいるんだろうか。
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読んでくれてありがとうございます。
自己解釈だったり、読みにくかったりすると思いますが最後まで読んでくださったあなたに感謝です。
これからも定期的に投稿したいと思っておりますので、そのときはまた読んでくれたら嬉しいです。
それでは、また。
- Re: 【第五人格】新ハンターと荘園の憂鬱1(機械技師編) ( No.1 )
- 日時: 2023/04/03 04:31
- 名前: 田中 (ID: PXV3o7W4)
なにか「○○で書いてほしい!」などリクエストあれば。
第五人格だったら書けます。
- Re: 【第五人格】新ハンターと荘園の憂鬱1(機械技師編) ( No.2 )
- 日時: 2023/04/03 04:38
- 名前: 田中 (ID: PXV3o7W4)
田中です。
投稿ジャンルミスってたので更新は「二次創作」のほうから。
あと、小説こっちのジャンルのやつ消そうかなと思ったんですけど、やり方分からなかったので放置しようかと。
分かる方いたら教えて下さったらありがたいです。
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