ダーク・ファンタジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 羽白星はその世界を嫌う
- 日時: 2023/04/14 19:24
- 名前: ハルノ (ID: 4NhhdgqM)
僕らは世界に、喧嘩を売った。
- Re: 羽白星はその世界を嫌う ( No.1 )
- 日時: 2023/04/14 20:01
- 名前: ハルノ (ID: 4NhhdgqM)
人物紹介
牧佑騎 男 18歳
ナナシ研究所の所長(仮)
大学生で、とある人の家に住まわせてもらっている
佐久間翔琉 男 19歳
ナナシ研究所所属
佑騎の同級生で幼馴染み、イケメンだがその中身は完全なるオタク
ホワイトハッカー
姫野紀蘭 女 18歳
ナナシ研究所所属
翔琉と佑騎の幼馴染みで、スタイル抜群のまさに完璧な女性だが中身はズボラ
頭がいい
一条穂汰瑠 女 20歳
脳科学、物理学者
ケンブリッジ大学を飛び級し卒業、現在は名誉教授となっている
スタイル抜群で、男性人気は高い
- Re: 羽白星はその世界を嫌う ( No.2 )
- 日時: 2023/04/21 22:47
- 名前: ハルノ (ID: 4NhhdgqM)
第1話「歯車」
7月下旬、アスファルトは滲みそうなほど温度を上げ、暑すぎて何もする気が起きない。
そんな中、僕たちはエアコンすら使えない蒸し暑い地獄のような部屋で、ただ息をするのであった。
「あづぅい...」
こんな猛暑日のなか、エネルギー需要が高まっているがゆえにエアコンなど使った日には、下手したら街中の電力がストップしてしまうかもしれない。
大学に行けば涼しい、など考えてしまった自分はもう体が動いていた。
今日は大学はとある学者の論文発表だった気もするがそんなことはどうだっていい、今は一刻も早く涼しくなりたい。
「佑騎、どこ行くの?」
ソファーから上体を起こして訊いてくる女性は、僕こと牧佑騎の幼なじみである姫野紀蘭だ。
「大学...クーラー効いてて涼しいと思うし」
「じゃあ私も行くー...そういえば翔琉は?」
翔琉というのは、同じく幼なじみの佐久間翔琉のことだ。
ムカつくほどのイケメンで、その上性格までいいとなるともはや男の敵だ。
しかしながら翔琉は大のアニメオタクであり、今日は試写会に行ってるんだとか。
「試写会だってよ」
Page:1