ダーク・ファンタジー小説

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アクアリウム《3日目》
日時: 2023/04/21 06:18
名前: 来星ニコ (ID: WiTA9hxw)

朝かな、と思っていたらいきなり目に光が飛び込んできた。そういえば昨日窓閉めてなかったなとか呑気に考える。
そうだ、俺の手元には今使っても良い10万があるじゃないか。「ふんふんふふーん」
鼻歌を歌いながら十万の元へ行くと、無い。
「アクアリウム....」
確かに昨日俺もキッチンに置きっぱなしだったけど!1日では酷くない?!
「そうか,あれは幻覚だったんだ。
 最初から10万なんて無かったんだ。」
あまりのショックに現実逃避をし始めるが、現実は変わらない。
「チッ」その時俺はアクアリウムの正体を掴み、また10万を手に入れるという欲に塗れた作戦を立てた。アクアリウムが配信をしているのは誰でも見れる様なサイト。何度ブロックしても現れるらしい。きっとハッキングが出来るのだろう。作戦はこうだ。配信を見て場所を特定して警察に伝える。なんとも適当な作戦だが後にこれが事件に大きく関わってくるのだ。配信は夜なのでそれまで時間を潰す。配信が見返せる様なサイトなのでアクアリウムの配信を見返しているとあの日、攫われていった子に似ている子が殺されていた。
最後、アクアリウムは笑って「またのお越しをお待ちしております」なんて言うんだからたまったもんじゃない。正確には仮面をつけているので顔は見えないがあれは笑っている。そうこうしているうちに夜になった。いつもならとっくに寝ている時間だ。
『こんばんは。ワタシの配信はようこそお越しくださいました。』そう言って配信ははじまる。それからアクアリウムは一言も発さずに子供を入れた大きな水槽に水を注いでいく。子供の泣き叫ぶ声がリアル(本物)で何度見てもゾッとする。最後に子供が動かなくなって配信は終わる。『またのお越しをお待ちしております』配信は終わった。
あれを行なっていた建物には何故か見覚えがある。だが今日は眠いのでそれは明日考えるとする。目を瞑れば一気に睡魔が押し寄せて来てすぐに眠りについた。


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