ダーク・ファンタジー小説

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アクアリウム《5日目》
日時: 2023/04/22 13:50
名前: 来星ニコ (ID: WiTA9hxw)

「ん」朝起きると全身が痛い。
いつも起きる場所とは違うここは何処だろうかと寝起きのぼんやりした頭で考えているとすぐに結論が出た。親にバレていないかと心配したがリビングに行くと幸い3日間ほどの出張があることがわかった。何故わかったかはスマホを見たからだ。スマホって便利だね。「あー腹減ったぁ」昨日の朝メロンパンを食べた、それっきりしか食べていない。しかも自転車で千歳まで行って帰って来たのだから空腹でぶっ倒れる。鞄を漁ったらいつ買ったかもわからない大福がなぜか入っていたから取り敢えず食べながらスマホを見る。
昨日撮った写真だ。見覚えがある。
だが此処がアクアリウムの配信をしていた場所かまでは入る前に帰ってきてしまったからわからない。だがあそこに何かいたのは間違いない。音が聞こえた。「あーあ、今日も行くかな」行くと言うのは千歳まで行くと言う事だ。昨日スマホの位置情報をコピーした気がするからそれを頼りに向かおう。だがそれは明日にする。理由は取り敢えず今日はアクアリウムの配信を見て情報を掴むことだ。後今から行ったって今現時点で身体中が痛いし真昼間だから着くのは夕方ぐらいになってしまう。だから取り敢えず今はアクアリウムの昨日の配信でも見ようかとスマホでサイトを開く。また昨日の配信もゾッとする様なものであり、相変わらず趣味の悪い配信で趣味の悪い仮面をしている。きっとまた仮面の下はニヤニヤと気持ちが悪い笑みを浮かべているのだろう。アクアリウムの配信はどれも20分程で終わる。理由は単純、挨拶をしてから子供の溺れている様子を見て別れの挨拶をいきなり切り出して終わるからだ。今日は前にビデオを撮った場所にもう一度アクアリウムが出現しないか見張りながら明日の作戦を立てることにした。ベランダに机と椅子が置いてあるのでそれに座って作戦を立てる。まず朝5時半に起きて準備、買い物(パンを買うだけ)それから6時に出発する。そして千歳の目的地に行くまでに3時間半ほどかかるので到着は大きく見積もって9時半ぐらいだろう。6時ぐらいには帰りたいので1時に出る。するとアクアリウムの配信現場にいれる時間は3時間半ほどだ。少しばかり少ないかもしれないが少し探索するのには充分だろう。そうこうしているうちに夜になった。スマホのアラームを5時半に設定する。アクアリウムをじっと待つ。
そしてかれこれ30分ほど経つが現れる気配は一向にない。明日は早いし夜も遅いので寝ることにしようか。寝る支度をして今日はきちんとベッドで寝た。


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