ダーク・ファンタジー小説
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入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 古たちの最強転生
- 日時: 2023/04/23 21:49
- 名前: すぴのらごん (ID: idHahGWU)
白亜紀後期、エジプトにて一匹の竜が息絶えた
その竜の魂は、あの世で目を覚ました
老人「・・・目覚めたか」
白い衣を着た老人が話しかける
老人「今からお前らに肉体を与える」
エジプトの竜、スピノサウルスの魂のほかにも魂が集められていた
スピノ?「!」
肉体が作られていく
暫くして完全体となったスピノサウルスの魂は体を確認する
黒いからだに白い背びれ、それは紫で縁取られていた
生前よりも長く、力強い四肢
鋭い牙がずらりと並ぶ顎
それ以外は生前と酷似している
転生した竜は名を与えられた
老人「これからはシュトローマーと名乗れ」
シュト「・・・」
老人「伝えるのを忘れていた お前らはしゃべることができ、人間に擬態できる」
シュト「マジで?」
思わず声を上げる
シュト「人間って何?」
そこからだった
当然といえば当然なのだが白亜紀生まれの彼が人間を知っているはずもない
老人「・・・とにかく、変身!と心の中で叫ぶのだ」
シュト「分かった」
彼が心の中で叫ぶと、瞬時に人間に変身した
黒髪に黒いジャケットとズボンという黒ずくめの青年が出てきた
人間と違う点は竜の時にもあった尾と背びれがあることだ
老人「戻るときも同じようにすればいい」
シュト「・・・で、なんで俺たちを集めたんだ?」
老人「それはだな、私が治めている世界を救ってほしいのだ」
シュト「そこに魚はいるか?」
老人「え?ああ、もちr」
シュト「今すぐいこう 俺は何をすればいい?」
老人「ああ・・・この世界を我が物にしようとする連中がいるのだが私ではどうしようもできない」
シュト「それで俺たちを呼んだのか」
老人「その世界にはもうお前の同法を送っている」
シュト「なるほどな、じゃ、送ってくれ」
老人「分かった」
こうして、スピノサウルス改めてシュトローマーの旅が始まった