ダーク・ファンタジー小説
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- アクアリウム《6日目》
- 日時: 2023/04/25 06:59
- 名前: 来星ニコ (ID: WiTA9hxw)
『ジリジリジリジリジリジリ』人工的な機械音で目が覚める。余り良い気分ではない。とりあえず昨日立てた作戦通りに動かなければ。まず準備。顔洗って服着て朝ご飯は...後で買う。
鞄の中にスマホ、自転車の鍵、財布、空の巾着、手帳と万年筆。これぐらいで良いだろう。あとは帽子を被ってしゅっぱーつ!
まずは自転車を漕いでスーパーまで走る。
スーパーで適当なサンドイッチとおにぎり、小さめのペットボトルの水を買って店を出る。朝ごはんとしてまずサンドイッチを食べる。おにぎりは家に帰ってから。
時計を見るとまだ5時50分だった。少し疲れていたので近くの公園に自転車を停めてベンチに座って休憩をする。座って休憩している間にサンドイッチを食べる。一石二鳥だ。
一石二鳥ってこう言う使い方だったよね?
気づいたら6時になっていたのですぐに公園を出て千歳まで漕ぐ。
やっと着いた。ペットボトルの水を一口飲み,自転車の鍵を取って進んで行く。今は9時40分だ。予定より少しずれてしまったが良いだろう。草をかき分けながらずんずんと進んで行く。ここが本当にアクアリウムの配信場所ならあの水槽とかもあるのではないかなどと思い少し弱気になったがそういえば目的は10万をまたゲットする事だった。10万は欲しい。やる。もう一度写真を何枚か撮ってから中に入る。すると思っていた通りの様子が広がっていた。中に入ってまず目に入るのは向こう側の壁のど真ん中に置いてある大きな水槽。そしてその水槽の目の前には机があり御丁寧に椅子も置いてある。間違いない。此処がアクアリウムの配信場所だ。
取り敢えず水槽にカメラ内には入るがアクアリウムにはバレない程度に万年筆で印を描く。シュッと描いただけだ。アクアリウムが戻ってくる前に家に帰ってしまおうとアクアリウムなんかに会いたくないと思い出ていった。そして自転車に乗ってすぐに札幌へ向かった。ここまで大したことはしていないが4時間ぐらいはかかった。なぜかと言うと草っ原の道が多かったのと中に入る時も慎重に指紋がつかないようにしていたら4時間がたっていた。
家に着いた。ちゃんと5時には帰れた。
家に入って手を洗ってすぐにおにぎりを食べる。ペットボトルの水を飲んでそういえば今日親が帰ってくるなと思った。親は夜しか帰ってこないから全然顔は見ない。俺もちゃんと学校行ってないし。不登校だ。親に行くなと言われているわけでもなくただ俺が行きたくないから行かないだけだ。今日はすぐに寝てしまおう。すぐに風呂に入って歯を磨いて眠りについた。