ダーク・ファンタジー小説

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アクアリウム《7日目》
日時: 2023/04/28 20:25
名前: 来星ニコ (ID: WiTA9hxw)

「竜介ー!いつまで寝てんのー?!」
と言う母親の声で目が覚めた。最悪だ。
今日は確か親が家にいる日じゃなかったはずだが。「なにー?!」と言うと「起きろー!今日休みになったからぁー!」
最悪だ。今日は本当に最悪だ。親は休みの日になると決まって何処か行きたがる。それが動物園だとか水族館だとかそんなところだ。
俺はもう小学6年生だ。そんな幼稚なところ行ったって楽しくなんて無い。なので「黙れババア!」と言っておいた「この反抗期ー!」
うざい。確かに俺は養子で養ってはもらっているが、子供を育てるのが初めてだったせいなのかいや、途中から育てたせいなのか。
親バカで赤ちゃん扱いしてくる。あーうざい
「しゃーねーな」と呟いてから服を着てある程度髪の毛を整えてリビングへ向かう。 
「何だよババア」年は聞いたことないがババアだ。此奴はババアなんだ。「きゃー反抗期ー!」ムカついたので「反抗期じゃねえよ!」と言った。「まあ良いやショッピングモール行こ☆」幼稚なところじゃ無い。良かった。此奴の言動については興味なんてないから何で急にそんなところ行くんだとかは聞かない。

「あそこ行こ!」また服屋を指差して言う。
これで3件目だよ。クソ。
「はいはい」あー。俺のファッションセンスが悪いからってよ。このババアはファッション系の仕事をやってるから煩い。
「これよく無い?こっちも良いね!」正直ファッションなんて興味がない。「良いねー」棒読みで返す。「うんうん!じゃあこれとこれとー」沢山の洋服を選んでいく。確かにセンスはいいかもしれない。センスは。
「こちら13点で36360円になります」
「はーい」36360円....高......
その後母親は沢山の袋を抱えて「ゲーセン行こ☆」と言った。さっすが親!俺のことをわかってくれてる!「金持ってきてない」さりげなく払って欲しいアピールをする。「知ってるよ!私の奢りね!」「ん」適当な返事を返すが、凄く嬉しい。流石親。最近会ってないしちゃんと栄養の入ったものを食ってないからこれぐらいはしてもらわなければ。
「なんかやりたいのある?」店内を一周まわってから聞かれた。欲しいものはあった。でもめちゃくちゃ恥ずかしい。アニメの推しのグッズだ。でも推しのメンバーカラーと推しの好きな物などを付けたポーチだ。これだけではバレないだろうと思い「これ」と言った。「あーあのアニメのー」バレた。「良いよねー」共感者を見つけた。「見てんの?」聞くと「うん」と言われた。「盗る」
「やるか」

その後無事2人とも推しのグッズをゲットできて満足して帰れた。
歩いてきたので歩いて帰る。
「あれ」暗闇を指さしている。そこを見ると子供を連れ去っている大人がいる。「しっ」俺は咄嗟にそう言い,スマホを取り出してビデオを取る。隠れながら。
撮り終わったら直ぐに帰る。
「やばくない?」家に帰って話をする。
「寝よ」めちゃくちゃ話がズレるが、めちゃくちゃ眠いんだ。「はいはい寝よ寝よ」
そんな感じで全然寝ないで話しているといつの間にかねていた。


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