ダーク・ファンタジー小説
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- ーーを与える雫 短編
- 日時: 2023/07/28 10:48
- 名前: ん。 (ID: oYJ2fVYh)
地球に大きな雫が落ちた。
今日の一つは知恵を与える雫
明後日の一つは、力を与える雫
明々後日の雫は破壊を与える雫
ニンゲンは今日知恵の雫を浴びた。
この世の真実を知った。
そして世界が無くならないように。
生きるために考えた。
考えついても、その案は現実では時間がかかりすぎる。
次の日、力の雫を浴びた。
力を使えるようになった。
鉄を壊せるような怪力を。
力をもってしても無理だと考えた。
最後の日、破壊の雫を受け止めるために 巨大な盾を作った。
しかし完成後すぐに設計ミスを見つけた。
直そうとしたが、逆に壊れてしまった。
ニンゲン達は絶望した。
しかし考えた。
雫からニンゲンを守る新しい雫を作ろうと。
まだ時間はある。
全員が本気を出して作った。
しかしそれは内側に盾で守るためのだった。そして一滴だった。
ニンゲンは考えた。1人のニンゲンを犠牲にして雫を内側に盾で守るようにしようと。
投票の日、皆が犠牲になる人を決めた。
選ばれたのは一人の男だった。
男は涙ながらに叫んだ。
「俺が死ねばいいんだろ!?俺が!」
と。
そこで初めて、無いはずの四つ目の雫が落ちた。
それは全てのものを癒す雫だった。
こうして世界は、、
破壊された。
俺からはもう何も言えなかった。
最初の日に最後はどうなるかなんて分かりきっていた。
あれは全てを楽にする雫。
それはニンゲンが解釈していただけだ。
実際は、全てを楽にする。
つまり一瞬で死なせる。
そうすることによって痛みを感じずに楽になれるのだ。
ニンゲンは忘れていたようだが、
決して雫は1日に一つと言っていない。
俺が、言っていたら、、、
世界は変わっていたかもしれない。
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意味不明かなぁ、、、、
例えそう思っても読んでくれてありがとう。