ダーク・ファンタジー小説
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- 世界で一人だけだった貴方へ。
- 日時: 2023/08/12 23:07
- 名前: 松村かえで (ID: EFzw/I/i)
- ̗̀⚠︎ ̖́- この作品は、1投稿完結の短編集のようなものになります。
恋愛の悲しいお話だったりを書けたらいいなと思います。
全て創作なので誰かの実体験を参考にしているお話はひとつもありません。また大人の関係などの話は含まず普通の学生にありえそうなお話を書きたいとおもっているので安心して読んでいってください
- 恋心を燃やして灰にする ( No.1 )
- 日時: 2023/08/25 23:55
- 名前: 松村かえで (ID: OCiCgrL3)
私はある1人の先輩に人生を大きく変えられた。
それは2つ上の同じ部活の先輩で、私の初恋の人でした
授業中も、お風呂に入っている時も、どんな時にでも頭の中で彼が出てきてそれ以外何も考えることができなかったのです。しかし先輩と私には実は関わりがなく、私がただ遠目で綺麗な音を奏でる先輩の横顔にただ惹かれているだけなのでした。
「 もう先輩卒業しちゃうよ。告るの?諦めんの? 」
そんな遠目で見る日々を続けていたらいつのまにか卒業前になってしまってしまい、どうしようかと悩んでいるところ気持ちを伝えずに後悔する方がしんどいと何人かの友達が言うので私は勇気をだして告白をしてみることにしました。
結果はごめんなさい。ただそれだけを残して先輩は去っていってしまいました。もちろん私のことを知ってはいませんでした。当たり前のこと私が勝手に好きになってしまったのだから、
しかしこの恋をどうやって冷ませばいいのか分かりません。この恋心をいっそ燃やして灰にしてしまいたい。燃やす、という言葉であるものを思い出しリビングへ行くと母が使っているライターが置いてありました。ライターで何かを燃やしてそれを飲み込んでしまおう。そうすればきっと心が燃えて灰になって忘れれるはずだから、
私はちかくにあった柔らかい紙に少しの油を塗って紙を燃やしました。炎が出ているその紙を飲み込むと胸の当たりが一気に熱くなり、その瞬間今まで見てきた先輩の横顔が思い浮かぶのです。少しして、近くにあった500mlの水を一気に飲み干すとやっと体の中が何も無くなってしまった感覚がしました。
きっとこれで良かったのです。もちろん先輩のことを忘れることができたわけではないですが幸せな1年でした。
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