ダーク・ファンタジー小説

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今日も僕らは死んでいく。
日時: 2023/08/23 09:51
名前: mimo. (ID: 0otapX/G)

「お腹空いたなぁ」

もう夕方だと言うのにお母さんは帰って来ない。
出掛けたらダメって言われたけど、、少しだけ。
村に居るかも知れないし、行ってみよ。

「あれぇ、、」

「、、此処、何処だろ」

もしかしなくても迷ってしまったみたい。

「どうしようかなぁ」

ー分岐ー
▶️取り敢えず進む
やっぱ帰る

ザー。
急に雨が降ってきた。
雨宿り出来るとこ無いかな。

「急に雨降ってきたなぁ」

「だあれ?」

声のする方に目を向ける。

「あはっ、此方おいで」

「えっ、ちょっまっ、」

半ば強制的に連れてかれたとこは、木々で丁度屋根になっていた。

「びしょ濡れだな、拭くから」

「わわっ」

「ん、大丈夫」

「えっと、ありがとう?」

「どー致しまして」

グー、、。
僕のお腹の音は静かな空間によく響いた。
自分でも、顔が赤くなっていると分かるくらい。

「あはっ、お腹空いたん?」

「、、うん」

「んーとね、あー、食料無いなぁ」

「ご飯、、、」

「じゃあ、盗ってくる。此処に居ってな」

「はーい」

あー、お腹が僕に語り掛けてくるみたい。
『ねぇねぇ、ご飯まだ?』って。
そういえば、、あの子、傘指してなかった。
お散歩してたら、天気変わっちゃうのって、よく
あるよね、

「、、あれ?」

近くが晴れている。
雨、止んだのか!

「暇だなぁ、、」

此処に居てって言われてたけど、、

ー分岐ー
▶️外に行く
待っとく
近くを見てみる

少しなら、、良いよね?

確か、此方の方だった様な。

「あっ、、」

崖の近くを歩いていると雨で崩れたのか、足を
踏み外してしまった。

『ーーい、!』

真下には川があった。

晴天を見ながら川で眠りについた。





、、、何してたんだっけ。
目が覚めて見えたのは、雲一つ無い夜空と焚き火の灯りだった。

「あ、起きた?」

「うん、」

「何してたんだ?あんなとこで」

「え?」

いきなり質問されて驚いたけど、、
僕は川に居たんだよね、?
何で川に居たんだろう、、
取り敢えず、

「えっと、キミが見た時、僕は何してた?」

「そこで寝てたけど」

その子は僕の居るとこを指差した。
記憶に無いなぁ。

「居たのは事実なんだよな、」

「口に出てた?」

「いや、顔に書いてあった」

「??」

そんな分かりやすい、、?

「そうだ、これ食べるか?」

「何これ?」

「木の実だけど、、?」

「へぇー、!初めて見た!」

「頂きます!」

モッキュ、モッキュ

「、、!美味しい、!」

「そんなら良かった、此処で寝る?」

「迷子で帰れないし、、そうする!」

「ん、寝所準備するかぁ」

今日は、此処で寝れるんだ、!

「わぁ、!」

木の葉っぱをたくさん敷いた、質素な感じ。
でも、わくわくするなぁ、!

「んじゃ、寝るか。灯り消すな、」

「はーい、!」




、、、空綺麗だ。
もう、寝ちゃったかな?

ヒュー、ビュー、
冷たい風が肌をくすぐる。
、!あの星、凄く明るい!
少し抜け出しちゃおうかな、

ー分岐ー
▶️寝れないし少しだけ
此処で見る

静かに抜け出して歩く。

「?」

何か落ちてる?
あ、お水かな、?
水浴び、したいなぁ

ー分岐ー
▶️水浴びする!
やめとこ

「わ!」

思ってたより強い勢いで当たったから声を上げて
しまった。

この辺、かな。
近くにある木を登った。
木の上の方まで行くと綺麗な空が見えた。
さっきの明るい星も。

「ーーー、ーーーーー!」

「ーー、ーーーーー」

声が聞こえる?
大分動いたし、眠い。
少し寝ちゃお。


「ん、、?」

あ、抜け出してから木の上で寝てたのか。
降りよ。

「あっ、、」

木から降りる直前に気付いた。
昨日の声は、キャンプをしに来た人の声だと。

『待って、!』

そして、、落ちた先は焚き火の真上だと。

ぎゅっと目を瞑り、火の広がる様子も感じた。



、、懐かしさと、一緒に。





「今度は僕の番、」



「ねぇ、何してるの」

「んー、?」

無表情で此方に質問をする子どもが居た。
返して、あげなきゃ。

「空、見てたの」

「ふぅーん」

興味無さげに言葉を返して来た。
そう言いつつも空を見上げてくれた。

「キミは?」

「キャンプしに来た」

「星を見に、」

「いいねー、僕も好きなんだ」

「ーー、?」

「、、母さんが呼んでる」

「行っておいで!」

「うん、」





そうだ、この子を助ける為に此処に来たんだ。

この子は僕の弟で、、家族。

さっきの二人は、お兄ちゃん。

どっちも、死んでる。



、、僕が殺した。

川に落ちた時、助ける為に、、命を失った。

雷が落ちた時、助け、る為、?に命を失った。

あの子を助ける為に僕はオイルを被って火に
入った。

これは偶然何かじゃない。
母が、仕組んだ事だったのだ。




母にとって都合のいい駒に育つまで、僕ら兄弟は死んでいく。












閲覧頂き感謝です。

前の投稿した奴も、意味分かりません。
こんな小説を読んで頂き驚いて居ります。

前作の閲覧数(?)を見た時増えてて、思わず飛び跳ねて喜びました。

それと、、メメ村って知ってますか。
是非、知って頂きたくて、、

寝てきます。


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