ダーク・ファンタジー小説
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- 深夜0時ここで___
- 日時: 2023/09/08 20:59
- 名前: 愛衣乃紗希 (ID: b.1Ikr33)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13719
こちらの作品は、私がオリジナルで作ったものです。
訳あってここで物語を出していきます。
見てくれる方は、心温かい目でよろしくです。
- Re: 深夜0時ここで___ ( No.1 )
- 日時: 2023/09/09 09:12
- 名前: 愛衣乃紗希 (ID: b.1Ikr33)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
1話 物語の始まり
璃々「あ、今日も来てくれたんだ!流生くん!」
流生「…まぁ」
漓々「ふふ!じゃ今日も真相探ってね?」
流生「うん」
俺が死んだ少女、宮下漓々と会ったのはこの歪んだ世界のせいだ___
あの日を境に歪んだ世界に閉じ込められた。
数ヶ月前…
その季節は寒かった。
去年よりも寒い冬は体がカチコチになるくらい寒かった
「ねー聞いたー?」
「なにー?」
「1組の摛々さん自殺したらしいよ」
「えぇ!」
「なんで?」
「分かんない」
1組の女子が死んだ。
噂のように広まった、真冬の中屋上から自殺したらしい
彼女は、可愛くて有名だったし勉強も優れていた
なのにどうして、そう思っていた。
けど数ヶ月もすれば話題は消えていた。
話題も消えて安定した頃。
「流生くんって面白いね笑」
「そうかな?」
俺は一人の女子といい感じになっていた。
噂まで立つくらいだったし嫌いではなかった
夕月奏彼女は、優しくて笑顔が可愛い女の子
自分で言うのも変だけど告白はよくされる。
人よりモテる方ではある
「私こっちだから!またね!」
「うん、またね笑」
こんな日常が幸せだっただろう。
けどこの日世界は歪んだ_____
午前0時、なぜか俺は起きた
謎に違和感があった時計を見ると…
時計の針がぐるぐる回っている
「おかしい、絶対おかしい!」
そう思った俺は、家の外へ出てみることにした。
「は?」
家の中には誰も居ない、外に出ると世界は歪んでいた。
「なッなんだよこれ…」
俺は歪んだ世界に固まっていた。
いろんなところに行った
走った、人がいるところへ
けど…
"誰も居なかった"
家もコンビニも交番も明かりはついているが人がいない
「どう言うことだ!」
学校の教室の自分の席で俺は焦った。
この世界はおかしい。
夢だと信じたかった
「ねぇ、困ってる?」
そう横から声がした。
「!」
横を見ると真っ白な少女が居た
「だっ誰だ!」
咄嗟に出たのはこの言葉
「私?宮下漓々ニコ」
そう彼女と出会ってしまった___
- Re: 深夜0時ここで___ ( No.2 )
- 日時: 2023/09/10 08:42
- 名前: 紗希 (ID: b.1Ikr33)
2話 歪んだ世界
「は?宮下って…死んだはずじゃ!」
「ここはね、生と死の狭間。」
「歪んだ世界なのニコ」
「は…?」
宮下漓々は、死んだ人間だ
それに生と死の狭間?意味わからねぇ
「屋上に来て?教えてあげる」
「…わかった」
そう言われて屋上に行く。
俺は、困惑していた
何もかもがおかしい、そう思わない方がおかしい
「宮下…どう言うことだよ」
「この世界はね」
「歪んでるんだよ?」
彼女は大きな満月の光に照らされながら
ニコニコとして話しかけてくる。
「は?意味がわからねぇ」
「そうだよね!」
「…」
「この世界からさ、出たい?」
この世界から出る?ますます俺はわからなくなった。
宮下が何を言っているのか、何を言いたいのか
本当に宮下なのか。
「どう言うことだ…?」
「この世界は、歪んでる。」
「だからこの世界から出るには私のお願いに応えなければいけないの!」
「お願い…?」
「そう!」
「それって?」
俺は恐る恐る聞く。
夢であって欲しいけど、俺はいますぐこの世界から出たい。
この歪んだ世界は少し怖い。
「何だと思う?」
「え…」
そう言われて思いつくものはないけど…
少し疑問に思ったこと
《それはなぜ宮下漓々がなぜ死んだのか》だ。
「わかんないかぁ…」
「…うん」
急に言われてもわからない
けど俺の予想は合っていた。
「"私が死んだ理由を探して?"」
「え?」
こうして俺はこの世界に閉じ込められそして
宮下璃々の死んだ理由を探すことになった。
- Re: 深夜0時ここで___ ( No.3 )
- 日時: 2023/09/11 01:59
- 名前: 紗希 (ID: b.1Ikr33)
3話 青いノート
「じゃあ、また明日ニコ」
「え…?」
起きるとそこは自分部屋。
「日付は…」
変わらず12月24日
クリスマスイブの24日そして本当であれば25日
そう夕月奏と行くはずだったクリスマス。
「本当なの…か?」
感触もあるし感覚だったある。
それに寒い。
いまは5時学校は7時30分からだ
早めに行こうと思い、準備をする。
「下に行くか…」
リビングに降りると誰も居ない。
まぁ当たり前か、5時に起きてるところなんて見たことないし
それに毎回自分で起きていたから…
「…」
あれは本当なのか?
あの幽霊は本当に宮下璃々だったのだろうか。
けど死んでいるには事実
深夜0時に世界は歪み。
そして真相を探らなくてはいけない。
「ん?何だこれ」
机の上に日記らしきものがあった。
青いノートだ
少し分厚い。
1ページ目______
真相を探ることについてのルール
・この日記以外に書いたものは全て1日前に戻ってしまう。
・時間が過ぎるにつれて問題が発生する。
・宮下璃々のお願いを達成しない限りこの世界からは出れない。
・深夜0時になると世界が歪みまたループする。
・強制停止か4時になるとまた世界は12月24日の5時から始まる。
・もし璃々を怒らせると___
_________________________________________________________
「怒らせると…?」
最後のところだけ文字が消えかけていて読めない。
怒らせたらやばそうだけど…怒らせることはないと思う。
それから1時間が経ち6時になった。
「流生今日は早いじゃない」
「あ、お母さん」
いつも家事をやったり仕事をしたりする。
お父さんも仕事をしているけどなかなか頑固な人であまり優しくない。
何かしら自分で買いたいものがあったり
お小遣いのために働いてくれている。
ぶっちゃけ言うとお母さんの方が好きだ。
「今日は早く行こうと思うんだ。」
「そう、行ってらっしゃいニコ」
いつもお父さんがうるさい。
だから遅く起きて仕事行ってから起きる
少し遅刻しそうになるけど大抵どうにかなっている。
学校に着くと昨日のことを思い出す。
昨日というのだろうか?
ループをしていると言うことは今日というのか…
よくわからない。
けど、青いノートは持ってきておいた。
「そういや2ページ目見てないな…」
そう思い開いてみると…
「!?」
2ページ目__________
真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して
真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して真相探して
_________________________________________________________________________
怖いくらいにノートいっぱいに敷き詰められた文字
もはや呪いじゃないかと思うくらいだ。
「このノートやばい…」
- Re: 深夜0時ここで___ ( No.4 )
- 日時: 2023/09/14 01:35
- 名前: 紗希 (ID: b.1Ikr33)
4話 自殺じゃなくて殺された…?
「あれ?流生君!おはようニコ」
「今日早いね、どうしたの?」
「あ、おはよう奏ちゃん。」
「ちょっと早く起きてね(笑)」
夕月奏、彼女は1組で俺は2組。
優しくて笑顔が可愛い。
(そう言えば…)
評判も悪くはない方だが、最近噂が立っている。
宮下璃々が死んだのは、彼女が変わっているのではないのか…と。
自殺ではなく殺されたのではないのかと…
俺はそんなのことしてないと信じていたけど。
深夜のことを思うと考えられてしまう…。
(けどまだわからないよな…)
「一緒に教室まで行かない?」
「いいよ」
これから青いノートに色々書かなければいけない。
だから、毎日色々試さなければいけないと思う
「うちの猫がね___」
「うん___」
いつもと変わらない会話と
もう聞いたことのある内容。
確かにもう一度同じ日が来ている
「じゃあ、また!」
「またね(笑)」
この後教室が違うため別れた。
教室に入ると少し寒い空気が入っていて寒くて仕方がなかった。
「殺された…」
ふとさっき思い出した情報。
夕月奏は関係しているのか?疑問が増えるばかり。
「どうしたらいいんだボソ」
謎と疑問は増えて頭が混乱した。
「あれ、山崎さん早いんですね。」
「あ、河本さん。」
「おはようございます」
「おはようございます。」
彼女は河本真綾
このクラスの学級委員で先生に親しまれている。
だからいろんな情報を持っている情報やとも言われている(陰で)
「寒くないんですか?」
「寒い…ですね」
「ヒーターつけたらどうですか?」
「あ…ごめん」
初めて早くきたから知らなかった。
河本さんは誰にでも敬語だしなんか敬語で返してしまう。
河本さんに宮下のこと聞いたらわかるかな?
「じゃあこれで…」
けど聞いたらおかしいかな…
でも!明日になったら変わってるんだし…
「あ、あの!」
「はい…?」
「宮下璃々さんのことでいいですか!」
「…何ですか?」
「河本さんは…"自殺じゃなくて殺された"と思いますか…?」
「え…」
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