ダーク・ファンタジー小説
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- 明かされた秘密
- 日時: 2023/09/13 22:12
- 名前: 鏡音もち (ID: SfeMjSqR)
- 参照: http://www.kakiko.cc/https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
僕は煇音愛。高校2年生…音楽をやっている
そして作詞担当!凄くない!?まぁ…それはいいんだけど
僕は…これで…皆にこれを隠して良いのかと思ってしまう
だって僕は皆に何かあったら言ってって…
言ってしまったのに僕はまだ1つも言えてない
僕はさ見た目で男の子じゃないって言われてるの
けどさ可愛いものが好きだし女子高生として暮らしてる
周りからは変に言われてるけどね
これはいつか言わなくちゃいけない…そういう約束をしたから…けど…
あぁ…誰か変わりに言ってくれれば良いのになぁ
「おい煇音!」
今日は久しぶりに学校来たから凄い話かけてくるな…
「何?山田」
「この…僕一ってお前らだよな?」
「えっ…うんそうだけど…」
「俺僕一の大大大ファンでさ!それに俺も音楽してるしさコラボしない?」
「いいの!ありがとう!他のメンバーに聞いてみる!」
僕達有名になってきたなぁ!よし!今日も作詞頑張ろ!
あっ山田の曲聞いてみよっ!
「えっ…山田?あっ…」
山田は僕に関しての動画を投稿していたしかも
「女装男子、煇音愛…か」
今日皆に合わせる顔が…あっそっか今日ファミレスで待ち合わせなんだ…行かないとか…
「不安だな…」
そして放課後
「愛遅いよ!」
「零!舞!結!皆いつもより早いね!」
「愛が遅かったんだよ」
「零ごめんて!引きずらないで!起こってると早く死んじゃうよ!」
「まぁ仕方ない…」
「結!これおもろない!?」
「なになに?」
「この人実は音楽やっとるんよ!しかも今日また更新された…」
「愛?」
「なっ…何?」
もしかして…
「女装男子…」
「あっ…」
「愛待って!」
等々ばれた…もう終わりだ…どうしよう…もう皆とお花見とかできないじゃん…胃がぐるぐるするし頭痛いし
もう…立てやしなよ
けど本当に叶っちゃったよ誰か言ってくれってお願い
笑われちゃうなぁ
ガタッ!
「ねぇ!」
「えっ…」
「一回話そうよ」
「うん分かった…」
「流石にここじゃきついか?」
「別に…もう良いよ…良いんだよ…」
「外…行こう?」
そして連れて行かれたのは町外れの空き地
多分誰もしばらく来てないっぽい
「愛…」
「何…?」
「あのさ…」
「女装男子の事でしょ?もう離れたいなら離れて良いよ…それにそっちの方が色々良いんじゃない?」
「離れるわけ無いでしょ」
「えっ…」
「離れるわけあらへんやろ!」
「なんで…」
そんな時昨日創っていた曲を流された
心地がいいなぁ舞の作曲に皆の歌声
その曲が終わってから言われた
「たとえ何だったとしても愛は愛なんだよ?昨日一緒に活動した仲間なんだよ」
あぁ…なんて優しい人に囲まれちゃったんだろ
けど何か気遣ってるよね…きっと
「気を遣わなくて…」
「少し…怒ってるけど別に変だとは思わないよ」
「怒って…る?」
変だと思うんじゃなくて怒るのかぁ…
「そうゆうのは話せよ…」
「零?もしかして恥ずかしいのぉ?」
「は?なんでだよ」
こんな状況でもいつもと同じ会話じゃん
「皆…」
「どしたぁ?」
「ありがとう…!」
「あたりまえや〜」
僕はたまたま優しい人に囲まれてただけ
もしこの人達じゃなかったら今頃責められてた気がする
隠していた事がバレると帰って怖くなる
君たちもそうだと思う
君の周りには君を認めてくれる人が必ず僕みたいに
一人はいるはずだから
一緒にいて心地よくなる仲間を忘れないでそうしたらきっとわかり合える日が来るからっと
僕はまた救われたんだ僕は作詞担当で救う側なのに
僕はちゃんと救えてるかなぁ…
24時くらい?
作業しているとふとこんなコメントが来た
「愛さんの歌詞に私救われました!もう少し頑張って生きてみようと思います!ありがとうございます!」
「愛もちゃんと救えてんだろ?」
心の声を読まれたかのように言われたその一言に私は
「うん」としか答えなかった