ダーク・ファンタジー小説

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ありがとう
日時: 2023/09/30 00:17
名前: といかあ (ID: zypMmNa5)

疲れた。
毎日友人に愛想笑いをしていた。「君は悩みなんか無さそうでいいね。」よく言われる。
班長になった。みんなからの投票でなった。最初はすごく嬉しかったんだ。「みんなに認められたんだ」って。
でも、
「お前みたいな班長の言うことなんか聞かねぇよww」
正直、その言葉はかなり心に来る。僕は笑って流した。
僕はお調子者の明るい人間何だから。笑っていないと、見捨てられるから。

そんなある日、何かが僕の中でプチンと切れた。
何にも笑う気が起きない。話しかけたら笑いはする、でも明らかに冷たい対応になっていた。親友とも話せなくなっていった。
「どうしよう」
僕は寝る前考えていた。このままだとだめだ、僕はダメな人間何だから、愛想よくしないと。
近くにあるカッターを見つめる。
「切ればすべて許されるかもよ?」
そんな声が聞こえてくる、あぁ確かに切ればいいんだ。
「また先生にばれるかもよ?」
また聞こえてくる声、僕は一回ばれたことがあったんだった。
僕は自傷をするか迷って、
「…これは僕への罰だ」
そう思って切ることにした。久しぶりの感覚、僕は生きてていいんだよな。そう感じた

悪化した
親から「アホとちゃうんけ?」と言われ、「あんたには何与えても無駄やわ。」とも言われる。
僕は無能だ。
「死ねばいいのかもしれないよ。」
聞こえてくる、声
「そっか死ねばいいんだ」
迷惑な僕がく消えれば何もかも解決するんだ。
早速8階の家のベランダから、身を乗り出す。
親友に遺書を書いた。届くといいけど。
冷たい冬の空気を吸い込む
今日は僕が消える、人類にとって凄く最高の日だ。
「…ごめん。はやと」
僕は青く澄んだ空に飛び込んだ。



昨日親友が自殺した。俺に何も言わず死んじまった。
遺書には生きててごめんと書いてあった。
その日俺は三年ぶりに泣いた。アイツが死んじまったなんて、あり得ない。
そのあとに、ありがとうって書いてたんだ。
なんにも気づいてやれなかった。凄く悔しかったよ。
そう、アイツが限界だったサインはたくさんあった。でも、アイツは大丈夫だという証拠のない勝手な決めつけをしていた
せいで失ってしまった
もう遅いんだ、でも、
もう二度とこの過ちを犯したくない。
そうだろう?


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