ダーク・ファンタジー小説

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ありがとう 分岐ルート1
日時: 2023/09/30 01:26
名前: といかあ (ID: zypMmNa5)

家の布団のなか、親友が死んで、俺は泣いていた。泣きつかれて、いつの間にか寝落ちしていた。
「ここは?」
暗い空間に、不自然に置いてある赤いボタン。
「リセット…?」
そう書いてある。リセット、と言うことは、アニメみたいに過去に戻れるってのか?
冗談だろ、これは夢だ。でももし本当にリセットされたら、?
アイツの、死ぬ前に、戻ってやり直せる。  のか?
「…」
これは夢だ。だから押しても問題はない、そうだろ?
俺は冗談だと思いながらも、赤いボタンに手を伸ばした。

「はー君!さっさと起きて、もう六時間終わったよ!」
「ふぉぉ!?」
びっくりした、奏か。
ん?なんでうちに奏が居るんだ?
「奏、今日は何日だ?」
いつかのアニメで聞いたような言葉。過去に戻った主人公が言う台詞だ
「今日は~…6月25日」
「まじか」
親友の要が死んじまった日は6月28日
つまりは、過去に戻ったってこと。 だよな?
「はー君?」
「あー、わりぃ今日は先帰っててくんね?」
「?いいけど、どしたの」
「なんでもねぇ」
…今回こそは要を助ける

「要!」
「はやと。どうしたの」
「ッ…」
要はひきつった笑顔をしていた。クソ。
「お前、何か悩みねぇか?」
「お調子者の僕に?ないない」
「お前さ、俺に隠してても、まるバレなんだよ。生きててごめんって思ってるんだろ」
「え…」
要の表情が凍って、みるみる青くなっていっているのが分かる。
「どうしよう」
要は小さい声でつぶやく
「どうしよう、僕っ」
このとき俺は要が何か俺に告白しようとしてるんじゃないかと思った、相談しようとしていると思った。
「見捨てられる、」
「は?」
「見捨てられる、落ちこぼれ、だからっ、どうしよう、嫌われる!」
要はだんだん過呼吸になる
「要!?」
「うわぁぁぁ!」
要はもうスピードで走り去っていく。
「要!待て!」
要は学校を飛び出た、
「危ない!」

ドンッ

要は宙を舞った。車が、要を空に投げた。
「要!」
あぁ、俺のせいだ、要はまた…
いや、まだだ、生きているかも、まだわからない。
「要!大丈夫か?」
要は、大丈夫なのか、救急車呼ばなきゃ
わかっていたんだ。もう要が息をしてないこと。



失敗した。要に勢いよく迫りすぎた。
次が、あれば。うまくいくんだ、もっとゆっくり丁寧にやれば、今度は…
「神さま…」
「神さま!どうかッお願いします!俺に、もう一度チャンスを!」
視界が暗くなった



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

二作目です。一応
今作の主人公は、はやとと言う少年です。
初心者なので、いろいろとおかしいところがあるのですが、また暇になったら続きを書くのでよろしくお願いいたします。

Re: ありがとう 分岐ルート1 ( No.1 )
日時: 2023/09/30 02:04
名前: といかあ (ID: zypMmNa5)

「ここは?」
またあの空間だ、リセットボタンが置いてある
もう一度、チャンスを
俺はボタンに手を伸ばした。

「はー君」
「今日は先に帰っててくんねーか」
「は?いいけど、なんで?」
「要に用が、あんだよ」
「そっか」

早く要に会わないと
「要!」
「はやと、どうしたの」
「今日、一緒にかえんねーか?」
「いいよ」

「なぁ、要」
「ん?」
「俺のこと、親友だとおもってるか?」
「もちろん」
「俺もだ」
「え、なにw」
笑ってくれた!これは心から笑ってくれている!
「明日、一緒に遊ぼう」
「いいけど、何かあった?」
「ううん、なんでもねぇよ」

次の日

「はやとー!」
「要!」
この日は二人で遊園地に行った
観覧車に乗ったり、お化け屋敷に行った。
思いきり叫んだ
「ねぇ、はやと」
「ん?」
「僕の様子がおかしいことに気づいてくれたの?」
「…!」
「えへへ、やっぱり」
「ごめん」
「ううん、ありがとう。要」
「?」
「僕、君に救われた。」
「え、まじ?」
「うん、まじ」
「なら、よかった」
よし、やっぱり二人で楽しむのが一番だった
俺たちは夕焼けを歩いた
その時だった
「要!」
奏が向こうから駆けてきた
「要、死んでくれ」
「え」
奏はそういって要をナイフで刺した。
「は?奏?」
理解が追い付かなかった。奏が、要をナイフで刺したなんて
「奏…な…んで」
要は倒れた。
「奏っ!オマエッ!」
「邪魔だったんだよ、要が」
「なんで!?」
「要のくせに、僕のはー君をとるから」
「だからって!」
「じゃあね。はー君天国で会おう」
俺は意識がそこでとんだ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

分岐ルート2はハッピーエンドなので、分かりにくいかと思い、1とは違うところで書くつもりです

Re: ありがとう 分岐ルート1 ( No.2 )
日時: 2023/09/30 11:55
名前: といかあ (ID: zypMmNa5)

「はっ!」
またここか…
暗い空間に赤いボタンが一つ。
奏も、要も救われるようにしないと。
俺はまた、ボタンに手を伸ばした。

「はー君?」
「今日は要と一緒に帰らないか?」
「なんで?」
「要と最近話してないだろ?」
奏も俺にとったら親友なんだ。だから、
「明日追川も呼んで、あそびにいかね?」
「追川君もよぶの?」
「大勢いたほうがたのしいだろ?」
「まぁ、うん。そうだね」
俺たちはさっそく要を誘った。
「要ー!」
「奏、はやと。どうしたの?」
「今日は久しぶりに三人で帰らねぇか?」
「いいけど、奏も良いって言ってる?」
「僕がダメっていったことある?ないでしょ?要と一緒に帰るの久しぶりだから、楽しみにしてるし。」
よし、いい流れだ
「んじゃ、いくか」
俺たちは教室をでた

「…でさー数学の課題全然おわんねーのよw」
「わかるー、僕も終わってないし。」
「要は?」
要は数学、理科、社会なんでもできる男だ。運動以外。
「僕は終わったけどね」
「うぜぇぇ!今度教えてもらうからな!もちろん奏にも」
「そうそう、僕にも教えてよね」
「いいけど、僕も美術の課題終わってないんだよね」
「んじゃぁ、この僕が要の美術の課題手伝ってあげるよ」
奏は美術、音楽、技術、家庭科と、なにかと手が器用な男だ。
「え?いいの?」
「数学手伝ってもらうしね、親友なんだし当たり前でしょ」
「奏ー、俺のも美術手伝ってくれー!」
「えー、どうしようかなーw」
「ありがとう。」
要は微笑みながらつぶやく。
「要、どうしたの?」
「なんでもない」
「えー!言ってくれよ!」
「二人に救われたとだけ言っとく。」
きっと、奏の、「親友なんだし」と言う言葉に救われたんだろう。この選択肢はやはり正しかった。

そして迎える6月28日。要が死んだ日
今日は三人で勉強会を開いた。昨日は追川も呼んで、遊園地で、はしゃぎまくったから、大丈夫だ。今回は行ける。
「要、ここわかんねぇ!」
「そこは方程式使わないと、て言うか方程式を理解してる?」
「してねぇ!」
「はー君…さすがに僕でも理解してるよ?」
「はははは!」
よし、ここまで順調。なにもないといいが。
ここは、カフェの中だ。大丈夫、なにも起こらないさ。


「よーし、そろそろ帰ろうか?要、はー君」
「うん、そうだね」
「んじゃ、行くか」
俺たちは帰路についた。
「…でもまさか、はー君があそこでバク転するとはw」
「うんうん、やったことなかったのにねーw」
「やったら出来たんだよ!」
「ふつう出来ないってww要もそうおもうよね?」
「わかるーw」
「あはははは!」
そんときだった。ぐらぐら地面が揺れた。
「地面か!?」
「要!はー君!危ない!」
「は?」
俺と要は、少し高めで、それでいてボロい塀に潰された。
俺は死んだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こんにちは、といかあです。
分岐ルート1は本格的に?書いてるんですが、分岐ルート2はおまけみたいな感じになる気がします
なにせ一時間で考えた設定なので、がばがば設定ですし、色々おかしいところがある感じです。
はやと、要、奏は小学校の頃からいつも三人で居ました。
最近は奏がはやとを独占していて、「僕のはやと」だと言う考えを持っていたようです。
結構最近暇してて、更新速度が鬼速いのですが、読んでくださっている方(いるかも分かりませんが)ありがとうございます。

Re: ありがとう 分岐ルート1 ( No.3 )
日時: 2023/09/30 15:38
名前: といかあ (ID: zypMmNa5)

「うわぁっ!?」
今回も死んだ、うまくいっていたのに。
てか、最初の要が死んだ日には地震なんてなかった、なのになぜ?

俺はそのあとも何回もリセットした。
毎回違うシチュエーションで救っても確実に要は死んだ。
なにをしたら救われるんだよ、
リセットした回数が400回を越えた辺りで、俺はネット掲示板で、とある人を見つけた。
その人は、愛する娘のためにリセットを繰り返していて、今日遂に娘を救う方法を見つけたらしい。
「自分の命をかけて、娘の命を救ってもらう。か」
そうか、そう言う事だったんだ。俺が死ねばいいんだ。
俺はもう、精神的にまいっていた。親友を救わないといけないっていうことに、心が潰されそうになっていたんだ。
親友を救いたいから俺が死ぬと言うより、もう疲れてしまったから全てを投げ出したかったと言う方が正解だ。
「遺書、か。」
俺は要と奏にむけて遺書を書いた。
「さみぃな。」
6月27日。真冬のような寒さだ。
「ん?」
俺はここではじめて違和感に気づく。
6月って、真夏じゃねぇか?
ってか、よく考えてみると、なんだか色々違和感があった。
俺たちは一応小学生だ。なのにどうして数学なんだ?さんすうじゃねぇのか?美術、技術は図工じゃねぇのか?
何なんだ。
いいや、もう。どうでもいい。
俺は屋上から身を投げた。



昨日親友が自殺した。
僕は、今日死のうとしていた。でも、先を越された。
これじゃ、僕が死ねない。
僕は、布団にもぐる。悲しいって気持ちと死ねなかった気持ちがグルグル渦巻く。
「もう。いいや、寝よう」
僕は、眠りについた。

「は?」
僕は、暗い空間にいた。
目の前にあるのは、リセットと書かれたボタン。
リセット、?なにを…リセットするんだ?
このボタンがもし、過去をかえられるものなら。僕は、
「はやとを助ける。」
僕は、ボタンに手を伸ばした。


「おー、この結末は初じゃないか?」
男は目の前にあるノートパソコンを見つめて笑っている。
「いやぁ、このゲームはおもろいなw」
(若干設定がおかしいが、それでもおもしろい)
このゲームは、男の友人が作ったゲームで、男の子達の死にかたを選べる。そんなゲームだ。
だが…
「最近、飽きてきたな」
男はゲームをゴミ箱に移動する。
「やっぱりゲームはマイ○ラだな!」
男は違うゲームをプレイし始めた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これにて分岐ルート1は終わりです。
まぁ、2もいつか書きます。
分岐ルート3とか4はネタがないので書きません。皆さんが書いてみては?(は?)
まぁ、他の分岐ルートもネタがあるかたは書いてみてください。
ではまた。


Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。