ダーク・ファンタジー小説

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君が思い出す前に
日時: 2023/10/19 21:18
名前: sumo* (ID: 8kWkLzD1)

目を覚ますと
高い天井、臼ぐらい日の灯り。
不思議なことに、目覚めがとても良い気がする。

昨日までは,,悪夢にうなされていたような....
あれ..?そうだったっけ..?
まあいいや。
目覚めが良いせいか、なんだか清々しくて、昨日のこともどうでもよくなってきちゃった。


それにしても今日は、何故かぎこちなくって、変な感じ。
何で、何処に何があるのか探さなくてはいけないの。
"いつも"と同じ朝なのに。

洗面所の蛇口を捻るときも一瞬体が迷うのだ。
「どう捻れば水は出るのか」と言うように。

着替えるときも、まず片っ端からクローゼットを開けて、服を探している自分がいる。
手にとった服を見て、「こんなワンピース持ってたっけ?」と眉間にシワがよる。
あれ。

なんでだろう。

忘れちゃった?私ったらボケてきてるのかなぁ。やだなぁ。
もしかして病気?怖い怖い。

(ま、気のせいだよね。)


部屋を出て、体が凍り付いた。
(ここ、どこだっけ?)
笑みがひきつる。もはや苦笑い。

え、私の家だよね、ここ。
どうしよう、記憶喪失かな...。
焦って廊下をぐるぐると回ってみたけれど、事態はもっと悪化して、
もとの部屋にさえ戻れなくなってしまった。
おまけにさっきから、誰一人ともすれちがうことがないのだが..。

「どうしよう」
サッと血の気が引いた。
ここはどこ。
私ったらどうしちゃったんだ....。
誰か、居ないの..?


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