ダーク・ファンタジー小説
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- 八木
- 日時: 2023/11/22 17:49
- 名前: t (ID: 7Dfda974)
あなたの街にも、動きかがあるかもしれません。
- Re: 八木 ( No.1 )
- 日時: 2023/11/22 17:58
- 名前: t (ID: 7Dfda974)
1
八木貴司は、マンガのアプリでマンガを読んでいた。
便利だからと、よく使っている。午後1時、昼食を食べたあと、読みふけっている。
今日は、仕事がない。休みだからと外出するのではなく、家で過ごすのが八木の最良の休みの使い方だった。
夕食の時間が近づいてきた。八木はスマホを机に置くと、買い出しに出かけた。
午後5時。夕陽は見えず、曇り空だった。あまり人が通らない歩道を移動し、最寄りのスーパーへ向かう。既に献立は頭の中にある。
会社までは車を使うが、スーパーやコンビニなどには徒歩だ。自然の風景を見るのもあるが、運動にもなる。
スーパーに着くと、混雑していた。人をかきわけながら、目的の商品を手に取っていく。
買い物を終え、自宅に着いた。買ってきた食材を調理場に並べ、作っていく。
- Re: 八木 ( No.2 )
- 日時: 2023/11/23 11:11
- 名前: t (ID: 7Dfda974)
2
いわゆる、男メシになってしまう。男の一人暮らしだ、栄養よりも、味、質を最優先してしまう。テーブルの上にそれらを並べると、すぐに食べ始めた。
翌日。八木は目覚まし時計代わりに使っているスマホのアラームを消すと、立ち上がり、支度に入った。今日から5日間、仕事だ。
支度をしてカバンを持ち外に出ると、太陽の光に目を細めた。これで5月か。鍵を閉めると、会社まで向かった。
平日の朝の街は、人々が移動している。それを視界に入れたもながら、八木も移動した。電車に乗り、数分揺られ、会社に到着すると、既にいる同僚たちに挨拶をする。
「八木、髪切った?」
田中が自分のデスクのイスにもたれながら、話しかけてきた。八木は2日前に髪を切っていた。
「切ったよ」
そう返すと、自らのデスクにカバンを置き、PCの電源を入れた。
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