ダーク・ファンタジー小説

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右足①
日時: 2023/12/24 10:41
名前: 螺旋兎-lasemu− (ID: biJQLDUz)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13874

『右足が「長く」て、鼻が「短く」、首が「右に傾いて」いて、「上下逆さま」な象。』
これを聞いて、
あなたはどんな象を想像しますか?


明日、話そ?泣きながら僕は彼氏にそう言われた。「明日、私が全てを話すから。」

「…何でだよ。君の秘密は全て合わせて一つしかない。だから明日でも今日でもなくて、一昨日話せばいいよ。」

「じゃあ、3日前に話せばよかったんだね?」

…そういうことじゃない。しかも2日前だし。

「…いい加減泣いたらどうだ?」
どうにもこうにも、今、彼は泣いているのだが、僕の口からはそんな言葉が出た。

「うるさいよ」

隣にいた雨野から苦情がきた。

 僕は今、彼氏の机の前にいる。放課後で、生徒のほとんどはもう帰っている。
今いるのは、僕…時金由那ときがねゆなと、
彼氏の鯖宮航さばみやわたる
そして友人でガリ勉の雨野千鶴あまのちづるだけだ。

雨野が怒った口調で、目線はノートにあるまま言った。
「…俺は早く帰りたいのだが?お前らバカップルの痴話喧嘩に付き合ってる暇などないワ。」

微かに動いた綺麗な瞳が冷ややかに僕たちを見つめる。
それに彼…航が応えた。

「そうだよね…ごめんねぇ?でも私は〝今〟話を終わらせたいの。」

何を言ってるのか。さっき僕には『明日話す』と言ったくせに。

それでも雨野は引かず、結局、各自家に帰った。

どうも螺旋兎と申します。読んでくださりありがとうございます。
また②を投稿しますので、よろしくお願いします。


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