ダーク・ファンタジー小説
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- 世界の規則
- 日時: 2023/12/31 23:21
- 名前: 白雪 悠 (ID: 9s66RooU)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13881
この世界に、規則があるのを知っていますか?
例えば、世界を壊すようなことを天使はしてはいけない、など。
破ったら?
それはこの小説を見てからのお楽しみです。
天使は何をやらかすのでしょう?
お楽しみです。
ってことで本編見てみましょー!
登場人物(最低限)
高梨 遥
主人公。天使(神の使徒)。
⚠︎天使=神の使徒。
生を受ける前に神界で修行をさせられた、それ以外は普通の人間。
- Re: 世界の規則 ( No.1 )
- 日時: 2024/01/01 01:00
- 名前: 白雪 悠 (ID: 9s66RooU)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13881%0A
小学校生活がもうすぐ終わる。
この小学校生活は、とても大変なものだった。
《6年生》
あぁ、また始まった。
一年の始まり、そして、春休みの終わり。
普通の子供は、友達と一緒のクラスになれるかな、などとワクワクしながら学校に向かうのだろうか。
でも僕は違う。
それは、別に天使だから、とかそんな理由ではない。
ただ、学校に行きたくない。
それだけだった。
『学校に行く価値って何?』
そんなことを親に聞く、ちょっと捻くれた子供だったのだ。
こんな子供が天使だなんて知ったら、親は驚きすぎて入院してしまうかもしれない。
僕は、クラス分けの表を見に行き、ある程度クラスメイトの名前を把握してから、新クラスメイトを記憶する。
そして、1、2、3、4年生でクラスメイトだった子供がいないかと思考を巡らせる。
35人中10人だろうか。まあまあの的中率である。
話したことがあったか、どんな嗜好か、などとクラスメイトについて色々と思い出し、ある程度思い出したところで、一年間過ごすクラスに到着した。
場所は階段に近く、登校しやすそうではあるが、6年生は4階なので、3階の5年生よりかは登校が少し大変になってしまうかもしれない。
溜息をつき、僕……いや、私は、脳を切り替えた。
「おっはよー!」
私は大きな声で教室に入った。
女子の大半が私の近くに集まってくる。
「お、やっほ〜遥!」
「え、遥と一緒!?ちょーうれしー!!」
「うわ、これから一年楽しそうだわ〜!!!」
「え、ガチそれな!」
「このクラスわけはもう先生に感謝だわ〜。」
色々と話している。
私は笑って聞いて、
「え、みんな一緒とか最高かよ!うわークラス分けのやつちゃんと見ればよかったー!え、他誰くるんだろうね!?え、他も同じだったら超奇跡じゃね?!」
と言った。
……嘘。
クラスわけは全部ちゃんと読んだ。
奇跡?ううん。最悪。超最悪。
他誰くる?もうわかってる。これ以外来ないよ。
僕はそういう思いを心の奥底にしまいこみ、笑顔で会話を続けた。
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