ダーク・ファンタジー小説

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世界最強の男は今日も侍を撃つ
日時: 2024/05/07 17:44
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)

第二次世界大戦は大日本帝国の敗北、ナチスドイツの完全勝利に終わった。ヨーロッパはナチスに支配された。
1960年、日本に突如のちに”侍”と呼ばれるという生命体が出現。殺戮を開始した。自衛隊と在日米軍はけたたましく戦ったが、何一つダメージを与えることはできなかった。

1961年、日本人の死者は100万人に上った。このまま滅亡に向かうのかというと、そうじゃない。ある一つの組織は、侍と対等に渡り合えた。その名は”霜月しもつき”。霜月は侍と戦い、ひとまず国家存亡の危機を逃れた。


用語解説
侍…突如現れた生命体。人型だが肌は紫色、服も体と融合しているように見える。化け物タイプもおり、多種多様

霜月…侍を狩る組織。対侍拳銃弾を使用するため、侍を狩る事が出来る。2024年現在は形式上日本国の傘下組織となっているが、ほとんど独立した組織。財源がどうなっているかは不明。

ナチスドイツ…かつてヨーロッパの完全支配、東方生存圏を獲得したが、5年前、当時の総統が暗殺されドイツ内戦が勃発。現在は第三帝国、親衛隊、親日米派の勢力、超国家ドイツ主義の勢力の四つ巴になっている。現在死者はドイツ人だけで約1200万人。ヨーロッパ全体では約4500万人。

ソロからの屋敷に ( No.1 )
日時: 2024/05/07 23:01
名前: monmon (ID: Jolbfk2/)

??「…はぁー?」

ここは防衛省、神楽睦月は間抜けな声を出していた。前には防衛省の大臣「八神幸太郎」がいた。

神楽「いやいやいや、何で?」
八神「勘弁してほしい、ここ最近お前はソロで任務をしているだろ?。だから”ここ”に入って欲しい」
神楽「最強と呼ばれてる俺が、ですか?」
八神「あぁ。お前という貴重な戦力を失いたくないんだってさ。霜月の上層部が決めた事だ」
神楽「俺は一応上層部に対して発言力があるのに…」

神楽はソロで侍を狩っている。だがこれは異例中の異例である。これからは個人で戦うんじゃなくて、チームで戦う事となった(尚、神楽は最強なので単独任務はあるが。それにチームと言ったが、たまに個人でやる)。

神楽「普通に嫌なんですけど…」
八神「任務の量増やすz」
神楽「喜んでやらせていただきます!!!!」
八神「調子いいな…まぁいい、リーダーに関しては、そっちで決めてほしい」
神楽「…分かりました。けど俺が高確率でリーダーになりそうですけどね」

結局、神楽はチームを組む事になってしまった。この話の後、車で屋敷に向かう前に、ある人物と出会う。
防衛省の外の車の近くに、18ほどの美少女がいた。その白い髪はボブカットで揃えられ、白いワンピースの服を着ている。

神楽「八神さん?この子は?」
八神「彼女は七海皐月だ。天才の隊員だ」
皐月「やだなぁ~、天才じゃないですよ~」

皐月はそう言い照れる。だが実際、彼女は天才なのだ。任務では侍50体相手し勝利する程だ。因みに神楽は100体だろうが1000体だろうがを余裕で殲滅することが出来る。
車に乗り、目的地につく間に神楽と皐月は色々話し合い、中を深める。


たどり着いたわけだが、とんでもない屋敷だった。

皐月「わぁ~凄い!」

皐月はその大きさに驚きはしゃぐ。八神いわく、「屋敷はチームのみんなと一緒に住むことになっている。食事は基本的にシェフが担当するが、個別の部屋にも台所と冷蔵庫がある。基本的には訓練をしてほしい」との事だった。因みに、新しい屋敷長が就任する。若干老けた優しいおじさんという感じだ。

??「屋敷長の川上栄作です」
神楽「神楽睦月です」
皐月「七海皐月です」

とりあえず入り口付近まで進む。

神楽「あれ?迎えはいないぞ?」
皐月「あっ、来たみたいだよ」

皐月が指を差した方向には、小走りで走ってくる長髪の女性がいた。

??「あの、貴方方が同時に着任される方々ですか?」
神楽「あぁ、神楽睦月だ」
皐月「七海皐月だよ~」
職員「職員の川崎です」

川崎の目は憎悪と恐怖の目だった。川崎に連れてこられ、6人の代表の隊員(男3女3)と会議室で面会することになる。が、会議室は殺気で包まれていた。普通の人間なら逃げだすレベルだ。

川上「私が今日からここの屋敷長となる川上栄作です」

だが、特に女性の隊員からは殺気が向けられる。だが川上だって戦場を駆け抜けた男だ。この程度で喫しない。

神楽「なぁ、さっきから殺気が向けられているんだが?何でだ?」
??「そんなの決まってるでしょ。あんたたちが信用できないのよ」
皐月「どうしてですか?」
??「屋敷長のおじさんは、どうせセクハラとかするんでしょ?あんたたちのような天才は、私たちをどうせ見下している」
神楽「分かった。結論から言うと、別に俺は見下してたりなんかしてない」
皐月「そうですよ。なんで見下したりなんか」
??「嘘つきなさい!!」

余程前任者の事を想像しているのか、外部から来た神楽たちを信用できていないようだった。


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