ダーク・ファンタジー小説

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気づいたら死んでいた
日時: 2024/06/10 23:25
名前: とろろ (ID: ZANhAUnF)

ズッ
包丁で誤って指を切りかけ、血があふれていた。
しかし、痛みは感じない。
何故なら、私は無痛症だから。
最初は、ある程度の期間で無痛症の効果は切れるとのことだった。
しかし、試薬品の実験を手伝った直後、「作り間違えたため、一生無痛症は治らないかもしれない」と言われた。
そして、それが現実となり、私は長らく痛みを感じていない。
実験に失敗されたあと、治し方は分からないため、経過視察をする、と伝えられてから本当に何もされない。
いや、何か検査をした所で、私は痛みを感じないんだから、意味のないことかもしれない。
そんな事を考えながら、バイトの帰りにケーキを買って行こうと思いながら信号を渡った。

キキーッ
バンッ

目の前が真っ暗になった。
はっとして頭を抑えると手が血で染まっていた。
「ま、痛くないしいっか」
そう思い、歩き出すと、ぶつかったらしき車の運転手が走ってやってきた。
その後のことは覚えていない。
どうなったんだっけ。
所で、ここはどこ?




どうやら、私は知らぬ間に死んでいたらしい。


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