ダーク・ファンタジー小説

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サンタの展望台
日時: 2024/10/07 19:41
名前: アポロドーロス (ID: fGppk.V/)

杏菜「私は杏菜。大学3年生だ。私の町には変な民話がある。実話なのかは分からない。舞台は山奥の展望台だ。」
1924年12月13日
レッドサンタ「今年もこの時期がやってきた。そろそろ、準備をしていくか・・・。」
グリーンサンタ「ん?なんだこの手紙、太郎です。展望台を山に作ってください?これは無理があるでしょ。」
レッド「何言ってるんですか?子供たちの夢を叶えるのがサンタでしょ。展望台を山に作りましょう。」
グリーン「そうですね。子供たちの夢を叶えましょう。
レッド「でも、どうやって煉瓦300個を集めようか・・・。」
グリーン「プレゼントを魔法で生み出したじゃないですか。そのように、魔法で煉瓦を300個集めましょうよ。」
レッド「いいですね。ディレット。ディレット。ドーカーオラス(フィンランド語で、煉瓦よ煉瓦よ出てこいという意味。サンタはフィンランドに住んでいます。)」
グリーン「おお、300個の煉瓦が出てきたぞ。」
そして、いよいよ、12月24日夜9時
レッド「いよいよ出発ですね。」
グリーン「トナカイたち。ソリで僕たちを運んでくれ。」
レッド「出発―!まずは、清君の家、自転車だ。バレてない。バレてない。成功。」
グリーン「次はたかし君、お手玉を届けるぞ。」
レッド「次はキヨさんの家だ。クマのぬいぐるみを届けよう。」
グリーン「最後はいよいよ、太郎君の展望台だ。」
レッド「ここで間違いないな。」
グリーン「そうですね。では、煉瓦を300個出すぞ。魔法で作れば、30分にできるはずだぞ。」
25分後、順調に進んでいった。しかし・・・。
グリーン「そろそろ完成ですね。ん?あれは誰だ?」
レッド「あ、あれは・・・。プレゼントを奪うブラックサンタだ!」
ブラック「あれ?ずいぶん巨大なプレゼントだな。手紙によれば、展望台を立ててください。と書いてあったぞ。展望台を壊してやろう・・・。」
レッドとグリーン「やめろ!太郎君のお願いしたプレゼントを勝手に壊さないでくれ。」
ブラック「そうしたいが、プレゼントを盗むのが俺の仕事だからな。」
レッド「そうはいかないぞ。くらえ!プレゼントプロテクト!」
ブラック「効かないぞ。こっちはエターナルブラックだ。くらえ!」
トナカイ「そうはさせないぞ!こっちはドラゴンストームだー!」
ブラック「グワーッ!」
レッド「さあ、展望台も完成したことだし・・・。」
グリーン「ブラックサンタが盗んだプレゼントを戻しに行くぞ。」
レッド「その前に、頂上に、メッセージを残すぞ。よしできた。じゃあ行くぞ!」
2024年
杏菜「もうすぐ民話の出来事から100年たつな・・・。民話は本当なのか?私はそう思って展望台を上った。気づいたら、頂上についていた。ん?何か書いてあるね?太郎君、レッドサンタとグリーンサンタだよ。展望台を約束通り作っておいたから、展望台を楽しんでくれ?サンタさんが書いたメッセージじゃない?もしかして、この民話は本当のお話だったのかも?」
その後、歴史の研究家が実験した。その結果、この民話は事実だと判明した。
               〈終わり〉


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