ダーク・ファンタジー小説

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地獄に落ちない方法
日時: 2025/08/24 21:10
名前: シュレッダー (ID: TdwH/e73)

※ダークなかっこよさを出すキャラですが、同じ名前になり不快に思われたらすみません。







真人まなと「俺は真人。「まひと」じゃなくて「まなと」と読む。51歳。俺は、現在全国指名手配されている犯罪者だ。来月は線路を爆破しようかな・・・。ん?でも、俺って死んだら地獄だろうな・・・。ああ、嫌だ。」
そう思って電車に乗った真人。しかし・・・。
真人「えっ!なんで止まったの?えっ!?聞いたことない駅名が書かれている。園嘘本盗そのうそほんとう駅?不吉な駅名だな。」
車掌「まもなくドアが開きます。」
真人「えっ!?本当にドアが開いた。降りてみよう。」
真人は勇気を出して降りてみた。すると。
ヘンリー「やあ、俺はどんな嘘でも本当にするヘンリーだ。さあ、一回うそをついてみろ。本当にしてやるぞ。」
真人「じゃあ、俺が逮捕されず、地獄にも落ちない。」
ヘンリー「お前は一生逮捕されず、地獄にも落ちないぞ。」
真人「よし。じゃあ、電車に戻ろう。」
その後、生前に20回も悪事を行った。
真人「おいお前、その大金、俺にくれよ。」
被害者A「わー!誰か助けて―。」
真人「おい君、見ていてイラつくな。一発殴らせてくれ。」
被害者B「助けて!」
しかし、逮捕はされなかった。そして、2075年に96歳でこの世を去った。そして・・・。
真人「今日で49日。ここが天国につながる駅か・・・。まあ、ヘンリーというやつの言葉が本当なら、大丈夫だろうな。白い切符なら天国。黒い切符なら地獄。さあどうなる?」
駅のスタッフ「次、真人さん。裁判の結果が出ました。」
真人「はい。」
閻魔大王「裁判の結果だが君は地獄には連れて行かないぞ。」
真人「よっしゃ。俺は地獄には行かずに済むぞ。」
閻魔大王「君にはこの切符を渡そう。」
真人「ん?グレーの切符?白がくすんだのか?それとも黒が薄れたのか?」
閻魔大王「君は悪事をしたから、天国には連れていけないな。つまり、グレーの切符の行き先となる、無の空間に連れていく。」
真人「無の空間?どんな空間だ?」
閻魔大王「睡眠もゲームも食事も何もない空間だ。そこで過ごしてくれ。」
真人はその後、天国でも地獄でもない無の空間で過ごさなければならなかった。
車掌「まもなく、目的地の園噓本盗駅です。お出口は右側です。」
真人「えっ!?そこって・・・。」
そもそも園噓本盗駅は、死後の国の駅で、生前にこの駅に行った犯罪経歴があるものだけが行ける無の空間だった。その駅で真人は100年ほど過ごすのだった。


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