ダーク・ファンタジー小説

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『あ』が消えた。
日時: 2024/11/19 14:52
名前: もう書きたくないからねー (ID: mIyy9UND)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=14061

あなたはこの世の『あ』を大切にしてますか?
それではこの物語をどうぞ。


①あ

僕は『ゆうは』
中学3年生。受験生なはず。

テレビが見ていた。僕は。


『12月23日のニューです。いの前の文字が消えました。』

と。
意味わかんない。は?
いの前ってッッ___だよな。
ん?言えない。ッ_ッッ!!!
くそ。__ッッ_きらめるしかないのかよ!!
は…?生きていけねーじゃん。

※しっかり納得した。

次の日😘

クラスの一軍たちが騒ぐ。
まるで今日の夜騒ぐ恋人のようだ。


『__ッッ_って盗まれたらしいねー』

『お前言えてない!w』

『逆にこれはこれで面白いかもねw』

…全然面白くねーぞ。
大事だぞ。

『てか今日みんな何の日ー!!!』
はいッッせーの”!!!

『クリスマスイヴー!』

せいかいー!

よくわかんないゲームして楽しいのかよ君ら。

そんな君たちを僕は冷たい目で見るよ…、




_________帰りの会



スタバ行ってー、そのごプリ撮ろ

は?無理ー!今金欠だしぃ、彼氏と過ごさないといけない





お前恋人居たのかよ。と心の中でツッコミを入れる。




夜テレビを見て僕はクリスマスイヴを過ごす。

『〇〇くーん!だいすきだよ!』
『おれもっ!』
中学生らがそう言っている。

『ッッ__ッ。ちがうわ。君。大好きだわ♡』
夫婦っぽい人が言っている。

そうか。この世は
夫婦に言い合うその言葉が言えないのか。イロイロ。

この世からは本当にその言葉がもう一生言えないのか。

人を大切にすると言う意味の。

『月が綺麗ですわよ』

テレビのインタビューの人がそう言った。

確かに。その言い方もOKなのか。

②僕は何を言おうとしてたっけ。

『速報です。』


テレビの方にもう一度顔を向ける。
目がよく開く。



『いの次の文字を言ったのものはこの世から消える。とのことです。』


と。

『十分に注意をしてください。心の中で思っても絶対に口に出さないでください。』

『天野さんにかわり______』

僕は心の中で『あ』と思った。

僕の目の前のテレビの中には椅子しかなかった。

本当に消えるんだ。
命を賭けて僕たちに伝えてくれたんだ…。



次の日🫠



僕たちのクラスは25人いたはずだよな。

僕の目の前には15人程度しかいなかった。

いや、まだ来てない…だけかもしれない。

先生が入ってくる。


11人は消えた。と言ってクラスは沈黙が続いた。

つまりクラスには僕を含めて14人しかいない。ということだ。

校長先生から放送がかかった。


『えー。我が学校生徒は305人だった。しかし今は124人しかいない。』


その言葉に皆また沈黙がかかる。

まるで誰かのお葬式のようだ。


③葬式とかけまして、木の植物館と解きます。その心はどちらとも『ちんもく』でしょう。〈沈黙、珍木〉(?


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