ダーク・ファンタジー小説

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退魔師達、全面戦争中
日時: 2025/11/03 09:14
名前: 匿名×2 (ID: eR9v1L6x)

この学校如月学園、霜月学園は昔からずっと対立している。
時を遡ること数千年前。如月学園と霜月学園は退魔師を育成していた。
この時代怪異や妖怪が頻繁に出現して、人を襲って食い荒らす、という事件が頻発していた。
怪異・妖怪・亡霊をまとめて魔物と称した政府。
このままではやがて国民居なくなってしまう。そう思った政府が如月学園と霜月学園を作ったのである。
勿論、設立された頃は、、、


『ねぇ、聞いた?国が退魔師を育成する学校を創立したらしいよ。』
『退魔師なんて物騒、、、うちの子は絶対に入れさせないわ。』
『でも、その怪異狩り?をすると給料を払ってくれるらしいわよ。』
『ぇ、そうなの?』
『そうそう。危険な仕事だから高額な給料をやる、って。、、、新聞読んでないの?』
『忙しくて読む暇なんてないわよ。』
『まぁ、読んでおいた方が良いわよ。読めなかったらラジオ流すとか。』
また別の主婦がやって来て、、
『最近物騒な事多いから。その、、怪異?に限らず殺人、誘拐事件とかも多いし。
お宅の子、五人兄弟でしょ?尚更気を付けた方が良いわよ。』
『怪異に食われて死んだ人達が、憎しみの感情を抱いて、亡霊になって人を襲う、とか聞いたわ。』
『怖いわね。』
『嫌ね。新聞には載ってるけど、実際に見たわけじゃ無いんだからそんなに怖がる必要無いわよ。』
『ねぇ、、もし、自分の子が退魔師になりたい、って言ったらどうする?』
『反対よ。』
『止めるわ。』
『まぁ、お金が貰えるんだったらそれで良いんじゃない?』



など。退魔師に対してあまり明るい考えは浮かばなかった。それはどの家庭でも同じだったようだ。
だが、事件が頻繁に起きるようになり、身内や友人、恋人を殺されるような人が増えると、退魔師は現代で言うヒーローのような存在となり、将来は退魔師を目指すという子供が増えていった。
無論、退魔師になりたい!と言う子供を止める親は居なくなり、むしろ自分の子供が退魔師になる、ということが一家の目標となっている家も増えていた。そりゃあ、子供が退魔の任務をこなせばドサドサお金が入ってくるんだから、将来も安泰するだろう。ということで、退魔師になりたいという子供が増えた時であった。

そこから数十年後。如月学園と霜月学園は密かに対立するようになった。
何故対立しているのか。それは至ってシンプル。価値観や互いの正義、常識、ルールが合わなかったからである。
元々二つの学園は仲良く怪異狩りをしていたのだが、如月学園は怪異を狩っていくうちに、怪異を救いたい、怪異と仲良く出来るんじゃないか、と考え怪異を保護するようになる。
霜月学園は怪異を狩り続けた。霜月学園も如月学園も身内や友人、大切な人を殺された人が多く集まる学園だった。だが、霜月学園は絶対に怪異を全滅させる、と言う強い復讐心を持つ者が大多数だった。
次第に仲の悪さは酷くなり、今では如月の生徒と霜月の生徒を会わせたら殺し合いが始まるのが普通である。

またまた数年後。如月と霜月の全面戦争が起きる。
まぁ、これがとても酷くて国民は戦争に参加しないが、国民の間で如月派閥と霜月派閥が出来てしまった。
これを機に二つの学園は、引き離されることになる。


ということで、二つの学園、如月学園・霜月学園は対立し、二つの学園は戦争をしている、という関係図が出来上がったのである。

二つの学園の仲を保つ為に政府は新しく神楽学園を創立する。
それからと言うもの、二つの学園の衝突は少なくなったものの、まだ戦争は続いている。




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