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ダーク・ファンタジー小説
- Re: 知らぬ合間に異世界転生 ( No.1 )
- 日時: 2022/07/25 22:20
- 名前: 襲い夜行進 (ID: hDVRZYXV)
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「★〇!♪※*」
「……」
「※◎▽↑∴=」
「あ、あの~」
「゜・%&#☆」
「……ねぇ」
「○?」
「なに言ってんのか全然わかんねええええぇえええええ!!」
みずみずしい新鮮な野菜や厚みのある肉が並ぶ市場の中心で、一人の少年が空に向かって叫びに叫んでいた。
彼は周りの目など気にせずに膝から大きく崩れ落ちる。こんな大胆な行動ができてしまうのは、彼がこの世界の人々との意志疎通ができないからである。
自分がおかしな人間だと思われているのは間違いないが、実際にそれを彼に伝える者がいないのだ。いや、もしかしたらいるのかもしれないが、少なくとも彼にはそれを聞き取れない。
この世界で目覚めてはや三日。やけくそ気味になるのにもそう時間はかからなかった。
そう、少年はある日突然知らない世界に迷いこんでしまっていたのだ。
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