二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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キングダムハーツ The world in the othe
日時: 2011/05/27 23:35
名前: kina (ID: KZLToguX)

挨拶

こんばんは、kinaといいます
長い間、ここを離れていましたがまた戻ってきました
一応名前は変えております

面白そうだなーと思ってくれたらうれしい限りです
時間があるときにフラッと読んでほしいです

一応オリキャラがいるのでご注意くださいませ
そのオリキャラがこちら↓


名前 ミラ

年齢 十三歳

性別 女

性格 本編を読んでくださったらわかるとおもいます((


そして、オリキャラ募集させていただきます
一応ⅩⅢ機関のキャラとかでもおkです!!出るので
キーブレード勇者でもかまいません、合計四人まで募集いたします
こちらがプロフでごさいます

・オリキャラ用紙

・名前

・年齢

・性別

・性格


武器

容姿

備考

その他(この子をこうしてほしいとか例えば「この子をソラの友達に!!」とかそのぐらいならおkです!簡単にいえば人間関係ですね


興味が沸いた方はどうぞ応募してくださるとうれしいです!

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Re: キングダムハーツ The world in the othe ( No.4 )
日時: 2011/05/31 16:07
名前: kina (ID: ldN9usvX)

第一章 —Nice dream— (3)



「待って!」
私は、追いかけた。すると私に気づいてくれたのか二人は止まってくれた
私は息を整いながら二人を見つめる。二人は首をかしげ少女が口を開く

「私たちに何か用?」
優しい言葉で私の顔を覗き込みながら話しかけてくれる。私はつい慌ててしまい。なにかしゃべらなくては……
栗色の髪の少年が持っている、袋のなかに青いアイス。ナミネの部屋に飾られていたあのアイス

「そ、そのアイス」
ポツリと呟く、少女は少年の持ってるアイスに視線を移す
「これがどうかしたのか?」
初めて少年が言葉を発する。

「えっと、見かけたことがあってどんな名前なのかなって思って年が近そうな君たちに話しかけたの」
しどろもどろにゆっくりと二人に説明する。少女はなぁーんだっと満面な笑顔でおどけて笑ってみせる

「このアイスの名前はシーソルトアイス!甘くてしょっぱいだよ!そうだ一緒に食べる?何故だか一本おばさんがサービスしてくれたの」

「え、いいの?」
はっきりいって、その青いアイス。シーソルトアイスに興味があった
でも、先程のはなんだったんだろう?
あの時、ロクサスっという少年とすれ違ったとき、溢れ出した思い、感情
決して私のものではなかった、きっとほかの人
さびしいとかでも私には心を読めることなんて出来ない。どうしてなんだろう?

「いいよ!ね、ロクサス!」
そんなことを考えていたら話はどんどん進んでいった
ロクサスと呼ばれた少年は「ああ」っと笑顔で頷く、私も笑顔でお礼を言う

「あ、名前まだだったね。私、オレットよ宜しくね」

「俺はロクサス、宜しくな」

「私は。ミラ、宜しく」
それぞれ自己紹介したあと、オレットたちは時計塔にむかった。どうやら駅にもなってるらしい
階段を登っていくと、先に人がいた。少年が二人

「おっせーぞ!オレット、ロクサス!」
少し口の悪い少年が不機嫌そうに言う、だけど私をみたあと首を傾げる

「誰だこいつ?」
少し口の悪い少年はオレットに問いかける、オレットはにっこり笑って
「ミラちゃん、途中で会って一緒にアイス食べることになったんだけど、いいよね。ちょうどアイス五本あるし」

「へぇー、僕はピンツ。よろしくねミラ」
ヒョコっと出てきたのは少し小太りした少年、ピンツという少年
「俺は、ハイネだ。宜しくな」
少し不器用ながら自己紹介をしてくれた。私はコクンと頷き
みんなに誘われて時計塔の一番上までやってきた

その瞬間、私を目を見開いた。景色が綺麗で言葉を失ったわけでもなくて綺麗は綺麗なのだけれど
あの時、私が涙を流したあの絵の風景がまったく一緒だったから
私は咄嗟にロクサスを見つめる。驚いた顔で見つめる
あの絵とかぶる、被るんじゃない一緒なんだ。ナミネはこの風景をもとにしてあの絵を描いたのだろうか

「どうかしたのか?」
見つめられて驚いたのかロクサスが私に問いかける。私は「ごめん」と一言呟いて俯く

「ミラ、はいここどうぞ」
オレットがニコニコと嬉しそうにここに座ってと手で示す
私は、言われるままオレットの隣に座る
そこは、足が宙に浮かんでいて、地面についていなかった。下をみるとすごい高さだった
落ちたら大変なことになる。私は少しビクビクしながらオレットからシーソルトアイスを受け取る

一口かじってみる。しょっぱい……あれ?甘い……
不思議な味、でも美味しい
夢中で食べているとオレットが満足そうに微笑む

「ミラはここらへんじゃ見かけないよね?どこから来たの?」

「あ、それ俺もきになった」
オレットにつられるようにハイネも問いかける。
どこから……屋敷って言ったらどうなるんだろう?うーん遠くから引っ越してきたってことにしようかな

「えっと、遠くから引っ越してきたの。で少しブラブラしてて」

「そっか、引っ越してきたんだ。あ、じゃあ私たちで街を案内してあげない?」

「あ、それいいな。だってお前まだ引っ越してきたばっかだろ?」

「え、あ、うん」
少し戸惑いながらもそう頷く、そしたらみんなは嬉しそうに頷いて

「じゃあ、明日なんてどう?暇ならいいんだけど」
明日、少しぐらいなら大丈夫かな……それにこの四人といるとすごく楽しい
私は決めて、みんなに向かって笑顔で頷いた

わからないこといっぱいあるけど、今日は充実した一日だったと思う




—また笑い合おうね、そしたらきっと約束は果たされるから—

—Who did not acknowledge the existence of the term, I'm even here there— 

Re: キングダムハーツ The world in the othe ( No.5 )
日時: 2011/06/02 17:15
名前: kina (ID: 0iVKUEqP)

第一章 —Nice dream—(4)


「ナミネー!ただいま!あのね聞いてほしいことが!……!?」

急いで屋敷に戻りナミネにオレットたちとであったことを話そうと思い
白い部屋、ナミネのいる部屋にやってきた、が
そこには誰もいなかった

「ナミネ?……せっかくシーソルトアイス買ってきたのに溶けちゃうじゃない」
ナミネにも食べてほしくてシーソルトアイスを買ってきていた、部屋を歩き回ってもやっぱりナミネはいない
私はしょうがなく屋敷を探し回ることにした。屋敷は広くて少し心細くなった


私が行ってない部屋はたくさんあった、たぶんここは書斎
天井に届きそうなぐらい高い本棚が並んであり、本も百冊以上あると思う
中央にテーブルがあって黄色のクレヨンで落書きされていた
たぶんナミネだろうと思いつい笑ってしまった、ナミネもこんなところで落書きなんてするんだ。なんだか意外で驚いた
「ん?線が途切れてる……描いちゃおうかな」
丁度近くに黄色のクレヨンがあり線が途切れてるところを繋いで見せた

すると、急に光だして床が消えた、ミラは驚き急いでその場から離れようとした間に合わずそのまま落ちてしまった

「いたた、ここ……書斎の地下?」
上を見上げると先ほどと同じで本棚があり本も並べてある、ただ中央だけ床がなくなり地下のようになっていた
中に入るためのドアがありミラは好奇心で中に入っていく

入ってみるとコンピュータ室になっていた、まだ電源が入っていて椅子にも温もりがある、先ほどまで誰かが使っていたのだろうか

「……いけないいけない、ナミネを探してたのに……どこにいるんだろう」
私はまた薄暗くてコンピュータの画面の光しかない部屋を見渡す
すると少し先にあるドアが自動的に開いた
まるで私をこっちに来いと言わんばかりに、私は少し不信に思いながらドアの先に進む、また少し部屋が広がりドアがあるそのドアも自動的に開き私は進んでいく

ドアの先には、白い花のつぼみみたいなポッドがたくさんあった
「ここは何?」
誰もいないはずなのについ呟いてしまう、こんな屋敷にこんなところがあるとは思わなかった
数歩歩いてると、広い白い部屋が広がった、ナミネがいたあの部屋よりは真っ白じゃないけど床に緑の線があった
真ん中に大きな白いつぼみ、先ほどの廊下にあった白いポッドがあった
目の前にナミネがいた

「ナミネ!探したんだよ!」
急いでナミネに近づいて肩を触ろうとするとなんの触感がなくスゥと数字が浮かび上がる
私は何事かと思い少し数歩後ろに下がってしまった
ナミネは微笑んだまま私のほうを振り向く、その笑顔が私にとって少し怖かった
優しくて暖かい笑顔のはずなのに

「ミラ、ごめんね。ミラはねちゃんとここにいるから恐れないでね、私はここにいないけどこの世界に存在しないけど貴女はここにいる」
ナミネは少し悲しそうな複雑そうな顔をして意味のわからないことを言いはじめる

ナミネが存在しない——? なんで謝るの……?どうなっているの

「ナミネ、待って……何がどうなっているの……?」
怖かった、何か胸騒ぎがして何か起こるって思って私にとってよくないことが
「今まで楽しかったよ、ミラとたくさんお話できたもの、もう私たち二度と会うことはないからこうしてお別れを言いにきたの」

ナミネはまた笑う、少し悲しそうに何が悲しいの?何がどうなってるの?ナミネに触れられない、感触がない
ただたくさんの数字が浮かび上がって……

「さようなら」
いろんなことを考えてるうちにナミネがそう告げた、私は驚いてナミネの顔をもう一度見る

—もうそのときにはナミネの姿はなかった—
あの闇から救ってくれたのはナミネで、たくさん話してくれたのもナミネで……私、お礼一言も言ってない

私はその場に座りこんだ、誰もいない空間に空しい泣き声が響いた



—存在しちゃいけない、なのに存在してるそれはいけないなんて誰が決めたの?—

—Truth in the darkness, light is required to illuminate the darkness—





Re: キングダムハーツ The world in the othe ( No.6 )
日時: 2011/06/02 18:40
名前: kina (ID: 0iVKUEqP)

第一章 —Nice dream—(5) 


ナミネがいなくなった、私の目の前でいなくなった。
それは一瞬すぎて別れもお礼も告げられなかった、涙が出てたくさんでて前が霞んでなにも見えなくて

ただ見えるのは白い世界
私は、一人ぼっち?みんなは……あの四人組は?あの四人組もいるのかな
いるなら会いたい、とにかく誰でもいい誰かに会いたい。孤独なんて嫌だ
私はそう思った同時に走り出した、全速で走り出した。息なんて出来ないほどに走った、屋敷を出て森を抜けて街までやってきた
途中で誰にも会えなかった、孤独になった。誰もいないそう思ったとき

「ミラ?」

優しい声が私の耳に響いた、ブワっと一気に涙が溢れ出した

「ロクサス!」
私は大きな声で彼の名前を叫んだ、ロクサスはビクッとして。きっと私の泣き顔が変なんだ
でも、急にいなくなったナミネ、もう二度と会えない。だからお別れをしにきたといった、
もう二度と会えないなんて、私は嫌だよ

「ミラ、大丈夫か?落ち着いて息を吸ってはいて」
私はロクサスの言うとおりに、息を吸ってはいた、それを何度かやってるうちに涙は止まり、なんとか治まった

「あ、ありがとうロクサス」
また目が腫れてると思う、だけど人に会えたことが嬉しくてロクサスに何度も頭を下げた

「どうしたんだよ、こんなに目が腫れるまで泣いて」
心配そうに尋ねてくれる、話すべきなのかわからなくてでもやっぱり話したかった
「実は……私の大切な人がいなくなっちゃってそれで悲しくて悲しくてこんなふうになってた、ごめんね」

「そっか、でも明日があるんだ。それに約束しただろ?明日俺たちがこの街を案内するってだから楽しみにしといてくれよ」
ニカッと太陽のような、無邪気な笑顔、私にとってその笑顔は眩しかった
ただ、その笑顔を見つめることしか出来なかった、またホロリと瞳から一滴の涙が零れ落ちる

「ありがとう、明日楽しみにしてるね……」

笑顔でロクサスと別れた、私の帰るところはひとつしかないから。あの屋敷しかないから戻るしかない
でも、明日があるんだ。そうだよ明日があるんだもの

明日が……





でも私には明日なんてなかった。狂ってしまった歯車は元には戻せない、闇に堕ちようとしたときからあの時からそんなのわかってたことじゃないか

所詮、今まで合ったことは甘い夢でしかなかった。夢なんて言葉で片付けてしまうのはよくないけど
私がこの街で過ごした時間は本当に少なかった、そう夢みたいにね
これから起きることに比べれば、このときはまだ幸せなのよ


—いつか夢が終わる、甘くて幸せな夢は終わる、二度と味合うことのない夢は終わる、次は絶望に溢れてる現実。本物の世界—

—May I goodbye to this sweet dream. Hello real world and—


第一章 —Nice dream— end


Re: キングダムハーツ The world in the othe ( No.7 )
日時: 2011/06/04 16:15
名前: kina (ID: 0iVKUEqP)

第二章 —Missing promise— (1)


屋敷に戻ってきた、戻ってきたのはいいのだけれど
黒コートの変な人がいる、誰なのだろうか?
普通いつもの私なら逃げてたとおもうけど、ナミネがいなくなった今何も怖くなかった。否ナミネがいない喪失感のほうが怖いという感情より上回ってるとおもう

「あなたは誰ですか?」

その人をちゃんと目で見て問いかける、しかしフードを被ってるから目なんて見れない、ただ視線を感じるだけ
その人は、私から視線をそらした、どこか遠くを見てるような

「怖いか?」
妙な問いかけに眉をひそめる、
この人は質問を質問で返すのが得意なの?なんて心で思いながら

「怖くない」
ちゃんとその人の問いかけに答える、その人はまた私のほうを向き近づいてくる
その瞬間、腹部に痛みが広がった。この人私をお腹に拳を突きつけた。つまりパンチされた

「なん……で?」
女の子にこんなことするなんて、しかも手加減してない。ものすごく痛い
あまりの痛さに咽てしまう。そのまま意識が遠のく





















目覚める時は、特に何も変わっていなかった

「何がどうして?私どれぐらい眠ってたんだろう?」
キョロキョロと屋敷を探索するが、あの時の人は見当たらなかった、ただ変わったのは
屋敷に人が来たこと、それはロクサスだった

「ロクサス?」

つい話かけてしまう、ロクサスはどこか沈んだ表情だった
「ミラ、どうしてここに?それに一昨日どこかに行ってたのか?」

一昨日?一体どれぐらい経ってるのだろう。一昨日が約束の日なら最低四日は寝てたの?

「ご、ごめんね。いろいろあって」

「まぁ、いいけどさ。心配したんだぞ」
なんていってるけど、顔色は優れていない。何か嫌なことでもあったのかな
「ロクサス、何かあった?」

私の質問にロクサスは俯くだけ、私は何を話していいのか分からなかったが、とりあえずここで住んでるって行ったほうがいいのかな

「ロクサス、あのねこの屋敷で誰かに会った?誰もいないと思うのだけど私ここに住んでるから」
そういった瞬間、驚いた顔をした。きっとこの屋敷で誰かに会ったんだ私以外の誰かに、一体誰だろう?あのとき私を気絶させた黒コートの人?もしくは……ナミネ?

「会ったんだね、一体どんな人だった?」

「女の子」
ゆっくりとロクサスは女の子と言った。女の子だとしたらナミネなの?

「もしかして、ナミネっていう女の子?」
もしかすればもしかすれば、と期待してたと思う。
ロクサスは頷いた
それを見た瞬間、嬉しい気持ちが溢れた。ナミネは消えてなかった
もう一度会える、やった


「ごめん、ミラ。俺まだこの屋敷でやりたいことがあるんだ。もう少しここにいていい?」

「え、あ、うん。もちろんいいよ。それとナミネとどこで会ったの?」

「真っ白い部屋、でも……赤い包帯を身につけた人とどこかに消えた」
声のトーンが下がっていく、赤い包帯?そんな人見たことない
ロクサスと別れ、とりあえず真っ白い部屋にいく





—もしもあなたはいてはいけない存在だったらどうします?いてもいいけど色んな人を悲しみに合わせてしまう、だったら一層消えてしまいたいと思うはずですよね—

—Sadness does not disappear, even pain disappear. And I like that. I even lost my heart away
Want—

Re: キングダムハーツ The world in the othe ( No.8 )
日時: 2011/06/15 21:04
名前: kina (ID: TqOsU1rC)

第二章 —Missing promise— (2)


でも、あの部屋にはナミネはいなかった、ロクサスの言う赤い包帯を身につけたひとに連れて行かれたのかな、
ナミネがいない私の日常ってものすごく面白みがない、そりゃあロクサスやオレット、ピンツ、ハイネとかもいるかもしれないけど
会って間もないもの、それになんだか疲れちゃったのかもしれない

しあわせだったのはそうなのかもしれないけど、やっぱり不思議に思うことなのかな
どうしてナミネは私に名前を与えてくれたりしたのかな、それにあの闇から掬い上げてくれたのはきっとナミネだ。ならどうしてこんな私を掬い上げてくれたのかな
どうして私は闇のなかにいたの? 記憶喪失なのかな……?
ナミネに会ってからの過去はないに等しい。時々みる景色を懐かしいと思うだけ
「記憶、どっかに飛んじゃったのかな」
なんてぼそりとつぶやく
だけどそんなこと考えても、記憶はかえってくるはずがない。今私が出来ることは、ロクサスを見つけることかな。この屋敷でいったい何してるのか気になるし

そう思って、部屋から出ようと扉に向かうとふと視線を感じた、優しい。どこかでその眼差しを視線を浴びたきがした。優しくて温かい微笑みをする、そうナミネはそんな眼差しをいつも私に向けてくれていた

もしかすると、と思い振り返ったけど、案の定誰もいない。安心したようなさびしい様な
あんな別れ方をしたんだもん、会ったとき気まずいよね

ため息をつき、今度こそ部屋にでる。ロクサスを追いかけるため書斎のほうに向かってたのを思い出し書斎に向かう







どうやら、書斎の地下にある機械室にいったようだ、それにしてもロクサスってあたまいいんだな、あの仕組みを分かってしまうなんて
私のは勘だけれど、もしかしてロクサスも勘なのかな

とか思いつつ、機械室にはいる。そこは壊れたコンピューターがあった
なにかの鉄のような物騒なもので強く叩いたのだろうか? もうキーボードがつぶれかけたりして画面も割れている、これじゃあデータとかもう見れないだろうな、……ロクサスがやったのかな
そうとしか考えられなかった、でもあの優しそうな少年が? 人って分からないものだな

この前と同じに進み続ける、白いポットの廊下に出た。すると

「俺の夏休み……終わっちゃった」

ロクサスの声がした。ものすごく悲しい声。ただならぬ予感がして急いで大きな部屋にやってきたが、声はもうしなかった
もちろん、姿もなかった。あの光景が被る。ナミネが別れを告げたあの光景が頭に焼き付いてる、ロクサスもナミネと同じでいなくなっちゃったのかな、もう二度と会えないのかな、少し寂しい気持ちで立っていると、急に頭痛がした

いくつもの声が響いた、みんな違う声
約束とか大切な人とか、心とかそういう単語が多く出た。でも誰もが口にしていたのは
ソラ という言葉、ソラとはナミネが大切そうにつぶやくあのソラだろうか?
あまりの頭の痛さに耐え切れなくなり、そのまま目を瞑ってしまい、そこで意識が途切れた




—人の悲しみって大きくて知っちゃいけないことが多くて、だけど私はそれを断りなく知ってしまう、それっていけないことだよね……わからないな—

—Laughing. Let me laugh. Do not want your sorrow, I'm living with it know that the food or sad or cry a lie What will you do, I ask everyone i know—




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