二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.59 )
日時: 2011/06/30 20:10
名前: リラ (ID: I69Bg0jY)

第二章—安らぎの時間と危険な温泉—

「—今日の授業は、これで終わりだHRやるぞー」

『はーい』

6時間目の終わりのチャイムがなり、トワイライトスクール2−Bでは帰りのHRが行われていた。
しかし、大抵の者が寝ていたり7月特有の暑さによりバテていた。

「あっちー…」

「ホントにね、私上脱いでいいか?」←

「やめいッ!!(滝汗」

もちろんリズたちも例外ではなく、マーベルがうちわで扇いでいるとリズが問題発言をしグラッセが滅茶苦茶冷や汗をかきながら止めていた。
近くでは、グラッセ大変だなと、ムーンとロクサスが苦笑している。

「あ、そうだグラッセ!!リヴァイアサン呼んでよ!!」

「お前は津波起こす気か!!トワイライトスクールだけじゃなくトワイライトタウンが沈むわ!!」

そしてリズが召喚獣と言う手を思いつき言うが、その案は却下する。
あのリヴァイアサン騒動の後、普通の学校生活を送っていたのだがリヴァイアサンが自ら仲間になりたいと再び現れたのだ。

『オイコラァ!!リズ!!ムーン!!マーベル!!ロクサス!!その髪の色と言い制服は校則違反だって言ってるだろうが!!!』

『やかましい!!大体アンタだって校則違反の問題自称風紀委員長だろうが!!』

『サイファーはいいんだもんよ!!』

『何だよその屁理屈は!!?』

その日の放課後、掃除当番で教室掃除をしていると毎度の事ながらクソサイファーたちが校則違反だと絡んで来てリズたちは反撃していた。

『だいたい俺たちの髪は全員地毛だし、制服はお前に言われたくない!!』

『そんな立派な金髪と栗毛が混ざったリズの髪といい、紫のムーンといい、藍のマーベルといい絶対染めたもんよ!!』

『いいがかりすんじゃねぇ!!ちゃんと俺たちは親同伴で地毛だと認められているんだよ!!』

—ブチッ

ロクサスがごもっともな事を言い返すと、更にライが反撃してきてマーベルもそう叫ぶと何かが切れた音がした。(ちなみに親とは機関員がなりすましました 例:リズとロクサスの親は金髪繋がりでヴィクセンとか)
その音に反応すると、ムーンとリズがこの世の物とは思えないほどの闇のオーラを放っている。

『—だから地毛だって言ってんだろうがァァァ!!!俺が唯一あの男(リク)と似ていない髪を馬鹿にする奴は許さねぇぇぇぇぇぇ!!!』

『私の金髪と栗毛もカッコよくて気に入ってるんだよ!!ふざけんな——————ッ!!!』

「問題ソコ!!?つかお前らそんなに髪の色気に入ってたの!!?」

そう叫ぶとリズとムーンはサイファーたちに殴りかかり、思わずグラッセがツッコミを決める。
そんな中、急にすざまじい気配に彼は気が付く事になる。

Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.60 )
日時: 2011/07/01 22:17
名前: リラ (ID: I69Bg0jY)

『何だこの気配…?』

—久しぶりだな、召喚出来る魔道士に光と闇の娘よ—

『この声…!!』

その気配はかなり強大なもので思わず冷や汗をかいていると、突然聞いた事がある声が響きリズは驚く。
この声は、二週間前ほど戦った海王・リヴァイアサンの声だから

『リヴァイアサン…』

『お前何しに来た!!?』

『リズとグラッセはやらせねぇぞ…ッ!!』

その蛇のような姿が再び現れると、リズはその名を呟き呆然としているとマーベルとムーンが二人を守るように前に出る。
あの時の戦いで自分たちは足手まといといっても過言ではなかった、もうあんな無力な思いはしたくない。
もちろんそれはロクサスやナミネだって気持ちは一緒で、リズたちの前に手をかざす

—そう頑なにならなくてもい、我の今の姿は思念体と同様なのじゃ—

『…その言葉、信じるに値するか?』

そんな彼らに苦笑しそう言うが、ムーンだけは一向に警戒を解かずに睨みつける。
リズとグラッセを苦しめたコイツの言葉なんか信じたくない、それが彼の心境であろう。

—我は嘘をつくつもりは微塵も無い、何せ我は—

『—召喚獣は意思を持つが、嘘はつかないだろ?』

リヴァイアサンも彼が警戒する理由は自分にある事は解っているので誤解を解くためにそう言おうとすると、続きをグラッセに言われる。

『俺のシヴァやイクシオンも嘘はつかないしな、それはお前ら召喚獣は素直でいる事が好きだからだろ』

—そのとおりだ、どうやら魔道士の少年は我の言いたい事を解っているようだな—

そして召喚獣の事がここにいる中で一番詳しいグラッセは続けて微笑みながら言うと、リヴァイアサンもフッと微笑み

—そなた達の力は認めた、我を仲間にして欲しい—

『そんなの大歓迎だ!!お前がいると心強いしな』

何と召喚獣自ら人間と共に生きていく事を望みこれにはリズも驚くが、グラッセは喜んで召喚獣が呼び出せる水晶のような宝石を受け取る。
するとリヴァイアサンは、本当に嬉しそうに微笑みながら消えた。

『消えた…?』

『この中に戻っただけさ』

マーベルが一同の心の中を代表して呟くと、グラッセはいつでもリヴァイアサンを呼び出せる赤い水晶のような宝石を握り締める。

『確かにお前の覚悟受け取ったからな…そしてお前が何者かに操られていたこともな』

何か重大な事をこっそりと呟きながら、リヴァイアサンが仲間になった事をグラッセは嬉しく思う。
これがリヴァイアサン事件の真相だった…

Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.61 )
日時: 2011/07/01 22:37
名前: ののちん (ID: 49zT4.i.)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=22057

こんちわーっす!
すっごい面白いですね!

毎回攻撃されそうになって可哀想なので、
エリクサー十個ぐらい置いておきます。
あ、あと、ケアルガのコマンドおいときます。

それにしてもリズちゃんウケwww
 


更新頑張ってください(/‖゜ロ゜)/

あ、あと良かったら私のところも見てってください!

Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.62 )
日時: 2011/07/02 14:59
名前: Liaya (ID: mEh5rhZz)

どうも!
リヴァイサン事件って、ただ戦いを挑んできただけじゃなかったの!?
なんかメッチャ驚きです。
リヴァイサンは、DDFFでかなりお世話になってるんですよね〜^^(関係ない)
メモリーともども、更新を楽しみに&応援しています!


 あ、ピクシブで、長編を書いてみようと思い、ひとつだけ投稿しました。シリーズものにしたので、見ていただけると光栄です!!

Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.63 )
日時: 2011/07/05 15:01
名前: リラ (ID: I69Bg0jY)

ののちんさん

こんにちわ!!
お、面白かったですか!!?こんな下らないしょうもない話が…

リズ「そうですよ!!コイツなんてクズの中もクズなんですよ!!」←

…そこまで言われると、いくら私でも傷付きますよリズさん(涙
エリクサーとケアルガのコマンドありがとうございます!!
これで暫くは安全だ…

リズ「(ならば、ソレが無くなるまでやってやろう…)」

何か物凄い嫌な予感と寒気が…
更新頑張ります!!


LIаyаさん

どうも!!
実を言うと、リヴァイアサン事件はただ戦いを挑んできたワケじゃないんですよ(笑
これが、全ての事件の始まりみたいなものですね←

リズ「オイ!!?ネタバレじゃ…」

これぐらいは支障ないよ、実際この章が終わったらドシリアス&バトルだからね(何ィ!!? by一同)
私もリヴァイアサンはDDFFでよく使いますよ!!オーディンの方がよく使ってますけど(どっちだ
メモリーともども、出来る限り頑張ります!!
ピクシブでの長編見ました!!あの続きが気になりますのでそちらも頑張ってください!!
私もメモリーかスクールのどちらかが早く終われば新たな長編…と言うかガイムで書けなくなったリズたちの原作みたいな話を書こうと考えているので!!(エ?
それでは、書きますか!!

Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.64 )
日時: 2011/07/05 15:22
名前: リラ (ID: I69Bg0jY)

「伝説とも言われる召喚獣を操る者か…何だかとても長い戦いになりそうで嫌だな」

「俺もそう思う、だから出来るだけ早く犯人を見つけれればいいんだけどな」

召喚獣を操れる実力があると言う事なら、その者は恐らくかなり厄介だろう。
そして召喚獣はリズを狙っていた、その者の狙いがリズだと言う事しか状況が解らない。
今の状況を整理してみると、めんどくさいなと狙われているリズは机に顔を押し付ける。

「リズを狙う者ねぇ…俺はかなりの無謀者だと思うんだけどな」

「ちょっとマーベル…それどう言う意味よ!!?」

ニヤニヤしながらマーベルが爆笑するとリズが怒り、全員が爆笑した。
リズはこの中でも強い、大抵の者なら返り討ちにされるのがオチだと解っているからこそだった。

「—ってワケ、酷いでしょラクシーヌ!!」

「いや、マーベルが言った事は正しいと思うわよ」

それから数時間後、寮の部屋で同じ部屋のラクシーヌにリズが愚痴っていると、ツッコミを決める。
マーベルは言った事は心底正しいと思う(心無いけど)、相手がリズだからこそなのだが

「ようするに全員アンタの実力を認めているって事なのよ、アンタは私たちを守れるぐらいの力があるんだから」

「…そうかなぁ?私は馬鹿にされている様にしか思えなかったけどな…」

だから自分の力に誇りを持ちなさいと促がすと、まるでソラのようにほっぺを膨らまし不貞腐れられラクシーヌはグラッセが可愛いと言う理由が解った気がした。
本人は気が付いてないけど、アンタは皆に愛されているんだから…

「ってかラクシーヌ、そろそろ風呂行かない?」

「そうね、今日は確か一ヶ月に一回のアレの日だしね」

そんな事を話しているうちに時刻はもう夜の7時、風呂に入る時間だと思いリズたちは風呂場へと向かった。
今日は一ヶ月に一度の女子が楽しみにしているバラ風呂の日なのだから←
そこで、某機関のバカオヤジが何かを企んでいる事も知らずに…
その前に、男子風呂での中継を入れます(テレビかよっ!!? by赤髪のツッコミ組)

「あー、今日も疲れたな…」

「よ、来たのかグラッセ」

一方、男子風呂では部活でクタクタのグラッセが入り先に入っていたムーンとマーベルが牛乳を飲んでいた。
それを見て、グラッセはゲッと冷や汗をかく←牛乳嫌い

「そんな白い液体の何処が美味しいんだよ…」

「お前、牧場経営の皆さんに謝って来い…牛乳は上手いんだぜ?」

ツンツン頭の上にタオルを乗せため息をはきながら言うと、マーベルが体を洗うために立ち上がりながら呆れる。
その時、グラッセが何故か目を見開いていた。

Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.65 )
日時: 2011/07/06 15:50
名前: リラ (ID: I69Bg0jY)

「マーベルお前…俺より身長高いじゃねぇーか!!?」

「は?」

突然目を見開かれて言われた事は、何ともしょうもない事で思わずマーベルは首を傾げる。
近くでは、また始まるな…とムーンが何処か諦めたような素振りを見せる。

「マーベル…頑張れ」

「は?ちょ、オイ、ムーンー!!?」

何故かムーンはマーベルの事を哀れみの目で見つめ髪を洗いに行ってしまい、追いかけようとしたが—グラッセに掴まれる。
そして後を振り向くと、何故か黒い何かが見える。

「どうせ…俺は誰よりも小せぇよ、畜生——————ッ!!!」←158cm

「はぁ!!?何なんだよ!!?」←160cm

そしてそう叫ぶとグラッセはマーベルを持ち上げたまま暴れだした。
実はグラッセは小さい事をなりよりも気にしており、自分より背が低いと思っていた者が高ければ暴れると言う厄介なクセを持っていたのだ!!←

「何だよその何処ぞのナレーション的なセリフ!!?つかこれどうやって止めるんだよ!!?」

—残念ですが、それを止められる強者は今頃女子風呂に入っているリズティクスト・ブラックノーバディ氏だけです。
ムーン・ヴァノイズ氏も一応止めれるには止めれますが、疲れるので諦めています。

「ちょ、それって…うわぁぁぁぁぁぁ!!?」

思わず何処からか聞こえる声にツッコミを決めると、その声は何とも酷い事を言いマーベルを見捨てた(大和さん、ホントごめんなんさい by作者)
だってあんな状態のグラッセと何か、誰とも戦いたくないだろう…
以上が男子風呂の出来事である…そして一方、女子風呂はと言うと…

「うわぁ〜!!バラの風呂だぁ——————ッ!!!」

「あんまりはしゃいで転ばないでよ?」

一ヶ月に一度と言う限定なバラ風呂を見て、リズがはしゃいでいるのをラクシーヌがまるで保護者のように呆れていた。
普段は子供らしさなんて全く無いに等しいリズだが、こう言うところはまだまだ子供だと言う事だろう…

「あら、リズ」

すると、こちらでも先に入っていたのかナミネとオレットが温泉に使っていた。

「ナミネ、オレット、今日は早いね」

「フフフ、だって今日は限定のバラ風呂でしょ?」

何時もなら8時ぐらいに風呂に入っているこの二人がこんなに早く風呂に入るなんて珍しい。
リズが少々驚いていると、ナミネが気持ちよさそうに微笑む。
とある男たちの、策略にも気が付かずに…

「クックックッ…中々スタイルがいい姉ちゃんたちが集まったってハナシ…」

「ね、ねぇ〜ホントにやるの?し—ムグッ!!?」

「バカッ!!ここでは名前を呼ばないってハナシだ」

「う、うん…」

一人の男はノリノリで、もう一人の男は何処か気まずそうだった…
何せ、これからやろうとしている事に少しは引き目をとっているから故であるが…

Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.66 )
日時: 2011/07/08 20:52
名前: 大和 (ID: rwHJX/mv)


  お久しぶりです♪・・・本当に久しぶりですね。

 マーベル「・・・・・・・・(疲」

  おや、どうしたのですか?マーベル。

  ・・・ああ、なるほど。


  リラさん、マーベルの件は全然良いですよ、本当に♪

  なんならもっと痛めつけてあげてください(黒笑み

  それにしても、出ましたね。身長ネタ(笑

  たっぷりと笑わせていただきました(笑笑

  
  あ、そうでした、お知らせです。

  たぶん番外編もうじき書きます!

  良かったら見に来てくださいね☆

  それではっ!!

Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.67 )
日時: 2011/07/09 11:07
名前: リラ (ID: I69Bg0jY)

大和さん

お久しぶりです!本当に!!(笑
マーベル君、本当にすいませんでした…(汗
彼にはもっと酷い目に合って貰いますので、ありがとうございます!!(エ!!?

リズ「ちょ、アンタマーベルを一体どうする気なの!!?」

え?そりゃあ——(ピー)に———(ピー)に—————(ピーピーピー)だよ?(ネタバレになるのでピーのところは秘密です)

リズ「マジか…哀れねマーベルの運命は(滝汗」

まぁまぁ♪
身長ネタでました、グラッセがリズの身長を越さない限り永遠に続きそうです(ちょ!!? byグラッセ
番外編見ました、流石グラッセは魔法のエキスパートといったところです♪
リズも何をする気なのか、マーベルがどうなるか楽しみです!!
大和さん更新頑張ってください!!(お前もな
それでは、書きます!!

Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.68 )
日時: 2011/07/09 11:38
名前: リラ (ID: I69Bg0jY)

「…すまん、マーベル(汗」

「いいって気にすんな…(ぐったり」

「やっと、終わったか?」

またしても一方、ようやく男子風呂では落ち着きを取り戻したグラッセがボロボロになったマーベルに謝っていた。
そして髪を洗い終えたムーンが戻って来ると、マーベルは睨みつける。

「オイムーン…何故見捨てたぁ…!!」

「仕方ないだろ、あんなグラッセを好き好んで相手するバカなんているかよ?」

「…ごもっともだな」

怒り狂いながら黒いオーラを出すマーベルに、ムーンが冷静に答えると嫌でも納得するしかない。
身長の事を誰よりも気にしているグラッセをなるべく怒らせないようにしようと固く誓ったマーベルだった(オイ
その時、至上最低の事件が起きる。

「久しぶりだな、グラッセ!!」

「「「シグバール!!?」」」

何と男子風呂に今いるはずがないシグバールが来た、これには三人揃って驚く。
そして後には冷や汗をかきながらどうしようと泣き目になっているデミックスがいる。

「どうした、デミックス…そんなに今にでも泣きそうな顔して…」

「グラッセごめん!!」

「—ッ!!?」

思わずグラッセがかけより話しかけると、次の瞬間グラッセはデミックスの腕にもたれ掛る。

「グラッセ!!?」

「オイ、お前グラッセに何をした!!?」

「おっと、動くなよ?」

これにはマーベルも驚き、ムーンが思わずキーブレードを構え親友を助け出そうとしたが
シグバールは、ガンアローをグラッセの首筋に付きつけ何時でも撃てると言わんばかりの脅しをかける。

「グラッセは大丈夫だってハナシ、少々スリプルの魔法の効力をつけた布と雷魔法の効力である痺れ状態になっているだけだ」

「ふざけんなぁ!!何のためにそんな事を!!」

どうやらシグバールの野朗はグラッセを眠り&痺れ状態にし動けなくしたようでそんな事をした理由が解らないムーンは切れながら聞く。
同じくマーベルもヘタに動けないと判断し、状況を見る事しか出来ない。

「フフフ、悪いがこの計画にはグラッセの存在が邪魔だったってハナシ!!お前らも男ならわかる計画だ」

「だからその計画とは何なんだぁ!!」

そんな二人を見ながらシグバールはニヤッと笑い、女子風呂がある壁の向こうを指差し

「決まってるだろう!!女子風呂にいる美女たちを覗くってハナシ!!どうだ、気持ちが解るだろぉ!!?」

『解るかァァァそんなもん!!てか解ってたまるかァァァァァァ!!!』

『雷よッ!!!』

何とも最低な事を叫ぶと、ムーンとマーベルの心の底からの絶叫がひびた。
そして女子風呂からは恐らく今の会話を聞いていたラクシーヌの雷が落ちる。
これでもうシグバールの計画も水の泡だなと思っていたが—

Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.69 )
日時: 2011/07/13 22:54
名前: リラ (ID: I69Bg0jY)

「甘い!!今回の俺はそんなんでやられないってハナシ!!!」

『何ィィィ——————ッ!!?』

何とシグバールは、あのラクシーヌの雷を喰らっても生きていたのだ←
チッ…線香上げる必要無くなったか…じゃなくて!!

『何でほぼ無傷なんだよアンタ!!』

「そりゃあ、全国のオヤジパワーのお陰ってハナシ」

『全国のオヤジどもに謝れ——————ッ!!!』

「全く下らない事で何やってんのアンタ」

『そうそう…って、え…?』

何故シグバールが無傷に等しいともいえる状況なのか解らなくて、思わず聞くと何とも失礼な事を言い再び揃った絶叫が響く。
それと同時に今聞こえるはずの無い声が響き、最初はそれに同意するがおかしいことに気が付き声のする方向を見ると—

—女子風呂にいるハズのリズが、男子風呂と女子風呂を挟む柵を登って見ていた(普通の人は出来ません)


「り、リズ——————ッ!!?」

「お前何やってるんだよ——————ッ!!?」

「シグバールの大馬鹿野朗が下らない事話してるの聞こえたから、よじ登ってきた」←

これにはムーンとマーベルがもはや発狂するレベルで叫ぶと、サラッと肝心要の張本人は言いシグバールを見る。
彼もリズがここまでやるとは予想していなかったらしく、硬直しているのを言い機会のように

「残念だけど、私がいる以上覗きなんてさせないわよ?(黒笑」

『お前がやってるだろ——————ッ!!!!!!』

爽やかな笑顔でそう言われ、思わず流しそうになるがある意味最強な少女に男子風呂一同全員の絶叫が響いた。
そんな野朗どもをもちろんリズが気にするわけも無く、じゃあねと言うと降りていく。
ここにいる全員が、グラッセが気絶しててよかったと今は思ったらしい。

「…流石アンタね、ずんぶん思い切った事したじゃない」

「まぁね、こうでもしなきゃアイツらも諦め無さそうだし」

そして女子風呂では、リズの行動にほぼ女子全員が驚いている中、湯に浸かっていたラクシーヌが半分呆れながら言うとリズはまんざらでもないように返事をする。
そう、これはただ相手を動揺させるためにやっただけ…これぐらいやれば、いくらシグバールでも諦めると思ったが、甘かったんだ。
あの変態野朗が、私たちに対して何の対策も立てていないワケがなかったんだ。
その証拠に、女子風呂のドアの前には白い物体のようなものがクニクニ動いている。

Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.70 )
日時: 2011/07/16 17:30
名前: リラ (ID: I69Bg0jY)

「う、うーん…アレ?俺確かデミックスの奴に眠らされて…」

『もう起きたぁ!!?』

リズが正々堂々男子風呂を覗き(?)宣戦布告してから約数分後、何ともお早い目覚めと言うべきかグラッセが起きてデミックスとシグバールが驚く。
流石キーブレード使いと言ったところか、普通に魔法を喰らっても切れ目が早いようだった。

「グラッセ!!いいタイミングに目覚めた!!」

「これでアイツらに反撃が出来る…!!」

そんな中、ムーンとマーベルがグラッセに駆け寄り、キーブレードを出し反撃しようとするが—

—それは女子風呂から聞こえる悲鳴により、行動ごと掻き消された。


『キャ——————ッ!!!!!!』

『何ィィィィィ——————ッ!!?』

前者の声は恐らくナミネと言ったところか、そして後者の声であるリズは何処か慌てているような悲鳴だった。
これにはすぐさま目覚めたばかりのグラッセも状況を察し、反応する。

「…俺が眠らされたのはそう言う事か…ッ!!シグバール、デミックス!!何をした!!?」

「ハッ、女子風呂にはリズやラクシーヌがいる事なんて想定済みってハナシ!!だからちょっと罠を置いてきたってワケだ」

「貴様ぁ…ッ!!(怒」

どうせこのバカ二人の事だから女子風呂を覗こうとしていた事はグラッセも察知できる。
だからこそ何をしたのかと問い詰めると、何とも最低な事を言いマーベルが顔を歪めた。
人質はグラッセだけでは無かった、女子風呂と言う場所にも人質がいたって事かよ…ッ!!
そしてその人質がいる女子風呂では、リズがシグバールたちが置いていった罠と対決…というか睨みあっていた。

「罠ってお前たちだったのか、スナイパーァ…ッ!!!ダンサーァァァ…!!!(超絶黒笑&もはや人とは思えないオーラ放っている」

『…申し訳ありませんッリズ様ぁ、…主の命令なんです…ッ!!(涙』

『私もなんです、本当にごめんなさい…だから命だけは…!!(同じく』

何と罠とはシグバールとデミックスの配下ノーバディである、スナイパーとダンサーだったのである。
その近くにはナミネとオレットが縛られており、ラクシーヌが雷属性専用の縄で手首を締め付けられブチ切れている。
配下ノーバディに命令(撤回など)出来る機関員であるリズがドス黒いオーラを解放しながらブチ切れると、どうやら好きでやっているワケではなく土下座する勢いで謝っている。

—ⅩⅢ機関配下ノーバディの決まりその1・絶対にリズの怒りなどにふれ黒さを解放してはいけない(命が危ないから)←ちなみに本人はこの事知らない

それを知っているからこそ、彼らは今回の命令—もしグラッセが目覚めた場合、女子風呂にいる者を人質にしろと言う命令は背きたかったが…
主の命令は絶対であるのでやむ終えず—ナミネとラクシーヌ、そしてオレットを捕まえて何時でも攻撃できる態勢を取っていると言う訳だ。

—あの野朗ども絶対殺す!!←

と何とも物騒な事をリズが考えていると…そうだいい事思いついた♪と黒い笑みを再び浮かべた。

Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.71 )
日時: 2011/08/11 14:27
名前: リラ (ID: I69Bg0jY)

「お前らどうなるか分かってるんだろうなぁ…?」

「グラッセ、落ち着け!!?」

リズが黒い笑みを浮かべながらとんでもない事を考えていた時、グラッセは目を血走らせながら人間が出せないようなオーラを出していた。
その姿ははっきり言ってトランスした時のよりもタチが悪い、ほっといておけばシグバールたちを殺りかねない彼をマーベルは必死に抑えていた。
別にシグバールたちがどうなろうともどうでもいいムーンだけは、どうやってこの危機を脱出するかなと冷静に考えていると——←

「ちょっと!!!」

『ぎゃああああああああッ!!?』

「り、リズぅぅぅぅぅ!!?」

またしてもリズが柵の上からひょこっと姿を現し、マーベルたちが再び絶叫すると赤面しながらグラッセは彼女の名前を叫ぶ。
そりゃあ、男子風呂に女の子であるリズが現れれば驚くだろう(その前に、裸を見られてる事に危機感感じてください by作者)

「お、気が付いたかグラッセ!!なら見ときなさいよ、今からやる女の見せ所ってヤツをね…ッ!!!」

「え…?」

するとグラッセが目覚めた事に気が付き喜んでいるのも束の間に、リズは何か決意したかのように手を胸の近くで握り締めるとシグバールを見て

『—シグバール!!男子風呂にいれなさい、今からこのタオル取るから』

『何ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ——————!!!!!?』

何とリズは自ら自分の裸を見せてやると血迷ったような事を宣言した、これには女子風呂を含め全員が絶叫する。
そしてグラッセはマジで焦りながら、何とか暴走するリズを止めようとする。

「や、止めろリズッ!!お前まだ14歳の女の子なんだぞ!!?」

「そ、そうだよ!!嫁入り前の裸を男に見せるとか正気かぁ!!?(滝汗」

「止めんなグラッセ、マーベル…ここが私の人生の試練であるんだ…!!女を賭けたなあ!!!」

「別な意味で賭けてるわぁッ!!!!!」

そうリズは強いだの堕天使だの最強だの言われているが、実際は何処の子供とも変わらない年相当の14歳の少女なのだ。
そんな少女が大勢の男共の前で裸体を見せるなんてと、冷や汗をかきながらマーベルも含みヤケクソ(?)になったバカを説得するが…
リズはどうやら誰の言葉も聞き入れる気が無いようでそう宣言すると、グラッセにツッコミを決められる。
唯一まだこの中で動揺を現してないムーンは、コイツ…と何故か呆れている。

「ムーンも止めるの手伝ってくれぇ!!(涙」

「別に本人が見せてもいいって言ってるんだからいいんじゃねぇの?好きにさせろよ」←

「ムーンさぁぁぁぁん!!?」

それにグラッセが助けを求めるが何とも薄情な事を言われ、思わず発狂するとシグバールだけはニヤリと笑い

「ほう、なら見せろってハナシ♪(超ラッキー」

『やっぱり———ッ!!!』

これをいい機会に男子風呂への扉を開け、リズを向かい入れてしまった。
さて、この戦い…勝利の女神はどっちらに微笑むのか!!!←

「このヤバい時に、超緊張感無い事言うなアホ作者ァァァァァァ!!!!!」

Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.72 )
日時: 2011/07/28 13:18
名前: リラ (ID: I69Bg0jY)

「よっと…」

「さぁ、そのべっぴんな身体を見せてくれってハナシッ!!!」

『それだけは止めろ——————ッ!!!!!』

そして風呂を挟む柵を越えて、男子風呂にタオルを巻いたリズが降り立つと早速最低な事を言うシグバールにムーン以外の全員がツッコミを決める。
そんな時、男子風呂のドアがガラッと開いた。

「ふぅ〜…やっと部活終わったな」

「ああ、アクセルって意外と強くて驚いた…?」

『アクセル、ロクサスッ!!!(泣』

何とそこに現れたのは、救世主と言ってもいいアクセルとロクサス
これにはツッコミ役全員が涙目になり、リズを説得してくれる人が来たと考えた瞬間

「いいところに着たわ!!赤ウニにロクサスッ!!見ときなさい!!」

「え、リズが何で男子風呂に…!!?」

「ってうぉッ!!?」

説得する前に、リズはタオルを取ってしまい全員が唖然とする。
今来たばかりのロクサスたちは、状況が分からず首を傾げているとタオルが宙に舞い絶句する。
これを身を乗り出しながら見るシグバールと、何だかんだいっても見たデミックス
何とかリズにタオルを届けようと、目を閉じながら向かうグラッセ
シグバールたちを消滅させようと、魔法を唱えようとするラクシーヌとマーベル←
この状況を見ていられず手を前に覆う、ナミネとオレット
この中で唯一、動揺もせず動こうともしないムーン
全ての時が止まってしまえばと思った瞬間、辺りは静まる。

—だが次の瞬間、聞こえてきたのはシグバールの声

「どういう事だってハナシッ!!!」

「え…?」

何とも理不尽だと言いたげな声が聞こえてきて、思わずグラッセは目を開ける。
そこには確かにタオルを取ったが、胸にはサラシを巻いて足にはミニタオルを巻いたリズがいたのだから

「どういう事ってこういう事よ、確かに私はタオルを取るとは言ったけど…何時裸を見せるって言ったかしら?(黒笑」

「グッ…」

だがリズもリズでどうやら上手く言葉を誤魔化していたようでそう言うと、シグバールも黙る。
ため息をはいたデミックスが、シグバールの肩に手を置き

「シグ…俺たちの負けだよ」

「チッ!!そんなの納得するかってハナシ!!!こうなったら意地でもリズの裸だけは見る…」

『させるかぁ!!!天から降り注ぐ酸性の水よ、シャワーレインッ!!!』

『雷よ…雷奥義・疾風迅雷ッ!!!』

『光を象徴する聖なる光を…ホーリーッ!!!』

『虚無へと誘う闇を、その力幻影へと放たれろぉ!!闇爆発奥義・ダークキャノンッ!!!』

『燃え尽きろ…炎奥義・ファイアカッターッ!!』

『喰らえぇ!!光奥義・キーブレード解放ッ!!!』

「「アギャアアアアアアアアアア!!!!!!?」」

デミックスが負けを促がすが、シグバールは諦める様子が無くリズに襲い掛かろうとすると上からグラッセ、ラクシーヌ、マーベル、ムーン、アクセル、ロクサスの必殺技が襲い掛かる(もちろんデミックス巻き添え)
もちろんこの技を喰らい、二人は気絶するリズとグラッセはハイタッチする。
こうしてお騒がせな覗き事件は、幕を閉じたのだった…

温泉覗き事件
リズティクストvsシグバール
勝者・リズティクスト
シグバール&デミックス・停学処分(?)

第二章終了

Re: キングダムハーツ スクールチルドレン☆ ( No.73 )
日時: 2011/07/29 00:03
名前: リラ (ID: I69Bg0jY)

はい第二章終了です、今回は第一章が予想以上に長かったので短くさせて頂きました♪

グラッセ「………じゃあ、まずはお前の抹殺からか?(怒」

出た、魔物…予想はしていたけど(呆
そんなに、リズの件怒ってるんですか?

グラッセ「当たり前だぁ!!!普通やっと思いが通じ合った俺のリズにタオル取らせるとか大胆な事させるか!!!」

俺のって…まぁその通りですが(汗
この調子じゃ第三章、コイツに殺られかねませんね…

グラッセ「あぁん?第三章はどんな話なんだよ?」

…前も言ったがはっきり言えば、ドシリアスです。
この章では、スクール編の敵が現れますし…
—ちなみに、リズは悲惨な目に合う予定だけど(ぼそっ

—ゴスッ(水の力を宿したキーブレードが飛んで来る

痛ぁッ!!?何で滅茶苦茶小さな声で言ったのに聞こえてるの!!?

グラッセ「こんな事もあろうかと、ヴィクセン特性の『地獄耳ノーバディピアス』を入手して置いたのさぁ…!!!」

何そのネーミングセンス皆無のアイテム!!(機能は便利ですけど)
前から予告したでしょ、ドシリアスになるって

グラッセ「だがリズが悲惨な目に合うとは聞いていない!!」

当たり前でしょうがぁ!!!(逆切れ
そんな事したらネタバレにもなるし、私の立場も危ういからあえて言わなかったんでしょうが!!!

グラッセ「なら消えろ☆…滅びの力ともなりうる究極の光を…」

アルテマの呪文!!?
や、ヤバッ…!!!(逃亡

グラッセ「逃がすか——————ッ!!!」

—作者とグラッセが命懸けの追いかけっこしてますのでしばらくお待ちと…いいたいところですが—

ジェダイト「皆さんを待たせるわけにも行きませんしね、この僕と彼女が説明しましょう」

ラック「初めまして、次回予告するがてら自己紹介もかねてのこのアタイ…ラック様とジェダイトさ!!!」

ジェダイト「ラック…自己紹介の時はもっとおしとやかに…」

ラック「さーてと!!次回リヴァイアサンを操った奴の正体が分かったリズたちはトワイライトタウンにあるとある場所に向かい、謎の者たちと出会い再び戦う運命に…(無視」

ジェダイト「無視ですか…まぁいいでしょう、第三章『哀しみを伴った戦いと敵の存在』をお楽しみに!!」

ラック「最後にプロフィールよ」


名前:ラック
年齢:16〜18歳
性別:女
特徴:長い黒髪に黒いワンピースを来た赤い瞳の女性
   性格は豪快で男前で、バトルも強い…?
   謎が深い存在その1

名前:ジェダイト
年齢:18〜20歳
年齢:男
特徴:茶髪にメガネをかけた黒のワイシャツに長ズボンの赤い瞳の青年
   性格は紳士で、豪快なラックのストッパー役でもある
   謎が深いその2