二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.12 )
日時: 2011/02/25 20:53
名前: ラッキー (ID: cUbZls8V)

第一章 — 一ノ島・アメマリンと、謎の少女 —

ルフィ達は、念願の、アメマリンの食堂へと入っていった。
中では、若い女性が働いていた。

「あ、いらっしゃいませぇ☆」

そのまま席につく。

「なにか、ご注文はありますかぁ??」

「俺、肉100個!!」
「そんなにお金ないわ」

ナミが注意した。もっとも、肉100個分というと、相当な金額になる。

「え゛ーーー。じゃ、肉99個!!」
「一個しか変わってないじゃないの!!10個にしときなさい」
「……じゃ、10個で。(ブツブツ)」

「かしこまりましたぁ☆」

そこへ、10人くらい男が入ってきた。
いかにも「俺達海賊です」という服装だ。
男達は席に座り、注文した。

「……肉100個!!」
「すみません、今お肉 丁度100個しかないんですよぉ。
そちらのお客様が、先に10個ご注文されたので、90個しかご用意できません…」
「なんだとっ………!!!」

男達が立ち上がった。明らかに店員の女性が危ない。

「おい!!レディに手ェ出すな!!!」
「俺達10個しか食えねぇんだぞ!!!」

キレたサンジとルフィも立ち上がる。


———数秒後……

男達は、あっさり倒された。

店員の女性に何度も礼を言われた後、ルフィは肉に食らいつこうとした……時だった。

「あなた達、いい腕をしているわね。私の頼み事、聞いてくれない?」

店の端のテーブルから、一人の少女が立ち上がった。
こちらに近づいて来ようとする。が、
何かにつまづいて、バタッと派手に転んだ。

「ちょっと!私が歩こうとしてるところに、わざと寝転ばないでって言ってるでしよ!?
これで何回目よ!?」

少女が、足元の何かに怒っている。
しかも、足元の何かは不機嫌そうに、ウゥ…と唸った。

その何かとは……
白い毛皮。ブルーの瞳。長い尾……
チーターとヒョウ、犬と狼を間違う人がいても、これを間違う人はまずいない。
それは、白い虎だった。

「「ト、トラーー!!!」」

ウソップとチョッパーは、思わず腰を抜かした。

「あ、このコは大丈夫よ。おとなしいから。」

少女はニッコリ笑った。
ナミが、警戒しながら聞く。

「で? 頼み事って何よ。」

「……私は、マナミア・リーシアン。この白い虎は、ハクト。

————私と、オラシオンファンタジーに出てくれない??



Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.13 )
日時: 2011/02/11 15:34
名前: ラッキー (ID: We/irTIH)

「オラシオンファンタジー?」

ナミが聞いた。

「ややこしいから、よく聞いてね。」

マナミアが説明し始めた。

この国でよく出てくる単語——オラシオンとは、「祈り」という意味だ。
つまり、オラシオンファンタジーとは、祈りの冒険という事だった。

「この国には、一ノ島と九ノ島以外に、七つの島があるでしょ。
その七つの島を、時計回りにグルリと巡るのが、「祈りの冒険」よ。

七つの島を巡りながら、それぞれの島に一個ずつある、秘宝を探すの。——つまり、計7つね。
秘宝は、それぞれの島に決められた、色がついているわ。
青、赤、黒、緑、白、黄………そして金色がね。
ただし、秘宝の形や内容は、ほとんど公表されていないけど。

そして、7つの秘宝を全部集めたら、九ノ島に行くの。
九ノ島には、オラシオンの王が居るわ。
王は、7つの秘宝を全部集めた褒美に、なんでも「祈り」を聞いてくれる…というシステムよ。

さっき来た海賊も、それが目的なんじゃない?」

ここでマナミアは話を終えた。
この話からすると、九ノ島・オラシオンアイランドの大男が言ってた「資格」とは、この事らしい。

ところが、ナミは もっともな質問をする。

「で、あんたは何の願い事があるの?」

すると、マナミアは黙りこくってしまった。
ナミがフフッと笑う。

「私は、金になんない仕事はしない主義なのよ」

その一言に、マナミアが反応した。
———ナミの性格を読みとったのだ。
そして、ボソリとつぶやいた。

「あーあ、七つの秘宝を集めたら、賞金が貰えるのになぁ———」
「マナミアちゃぁん☆私は一生マナミアちゃんについてくわ☆」

鳥肌が立つほどの 猫なで声を出しながら、ナミは仲間を裏切った(いつもの事だが)。
マナミアは、今度はルフィの方を向く。

「ルフィさん…だっけ?」
「ん?なんだ?」
「私のオラシオンファンタジーに協力するって約束してくれたら、お肉90個買ったげる☆」
「本当か!?約束する!!
おーい、肉90個追加!!!」
「はいはーい☆」

ルフィまでもが、仲間を裏切った。
今度は、ナミの番だった。サンジに向かって、甘ーい声を出す。

「サーンージ君☆サンジ君は私について来てくれるわよね??」
「ついて行かない訳ないでしょう!!!
ナミさんの為なら、たとえ火の中 水の中……海軍の中でもっっ!!!!」

うっ、こいつも裏切りやがった……(予想はしていたが)
ここまでくると、ゾロやウソップ達も危ない。
飢えたルフィ、金に釣られたナミ、萌えたサンジに勝てる者は いないからだ。

やむなく、ゾロ達は、(半分 強制的に)賛成せざるを えなくなった。


———サウザンドサニー号の中……

「ふわーぁ。よく眠りましたねぇ。」

今の今まで寝ていたブルックが、やっと起き出した。
と思ったら、何かにつまずいて、奇妙な悲鳴を あげながら転んだ。

「ぶわふっ!!」

ところが、再びムックリ起き上がる。

「危ない、危ない。骨折するかと思いました。
まぁ、私の場合、骨折したら大変なんですけどね。ヨホホホホ…」

もちろん、笑ってくれる人はゼロ。
ガッカリしたブルックは、自分をつまずかせた何かを見た。

「ト、トラぁーーーーーー!!!」

マナミアの白い虎、ハクトだった。
ブルックはパニックに落ちいり、ドタドタと船内を駆け回った。

「皆さんっ!!トラがっ、トラが居ますよっ!!」

ところが、どこから出てきたのか、ハクトが またブルックの足元に寝転んだ。
案の定、ブルックはまた転ぶ。

「ぶわほっ!!!」

顔を上げると、そこでナミと美少女が話し合っていた。
ブルックは、いつもの あいさつを始める。

「お嬢さん。失礼ですが、パ————」
「見せない。」

質問を言い終わる前に回答を言われたブルックは、再びガッカリする。
(もちろん、美少女…マナミアは、ブルックの人格をナミに教えてもらっていた。)

そんなブルックを無視し、再びナミとマナミアは話し合う。

「次に行く島は?」
「一ノ島から時計回りに進むから……
青色の秘宝がある、ニノ島・オーシャンリゾートよ!!」

サウザンドサニー号には、満腹になったルフィのイビキだけが響いていた………

Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.14 )
日時: 2011/02/11 09:55
名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
参照: http://ameblo.jp/ff7-perfume-love-y

面白いです!!(;+Д+).+・+ウッホーー!
あ、ひとつ間違い発見!!
ナミは「サンジ君」としか言いません!
たぶん呼び捨ては無かったとおもいます隊長!!←?

でわでわ、更新頑張ってください☆

Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.15 )
日時: 2011/02/11 10:01
名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode

はじめまして!!
この小説、おもしろいです!
早速お気に入りです\(^o^)/
自分もワンピ小説やってるんでよければ来てください←
更新がんばってください!!!!

Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.16 )
日時: 2011/02/11 15:47
名前: ラッキー (ID: We/irTIH)

Aerithさん>

そうなんですね!!
それでは、監視を続けてくれたまえ。(隊長モードww)

なまくら将汰さん>

初めまして!!〈何回か、他の小説で会った事ありますww
お気に入りとか、うれしいです☆☆

Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.17 )
日時: 2011/02/11 19:23
名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
参照: http://ameblo.jp/ff7-perfume-love-y

はい!了解です、隊長www
頑張ってください^^