二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.18 )
- 日時: 2011/02/12 13:05
- 名前: ラッキー (ID: L6ieJnW3)
第ニ章 — ニノ島・オーシャンリゾートと、水の中の能力者 —
「見えてきたわ ! オーシャンリゾートよ !! 」
その島は、まさに「リゾート」とか「パラダイス」という言葉がピッタリの島だった。
「お、俺は『島に入ったら死んでしまうかもしれない病』なんだ…」
そう言っていたウソップも、これには驚いた。
オーシャンリゾート上陸———
オーシャンリゾートは、ドーナツのような島だった。
真ん中の大きな窪みに海水が流れ込み、大きな池を作り出している。
底までは何十mもあるような、大きな池だった。
辺りにはヤシの木などの植物や砂浜があり、空にはカモメが飛んでいる。
そう、まさに「オーシャンリゾート(海の楽園)」なのだ。
砂浜は、リゾートを楽しむ海賊達でいっぱいだった。
その中で、ひときわ目立つ女性がいた。
金に近い銀髪をポニーテイルにして、背中には大きな大剣を背負っている。
その女性に、ナミが話しかける。
「あなた、ここの秘宝がどこにあるか知らない ? 」
「わたくしは知りませんわ。一番可能性が高いのは、池の中でしょうけど。」
その時、一人の男が女性に走り寄った。
「リィフさん !! 船員、潜水の準備できました !!! 」
「そう。では皆様、ごきげんよう。」
女性は そのまま去っていった。
「あのリィフって人も、池の中を深すみたいね。」
ナミ達は、話しあいを始めた。
「私達も、池の中を深す ? 」
「そうね。でも、こっちには能力者も居るから…」
という事で、池の中を探すのは、
ゾロ・ナミ・サンジ・ウソップが探すことになった。
「あれ、マナミアも能力者だったか ? 」
「まぁね。」
その様子を、砂浜に座りながらニヤリと見ている、青い髪の女性がいた。
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.19 )
- 日時: 2011/02/15 20:29
- 名前: ラッキー (ID: xGUcEr0G)
マナミアとかのプロフィール書きます。
【名前】マナミア・リーシアン
【性別】♀
【歳】15
【身長&体重】165cm/35Kg
【容姿】水色の長髪で、先が少しカールしている。青い瞳。水色の、ソデが長いTシャツの上に、黄色のソデなしワンピース。首に青いブレスレットと、黄色く長いスカーフ。
【性格】活発で、気の強い一面もある。
【能力】 ?
【武器】腰に短剣。
【備考】ルフィ達に、少々( ? )強引に冒険をさせている。その過去は暗く、無理に明るくふるまっている。
【名前】ハクト(漢字に直すと「白虎」)
【性別】♂
【歳】4 (といっても、立派な大人)
【身長】人間二、三人を乗せて歩けるくらいの大きさ/50Kg
【容姿】白い虎で、青い瞳。首に、マナミアと おそろいの青いブレスレットをつけている。
【性格】とても静か
【能力】 ?
【武器】主に、鋭い牙と爪
【備考】マナミアが連れている虎。人間の言葉を、ちゃんと理解している。なぜか、人の歩いている所に寝転び、人を転ばせるクセがある(この被害にあった人は、数百人にのぼる)。ただの虎ではなく、何か能力があるらしい。
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.20 )
- 日時: 2011/02/12 16:42
- 名前: ラッキー (ID: L6ieJnW3)
ウソップ&サンジ&ゾロは、海底近くを泳いでいた。
ここは、池といっても海水だから、サンゴや海草が生えていた。
「ん ? あそこに洞窟があるぞ。」
水の中では発音できないので、サンジはロを動かし、想いを伝えた。
偶然近くを泳いでいたリィフも近づいてきた。
サンジの言った通り、そこには洞窟があった。
しかも、洞窟の入りロから10mほど奥に、チラチラと光る物があった。
2、3個の、青い水晶だった。
「あれ、秘宝じゃねえか ? 」
ウソップが、胸を高鳴らせながら言った。
その時だった———
洞窟の中から、ユラリと巨大な影が出てきたのだ。
ナミは、別行動をとっていた。
サンゴがたくさんある海底を泳いでいた。
もちろん、金目当てで……
ここは水がキレイだから、真珠貝があるかも…(ニヤリ)
なんて思いながら。
すると、サンゴの中で何かがキラリと光った。
真珠かもっ !! とウキウキしながら、ナミは深く潜っていった。
こちらは、ルフィ達の事を見ていた、青い髪の女性。
その女性に、若い男が近寄った。
耳に、そっと話しかける。
「ステアさん、そろそろ作戦実行しましょう。」
「えっ、もう ?? あーあ、けっこう楽しいのに、ここ。
まぁ、仕事だしね……」
そう言いながら彼女がカバンの中から取り出した物は………
「正義」と書かれたマントと、双剣だった。
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.21 )
- 日時: 2011/02/12 17:00
- 名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
- 参照: http://ameblo.jp/ff7-perfume-love-y
リィフだぁああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜!!!!((ガンッ!
痛った・・・
珊瑚の奥のが海王類みたいなのだったらどおすんじゃあああ!!危ねぇだるるぉおおがっ!!←巻き舌w
ナミの宝好きの性格はすさまじいですよねw
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.22 )
- 日時: 2011/02/12 17:08
- 名前: ラッキー (ID: L6ieJnW3)
Aerithさん>
はいっ、リィフです!!!(頭、大丈夫?ww)
リィフは、海賊でしょうか ? リィフは あんな感じでいいですか ?
返答ヨロシクです☆
…………………………………あ゛…
「海王類」って………先読まれてしまったああああぁぁぁぁっっっ!!《ゴンッ !
痛っ………ww
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.23 )
- 日時: 2011/02/12 17:11
- 名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
- 参照: http://ameblo.jp/ff7-perfume-love-y
読んでしまったぁああああああああああ!!!((ゴンッ!!
これはリピートなのかぁあああああああ!!?((蹴&殴
なんかLv.upしてる・・・(爆
あ
書き忘れてるぅううううう!!((ドガッボゴッバキッゴンッ!!
リィフはむしろ海賊が嫌いです。
海賊狩りに近いかね??
でもルフィたちには何らかのアレで←
心を開いてやってください。
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.24 )
- 日時: 2011/02/12 17:19
- 名前: ラッキー (ID: L6ieJnW3)
Aerithさん>
はい、了解ですww
Aerithさん、頭、6回ぶっつけましたよwww
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.25 )
- 日時: 2011/02/12 17:24
- 名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
- 参照: http://ameblo.jp/ff7-perfume-love-y
はい。でも元があんまし入ってないんで大丈夫です!Σb
文才もないんで大丈夫です!欠けて心配なものなんてわたしの脳にはありません!Σb
あとわたしは「ゆえ」って呼んでくださって大丈夫です!Σb
さっきから攻撃してくるのはお嬢です。多分死なない程度にしてると思うんで平気です!←
〝聖水炎斬〟!!
死・・・((チーン・・・
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.26 )
- 日時: 2011/02/12 17:30
- 名前: ラッキー (ID: L6ieJnW3)
ゆえ さん>
頭、カラッポで良かったですね!!《おいっっ!!
あぁっっ!!リィフ様っっ!!
私の命だけはっっ(命乞いww)
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.27 )
- 日時: 2011/02/12 17:40
- 名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
- 参照: http://ameblo.jp/ff7-perfume-love-y
ガバッ←生きてたかw
そうですよ!空っぽですが何か!!?←ヤケww
あなたはすっかりぱんぱんですものね!!←ヤケwww
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.28 )
- 日時: 2011/02/12 20:07
- 名前: リリア♪♯ (ID: CA3ig4y.)
久っ!!リリアです♪
凄っ!!私以上にすごいよう…
ステア出てるし…((関係無い
なんかもー…
尊敬しますだ!!隊長!!
また来ますだ♪
追伸—ワンピースの漫画持ってる?
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.29 )
- 日時: 2011/02/13 12:25
- 名前: ラッキー (ID: wZQkUVus)
Aerithさん>
そんな事ないです!!
私もカラッポですから!!!←大ヤケwww
リリアさん>
いえいえ!!リリアさんの方がスゴいです!!
なんか「隊長」、はやってますねww
漫画は、イトコが15冊ほど持ってます。
ただし、順番は まちまちですww(3巻の次は16巻だったりwww)
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.30 )
- 日時: 2011/02/13 12:46
- 名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
- 参照: http://ameblo.jp/ff7-perfume-love-y
うちは全巻あるのだ!(殴
母がいろんな古本屋回って買ってきてくれたw
後最近の趣味⇒ジャンプ(ワンピページ限定)立ち読み(蹴
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.31 )
- 日時: 2011/02/15 21:05
- 名前: ラッキー (ID: xGUcEr0G)
洞窟から出てきたのは、何十mもあるような海王類だった。
海王類は、サッと身をくねらせ、牙をむいて襲いかかってきた。
「三刀流……鬼切り !! 」
「胸肉シュート !! 」
ゾロとサンジの攻撃を同時に受けた海王類は、少しよろめいたが、すぐに体勢を整えた。
その堂々とした姿は、秘宝を守る門番のようだった———
「聖水弾 !! 」
リィフが辺りの水を弾丸に変え、海王類に撃った。
海王類は大ダメージを受けたが、それでも倒れない。
「リィフ、おめぇ……能力者だったのか !! なんで海の中でも平気なんだ !? 」
ウソップがリィフに聞いた。
「わたくしが食べたミジュミジュの実は、そういう性質の実なんですわ !!
……あなた ! 後ろ !! 」
ウソップが振り返った時には遅かった。
海王類の鋭い牙が、間近に迫っていた。
「ぎゃああああああぁぁぁぁぁーーーーーーっっっ !!!! 」
その時、海王類が動きを止めた。
原因は、海王類の尻尾にあった。
尻尾に、何かが噛みついていたのだ。
「「「ハクト !!?? 」」」
ハクトが、その鋭い牙を、深々と海王類の尻尾に刺していた。
だが、海王類はひるまなかった。
自分の20分の1にも満たない者に噛まれたところで、たいしたダメージにもならない。
海王類は身体をぐるりと ひねり、ハクトに噛みつこうとした。
海王類の牙が、ハクトから2、3mに迫った時だった。
海王類が、いきなり身をよじらせて苦しみ始めたのだ。
と同時に、サンジ達の全身に、針で刺されたような鈍い痛みが広がった。
その痛みの正体に気付いたリィフが、さけんだ。
「この虎……牙から放電していますわ !! 」
感電した海王類は、気を失ってドサリと倒れた。
ハクトは海王類の横を技け、水晶を2個くわえて戻ってきた。
そこまで見届けたサンジ達は、陸へ向かって泳いでいった。
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.32 )
- 日時: 2011/02/16 20:48
- 名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
- 参照: http://ameblo.jp/ff7-perfume-love-y
うおおお!←
リィフのキャラ完璧ですね!すごいです!
強気なとこも萌え(殴
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.33 )
- 日時: 2011/02/16 21:10
- 名前: ラッキー (ID: xGUcEr0G)
マナミア達の所へ、ようやくサンジ・ナミ・ウソップ・ゾロ……そして、なぜかリィフが集まった。
「おい、この虎 放電したぞっ !! 」
「まぁね。……秘宝は ? 」
すると、ハクトがマナミアに水晶を一個渡した。
もう一個は、リィフの手の中に落とした。
マナミアは水晶を じっくり眺めた後、サンジに放り投げた。
「マナミアちゃん ? いったい何を———」
「サンジさん、思いっきり水晶を握ってみて。」
サンジは、言われるがままに水晶を握ってみる。
すると、水晶はパリンと割れてしまったのだ。
「 !? 」
「てめェっ !! 」
ゾロがサンジに掴みかかった。
「俺は知らねェよっ !! マナミアちゃんが———」
「人のせいに すんなっ !! 割ったのは てめェだろーがっっ !!! 」
「なんだと、このマリモっ ! 俺は、けっしてレディのせいにしたりしねェっっ !!! 」
初歩的な言い争いをしている剣士とコックを見ていたロビンは、ある物に気が付いた。
水晶のカケラの中に、小さな紙が混じっていたのだ。
その紙には、文字が書いていた。
ロビンは、その文字を読みあげる。
「—————『ハズレ。残念でした。』…………」
「「「「「…………ハ、ハズレっ !!!??? 」」」」」
一同、1分間沈黙…………
最初に行動したのは、リィフだった。
持っていた水晶を、地面に落としたのだ。
< パリンッッ >
案の定、水晶の中から『ハズレ』の紙が……
「『ハズレ』って、どういう意味だ ? 」
「そういう意味よ。」
チョッパーの質問に、マナミアが答えた。
「この水晶には、秘星が無いもの。」
「秘星 ? 」
「秘星は、秘宝についてる 星マークの事よ。秘星は秘宝と同じ色になってるの。
つまり、ここの秘宝には、青の秘星がついてるはずよ。けど、この水晶には青い秘星なんて無かったわ。」
そういう事は、最初に言ってほしい。
そう言おうとした一同は、ロをつぐんだ。言ったところでムダである。
その時、一発の銃声が響いた。
「海軍よ ! 全員手を上げなさい !! 」
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.34 )
- 日時: 2011/02/16 21:58
- 名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
- 参照: http://ameblo.jp/ff7-perfume-love-y
海軍が手を上げる・・・?どういう意味だ?←
リィフ・・・?君は、海賊嫌いだっただろう?なぜそこにいる?
襲撃でもするつもりかアホめぇえ(殴
「今度言ったら・・・どうなるかわかってますわよね・・・・?」
ううっすいませんorz
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.35 )
- 日時: 2011/02/17 20:27
- 名前: ラッキー (ID: xGUcEr0G)
警察が、よく言ってるじゃないですか☆
「警察だ ! 手を上げろ !! 」って☆
そんな感じですねっ !!
(つまり、最後の言葉は、海軍のステアさんデスっっ)
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.36 )
- 日時: 2011/02/17 23:07
- 名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
- 参照: http://ameblo.jp/ff7-perfume-love-y
ああっなるほど!
今、勘違いしてた!
「小僧よ。お前は、なんという名前なのだ?」
みたいな感じかと・・・。
そう、勘違いやろーでした。すいません。
↑やろーじゃねェw(一応女w)
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.37 )
- 日時: 2011/02/19 17:01
- 名前: リリア♪♯ (ID: CA3ig4y.)
うわ〜予想以上のステアさん…!!
なんか、私が考えてたのより、完成度高いです!!
隊長が流行ってるから使ってみたww((すんません
漫画、私はっちゃけました☆
20000ちょいかけました☆
いや〜達成感あるね〜(別に金使い荒くないですヨ!!)
また来るぜ!隊長!!
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.38 )
- 日時: 2011/02/22 22:06
- 名前: マカ (ID: fLcGHkVA)
- 参照: 元.ラッキーです
ゆえ さん>
勘違いでしたかww
私が、ややこしい文章書いたのも悪いですwすみません。
リリアさん>
ステアは、まだ充分出てないので、これから楽しみにしててください☆
隊長と呼んでくれても かまわないぞ(こっから隊長モードww)
2、20000円……
お小遣い 月1000円の私には、遠い夢だ………
達成感ありすぎだなww
では、また来てくれ(敬礼っ !! )
P.S
最近、名前変えるのにハマってますww
コロコロ変わると思いますので、注意ですwwww
- Re: ワンピース —届け、祈りの翼— ( No.39 )
- 日時: 2011/02/25 20:50
- 名前: マカ (ID: cUbZls8V)
- 参照: 元 . ラッキーです
青い髪の女性……ステアが、双剣を振り回していた。
その横には、銃を持った海軍の部隊がズラリと並ぶ。
「ヤバい ! 海軍よ ! 」
ナミが、サニー号に向かって走り出す。
その後に、マナミア・サンジ・リィフ…と続く。
その後ろの方で、ステアと、海軍に捕まった海賊の声が聞こえた。
「海賊は悪って基本よ ! あなた達も知ってるでしょ ?
あなた達は、道を間違ってしまった……。でも、あなた達は、まだ若い。
インペルダウンで しっかり反省して、人生をやり直しなさい ——— 」
サニー号を見たリィフは、驚いた。
「ドクロの旗………あなた達、海賊だったんですの !? 」
「 ? ………そうだけど。知らなかった ? 」
リィフは、チッと舌打ちをした。
「まさか、海賊だったなんて……」
その時、大勢の足音が響いてきた。
海軍が近づいて来たのだ。
フゥッとリィフは ため息をつく。
「わたくしは海賊狩り。本来、あなた達 海賊の敵ですわ。
でも、海王類から救っていただいたのも事実………
今回だけ、海軍を足止めする役を引き受けますわ。」
「おい、お前……それじゃあ捕まっちまうかもしれねぇじゃねぇか !! 」
海軍の大佐が居る部隊の中に たった一人で突っ込んで行くのは、アリが嵐に挑むのと等しい。(実際にルフィ達は、何度か成功させているが)
「わたくしを、海賊と一諸にしないでほしいですわ !
それに、海賊に恩を借りたまま返さないのは、わたくしのプライドが傷付きますの。」
そう言い残し、リィフは走って行く。
が、すぐに止まった。
ルフィ達に背を向けたまま、リィフはボソリと つぶやいた。
「わたくしは、海賊も海軍も大嫌い。
でも あなた達は、けっこう気に入っていましたわ ————— 麦わらの海賊さん。」
そのまま、リィフは走って行った。
一人、銃声の響く戦場へと —————
止めようとしたルフィを、ナミが無理矢理 サニー号に押し込んだ。
(正確には、ナミがルフィを殴り、気絶したルフィを ゾロが担いで行った。)
そのまま、サニー号は港を出航した。
サニー号の甲板 —————
「あーいう性格の女なら、いつまでも しぶとく生き残ってそうだな。」
ゾロがニヤリと笑う。もちろんリィフの事だ。
「あーあ、また あの島に秘宝を取りに行かなきゃなんねぇのか…」
ウソップが、盛大な ため息をつく。
その時、フランキーは 気が付いた。
「ナミ、何 握ってんだ ? 」
「あぁ、これ ? 」
ナミは、その物を差し出した。
それは、真っ白な貝だった。
太陽の光を受けてキラキラと光揮く、とても美しい貝だ。
「この貝、キレイでしょ ?
売ったら、船長の食費の足しにできると思って。」
「また、そんな事かよ」と、一同は思った。
近くで、ウワサの船長とチョッパーが追いかけっこをしていた。
その時、事件は起こった。
ルフィが、寝転んだハクトに つまづいたのだ。
勢い余ったルフィの頭と、タバコを吸おうと ライターに火をつけていたサンジの頭が、ガツンと ぶつかった。
火のついたライターが、サンジの手を飛び出し、空高く上がった。
と思ったら、今度はナミの持ってる貝を めがけて、落ちてきたのだ。
「あつっ !! 」
ナミは、あまりの熱さに、思わず貝をはなした。
貝はコトンと床に落ちる。
だが、ナミは自分の手が火傷しているのも気にせず、商品の安否を確かめた。
仲間達は、ナミが 貝についている黒いコゲあとを見つけ、ヒステリックな声を出すだろうと思っていた。
ところがナミは、驚いた表情で近づいて来たのだ。
「皆、これを見て !! 」
貝に、黒いコゲあとは無かった。
そのかわり、火に当たったらしい所が、青くなっていたのだ。
そこから、マナミアは、すべてを知った。
サンジのライターの火を、貝に当てる。
すると、貝は除々に青くなってきたのだ。
おまけに、貝の中心辺りに 青い星が浮かび上がってきたのだ。
「こういうトリックだったのね……」
火を当てることで、青の秘宝は、本来の姿を取り戻す。
ただし、火を当てるまで、どれが秘宝か分からないのだ。
これからの秘宝も、こんなトリックがあるのだろうか……
その事が、ナミ達の気を重くさせるのだった。