二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.18 )
- 日時: 2011/05/14 12:27
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
第一章—もう一つの旅立ちと発覚する敵!!—
プレースが旅立ったすぐ後に、ミシロタウンには大きな黒と白のポケモンが降り立っていた。
「ここ来るのも久しぶりねー、パチお疲れ様」
「レシラム、ありがとうね」
黒いポケモンから降りたのはピンクの帽子を被ったボーイッシュな少女で、白いポケモンから降りてきたのは黒い帽子に緑色の髪の青年だった。
二人はその大きなポケモンをモンスターボールに戻すと、オダマキ研究所へと向かいだした。
「博士—ッ!!!イッシュ地方から英雄たちが来ました—ッ!!」
「来たか…」
そして研究所では、大きな白と黒のポケモンを見た研究員たちが報告してきて、オダマキ博士は嬉しそうにする。
「イッシュの英雄…?」
「メノウには言ってなかったな、今日はイッシュ地方の図鑑所有者にしてチャンピオンである子が来る日なんだよ」
「イッシュのチャンピオン!!?」
一人だけ話題についていけないメノウが首を傾げると、イッシュのチャンピオンが来ると聞き驚いた。
つまりは、イッシュで1番強い人が来るという事だ…
「どんなにヤバい奴なんだ…ッ!!?」
きっとかなり怖い人物だろうと予想したメノウは、思わず冷や汗をかいてしまう。
そして研究所のドアがバンと開き、入ってきたチャンピオンは—予想外と言ってもいい人物だった。
「お久しぶりです、オダマキ博士♪イッシュ地方の図鑑所有者ライト只今参りました」
「久しぶりだね、ライトちゃん!!」
「お、俺と対して変わんない…!!?」
入って来たのは自分と対してあまり年が変わらない、幼い少女と青年だった。
チャンピオンと聞くだけあり、すごい奴だと思っていたメノウはギャップの違いさに驚きを隠せない。
「そうよ?私がイッシュのチャンピオンのライトよ?」
そんなメノウの言葉が聞こえてイいたのか、ズズッと寄って来てあまりの気迫に少しビビる。
「ライト彼が怯えている、そのへんにしてあげて」
「はいはい、解ってますよN」
するとNと呼ばれた緑色の髪の青年がやんわり止めると、ライトはしょうがなく引く。
この光景にすごいなと思っていると、Nと呼ばれた人物はこちらを見て
「初めまして、N・ハルモニアだよ」
「メノウ・オダマキです…よろしくお願いします」
お互いに自己紹介し握手すると、Nは目を見開く
「そんなまさか、彼は…」
「?」
握手してから少し様子が変だとメノウは思っていると、ライトが大丈夫、何時もの事だから気にしないでと言う。
「彼はポケモンの心や未来や過去を読めるの、だから少し何かが見えただけよ」
『えぇ——————ッ!!?』
ライトが説明すると、オダマキ研究所でこの世の物とは思えない絶叫が響いた…
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.19 )
- 日時: 2011/05/15 21:30
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
「まぁ、そんな事はどうでもいいとして…イッシュ地方の図鑑データ持って来ましたよ」
そんな状況をライトは戸惑いも無く本題に代え、全員がどうでもよくないわとツッコミを決めたくなったらしい。
しかし、データはオダマキ博士が欲しかった物なので受け取ると嬉しそうに見る。
「なるほどなるほど…つまりはあーがこーなって(これ以上は専門家じゃないと解らないので省略」
データを見ている内に完全に自分の世界へと入ってしまった博士は全員にため息をはかれ、研究員たちは持ち場へと戻っていった。
残ったのは、メノウにライトにNだけだ
「さてと、メノウ君…ここにプレースと言う女の子が引っ越して来たハズだけど知らない?」
「プレース?彼女なら今朝旅立ちましたが…」
「あーもー、もう行っちゃったのかよ!!折角あの子が旅立つところ見たかったのにー!!!」
するとライトがいきなりプレースの事を聞いて来て多少驚いたが、教えると残念そうにデスクへと座る。
てかプレースの知り合いなのかと…行儀悪いな…と言う考えがメノウの中で巡った。
「しょうがないか、じゃあメノウ君にお願いしちゃおうか!!」
「え?」
しかしどうでもいいかのようにライトは、いきなりメノウの手の上に緑の結晶のような物を置いた。
「これは…リーフの石ですか?」
「違うわよー、これはシンオウ地方でとある森から奪って…じゃなくて取って来た物なんだけど…」
ちょっと待て、今さらっと聞き流していはいけないような事を言わなかったかと思いつつメノウはライトの説明を聞く。
「貴方には、旅立ったプレースの後を追って渡して欲しいのよ!!」
「え、えぇ——————ッ!!?」
無茶振りなお願いをされ思わず絶叫すると、ライトはメノウの肩に手を置き
「貴方は旅立つべきだとも思うし、ちょうどいいと思うんだ…目標とかを決めるために」
「ッ!!!」
真剣そうに言われ、自分が考えている事を言い当てられた事に対してまた驚く。
流石チャンピオンに着くだけはある者だと、感心してしまう。
「キミにだって、最初旅立つ相棒がいるじゃない!!そこのモンスターボールに入っている水タイプの子がね」
「ミズゴロウの事ですか?」
更にモンスターボールに入っている相棒の事までも言われ、会って間もない内にそこまで見分けていたのかと思うと只者ではないなと軽く恐れる。
「私はNとこの地方を回って色々と調査しなきゃいけないから、よろしくね!!」
「は、はい…」
そんなワケで、ライトの無茶振りなお願いからメノウは旅立つ事となった…
相棒のミズゴロウを連れて
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.20 )
- 日時: 2011/05/15 22:26
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: /LylQYeE)
お久しぶりです。白黒です。
メノウ君、なんだかなし崩し的に旅することになっちゃいましたね。
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.21 )
- 日時: 2011/05/17 20:33
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
白黒さん
どうも、お久しぶりです。
メノウは、ライトの無茶振りにより旅立つ事となりました(笑
その出会いが、彼を大きく変える事になるのですが←
メノウ「………」←何か複雑
まぁ、それは話を見てご覧下さい。
それでは、書きます。
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.22 )
- 日時: 2011/05/17 21:08
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
「なんだかなぁ…」
ライトのお願いにより強制的に旅立つ事になったメノウは、緑のリックサックを持ち傷薬を入れる。
「ライトさんから貰った謎の緑結晶と…後はコイツらだな」
そう言うとメノウはモンスターボールから二体のポケモンを出す、ミズゴロウとナックラーだ。
「行くぞラベンダー!!レウィシア!!」
ミズゴロウをラベンダー、ナックラーをレウィシアと呼ぶと二人は頷きメノウと走り出した。
「父さん、行って来る!!」
「気をつけろよ!!」
元気にミシロタウンを旅立った息子に、オダマキ博士は手を振り姿が見えなくなると—何処か寂しそうな顔をした。
「プレースちゃんに続いて、メノウまで旅立ったか…二人とも成長したんだな」
「皆旅に出て大人になって行くんですよ、博士♪」
子供の成長は親である博士にとって寂しいものでもありそう呟いていると、何時の間にかライトが隣にいた。
「…ライトちゃん、何時からそこに?」
「メノウ君が旅立ってからです」
思わずそう聞いてしまうと、本人はまんざらでも無いかのようにサラッと答え博士は冷や汗をかいてしまう。
取り合えず、ライトだからと言う理由で納得する事にした。
「プレースとメノウ君…あの二人は『ホウエンの英雄』となってくれる日が近いと思うんですよ私は」
「英雄か…キミのように?」
「いえ、あの子たちはあの子たちらしく自分で決めて英雄になるべきだと思います…少なくとも私のように無理やりなるのはよくないと思いますし」
「…なんだか、大変な事になりそうだね」
ライトとオダマキ博士はそんな話をしながら、青く晴れている空を見上げた。
まるで、何かが起こるのではないかと不安を感じながら
「〜♪」
一方、プレースはと言うとトウカシティの近くの103番道路まで来ており故郷であるジョウト地方の歌を歌いながらセラとリフィと歩いていた。
そしてトウカシティの入り口に入ろうとしたら、異変に気が付いた。
103番道路の外れに何かが倒れている…しかもポケモンだ。
「大丈夫か!!?」
駆け寄ってみると、そのポケモンはボロボロでかなり衰弱していた。
「ヤバ…!!傷薬…ってアレ?カバンが揺れている?」
これには焦りカバンから薬を出そうとすると、大事な物をいれるポケットが揺れていた。
疑問を浮かべ、首を傾げつつも開けてみると—赤い箱のようなものがあった。
「なんじゃこりゃ?何々…これはポケモン図鑑と言うポケモンのデータを蓄積していく物である…?」
赤い箱をパカッと開けてみると、文字が出てきて画面を思わず触るとピポッと音がした。
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.23 )
- 日時: 2011/05/17 22:21
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: /LylQYeE)
『ホウエンの英雄』ですか。なんだか重要そうな単語ですね。
それよりも、プレースはポケモン図鑑を知らないんですか。というか何故に存在を知らない図鑑がカバンの中に?
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.24 )
- 日時: 2011/05/18 20:52
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
白黒さん
『ホウエンの英雄』とは、かなり話に関わってくる重要な単語です(笑
まぁ、話すと長くなりますがこれはイッシュの話を少し混ぜたような物で…んむっ?(口を押さえられる
プレース「それ以上は禁止!!ネタバレ自重!!」
はいはい
プレースは、まだポケモン図鑑の事を知りません
詳しくは、今から書きますのでそれをご覧下さい。
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.25 )
- 日時: 2011/05/18 21:22
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
—図鑑所有者登録完了…名前はプレース・カーネリアン…性別は女…—
「き、機械がしゃべったァァァァァァ!!?」
するとポケモン図鑑はいきなりプレースのデータを語るかのように喋りだすと驚きの余り絶叫する。
ジョウト地方では、機械が喋るなどなかったのであまりにも衝撃的だったのだ。
「な、何なのよコレ…ッ!!ん?」
最近の科学はすごいなと感心しつつも一体何故このような機械がバックの中にと疑問を浮かべていると一枚の紙切れが出てきた。
「何々…ママから?」
—はぁい、プレース♪元気にしてるかしら?
これを呼んでいると言う事は、ポケモン図鑑の存在に気が付いたのね。
この機械は、ポケモンのデータを分析してくれる素晴らしい機械なの
それで、オダマキ博士が是非旅立つだろうと言うプレースにプレゼントくれたのよ♪
ついでに、図鑑所有者って言う肩書きも付くのでポケモンを捕まえてデータも埋めて欲しいんだって
なので、貴女が何時か気付く事を信じてカバンのポケットに入れときます。
ママはプレースの事応援しているから、頑張ってね☆ ママより
「………」
母からの手紙を読み終えると、プレースの手は怒りに震えていた。
色々と言いたいところだが、まずは一番思った事を叫ぼう
「—何でそんな大事な事直接言わないのよ、ママのバカァァァ——————ッ!!!」
怪我したポケモンに傷薬をかけつつ、プレースはミシロタウンで呑気に暮らしているだろう母に対してそう叫んだ。
図鑑所有者とか、私全っっく聞いてないんですけど!!!
大人だけで、勝手に私の都合決めんな—ッ!!!と言う考えを思いつつもまずはポケモンを回復する事が大事だ。
早速ポケモン図鑑で、その子のデータを見てみる。
「えーと、この子はラストス…きもちポケモンと呼ばれ人間の感情をストレートに感じその人の前に姿を現すと言われている…」
きもちポケモン、もしかして私の心を察してこの子は現れたのかな?
強い気持ちに反応するらしいし…
「…うん、ラストスか…気に入った!!この子捕獲しよ♪」
強い意志を持っているという面で共通したのか、プレースは嬉しそうにモンスターボールの中にポケモンを入れる。
そして、数回揺れてカチッと言う音がした。
「きもちポケモン、ラストスゲットよッ!!!」
以外に早くも3体目のポケモンを捕獲し、トウカシティへと足を踏み入れた。
青い服装の奴につけられている事も知らず
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.26 )
- 日時: 2011/05/18 22:41
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: /LylQYeE)
プレースのファミリーネーム(?)って、カーネリアンていうんですね。
それにラルトスですか。あのポケモンはなかなか出て来ないですから、プレースが羨まし……じゃなかった、3体目のポケモンゲットできて良かったです。
それと青い服装の奴ら……もしや、ストーカー?
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.27 )
- 日時: 2011/05/18 22:47
- 名前: ポケモン大好きっ子 (ID: 60TA9nBF)
たぶんアクア団かと私は思う・・・
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.28 )
- 日時: 2011/05/20 21:34
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
白黒さん
プレースのファミリーネームはカーネリアンです♪
ぶっちゃけ、センリとかに名字とか無いのでそういう設定にしました(オイ
プレース「…絶対適当に考えたよね、アンタ」
しょうがないじゃん、名字無いのは紛れも無い真実だし
ラストスはホント中々出てきませんよね…(涙
ホント、捕獲するために何回草むらに入ったか…!!
プレース「話ずれてるぞ、まずは涙を拭け」
うん、そうだね…
3体目のポケモンゲット出来て良かったです(本当にね!!
青い服の奴らは、ストーカーです(えぇ!!?
プレースの後を着いて行き、彼女の個人情報などを色々と探る変人です(この後、作者は青い服装の集団に襲われました
ポケモン大好きさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
ポケモン大好きさんの言うとおり、アクア団で正解です(笑←
プレース「うぉい!!ネタバレしてる!!(滝汗」
今からそれ書くからいいもん
それでは、書きます。
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.29 )
- 日時: 2011/05/20 21:58
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
「まずはセラたちを回復させないと行けないし、ポケモンセンターに行きますか♪」
トウカシティに入ってから、プレースがまず向かったのはポケモンを回復出来る施設—ポケモンセンターであった。
ここに来るまで一度コトキタウンのポケモンセンターで休んだが、トレーナーの数や野生のポケモンに思ったより挑まれてしまったのですっかりセラたちは疲れてしまっていたのだ。
ポケモンの体調をきちんと管理するのもトレーナーの役目である、まずはポケモンセンターへと向かった。
「こんにちわー、すみませんポケモンの回復して欲しいんですけど…」
ポケモンセンターのドアを開けながらそう言うと、何と父であるセンリと緑色の髪をした少年が何か会話をしていた。
「お願いですセンリさん!!僕…どうしてもポケモンが欲しいんです!!」
「うむ…しかし、キミの体は弱いと聞いているのだが…」
緑色の髪をした少年は何度も頭を下げており、パパはどうすればいいものかと言わんばかりに困惑していた。
これには、プレース自身も首を傾げ興味がわいたので話しかけた。
「パパ、どうしたのその子…」
「プレースか、実はこの子がトレーナーになりたいのでポケモンを捕獲するのを手伝って欲しいと言っているのだが…」
聞いてみると彼女の存在に気が付いたセンリが事情を説明し、納得した。
どうやら今までの話から察するにこの子は、トレーナーになりたい見たいだ。
しかも、この様子を見ると息遣いが荒く彼は体が弱いのだろう事も解った。
それで、パパは困っていたのか…トレーナーになる事はポケモンバトルで怪我をする事だって多いから…
「お願いです…僕、明日から体を治すためにシダケタウンまで引っ越さなくちゃいけなくて…そんな所に一人で行くのが怖いんです…」
「…!!」
緑色の髪をした少年の懇願を聞き、プレースは驚く。
彼も自分と同じように未知の所へ引っ越さなければならないのかと思ったからだ。
自分だって、引っ越してきて平常心でいられたのは自分のポケモンであるリフィのお陰だったから—
「…パパ、この子の願い聞いてもいいんじゃないの?私も彼の気持ち解る…自分の解らない所に一人で引っ越すとか怖いもん…」
「プレース…」
この少年にそんな思いはして欲しく無いからこそ、プレースもセンリにお願いすると二人の強い意志に負けたのかため息をはいた。
「いいだろう、しかし条件がある…プレース、お前も彼の捕獲を手伝い見守ることだ…私のジグザクマを貸そう」
諦めたかのようにセンリは苦笑しながら少年に、ジグザクマを貸す。
少年も少年で、初めて触るポケモンに戸惑っているようだ。
「うわぁ…ポケモンだ!!あ、プレースさん!!僕ミツルって言います、よろしくお願いします!!」
「こちらこそ…プレース・カーネリアンよ、キミが捕獲する所を見守るから頑張って」
少年—ミツルは嬉しそうな顔をしながら右手を差し出してきたのでプレースも手を差し出す。
これが、この地方に引っ越してきてから2人目の友達でライバルだったんだ…
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.30 )
- 日時: 2011/05/20 22:16
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: /LylQYeE)
おお、ついにミツル君登場ですね。ミツル君といえばラルトス、サーナイトですね。プレースもラルトスを持っているという事は、何か関係が……?
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.31 )
- 日時: 2011/05/21 07:02
- 名前: のーむ (ID: ZTqYxzs4)
初めまして
リラさんと同じくポケモンの二次小説を書いているのーむという者です。
最近レジ系欲しさにルビサファやってて、1日でめんどくさくなってやめよっかなと思ってたんですが、今回リラさんの小説を読んで再びやる気スイッチがオンになりましたwww
これからも更新頑張ってください!
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.32 )
- 日時: 2011/05/22 20:30
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
白黒さん
ついに、ミツル君が登場です!!
彼と言えば、やはりラルトスでしょう!
それが、今回の話に大きく関わってきます!!
プレースのラストスと最終的に…ぎゃう!!?(殴られる
プレース「これ以上は言えないわ、連載を楽しみにして下さい♪(作者の首を掴む」
ギブギブ!!流石に苦しいッ!!
のーむさん
初めまして、コメントありがとうございます。
そうですか、ルビーとサファイアをレジ系をゲットするために…(滝汗
プレース「お疲れ様としかいいようないじゃん…、レジ系捕獲するの大変だったろ作者だって…(汗」
ホントにね…この小説を見てやる気にスイッチが入って良かったです!!
これからも更新頑張りますので、是非見てください!!
それでは書きます!!
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.33 )
- 日時: 2011/05/22 21:10
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
「取り合えずポケモンを捕獲するなら103番道路がいいと思うから、行って見ましょ」
「はいッ!!」
新人のトレーナーなら、まずは身近の場所でポケモンを捕まえた方がいいだろうと判断したプレースはミツルと103番道路まで戻ってきていた。
「んー、どんなポケモンがミツル君に合うかな…」
「そうですね…僕も実際見てみないと…うわっ!!!」
二人で話し合いながら草むらを進んでいると、突然ミツル君が悲鳴を上げた。
驚き後を見てみると、何とポケモンに襲われていたのだ。
「なっ!!ミツル君下がって、行くよクォーツ!!!」
助けなければと思ったプレースはさっき捕まえたラルトス—クォーツを出しねんりきを出す。
しかしミツル君を襲っていたポケモンはその攻撃を察していたかのように避けた。
「何ッ!!クォーツのねんりきを避けるなんて…」
中々素早いポケモンなのかと思ったら、その予想は大いに外れていた。
そして、寧ろ避けられた理由が解ってしまった。
「…クォーツと同じ、ラルトス…?」
何と攻撃を避けたポケモンとは、クォーツと同じきもちポケモン・ラストスだった。
同じラストス同士なら、攻撃を察知できてもおかしくない。
「クォーツ、いったん引け!!いきなり襲って来た野性とはいえ仲間だろうし…」
「プレースさん…僕あの子を捕まえたい!!!」
仲間で戦うのは悲しい事だろうし引かせようとしたら、ミツル君がそう言いジグザクマを出した。
これには、え?と言わんばかりの顔でプレースも固まる。
「僕あの子と一緒に成長していきたいんです!!何だかあの子の気持ちと僕の気持ち一緒な気がして…」
「………」
ミツル君がそこまで言うので、プレースは腕を組みながら考える。
ラストスは確かに人の感情を読み取り現れると聞くし、もしかしたらミツル君を試したいのかもしれない。
「…いいよ、頑張って捕獲してみなさい」
「はいっ!!!」
クォーツと後に下がりながらそう言うと、ミツル君はジグザクマを出しラストスに向かった。
「たいあたり!!」
まずは体力を削るところから出たか、ジグザクマで攻撃しラストスの体力を削る。
しかし、あっちもあっちで反撃してきてねんりきでダメージを与えてくる。
「ああっ!!ジグザクマ!!」
「ただ攻撃するだけではだめよ、相手の能力に変化を与えるの!!まずは攻撃力を下げる!!」
「は、はい!!」
反撃されミツル君が困っていると、適切な指示を出しプレースがフォローする。
言われたとおり『なきごえ』で攻撃力を下げて見ると、先らよりも威力が減っている。
「命中率を下げる事により、なおさら捕獲しやすいわ」
「解りました!!ジグザクマ、すなかけだ!!」
そして更に助言を出すと、ラストスの命中率が下がりねんりきが当たらなくなる。
「体力はもう残り少ないッ!!今よミツル君!!」
「行けぇ!!モンスターボール!!!」
もうそろそろいいだろうと思い、プレースは教えるとミツル君はラルトスに向けてモンスターボールを投げた。
それは、カチッカチッと3回なり大人しくなった。
かなり息が乱れてながらもミツル君は、モンスターボールの傍まで駆け寄り座り込んだ。
「やった…!!僕の、僕のポケモンだ!!!」
「初ゲットおめでとう、ミツル君」
涙を流しながらも嬉しくてそう喜んでいると、プレースが駆け寄ってきて汗を拭いてくれる。
ラルトスを捕獲できたのは、全てプレースさんのお陰だ。
「本当にありがとうプレースさん!!」
「いいのよ、私も一人のトレーナーが成長するところを見れて嬉しいし」
心の底からお礼を言うと、優しく微笑みながら倒れそうな自分を止めてくれる。
「ははっ…何か気が抜けちゃった…」
「…この調子じゃ早く戻って休んだ方がいいわね、悪いけどミツル君先に戻っててくれない?」
「え?プレースさんは…」
ポケモンを捕まえられた事で気が抜けてしまったミツル君が笑うと、プレースは先に戻って欲しいといきなり言って来て首を傾げる。
戻るなら、プレースさんも一緒にと思ったからだろう
「私は、もう少しここら一帯のポケモンを調べたいし…ミツル君を巻き込めないしね」
「そうですか…じゃあ先にセンリさんのところで待ってます」
だが彼女はポケモンの調査があるのかポケモン図鑑を持ちながら笑いかけると、ミツル君も納得したのか先にトウカシティに戻った。
そして、この場が静かになるとプレースは息を吸い目つきを変えながら睨む。
「さてと…いい加減見てないで出てきたらどうなの?…青い服装のお姉さん」
「フフフ…この私を見つけるとは中々やるようですね」
警戒していた方向を更に睨むと、青い服装の女—イズミは面白そうに微笑んだ。
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.34 )
- 日時: 2011/05/24 22:02
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
「………(ボムッ、ボムッ、ボムッ!!」
「な、手持ちを全て出すなんてどれだけ私を警戒してるのです!!?」
青い服装の女が現れた瞬間、プレースは手持ち全てを出し何時でも攻撃できますオーラを出していると思わず女はツッコミを決めてくる。
いや、その服装からして完璧な不審者だろと言うのが彼女の心情である。
「そりゃあ、服装と言いミシロから私の後を着いて来ていた事といい完全に不審者でしょ貴女」
「不審者じゃありませんッ!!!私はイズミと言う名がありますッ!!!」
更に冷たく哀れむかのような目つきで見つめると、青い服装の女はイズミと名乗ってくる。
…てか、私に名前教えていいのかよ…仮にも敵同士みたいなもんじゃん…
「あー、じゃあオバサン私に何のようよ?」
「………」
オバサンとプレースは挑発したつもりだが、イズミの中で何かがブチッと切れたようだ。
目が怒りで震えており、顔も引き攣っている。
「…どうやら私を本気で怒らせたようですね…ッ!!!グラエナッ!!」
「ゲッ!!?」
オバサンと呼ばれた事により、彼女のプライドがズタズタにされたようだ。
完全に切れてしまったイズミはポチエナの進化系であるグラエナをくり出してきて、プレースはヤバいと悟る。
だが彼女もこんな場面でも冷静に判断できる対処力がある。
ここは逃げるが勝ちだろう、即行トウカシティまで走り出した。
「こんな時のためのランニングシューズ!!逃げろォォォ!!!」
「待ちなさいッ!!!逃がすものですか———ッ!!」
プレースの隠しアイテムとも言えるランニングシューズで、彼女とセラたちは街中を逃げる。
それをたやすく追いかける、化物並みのイズミとグラエナ
…ある意味奇妙な光景である、街中を歩く住人たちがそんな目で見つめていた。
「クソ、これじゃあキリがないッ!!!」
トウカシティを出て104番道路まで逃げ続けていたプレースはそう愚痴を零し、どうするかと考える。
すると海の小屋がある後ろに森のようなものが広がっている。
「おっ?そうだ、ここに入れば…」
森の中ならこのオバサンから逃げ切れると思ったプレースは。すぐさま森へと入る。
そして、追いかけてきたイズミもここで立ち止まる。
「なっ…あの子、迷いの樹海とも言われるトウカの森に入ったのですか…!!?」
相当厄介な事になりましたねと思いつつ、イズミもトウカの森へと入っていく。
そこで、大バトルが行われる事も知らずに…
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.35 )
- 日時: 2011/05/27 22:30
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
「…何とか巻いたかな?」
トウカの森の中心部ぐらいまで走ってきたプレースは、走り疲れたのでよいしょと座る。
同じく、セラとリフィとクォーツもクタクタのようで倒れるように座る。
「ごめんね三人とも、めんどくさい事に巻き込んじゃって…」
特にクォーツは走るのが一番大変だったろうと思い、肩に乗せながら周りを見渡す。
運がいい事に、あのオバサンは近くにいないみたいだ。
「このままこの森抜けて、カナズミシティに行くかトウカシティに戻れればいいんだけどなー」
あの怖いオバサンと遭遇したらそれはそれで危険な気がするし、迂闊に動けない状況だった。
何よりも、何時トレーナーが現れるかも解らないのに…
「おい、ポケモントレーナー勝負しろ!!」
—が、そんな時に現れて欲しくないものは現れるものだ。
虫取り少年やタンパン小僧と言っためんどくさいトレーナーたちがわんさか周りに居る。
「(何でこんなにいるのー!!しかもどう見ても全員虫タイプのポケモン連れてるじゃん!!!)」
自分の不運を呪いつつも、彼女はもう一度周りを見る。
ほぼ全員が虫タイプのポケモンの使い手だ、セラのひのこで倒せばいいんじゃないかと思うが今はそうもいかない。
炎なんてこんな暗闇で目立つ技を使ったら、間違いなく見つかってしまうだろう。
「(いや待て、確かセラは飛行タイプの技つつくも使える…!!行ける!!)」
だがそんな彼女を神は見捨てなかったようだ、セラはもう1つ炎以外で虫タイプが苦手とする技を覚えていたのだ。
飛行タイプの技なら、この暗闇でも大丈夫だろう
「いいわよ、行くよセラッ!!!」
なるべく早く終わらせ先に進む事を考えつつも、プレースはトレーナーたちの勝負を受けた。
—それから、数十分後
「ふぅー、これでトウカの森のトレーナー全部倒せたかな…」
バトルを全て終え、プレースはセラたちにキズぐすりを使う。
何回も勝負を仕掛けられたお陰で、三人ともかなりレベルが上がった。
「セラはLv15、リフィはLv13、クォーツはLv14だね」
モンスターボールを見ながら手持ちを確認し、最初のジム戦に向けて頑張らなきゃなと考えていると—事件はおきた。
「オラオラ、そのバックの中身よこせ!!!」
「ひぃーッ!!!だ、誰か助けてぇ———ッ!!!」
オバサンと同じような青い服を着た男が、スーツ姿の男が持っている荷物を奪おうとしているからだ。
これって盗難じゃと思い、そう言う事を見逃せないプレースは立ち上がった。
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.36 )
- 日時: 2011/05/28 17:10
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
「待ちなさいッ!!!」
「あぁ!!?何だお前は!!」
モンスターボールを持ったまま青い服装の男のところまで走ると、睨みつけられる。
しかし、男はすぐプレースがトレーナーだと判断し不吉な笑顔を浮かべる。
「なるほどトレーナーか…俺の邪魔する奴はたたじゃおかねぇ!!!」
「チッ、やっぱりこうなるか!!!」
すぐに青い服装の男はポチエナを出し、プレースも構えながらセラを出しバトルが始まった。
「ポチエナ、かみつく!!」
「ひっかくで向かい撃て!!」
早速まずは体力を削ろうと考えたのかかみつくを繰り出して来て、とっさにひっかくを命じ相殺する。
その反動で、怯んだのかポチエナは地面に叩き付けられる。
「一撃で決めるには賭けるしかない!!きあいだめ!!」
これにはチャンスと思い、プレースは自分の運とポケモンを信じて命じた。
きあいだめ—技が急所に当たりやすくなると言う優れた技だが確率は低い、これはもやは自分の運試しという博打だ。
「今よ、ひのこ!!!」
きあいだめが込められたひのこが放たれ、その攻撃は—見事急所に的中しポチエナが倒れる。
これには勝利を確信し喜ぶが、甘かった。
「フフフ、よくやってくれました…あの火のお陰で見つけられました」
「イズミ様!!」
セラが放ったひのこにより、何とイズミに見つかってしまったのだ。
青い服装の男はこれに喜び、ポチエナをボールに戻すと下がった。
「さてと、デボンの会社員さんそのバックを寄越して下さらない?そうすれば何も被害を加えませんわ」
「………」
何とも嘘が見え見えな状況でイズミはそう言う、それはデボンの会社員さんと言われるこの人も解っているようだ。
恐らくこのオバサンたちにこのバックを渡せば、用済みとか言われ—最悪殺されるのが目に見えている。
だからと言って、ヘタに動けば何をしてかしてくるか解らないしこの状況は悪過ぎた。
どうすればと焦りながら考えていると、イズミは何とも冷酷な笑みを浮かべ
「どうやら悩んでいるようですね…ならこれならどうしますか?」
「「ッ!!!」」
いきなりセラの頭を掴み、ギリギリと首を絞め始めたのだ。
これには酸素不足と息苦しさで、セラも呻き声を出しながら苦しむ
「セラぁ!!!」
「さぁ、どうしますか?デボンの会社員さん…」
プレースが真っ青になりながら叫ぶと、イズミは解り切っているだろう答えを聞くために最低な笑みでもう一度聞いた。
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.37 )
- 日時: 2011/05/29 21:58
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
えへ☆大変緊迫したシーンで申し訳ございませんが…トレーナーのオリキャラを募集したいと思います!!
プレース「…はい?」
ライト「ちょ、何戯言抜かしてんの?(ゼクロム構え」
ちょ、ゼクロムはシャレにならないからやめて!!
ネタバレになるし!!『クロスサンダー!!!』バチバチィィィィィ!!!
—しばらく、お待ちください—
き、気を取り直して…
オリキャラの手持ちや容姿などもきちんと書いてご応募して下さい!!
お待ちしております!!
メノウ「…てか、何時になったら俺の出番は…」
ダーク「同じく…」
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.38 )
- 日時: 2011/05/29 23:14
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: /LylQYeE)
ご無沙汰(?)してます、白黒です。
イズミさん、ものの見事にオバサン呼ばわりですね……
オリキャラ募集してるようなので、早速投稿させて頂きます。
名前・ライ
性別・男
年齢・11歳
容姿・髪は黒く、前髪が長くて目が隠れている。目の隙間から覗く黒い目はなかなか格好良いが、前髪をどければかなりの童顔、というか女顔で、性別の認識が困難。背は低め。常に半眼なので暗い感じだが、開眼すれば明るいキャラに見える(勿論見えるだけ)。
性格・常にボーっとしていて、抑揚のない喋り方をする。笑うことは皆無だが、感情がないというわけではない。どこか幼い感じがする。
備考・バトルは結構好きで、良さそうな(ライ基準)トレーナーを見つけると勝負を挑んできて、しかもしつこい。フェアプレーに徹していて、相手と同じ条件(手持ちなど)でしか戦わない。フエンタウン出身で、コータスが一番のパートナー。
手持ち
ハスボー
技・吸い取る、驚かす、鳴き声、自然の力
陽気なポケモンで、逃げるのが速い
タネボー
技・タネマシンガン、成長、堅くなる、我慢
素直なポケモンで、考え事が多い
ココドラ
技・メタルクロー、頭突き、泥かけ、鉄壁
慎重なポケモンで、我慢強い
ヤジロン
技・念力、高速スピン、岩石封じ、光の壁
暢気なポケモンで、昼寝をよくする
ユキワラシ
技・粉雪、噛み付く、睨みつける、影分身
寂しがりなポケモンで、とても几帳面
コータス
技・火の粉、煙幕、炎の渦、守る
真面目なポケモンで、ちょっぴり強情。ライの相棒。
サンボイ
「僕はライ。よろしく」
「君、面白そう。バトルしよう」
「バトルするまで、ここにいる」
長くなってすいません(主に手持ち)。手持ちに関しては初回登場時ということで、話が進み次第進化なり技の変更なりしてください。お願いします。
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.39 )
- 日時: 2011/06/01 22:57
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
白黒さん
>>38ありがとうございます!!
ライ君は、プレースの友達でありライバルとして使わせてもらいます!!
進化なり技の変更はお任せください!!
手持ち6体も考えてくれて、助かりました!!
プレース「おし、早速続きを…」
—と、いいたい所だけど…
ライ君のポジションとか何時登場するとか考えなきゃいけないので、後日!!
プレース「………」←重要な事なので文句言えない
ライト「…チッ(作者の奴、覚えてろ」
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.40 )
- 日時: 2011/06/02 23:04
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
「クッ…仕方ないこのカバンはやる!!だからその子のポケモンは返してやってくれ!!第一この子は関係ないはずだ!!」
「………ッ!!」
デボンの会社員さんが悲痛な決意でカバンを投げつけ、プレースは真っ青になりながら固まる。
私のせいで…セラが苦しみ、デボンの会社員さんにも迷惑をかけてしまった。
「ダメですよ!!そんな事したら…」
「でもそれじゃあ、キミのポケモンが!!」
そんな事をさせるワケにもいかず止めようとするが、セラの命が掛かっているとなるとヘタに動けない。
プレースはトレーナーしての実力の無さに、情けなくて頭を抱える。
「(どうすればセラを助けられ、バックを盗られずに逃げられるの…?)」
思わず涙が溢れ出て、苦悩しているとセラに—異変が起きた。
「!!?」
「こ、これは…進化!!?」
「チャモ——————ッ!!!」
突然セラの体が白い光に包まれプレースは驚いていると、イズミがまさかと絶句し余りの眩しさに目を瞑る。
そして光が収まった頃には、セラは姿を変えていた。
「シャモォォォォォ!!!」
「わかどりポケモン、ワカシャモ…ッ!!!」
何とも逞しい姿に進化を遂げると、セラはグラエナに向かって蹴りを決める。
それがセラが新たに覚えた技、にどげりだと気が付くのはすぐだった。
「グラエナ!!?」
もちろんにどげりは格闘タイプの技、悪タイプであるグラエナには効果抜群だった。
倒れるグラエナを他所に、何時の間にかデボンの荷物を回収しているプレースを見る。
「え…?ちょ、倒れた仲間を何で労わらないの!!?」
「何を言うのですか?所詮この子たちは私の言う事を聞いてくれる下僕…いえ物と言った方がいいですね」
これにはプレースも一瞬立ち止まり問い詰めると、イズミは冷酷な笑みを浮かべポケモンを見下す。
それを見てプレースは一瞬唖然としてしまうが、すぐにその表情を怒りに歪める。
「オバサン…アンタ何言ってるのか解ってるのかよ!!?」
「ええ、ポケモンは所詮道具だと申しましたが?」
セラを抱き締めながらもう一度問い詰めると、イズミは何と倒れたグラエナを蹴飛ばしながら答えた。
余りの残酷な扱いに、プレースは耐えられず叫ぶ。
「ふざけるなッ!!!ポケモンにだって意思はあるんだ!!それを道具扱いだと!!?」
何で下劣で最低な考えなんだと涙目で叫ぶと—パチパチと拍手の音が聞こえた。
「いやー、キミ本当にポケモンが好きなんだね…僕もそのオバサンの考えにはちょっと賛成出来ないな」
「え…だ、誰?」
拍手をした主はどうやら自分と対して変わらそうな者で、黒髪が風になびいており目が隠れて見えなかった。
…男か女か判断できないんですが…?
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.41 )
- 日時: 2011/06/03 16:58
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: /LylQYeE)
早速ライを出していただいてありがとうございます。
ですが、図々しいことを承知の上で言わせてもらうと、ライの話し方は接続語が「、」になったりして、「、」を多用するかんじです。
「いやー、キミ本当にポケモンが好きなんだね…僕もそのオバサンの考えにはちょっと賛成出来ないな」
でいうと
「キミ、本当にポケモン好きなんだね…僕も、そのオバサンの考え、賛成出来ない」
という感じです。
あ、いや、生意気なこと言ってすいませんでした。
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.42 )
- 日時: 2011/06/04 11:53
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
白黒さん
何とか、ライ出せました。
なるほど…接続語が、を多用するタイプだったんですね(汗
大変申し訳ございません…次からはなるべく気をつけますので
プレース「作者の頭は低レベルだから、ごめんなさいね」
悪かったですね!!(怒
それでは続き、書きます。
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.43 )
- 日時: 2011/07/25 08:40
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
「説明は後…今は、キミのポケモンを回復するのが先」
「あ…ありがとう」
長い黒髪の子がそう言いながら駆け寄ってくると、セラにいいきずぐすりをかけてくれた。
そしてイズミの方を見ると、モンスターボールから亀のようなポケモンを出す。
「2対1は、フェアプレーじゃない、だからダブルバトルだ」
「…フフフ、いいでしょう」
「このポケモンは…コータス?」
そしてダブルバトルの勝負を申し込むと、イズミは先らと同じ冷酷な笑みで微笑み挑戦を受ける。
プレースだけは始めて見るポケモンに対して、図鑑で名前を確認していたが
「そう、コイツはコータス、僕の相棒」
「…キミって、男なの?」
そんなプレースに相棒だと黒髪の少年は教えると、ようやく性別が解る。
「そう言えば、自己紹介してなかった、僕はライ、よろしく」
「プレースよ、よろしく!!」
黒髪の少年—ライが名を名乗ると、プレースも挨拶をしながら握手しイズミたちの方向を見る。
「準備はいいですか?したっぱさん」
「もちろんです、イズミ様!!」
するとあっちも準備は万端のようで、ポチエナとキバニアを出してきた。
「キバニア…!!確か水タイプのポケモン」
水タイプのポケモンはセラとコータスには相性が悪い事を知っているプレースは、警戒する。
しかし、ライは至って平然にしていた。
「キバニア、みずでっぽう!!」
「まもる」
「!!!」
早速そんな状況に付け込んだイズミが弱点の技を出してくると、何と防御した。
このコータス、守るを覚えていたのね…
「弱点だと解っている技があるなら、防御する術も考えなきゃいけない、プレース、キバニアは悪タイプも混ざってる」
「あっ!!セラ、にどげり!!」
そんなプレースの心情を悟ったのか、ライが冷静にサポートしながら教えるとプレースは指示通りにどげりを命じるとキバニアには効果抜群で倒れる。
「キバニア!!?」
「どどめ、コータス、ほのおのうず」
予想外の事で慌てているイズミを見て、ライはチャンスだと踏みポチエナも倒す。
「クッ…ここは分が悪いですね!!引きますよ!!」
「は、はい!!」
ポチエナまでも倒されマズいと思ったイズミたちはすぐさまモンスターボールにキバニアたちを戻しあっという間に飛行タイプのポケモンで姿を消した。
辺りに残るのは静寂と、ライとプレースだけ
「ありがとうライ、貴方がいなければ私…セラたちを守れなかった」
「………」
ようやく安全になったところでプレースはお礼を言うと、ライはただ黙っている。
これにはどうしたんだと思ったら、ボーとしていて何も聞いていないみたいだった。
「オイ!!?」
「…ハッ、ごめん…聞いてなかった、取り合えず、この森から出よう」
思わず肩を揺さぶると正気(?)を取り戻し、ライは出口を指差す。
どうやら、何時の間にかトウカの森の出口まで来ていたらしい
「うわー、日差しが眩しいや…」
「…僕、思った、君、面白そう、バトルしよう?」
「え」
暗い森にいたせいでヤケに日差しが眩しく感じると思っていたら、いきなりバトルを申し込まれプレースは思考停止する。
プレースの手持ちはあのオバサンのせいで全員が疲れているから、今はあまりバトルしたくないのだ。
だが、それはライも解っているようで
「でも、それはまた今度、キミがもう少し強くなってから、また会おう」
「………」
どうやらバトルの申し込みは予約のようだったらしい、ライはそう言うとカナズミシティの方まで先に行ってしまった。
「…ライか、そして青い服装の集団、イズミ様とか呼ばれてたオバサン…」
プレースは今ほんの数分前にあった事を、思い出す。
自分の力の無さや、敵の圧倒的な力に私は無意識に怯えていたんだ…
「クソォ!!!」
プレースは、ただ自分の無力さを痛感し拳を地面へと突きつけるしかなかった。
今の自分では、あのオバサンたちを返り討ちする事も出来ない…
第一章終了
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.44 )
- 日時: 2011/06/04 13:03
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: /LylQYeE)
ついに第一章、終了しましたね。
プレースにはこれから強くなっていってほしいです。頑張ってください。
- Re: ポケモン 翠色の光と英雄 ( No.45 )
- 日時: 2011/06/04 22:20
- 名前: リラ (ID: I69Bg0jY)
取り合えず第一章終了です、アクア団の馴れ初め(?)何とか書けたなぁ…
まずは、白黒さんにコメント返し
白黒さん
ついに第一章終了しました♪
そうですね、彼女にはこれからもっと強くなってもらいたいです。
…と言うか、強くならなきゃいけないんですけどね(オイ
これからは、アクア団や某赤い服装の集団も出てきますしよろしくお願いします(ネタバレ自重!! byメノウ)
さてと、コメント返し完了
プレース「…それより作者、私聞きたい事があるんだが」
メノウ「同じく」
何でしょうか?そんな剣幕な表情して…(汗
プレース「剣幕にもなるわよ!!何よあのアクア団の強さは!!?原作のあの弱さは何処にいった!!?」←失礼
メノウ「しかもイズミの登場早いし!!主人公がしょっぱなから敵役にやられそうになるとか前代未聞だろ!!!」
だーかーら、最初にいったじゃん…この話は本編とは少し違うってさー
それにアクア団とか弱くて、主人公に何時もボコボコにされるとか面白みにかけるワケよ
だから軽く強化しただけだよ
プレース「何処か軽くよ!!しかも白黒さんが送ってくれたライなんて最強じゃない!!」
だってー、折角応募してくれたキャラなんですから強くないとダメでしょ
いずれプレースだって、ライ君と妥当に戦える日が来る筈さ!!(ハズ!!?
プレース「ハズで済むかぁぁぁ!!!」
はい、そこで騒いでるプレースはほっといて…
次回は、主にメノウサイドになります、そんでいよいよイッシュの重要人物である彼が出てきます。
メノウ「彼?」
まぁ、それでメノウの目標が決まるって感じかな…?
第二章『決まる目標と戦う理由の違い』をお楽しみに!!