二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 大乱闘の裏 ( No.31 )
日時: 2011/06/08 17:58
名前: 無人 (ID: jKkloFvs)

謎の荷物の置かれた円形のテーブルをマリオ達は取り囲んでいた。

「……開けるか……メス!」

そういうないや隣にいたカービィがごく普通の包丁を渡した。
周りのみんなが見守る中慎重に紙包みを切っていく。



「……ハンカチ。」
そういうないやルイージが緑色のハンカチをポケットから取り出した。
そのハンカチを使い汗を拭った。

手術(?)開始から数分後……



「よし! 終わったぞ!」

と、周りから歓声が上がりその方向にマリオは手を振っていた。

そして箱を開けた。

「……風船?」
中には桃色の風船があった。

「……怪しい、割ってみるか。」

リンクが針を持ち風船に刺そうとしている中、リンク以外は全員耳を塞いでいた。



リンクが針を刺し風船の破裂音が響いた。

箱の中には再びピカチュウの入っていたボールがあった。

「またか……さて、どうやって開くんだ?」

とピカチュウがリンクからボールをぶんどって、スイッチらしきボタンを押した。

するとピカチュウと同じ現象が発生して……



「プリ〜………ここはどこでしゅか?」

「プリン! 久しぶりピカ!」
カービィと似たような姿にピカチュウが叫んだ。

「やっぱりお前もスマブラに参加するのか?」

「もちろんでしゅ!」

ドンキーの質問に軽く憤慨する。





と、テレビの電源が点いた。
「ふはは!! やっと全員集まったか諸君!」

「あぁ、次はステージ、アイテム解説だろ?」

少々カチンときながらも感情を落ち着け質問をするマリオ。
だがそんなことには構わず

「そうだったな! では二階に転送装置があるからそこからステージに向かおう諸君!」

そう言って電源は消えた。

「さ〜て! やっと乱闘をする舞台を見まわれるわ♪ みんな、自分のステージは用意したよね?

「僕はどこも駄目って……」

「俺もネスと同じく駄目だった。」

「じゃあネスとファルコン以外は持って来たのね、充分じゃない♪」

サムスがそう言って上機嫌のまま二階に上がった。

「……ご機嫌のサムスって……不気味だ。」

フォックスが呟きサムスの恐ろしさを知る全員が頷いた。








「準備はいいか?」

二階に上がったメンバーは各配置に着いて

「「いいとも〜!!」」

その一言と同時に全員の姿が消えた。

Re: 大乱闘の裏 ( No.32 )
日時: 2011/06/11 14:00
名前: 無人 (ID: jKkloFvs)

「……此処は?」

「まぁ名前は、ピーチ城上空と言ったところだな。」

「ピーチ城ってあれの事?」

カービィが指差したのはかろうじて見える程の大きさの城があった。

「あぁ、とりあえずこのステージの特徴は動く床や……」

その時だった。

「兄さんこんな物僕は聞いた覚えないんだけど……」

その物体にジャンプして触れようとするルイージにマリオが何か叫んだが


遅かった。


ルイージは何かに弾かれる様に吹っ飛んだ。

勿論下に足場は



無い。



「あぁぁぁぁ!!!」
悲鳴を上げながら落ちていったが不意に何かに掴まれるような感じがした。
リンクのクローショットがルイージを捕まえていた。

「便利だな。それ。」
横でマリオが感心するなかルイージは引き上げられた。

「うぅ……酷いや兄さん、僕に隠し事をするなんて……」

「わりぃわりぃ。……と今のバンパーに触れるとルイージの二の舞になるから気をつけろよお前ら〜!」

マリオが忠告するなかルイージは本当に反省しているのかと疑問に感じた。









「ウホッ! 次は俺のステージ、コンゴジャングルだ!」

薄暗い夕闇のなかドンキーのテンションが異常に高かった。

「このステージの特徴は少し上に広い所と………これだ!!」

そう言うないやルイージを担ぎ上げ下にあったタルの中に詰め込んだ。

「気をつけろよルイージ! 発射タイミングを誤ると復帰はほぼ不可能だぞ!」

その言葉と同時にルイージが下から発射された。

「結構な勢いで飛ぶわね。」

「飛びますね。」

片手で夕日を遮ながら空中で舞っているルイージをサムスは見物していた。

そしてルイージが戻ってきた。

「……と言うようにタルを上手く使えば復帰出来るかもしれないからな!」

ルイージを無視しながらドンキーは説明を続けていた。











「次は私のステージ、ハイラル城ですね。」

「結構広いな。」

一番上からマリオが景色を楽しむようにくつろいでいた。

「ここの特徴は……ってルイージさんは?」

「ルイージなら結構離れている所にいるぞ!」

上から大きな声でマリオが叫んだ。

「ルイージさん! 私は何もしませんよ〜!!」

「何となく嫌な予感がするから逃げただけだよ〜!」

ルイージが言葉を発すると同時だった。

ルイージの近くで風が強くなり………


大きな竜巻と化しルイージを巻き込んだ。

「ルイージさん!! 一つ言い忘れていましたがこのステージは竜巻がよく発生するので気をつけて下さい!!」

「それを早く言ってぇぇ!!」

竜巻に巻き込まれながらルイージは叫んだ。

その後ルイージは吹っ飛んだが、幸いにも天井のある所で吹っ飛んだ為、星にはならなかった。