二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.216 )
日時: 2012/10/27 22:11
名前: リラ (ID: zxZEzDNk)

第六章—運命の島での休息と見つかる者—

皆さんこんにちわ、この小説の主人公でありヒロインのリズティクスト・ブラックノーバディです←
前回キーブレードを使えなくなってしまい、これからどうしようと思った矢先—

「って、何で私が縄に繋がれなきゃいけねぇんだよぉぉぉっ!!?離せぇぇぇぇぇぇ——————ッ!!!!!」

「うわっ!?またリズ姉ちゃんが暴れ出したよ、グラ兄にムン兄ッ!!」

「またかよ…今日で何度目だっての…」

「通算すると5回目だ…仕方ない、魔力の縄を強化するから、アクセルとロクサスは暴れるリズを無理やり抑え込んで引っ張ってきてくれ」

「分かっている………さっきからコイツが暴れるたびに思っていたが、ずっと魔力の縄の強度と縛り具合を上げ続けているのに…何でそれに比例するかのように暴れる力も増してるんだ?」

「あはは…リズの事だから、きっと力を増すごとに自分も力を増すんじゃないか?」

「…何故か納得出来るな、その本来ならあり得ない理由」

何故か親友であるグラッセとムーンと弟のレイシャに魔法の縄で縛られ仲間である赤ウニ(アクセル)とロクサスに引っ張られながら、闇の回廊で未来のディスティニーアイランドへ強制送還されております☆
どうしてこうなったかと言うと、話は数日前の存在しなかった世界に遡る。



『何っ!?リズがキーブレードを使えなくなっただとっ!!?』

『うん、このとおりね…』

アンチ・リズを本体の中で共存させるという形で討伐し、ようやくリズも正気に戻り万々歳かと思えばトラブルが起こり彼女はキーブレードを使えなくなっていた。
取り合えずこのままにしておく訳にもいかないので、存在しなかった世界へ戻りアンチ・リズの件の報告も兼ねてサイクスに告げると案の定グラッセたちと似たような反応を示された。
だが事実なのでリズは苦笑しながら右手に光を集め、キーブレードを出そうとするが—その光は鍵剣を形成せず分散した。

『…どうやら本当のようだな、何時から使えなくなったんだ?』

『ファンタジアの墓を設置した日には、既に使えなくなっていたから1週間ぐらい前…だと思う』

『結構前からじゃねぇか、そしてだと思うって何で確信を持てないような言い方をしたし』

実際に証拠を見せられてはサイクスも本当の事だと納得するしか無く、この状況に頭を抑えながら何時からキーブレードを使えなくなったと聞く。
その質問にリズは腕を組みながら何か考える素振りを見せたかと思えば、ファンタジアの墓を設置した頃には既に使えなくなっていた事を明かし一週間前ぐらいだと思うと曖昧な答えを返して来た。
これにはムーンが結構前からじゃねぇかとツッコミを決めつつ、何で確信を持てないような言い方をしたと首を傾げる。

『…実は丁度その時にアンチ・リズに身体を乗っ取られかけていたから…記憶が曖昧すぎて、何時キーブレードを失ったかなんて覚えていないのよ』

『あー…なるほどな…』

『アンチ・リズが干渉していたとなると、何と言うか…』

『無理も無いよな…記憶が曖昧になるのも…(遠目』

『ああ…あの女なら大いにあり得ると言うか…心に干渉して記憶を失わせるぐらい普通にやりそうだよな…』

『見た目はリズ姉ちゃんと変わらないのにね…』

すると実は丁度その時にアンチ・リズに身体を乗っ取られかけていたらしく—そのせいで記憶が曖昧になり、何時キーブレードを失ったのか覚えていないと何処か言いにくそうに告げて来た。
確かに彼女に干渉されていたとなると、記憶を失うのも大いにあり得ると言うか無理が無いとほぼ全員が理解を示した(ちょっと、どう言う意味よぉぉぉッ!!? byアンチ・リズ)(そのまんまの意味です&詳しくは第五章を参照下さい by作者)

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.217 )
日時: 2012/11/25 20:50
名前: リラ (ID: zxZEzDNk)

『…事情は理解した、だが…せめてキーブレードを使えなくなった原因が分からないか?その原因さえ分かれば対処する事も出来るのだが…』

『お生憎様だけれど…私じゃキーブレードを失った原因を特定する事は不可能よ』

何時からキーブレードを使えなくなっていた事に関して、記憶が曖昧ならこれ以上の追求はしない方が良いだろうと判断したのかサイクスは事情は理解したと言う。
だがこれではリズのキーブレードを取り戻す方法や対処する事も出来ないので、せめてキーブレードを使えなくなった原因が分からないかと聞く。
だがそれにリズはお生憎様だけれどと腕を組んだかと思えば、私ではその原因を特定する事は不可能だと告げてきた。

『え、何で?』

『…自分で言うのもなんだが、私はキーブレードに関する知識がほぼ無いと言うか皆無と言っても過言じゃねぇんだよ…だから今までどうやってキーブレードを扱ってこれたのか…その仕組みすら理解出来てないし』←

『って事は…今までほぼ独学で戦い抜いてきたのかよ、お前ある意味才能があると言うか最強だよな』

『その言葉、そのままそっくりアンタに返すわよ』

これには何でとレイシャが首を傾げると、リズは自分がキーブレードに関する知識がほぼ皆無な状態である事を教え—正直今までどうやってキーブレードを扱ってこれたのかさえ分からないとも口にする。
ちなみにこの余りにも常識はずれな事をしてきた親友に、ムーンが思わずツッコミを決めているとリズにその言葉そのまま返すと言われていたのは余談である。

『とにかく、そう言うキーブレードの知識なら…グラッセの方が分かると思うわ、無駄に知識があるし』←

『同感だ、恐らく俺たち機関組のキーブレード使いの中で一番キーブレードについて理解しており何よりもそう言う事だけは知識があるしな』←

『お前ら、グラッセに対して喧嘩売ってるだろ』

このままでは話がずれてしまうのでとにかくとリズは場の空気を戻し、キーブレードの知識ならグラッセの方が分かると親友を名指しする。
独学で戦って来た自分たちとは違い、グラッセは唯一この中で【キーブレード・マスター】からもさまざまな知識を学んでいるので一番キーブレードについても詳しいからだ。
その考えはムーンも一緒だったのか、同感だと言いながらリズと似たような失礼な事を発言し思わずアクセルがお前らグラッセに喧嘩売ってるだろとツッコミを決める。

『悪かったな、そう言う知識しか無くて…だけど、今回のケースはキーブレードを失った原因は今まで無いケースだし………正直、俺の根拠の無い想像になるから合ってる自信無いぞ?』

『—今はやれる事をやるしか無いんだから、それでも構わないだろ?リズ』

『うん、このまま何もしない訳にはいかないから…何でも良いから教えてグラッセ!!』

もちろんグラッセ自身も不貞腐れた表情でそう言う知識しか無くて悪かったなと言うが、今回のキーブレードを失ったケースは今までに無いケースだから俺自身の根拠の無い想像になるので合っている自信が無いと告げてくる。
だが例えそうだとしても—今はやれる事からやるしかないと、ロクサスがリズの方を向きそれで構わないだろと確認してくる。
それにリズもこのまま何もしない訳には行かないと頷き返し、何でも良いから教えてとグラッセを見る。
すると彼は、分かったと言わんばかりの素振りを見せたと思えば

『…恐らくお前がキーブレードを使えなくなった原因は…ファンタジアの事で心が不安定になっているからだと思う』

リズがキーブレードを使えなくなった原因—それはファンタジアの事で心が不安定になっているからだと思うと言う事を言って来た。

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.218 )
日時: 2012/11/30 17:00
名前: enemy (ID: U4SF99uU)

はじめまして。
enemyと言います。
リラさんの小説があまりにも面白いので一気読みさせて頂きました!
これからも頑張ってください!!
それとリズさん、リラさんを攻撃するのはやめてあげてください(>_<)

P,S
ハイポーション15個置いときます。良かったら使ってください。

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.219 )
日時: 2012/12/16 16:34
名前: リラ (ID: zxZEzDNk)

enemyさん

初めまして!コメントありがとうございます!
私なんかの小説を面白いと言ってくださって光栄です!
そして一気読みまでもしてくださって、本当にありがとうございます!

リズ「そのわりにはコメントを返信するスピードが随分と遅かったんじゃないの?コメントしてくれたのは1週間以上も前なんですけど?(スチャ」

うぐっ…それは悪いと思ってますけど…(滝汗
てか、enemyさんに攻撃するのは止めてくださいって言われて早々、キーブレードを構えてる君もどうかと!!?

リズ「チッ、仕方無いわね…今回はenemyさんの顔を見立てて見逃してやるよ(キーブレード仕舞い」

今回限定!!?
ハイポーション15個も寄付してくださってありがとうございます
…これでしばらくは…大丈夫かな…?(そう言うとチラリと後を見る

ムーン「安心しろ、そのハイポーションのストックは俺がすぐ無くしてやる(指ポキポキ」

…ですよね(涙
これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします!!
更新は…夜やりますので!!

ムーン「今やれよ!!(闇の力を込めた拳で殴る」

ゴハッ!!?(撃沈

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.220 )
日時: 2012/12/16 21:03
名前: リラ (ID: zxZEzDNk)

『私の心が不安定に…?』

『ああ、今までの事を考えるとそれしか原因が思いつかない』

リズがキーブレードを使えなくなった原因で思い当たる事が、彼女自身の心がファンタジアの事で不安定になっている事—それをグラッセが伝えると本人は私の心が不安定にと首を傾げながら聞き返して来た。
この反応にああとグラッセは頷きながら、今までの事を考えるとそれ以外の原因が思いつかないと言う事も告げる。

『うーん、幾らファンタジアの事があったとは言え…キーブレードが使えなくなるまで心が不安定になってるとは思えないんだけどなぁ…』

『お前はアホか?アホなのか?心が不安定になる条件なんて揃いまくってるじゃねぇか』

『痛っ!!?』

すると超鈍感少女は何処か悩んでいるかのように腕を組みながら、幾らファンタジアの事があったとは言え、キーブレードが使えなくなるほど心が不安定になっているとは思えないと口にしてきた。
これには内心パーティメンバーの殆どが鈍感にも程があると頭を抱えたくなったが、ツッコミ担当であるアクセルがお前はアホかと言いながら心が不安定になる条件なんて揃いまくってるじゃねぇかとリズを叩くと

『—何せレイディアントガーデンの城での戦いに続き、ディスティニーアイランドでの自分自身との戦いもあったせいで、リズの心にも大きな負担が掛かったと同時に、大きな影響も残った…そう言う事だろ、グラッセさんよ』

『ご名答アクセル、その鋭さは流石だよとしか言いようが無いな…』

唯でさえレイディアントガーデンの城でのアンチ・グラッセ戦に続き、ファンタジア=シャドウ戦によりの精神攻撃
それだけでも精神のショックはかなりの物だと言うのに、それから戦いは心を休める間もなく連続で続いての、ディスティニーアイランドでのアンチ・リズと言う自分自身のとの戦い
そのせいでリズの心には大きな負担が掛かったと同時に、大きな影響をも与えてしまった…これだけの事があればキーブレードを使えなくなるもの無理は無かったのだ。
これがお前の出した結論だろと言う意味合いを込めて、アクセルはそう言う事だろグラッセさんよと名前を呼ぶ。
それに対して彼はご名答とアクセルの洞察力と推理力を褒めつつ、その鋭さは流石としか言いようが無いなと苦笑するとリズの方を振り向き

『そう言う事で、今からリズの心を癒すために…俺の故郷であるディスティニーアイランドで休息を取ろうと考えているんだが』

『—はっ?』

何時の間に考えていたのだろうか、彼はリズの心を癒すために自分の故郷であるディスティニーアイランドで休息を取ろうと考えていると言う案を出して来て思わずリズは唖然とした声を出した…

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.221 )
日時: 2013/01/09 20:51
名前: リラ (ID: zxZEzDNk)

『な、何ィ!!?ディスティニーアイランドで休息だとぉぉぉぉぉぉッ!!!!!?』

『ああ、何か問題あったか?』

『大有りに決まってるだろうが———ッ!!!』

もちろんどうしてグラッセがディスティニーアイランドで、休息を取ろうと言い出したのか分からないリズは絶叫する。
すると彼は何か問題があったかと首を傾げながら言う物だから、少女は大有りだと叫び返す。

『大体休息なんて取ってられる場合じゃねぇだろうが!!唯でさえッシャドウを探し出し彼を助けなきゃいけない状況だってのに!!』

『大丈夫だ…その辺は抜かりない、お前たちが休んでいる内はダスクたちに捜索命令を出してやる…だから安心して休め』←

『ママン——————ッ!!!!!?』

どうやらリズは一刻も早くシャドウを探し出し助けたいようで、自分のせいで休んでなんていられるかと言わんばかりに叫ぶ。
しかしそこでサイクスがグラッセに助け舟を出すかのように、大丈夫だと言ったかと思えば休息を取っている間はダスクたちに捜索命令を出すと告げる。
この休息からは絶対逃れられない事実と言う名の運命に、リズは再び絶叫してしまった。

『い、いや…!まだ逃れられる希望は潰えてはいない!休息をとる前に私が何処かに逃げれば良いだけの話なんだからッ!!』

『あ、オイ、待てッ!!』

だが即座に次の逃れる手段—休息をする前に、逃亡すると言う手段を彼女は思い付いた。
そして前方へと走りながら右手を差し出すと、闇の住人特有の闇の回廊を出す。
これで他の世界へ逃げる気だとこの場にいる全員がすぐ悟り、ロクサスが待てと言うが彼女は止まる気配を見せない。

『仕方ない…最終手段のムーン!リズの奴を捕まえてくれたら、俺特製のスペシャルケーキ1ホールご馳走するぞッ!!』

『何ぃ!?乗ったグラッセェ!!ダークファイガァァァァァァッ!!!!!』

このままでは逃げられてしまうと殆どが焦る中、グラッセはムーンを呼びリズを捕まえてくれたらお手製のスペシャルケーキ1ホールをご馳走すると交渉する。
案の定甘党である彼は簡単に乗ってくれ、リズが開いた闇の回廊を消すために瞬時に出したキーブレードから闇の炎を放つ。
その結果見事に闇の回廊は消えてしまい、リズは固まった。

『や、闇の回廊が…!?』

『—おっと、よそ見をしている場合かなリズさんよ?』

『のわぁ!!?』

まさか闇の回廊を消されるとは予想もしていなかったようで、困惑していると後からムーンの声が聞こえる。
それと同時に何かに掴まれたような感じがし、見てみると捕獲完了と言わんばかりの笑みでムーンがリズの両腕を掴んでいた。

『い、何時の間に…!!?』

『俺が捕獲が得意だって事、忘れてもらっちゃ困るぜ♪』

『む、ムーンの裏切り者——————ッ!!!!!(涙』

この素早い行動に思わずリズも驚いていると、彼は更に笑顔で自分を両腕を握る力を強めながらそう言う。
親友の得意分野を忘れていた自分も自分だが、何よりも裏切られた気がし涙目になりながらリズは本日3度目の絶叫を上げる。
こうしてその後はグラッセが魔力の縄で縛りつけた後に数日間に色々と準備をし、ディスティニーアイランドへ向かっている現在へと至るのであった。

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.222 )
日時: 2013/02/13 22:39
名前: リラ (ID: rGbn2kVL)

「うぅ…私が何をしたって言うんだよぉ…!!誰か助けて…(涙」

「諦めろよリズ、こうなった以上はきっちり休息を取らないと!」

「そうだな…素直にディスティニーアイランドまで、俺たちの手によって運ばれろ」

もう少しでディスティニーアイランドへ着いてしまうと言う思いがリズを焦らせ、何とか自力で脱走しようと思うがその度に魔力の縄は強化されて行く。
数日間縄に縛られていただけならまだしも、このままでは暫く拘束生活(?)が続いてしまう事になる。
唯でさえ放浪癖があり1ヶ所に留まる事が苦手と言う、リズからすればそれは—もはや拷問であった。
だからこそ自分が何をしたんだと呟き誰かに助けを求めていると、仲間であるロクサスとアクセルから手厳しい言葉が来る。

「………そんなの、嫌に決まってるだろ——————ッ!!!!!」

「「うるさいわぁ!!もうお前は着くまで黙ってろぉ!!!」」

「ぐはっ!!?」

しかしそんな言葉でリズが納得する訳も無く、彼女は再び暴れだしながら絶叫する。
でもグラッセとムーンの親友コンビによる、ダークファイガとホーリーの連帯技によりその抵抗は無意味に終わったとか…
ちなみにこの攻撃で気絶したリズは、ディスティニーアイランドに着くまで目覚める事は無かったとか



「到着ーっ!!」

「相変わらず日差しが眩しい世界だな…まぁ、真夏の世界だから仕方ないんだけど…それとも、俺が闇属性だからか?」

「そうだな…闇の住人の俺たちには、ちょっと眩しいかもな」

「リクさんだってここに普通に住んでるんだから、属性とか闇の住人とか関係無いからなっ!?寧ろ二人の場合、住んでいる世界が暗い所だから余計そう感じるんじゃ…?」

「確かに存在しなかった世界で暮らしてれば、強い日差しに耐性が無いのは当然の事だな…てか、普通ならそれしか思い付かねぇだろ…?」

それから一同が闇の回廊で現れた場所は、運命の島のディスティニーアイランドのグラッセの家がある本島の方だった。
真っ先に闇の道から出たレイシャがようやく着いたと言わんばかりに、腕を伸ばしていると、ムーン、ロクサス、グラッセ、アクセル(+腕で抱えられてるリズ)の順で次々と現れる。
…今言った前者二名がツッコミ所満載の天然発言をして、後者二人が全力で否定していたが

「取り合えず目標であるディスティニーアイランドに着いたけど…これからどうするんだ、グラ兄?」←

「目標って…別に討伐任務じゃないんだぞレイシャ…?実はこれからの予定はもう決まってるんだ、もうそろそろ来ると思うけど…」

常人なら耐えられぬこの光景に悲しきかな最近耐性を持ったレイシャはスルーする事を決め、自分と同じく常識人であるグラッセにこれからの事を聞く。
すると今の発言に彼は任務じゃ無いからとツッコミを決めつつ、既に予定は立てておりもうすぐ来るとだけ言って来た。
内心何がとレイシャは思っていると、次の瞬間向こうの坂から走って来た三人の人物を見て納得する。

「グラッセー!」

「久しぶりね、お帰りッ!」

「少し見ない間に、随分と精神的に成長したな」

それはグラッセの両親でもある未来の光の勇者・ソラとセブンプリンセス・カイリに、ムーンの父親でもある闇の勇者・リク
どうやらこの三人が自分たちの出迎えだったようだ。

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.223 )
日時: 2013/02/22 15:54
名前: リラ (ID: rGbn2kVL)

「ただいま、父さんに母さんにリクさん」

「…チッ、出迎えってお前も居たのかよ」

久しぶりに故郷に帰って来てまず会えたのが自分の両親とその親友の青年だったからか、グラッセはとても嬉しそうな微笑みを浮かべながら三人にただいまと挨拶をする。
その近くでは物凄いしかめっ面になったムーンが、不機嫌そうにリクを見て舌打ちをする。

「…お前のその可愛げの無さも相変わらず健在なんだな、ムーン」

「はっ、てめぇ何かに可愛げがあると言われても嬉しくない、寧ろ気色悪い」

その様子を見たリクは相変わらず捻くれた性格をしている息子に、内心変わりが無いなと思いつつ苦笑する。
それにムーンは可愛げが無くて結構と言わんばかりの顔で反論し、更に顔を歪めてそっぽ向く。

「ムーンってば本当にツンデレだよねー、いい加減素直になれば良いのにー」

「俺は何時だって自分に素直だっ!!」

『あはははははははははっ!!!!!』

何だか未来のソラたちとのこう言うやり取りが、随分懐かしく感じられるなとリズも思いつつムーンをからかう目的で会話に入ると彼が文句を言い—全員が爆笑した。

「それにしても…大変だったみたいねリズちゃん、話は全部未来の…今のナミネから聞いたわ」

「いえ…大変なんかじゃありませんよ、全部私が招いた事で…それが結果として返って来た物ですから」

「またリズ姉ちゃんはそんな事を…!リズ姉ちゃんだけが悪い訳じゃ無いだろっ!!?」

それから一行はグラッセの家—即ちソラの家へ行く事になり、向かっている途中にカイリがリズに全ての事情は聞いたと言い今までの苦労を労わる。
でもそんな言葉に甘えるリズではなく彼女は悲しそうに微笑みながら、全て自分のせいですからとファンタジアの事で落ち込んでいるからか珍しく何時もなら隠れて呟く自虐的な台詞を言う。
これにはカイリも慰めるつもりが逆効果になってしまったと慌てると、彼女の弟であるレイシャがそれは違うと否定した。

「そうだよ、今回の件はリズだけが悪い訳じゃ無い…俺たちも悪いんだ…言っただろ?一緒に全てを背負うって…」

「そうだ、だから何でも一人で抱え込んで背負い込むじゃねぇ…俺たちは仲間なんだ」

「ロクサス…赤ウニ…」

今回の件—ファンタジアの件はリズだけの問題で済まされる事じゃ無い事など、ここに居る全員が悟っており分かりきっている事だった。
なのに彼女は一人で背負い込んで暴走した、ファンタジアを消滅させてしまったという罪悪感に心が耐え切れずに
だからこそリズの傍に居た、自分たちもこの罪を背負って生きて行くべきなのだと自覚しているロクサスとアクセルが傍に駆け寄りながらそう告げる。
するとリズは驚いたよう顔をしながら、二人の名前を呼ぶと

「…そうだね、ありがとう…」

何時のように満面の笑みとまではいかないが、少しずつ笑顔を取り戻しているようで—今出来る最高の笑みを浮かべお礼をした。
—友を失った哀しみの余り一度は深淵の底まで堕とされた純粋な光の心を持つ狭間の少女—そんな彼女の笑顔を取り戻せる日が来るのだろうか

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.224 )
日時: 2013/03/10 22:10
名前: リラ (ID: Y8UB0pqT)

「着いたぞ!ここが俺たちの家だ!!」

「…案外、普通の家だったな…」

「ああ…てっきり光の勇者様って称えられているぐらいだから、お金持ちだと思ってた…」

それから数分後グラッセの家に着いた一行は家主であるソラにより家の紹介をされると、ロクサスとアクセルが他の家と対して変わらない家に住んでいる事に驚く。
どうやら二人は過去の時以上に光の勇者として名を馳せているソラが、一般家庭と変わらない普通の家に住んでいたとは思っても無かったらしい。

「幾ら光の勇者と呼ばれていようが、住んでいる家は普通だよ…リクさんは、元々家柄がお金持ちだから違うけど」

「…ああ、あんなに凄い家に住んでいてメイドとか執事とかが居ない事に関して俺は疑問を抱いているがな」

余りにも偏見的な考えを持つ二人にグラッセは苦笑しつつ、リク以外は普通の家庭で育ったので近所の家と対して変わらない事を説明する。
すると便乗した形でムーンがその話題に入って来て、ごく稀に帰る自宅を思い出しているのか遠い目になりながら自分の家の事をそう語ると

「「(一体どんな家に住んでるんだよ、リクッ!!?)」」

思わず親友コンビであるロクサスとアクセルが、心の中でそうツッコミを決めたのは言うまでも無い。

「ここに滞在している間に、多分行くと思うからその時に私が案内してあげるね!それから—所で、リズちゃん♪」

「はい?」

「貴女って暫くディスティニーアイランドで過ごすのよね、それなのに何で機関の黒いコートなのかなぁ?」

そんな二人の心情を知らない故か、カイリがその内に行くと思うからと笑顔で言いこの話を終わらせると—急に今まで黙っていたリズを名指しする。
これには何で呼ばれたのか分からないリズは首を傾げつつ返事をすると、カイリは近づいて来て少女が今来ている服装である機関の黒いコート(リズ限定の改造ノースリーブコート)を見つめながら何故その格好で来たと問い詰めて来たのだ。

—何だが物凄く…いや果てしなく嫌な予感、それと同時にデジャウのような物を感じるのですが? byリズ

「な、何でって言われても…私、この黒いコートしか持ってないし…」

「何でですって!?どうしてそれを早く言ってくれなかったのっ!!?」

しかし質問された以上は答えるしかなく、自分がつねに黒いコートを着ている理由—それは即ち、この服しか持っていないからだと伝えると更にカイリの目が光る。
それと同時に肩を掴まれながら、もっと早く言ってくれればよかったのにと口にしながら目を輝かせたかと思えば

「だったら、私がリズちゃんに似合う可愛い服をコーディネイトしてあげる!だから早く家の中に入りましょう!!」

「ゲッ…!!」

彼女は獲物を見つけたかのような狩人の眼差しをしながら、興奮状態でリズがこの世界に居る間の服を決めると言い出しすぐさま家へ入れようとする。
この展開に嫌な予感が的中したとリズは冷や汗をかきながら真っ青になり、何とか逃れようとするために逃走経路を頭の中に思う浮かべるが—

「逃れようとしたってそうは行かないわよー、絶対逃がさないんだから♪」

「つ、掴む力が強いっ!?何時ものカイリじゃ無い…って、抵抗出来ない事をいい事に引っ張らないで、連れて行かないで…嫌ぁぁぁぁぁぁ——————っ!!!!!?(涙」

本来戦う力など殆ど無いハズのカイリが信じられないほどの馬鹿力を発揮し、グラッセに似た…いや彼と同じ黒い笑みで微笑みながらリズの腕を掴んで離さない。
この予想外の状況にリズは焦りながら慌てて困惑する物の、最強と化したカイリに家の中へ強制連行され—その後、ムーンに捕まった時と同じような絶叫をしたそうな

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.225 )
日時: 2013/03/11 20:36
名前: リアン (ID: G2ENsTvw)

はーいリラさん、リアンでーす
ソラとカイリって普通の家に住んでいるんですね、まあ…私にとっては普通の家に住んでいるイメージがあるんですよね、私だけでしょうか?
あとリク、どんな家に住んでいるのwwロクサスとリ…ゲホンゲホン…赤ウニの親友ツッコミ、多分私もつっこむと思いますww
キズナ「何でお前、名前言わなかった」
ここでは赤ウニと読んだ方か良いと思いまして
キズナ「後でリア(アクセル)にボコられるぞ」
それは困る…(汗)まあ後で逃げればいいや
リズさん可愛い服に着替えるんですか?意外とリズさんってかっこいい服の方が似合と思いますよ、
であ

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.226 )
日時: 2013/03/12 21:37
名前: リラ (ID: Y8UB0pqT)

リアンさん

こんにちわ!コメントありがとうございます!
ソラとカイリが普通の家に住んでいると思っているのは私もですよ!
リクが住んでいる家はですね…

リズ「一言で表すなら…豪邸よねぇ…(遠目」

ムーン「ああ…これ以上はネタバレになるから、何も言えんが…(遠目」

…だそうです!ロクサスとアクセルがツッコミを入れるのは当然ですね!!(分かるかぁぁぁっ!!! by某赤髪のツッコミ少年)
そしてもはや、私の小説内で名前を呼ばれず赤ウニが名前となっているアクセル…(笑

アクセル「誰のせいでこうなってると思ってるんだよ!最初そう呼んだお前とリズのせいだろっ!!」

まぁまぁ、面白いから良いじゃないですか(良い訳あるかぁぁぁっ!! byアクセル)
リズは可愛い服に着替えますよ〜!そしてカッコイイ服も確かに似合いますけど…

リズ「カッコイイ服=ⅩⅢ機関のコートじゃないの?」

ちょっとばかり、センスが変わっているので無理そうです☆
それでは続きをご覧下さい!

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.227 )
日時: 2013/03/13 22:37
名前: リラ (ID: Y8UB0pqT)

—きゃー!リズちゃん、よく似合ってるわ!!次、これなんかどうかしらッ!!?

—か、カイリ…居間でグラッセたちも待ってるんだし、お願いだからもうこれ以上は…って、ギャアアアアアアア…

—良いのよ男共なんて!それよりもロクサスとナミネの両方に似て可愛い顔してるんだし、髪型とかもこうしてっと…!!

『………………(汗』

リズがカイリに強制連行させられてからと言う物の、連れ込んだ張本人の部屋からは上記のような悲鳴しか聞こえてこず居間にいる男性陣たちは冷や汗を流しながら無言でそれを聞いていた。

「カイリ小母さんも鬼だよなぁ…幾らリズがオシャレに興味を持っていないからとは言え…」

「いや、あれはどう考えてもただの趣味の押し付けだろうな…」

「そうだな…そう言えば母さん、昔からもし娘が出来たらコーディネートしたいとか言ってたしな…」

そしてその沈黙を破るかのようにテーブルの上に置いてある、来客用のクッキーとグラッセの報酬であるケーキ1ホールを食べながらムーンが災難な目に合っているであろう親友に対して同情する。
それと同時に幾ら年頃の少女が服装などに無関心だったからとは言え、やり過ぎなのではないかと呟くと疲れ切った表情でソラとグラッセの親子コンビがとある事実を言って来る。

「娘ね…その内、本当の出来事になるかもね」

「うん?何か言ったか、ロクサス?」

「何でもないよ、とう…じゃなかった、ロクサス♪」

そんな事を知っては誰もカイリをフォロー出来る人物が居なくなってしまい、再び全員が黙り込みそうになる中—たった一人だけ何処かその言葉に反応する金髪と栗毛の少年が居た。
その人物はこの中でも最年少で今犠牲となっている少女の実弟レイシャだが、彼はまるで何かを見通しているかのようにぽつりと囁く。
だがその声はほんの少ししか周りに反響しなかったようで、辛うじて自分が何かを言っていた事を聞き取ったロクサスが聞き返して来る物の少年は上手く誤魔化す。
それにより何事もなかったかのように、この話題が終わりを告げた瞬間—

「—出来た…!皆、落ち着いて聞いてね!ついに出来たわよ!!リズちゃんにピッタリなコーディネートがぁ!!!」

「取り合えず、お前が落ち着けカイリ」

突如今まで悲鳴しか聞こえてこなかった部屋からカイリが出て来て、先ら以上に興奮しながら用件を叫んで来た。
この暴走っぷりには幼なじみであるリクも少々引きつつ、何とか宥めつかせようとする。

「それもそうね、ありがとうリク!………それじゃあ、落ち着いた所でリズちゃんの新しい服を公開しま〜す♪出て来てー!!」

「…はーい」

それをカイリは冷静になれと言う意味で言われたと捉えたのか、頷きつつ深呼吸をして自分を落ち着かせると数秒後に自分がコーディネートした少女の服を見せると言い出しリズを呼び出す。
その呼びかけに少女はもはや諦めの境地に立った様な声で返事をし、負のオーラを出しながら皆の前に立つ。

「………ッ!!」

「これは、また…中々お似合いで…」

その姿を見た瞬間、グラッセは電撃が走ったかのような顔をしアクセルも意外だと言わんばかりの声を上げる。

「………消滅したい…」

そう、今のリズの格好は—髪の色に合わせたのか、この真夏の世界にピッタリな黄色に花柄が付いたキャミソールに白いジャケットを羽織っており、下は青いミニスカートにオレンジ色のサンダルと…女の子の服装だった。
カイリのコーディネートが良かったのか—これが結構似合っている。

「どう、グラッセ?リズちゃんってば元々スタイルも良いから似合ってるでしょ!!」

「(母さん、ナイスぅぅぅ!!良い物が見れたよ、ありがとう———ッ!!!…でも、もう限界…)」

惚れている少女の滅多に目撃する事が出来ない可愛らしい姿に見惚れている息子に、カイリはサービスよと言わんばかりの笑みで言うとグラッセは口を押さえながら心の中で母親に感謝しながら幸せそうに叫ぶ。
でも、どうやら余程嬉しかったようで…次には何の悔いも無いと言わんばかりの顔で気絶するが

「って、えぇぇぇぇぇっ!?何で気絶するの、グラッセ———ッ!!?」

「ちょ、しっかりしろ、グラッセ———ッ!!!!!」

何故グラッセが気絶したのか分からないリズは慌てて駆け寄り、大体理由を悟っているムーンは親友を介抱する為に近づく。
その光景を運命の島組は微笑ましい眼差しで見つめており、機関組は呆れた様子で見つめている。
こんな調子で、リズたちの休息は始まりを告げたのだった。

【休息DAY 1】—リズ、親子の策略に嵌る—

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.228 )
日時: 2013/03/16 16:09
名前: リラ (ID: Y8UB0pqT)

「ムニャムニャ…ママン、ミートソースは大盛りにしてー…」

存在しなかった世界とは違い、ディスティニーアイランドには日が昇り部屋を照らす。
そんな何時もとは違う環境である眩しい朝日を受けようが、この金髪と栗毛が混ざった少女—リズは目を覚ます様子も無く気持ち良さそうに爆睡していた。

「—今何時だと思ってるんだよ!朝食出来たんだから、いい加減目覚まして起きろリズ———ッ!!!」

「ぎゃあああああああああっ!!!!!?」

しかしその平穏な時間は紫髪に青い瞳をした黒いエプロンを付けた少年—ムーンが、怒号と共に放ったダークスパイラルによって終わったが
朝から騒々しい悲鳴が、ディスティニーアイランド中に響いた…

【休息DAY 2】—ムーン、トラウマを克服する?—

「全くもう…毎度毎度の事ながら、何で私を起こそうとするたびに技を繰り出して来るのさムーン!!」

「そうでもしないと、寝起きが悪いお前は起きないだろうが…その台詞はせめて自分から起きて来た時に言うんだな」

「うぐっ…」

朝っぱらから賑やかとも言える近所迷惑な絶叫をしてから数分後、キーブレードで殴られた後頭部をを抑えながらリズは起床し攻撃を仕掛けて来た親友に文句を言う。
どうやら話を聞く限りでは、旅をしている間にもムーンは先らの方法でリズを叩き起こしていたらしい。
だがそうしている理由はリズの寝起きの悪さにあるようで、ジト目になりながら反論すると何も言い返せない少女は口ごもった。

「まぁ…お前には無理だろうけどな、リズが自分から起きた日には存在しなかった世界に光が差し込むっての」

「失礼な!私だって頑張れば朝くらい一人で起きれるわよ!!」

「なら俺に起こされる前に毎日頑張って起きろよ…」

それを良い事に更にムーンはからかい口調で、リズに対しての暴言を吐くと彼女は不貞腐れる。
そして頑張れば起きれるしと言って来て、その発言に思わずムーンは横目になりながら呆れてそう呟いた…

「遅いぞ、リズ!!」

「そう言うソラこそ、ついさっきカイリに起こされて起きただろ…だらしないな」

「俺は嫁さんを持っているが故の特権なの、リクっ!!」

それから朝食を食べるために居間ことリビングへ向かうと、食卓用の椅子に座っている家長のソラが起床したばかりのリズに遅いぞと笑いながら言う。
すると昨日泊まっていたリクがお前も妻に起こされてから起きただろと、自分の決め台詞と言うべき名台詞(?)も言うとソラはノロケとも取れる言葉で言い返す。

「父さん…朝から過激な発言は遠慮してくれ…」

「ああ…朝からノロケを聞かされるとか…独り身からすれば辛いんだが…?」

もちろんその爆弾発言に息子であるグラッセもツッコミを決め、アクセルも切実な事を言いながら疲れ切った表情でコーヒーを飲む。

「取り合えず、ソラのノロケはどうでも良いから早くご飯食べよう」←

「それもそうだね、じゃあ…頂きまーすっ!!」←

でも光の勇者のノロケを唯一気にしなかったロクサスは、どうでもいいと一括しこの空気を破壊しながら朝食を食べようと促がす。
これにリズも同意し手を合わせ挨拶をすると、本日の朝食のメニューである目玉焼きトーストに鮭のムニエルに野菜スープを食べ始めた(ちなみに野菜は微塵切りしてるから、野菜嫌いのリズでも食べれるぜ! byムーン)

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.229 )
日時: 2013/03/16 20:58
名前: リアン (ID: G2ENsTvw)

へーリズさんっていつも誰かに起こされてるんですね。私と似てますね♪
キズナ「な・に・が、似てるだ、リズさんとお前が比べるとお前はゴミ以下だ」
酷いけどそのとうりだから否定はしない(泣)
ソラ…もう大人なんだから子どもの前にそんなことを言わない!
ソラ「てめーに言われたくねーよ」
すみません…て言うかノロケってどういう意味
キズナ「ようするにお前みたいって事」
何テラみたいな事を言ってるの!そしてバカにされた気がする!(泣)
トモ「いいじゃねーの?キズナや俺なんで…」←両親が目の前で殺された
ひい!すみませぇぇぇぇぇぇぇぇえ、て言うかそれリラさん達に関係ないだろ!
あと朝ご飯美味しそう…
であ!すみませんでした!

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.230 )
日時: 2013/03/18 22:04
名前: リラ (ID: Y8UB0pqT)

リアンさん

こんにちわ、リズの寝起きの悪さは尋常じゃありませんよ♪
機関ではママン(サイクス)とゼクシオンに、旅ではムーンに起こされていますから

ムーン「…と言うか、俺を含めて今言った奴じゃないとリズを起こせないんだよな…(遠目」

ロクサス「ああ…アクセルや俺が揺さぶっても、全く起きる兆しなんて無かったしな…(同じく」

アクセル「…つーか、あれだけ色々とやってもどうして起きなかったのか、俺は疑問を抱いているんだが…?(同じく」

…曲者揃いの仲間たちをこれほど言わせるのですから、余程大変なみたいですけど…(汗
そしてソラが言ったノロケと言う意味は、自分の妻や恋人などの仲睦まじい様子を人に聞かせる事を言うんですよ♪

グラッセ「ああ…父さんのノロケを聞いている、こっちとしては辛いけど…ある意味羨ましくもある…(涙」

リズ「?」

…グラッセも苦労してるね、色んな意味で
朝ご飯は料理サイトなどのレシピや、私が食べる物からメニューを選んでこうなりました(オイ
それでは、書きます!!

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.231 )
日時: 2013/03/18 23:25
名前: リラ (ID: Y8UB0pqT)

「ふぅー…食べた食べた♪ご馳走様でしたー!!」

「流石ムーンとカイリだな…サイクスとゼクシオンの作ったご飯に劣らず、美味かったぜ」

「ウフフ、そう言って貰えて光栄だわ」

「…まぁ、俺は料理が趣味のような物だからな」

料理が美味いと評判であるムーンとカイリが作ったご飯となると、朝から食欲がそそられ全員が残す事も無く完食する。
そしてリズが笑顔で食べ終わった後の挨拶をすると、アクセルも本日料理を作った人物である二人に対して感謝の気持ちを述べる。
それにカイリは自分の料理を褒められた事に関して素直に喜び、ムーンはそっぽを向きながら無愛想な様子でそう呟くが何だかんだ言って嬉しかったのか照れていた。

「あれ…?そう言えばレイシャの奴、何処言ったんだ?」

「ああ、レイシャなら朝早くに『ちょっとママンたちに捜索を手伝えって言われたから、数日間任務に戻るっ!!』って言って帰ったぞ」

「………………(俺たちのために済まない、レイシャ…」

その光景をグラッセは微笑ましいと思い優しい眼差しで見つめつつ、ふと金髪と栗毛の少年と今朝から会っていない事を思い出す。
これには何故居ないんだろうと首を傾げていると、リクがレイシャが居ない理由を教えてくれて、グラッセは心の中で今頃自分たちのために世界中を駆け回っている少年に対して感謝しながら沈黙した。



「朝食も取った所で…今から夕方まで【海水浴】に行きたいと思いまーすっ!!」

「はいっ!?」

「突拍子も無く、いきなりだなオイ」

「海水浴か…俺始めてだから、楽しみだな!!」

それから朝食の後片付けをした後に、リビングでリズたちはテレビを見たりトランプをしたりしていると、突然グラッセが右手の人差し指を上げながら【海水浴】に行くと言い出す。
何の音沙汰も無くの発言だったので、上からリズ、アクセル、ロクサスの順でさまざまな感想とツッコミを決める物の—

「………海水浴…?何だ、それ…?」

—ピシィッ!!!

ただ一人だけ紫髪をした少年ことムーンが、海水浴と言う言葉に疑問の声を浮かべた事によりこの場に居るほぼ全員が石化する。

「…え、えーと…ムーン、今何って言った…?」

「俺たちの聞き間違えじゃなきゃ、海水浴って何だって言ったよな…?」

しかしその中でも一足早く正気に戻った彼の親友であるリズとグラッセが、引きつった声でもう一度彼の言った事を聞き返す。

「ああ、そう言ったつもりだが…何か問題があったか?」

だが何度聞いても答えは一緒だったようで、ムーンはおかしい事でも言ったのかと言わんばかりの眼差しを向ける。

「う、うぅ…うわぁぁぁんっ!!ごめん、ムーン!!今まで、本当に辛かったよな——————ッ!!!!!」

「おのれ、マスター・ゼアノート…!!アイツだけは、絶対許さない——————ッ!!!!!」

「えぇッ!!?」

まさかここまであのジジイ(マスター・ゼアノート)に、子供らしい事をする事を制限されていたと知ると二人の行動は1つだった。
グラッセは本気で泣きながらムーンに抱きつき、リズもマスター・ゼアノートに恨み言を言いながら抱きつく。
いきなりこんな行動に及んできた親友二人にムーンは驚き、助けを求めるために辺りを見渡すが

『………………』

「オイ、何だその何とも言えない眼差しはぁぁぁぁぁぁっ!!!!!?」

仲間であるアクセルやロクサス、ソラやカイリと憎んでいるリクでさえムーンを抱きついている二人と同じ眼差しで見つめて来ており、思わず彼はツッコミ混じりの絶叫をした。

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.232 )
日時: 2013/03/22 12:51
名前: リラ (ID: Y8UB0pqT)

「エグッ…エグッ…もう、大丈夫だからなムーン!今度からは俺たちが沢山楽しい事を教えてやるからな…!!」

「わ、分かった…だから、頼むから…いい加減泣き止んでくれグラッセ…」

それから数十分後、相変わらずグラッセは泣きながらムーンに抱き付いている物のようやく落ち着きを取り戻し始めていた。
そんな親友に若干呆れつつも自分の事を思って泣いてくれていた以上、無二に扱う事も出来ないので何だかんだいってお人好しなムーンは泣くなと言いながら頭をポンポンと優しく叩く。

「取り合えず…さっきも聞いたけど海水浴って何なんだ?教えてくれよ、リズ」

「あー…海水浴って言うのはね、簡単に言えば海に行って泳いだり日光浴をする事だよ」

「およっ…!!?」

そしてこのままでは埒が明かないとでも思ったのか、既に落ち着きを取り戻している親友の方を見てムーンは海水浴の意味をもう一度聞く。
するとリズは苦笑しながら、純粋無垢(?)のムーンでも分かるように簡潔に述べると—その意味を知ったムーンが急に真っ青になり硬直する。

「…ムーン、どうしたんだ?」

「い、いや…あはは、な、何でも無いよ…そ、それじゃあ時間も惜しい事だし、早速行くか…」

この変化にはロクサスも疑問を抱き名前を呼んでみると、正気に戻ったのかぎこちない笑顔でムーンは振り向き早速海水浴に向かおうと一行を促がす。

「ちょっと待って!海水浴と言えば水着よ!!だから皆に似合う水着を持って来るわっ!!!」

「…やっぱりかぁぁぁぁぁぁッ!!!!!」

もちろんその前にカイリによるコーディネートがあり、その一番の被害者である金髪と栗毛の少女が絶叫したのは言うまでも無い。



「海だぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

「イヤッホ——————ッ!!!!!」

「いざ、ダイビング——————ッ!!!!!」←

そんなこんなで一騒動…と言うか色々とあった物の、何とかソラたちが遊んでいた島までボートで来た一行たちは、到着早々海に向かって飛び出す。
ちなみに今叫びながら海へと向かっているのは、上から白と黒のチェック型の水着をはいたロクサス、緑色に星型のマークが付いたタンキニの水着のリズ、青色に水色で王冠の印が描かれた水着をはいたグラッセである。

「あんなに無邪気な顔して騒いで…子供は微笑ましいなー、アクセル」

「いや、本来ならお前もそうするべきなんだぞムーン?」

「………俺は遠慮する、ここでカイリ小母さんの弁当をソラたちが届けてくれるまで日光浴をしている…!!」

誰が見ても楽しそうな光景に、茶色にオレンジ色で月の印が描かれた水着をはいているムーンは子供らしかぬ台詞を言う。
その発言にアクセルもツッコミを決めるつつ、混ざってきたらどうだと言う意味合いを込めて告げると彼は震えながら昼の弁当が届くまでこうして居ると頑なに海へと向かおうとしない。

「(…この反応は、もしや…?)」

「ムーン!赤ウニ!二人とも何やってるのさ、早く泳ごうよ!!」

海に入る事自体拒んでいるムーンを見て、アクセルは彼が泳がない理由が思い付いていると、何時までも混ざってこない二人を見兼ねてかリズが呼びに来た。

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.233 )
日時: 2013/03/22 13:00
名前: レイ (ID: Yv1mgiz3)

グラッセ…………!むっちゃ泣いてた!
それとリラさん!はじめまして、だっけ?
まぁとにかく!キングダムハーツThe Five Blade という小説やってます。よかったら読んでください♪

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.234 )
日時: 2013/03/22 13:59
名前: リンリィ (ID: ZSw8dY6l)

うわぁ、ムーン君ドンマイ
ルリィ「泳ぐのって楽しいんだけどね」
あんたはマーメイドだからね!!うちらの事も考えてよ!!
ルリィ「だって〜遊び相手いないんだもん」
リク「はぁっはぁっ、ルリィ!!」
ルリィ「あっ;;」
うわッ、リク!!どしたのこんなビショビショで!!
リク「さっき、ルリィに遊んでって言われて無理矢理……」
………海中に引きずり込まれた…のね;;
ルリィ「えへへ……じゃ、おいとましまーす!!(逃)」
リク「あっ!!待てッ!!!」
ルリィ「やだッ!!(バシャンッ」
あっ!!海に逃げるなぁッ!!!
ソラ「こっちはリクがドンマイ状態だな(作者も」
カイリ「ムーン君がいたら、きっと大笑いしてるわよ」
でわこれで☆
ソラ・カイリ「いつ戻って来た(の)!!!」

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.235 )
日時: 2013/03/25 19:45
名前: リラ (ID: Y8UB0pqT)

レイさん

こんにちわ、コメントありがとうございます!
タイムトリップでコメントを下さったので、始めましてではありませんよ(笑
レイさんの小説の名前承知しました!見に行くと行って置きながら見に行けず申し訳ありません…(土下座

リズ「私からも謝るわレイさん、ちゃーんと作者を教育指導しとくから♪(拳ポキポキ」

私フルボッコにされる前提!?ちょ、待って、のぎゃあああああああ!!!!!?(見せられないよ♪ byリズ)

ムーン「…グラッセ、まだコメントを返さなきゃいけない人がいるから…ケアルガ頼めるか?」

グラッセ「ああ、任せろ—癒しよっ!!」

リンリィさん

ムーンがドンマイと言う事は…彼が泳ぎたがらない理由分かっちゃいましたか(笑&復活

グラッセ「まぁ、あれだけ嫌がれば分かるよな…(遠目」

そうだね、誰もが想像付いてると思うけど…それ以上はネタバレだから、話さないでねグラッセ
そしてリク…ルリィちゃんに振り回されて…私からもドンマイと言う言葉を届けさせて頂きます(汗

ムーン「ハハハッ!!俺はその面白い姿をみて笑わせて貰ってるがな!リクの奴、ざまぁみやがれってんだ!!!(爆笑」

…見事にそちらのカイリの想像通り、家のムーンは大笑いしておりますが…(滝汗
それではコメントも返し終わった所で、続きを書きますか!!

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.236 )
日時: 2013/03/25 20:28
名前: リラ (ID: Y8UB0pqT)

「い、いや…俺は日光浴をしているし、カイリ小母さんの弁当も待たなきゃいけないから別に泳がなくて良いよ…」

「日光浴をしながらカイリのお弁当を待つって言っても…昼まで後4時間以上もあるよ?それに折角海に来たのに泳がないなんて勿体無いよ、ムーン!!」

「うぐっ…!!」

何時もなら喜んで混ざるであろう親友のお誘いだが、ムーンは相変わらず震えながら引きつった笑みを浮かべ先らアクセルに言ったように同じ言い訳をする。
だがその言い訳にリズは親友としての勘か、何処か様子がおかしいムーンが逃れられないような正論を返し更に積極的に誘って来た。
これには流石のムーンも対処法(と言う名の言い訳)が思いつかず、困惑しながらこの夏場には相応しくない冷たい汗を流していると

—ガシッ

「もう、じれったいわね!こうなったら強制連行よっ!!」

「ヒィ!?ちょ、リズさん!頼むから、待って下さい…ッ!!」

「あっ、オイ、リズ待て!ムーンは…!!!」

そんなムーンの態度に痺れを切らしたのか、リズは彼の腕を無理やり掴むと海に向かって走り出す。
この展開は想像していなかったのか、その瞬間紫色の髪をした少年の顔色が今日一番と言えるほど真っ青になり出来る限りの抵抗をし、何か気付いていたアクセルも止めようとしたが

「いざ、海の旅へと出発——————ッ!!!!!」←

「イギャアアアアアアアアアアアアッ!!!!!」

「「ッ!!?」」

何も聞いてくれなかったリズは、宙に高く飛び上がりムーンを抱える形で海へとダイブする。
すると今まで聞いた事が無いような低い悲鳴が島中へと響き渡り、泳ぎの競争をしていたグラッセとロクサスも思わず振り向くと

「ブクブク…」

「わ——————っ!!!!!?」

「む、ムーンが溺れてるぅぅぅぅぅぅっ!!!!!?」

「えぇっ!!?ちょ、しっかりしろぉぉぉぉぉぉっ!!!!!?」

「…やっぱり、こうなると思ってたぜ…」

無理やり海へと連れ込まれたムーンが、目を回しながら息継ぎが出来ず—海水を飲みながら溺れていたのだ。
普段なら見る事が出来ない光景に全員が一瞬ぽかーんとする物の、すぐ正気に戻ったロクサスが叫ぶ。
それによりグラッセとリズも今の状況を理解し、慌ててその身体を二人掛りで担ぎ上げるがムーンは完全に気絶している。
だがその中で唯一アクセルだけがこの事態を想像していたのか、彼はため息をはきながら黒色に白でノーバディの刻印が描かれた水着に着替え救出作業を手伝いに行った…

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.237 )
日時: 2013/03/25 21:21
名前: リアン (ID: G2ENsTvw)

あーやっぱりそうですか…まあ予想はしてましたが
キズナ「海水浴って言葉が知らなかった人がいきなり海に連れされてあーなるな」
今まで聞いた事が無い叫びだったなんで、どんだけですか…
まあ気持ちは分かります、いちよう…
キズナ「あとはムーンさんが意識不明にならない事を祈るだけだな」
さん付けしてるけどいちようリズさん達はあんたより一つ下だから
キズナ「だからなんだ?」
いえ…なんでも…
であ

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.238 )
日時: 2013/04/23 21:40
名前: リラ (ID: ILWrwkSr)

やっと、ネットが繋がったぜェェェッ!!!←
お久しぶりです皆様、このたびようやく戻ってきました!!
忘れているかもしれませんが、この小説の作者・リラです!!!

リズ「—幾ら引っ越しとかで忙しかったとはいえ、遅せぇわこのボゲ作者——————ッ!!!!!(突然現れて蹴る」

ムーン「てめぇネット繋ぐのに何日かかってるんだよ!?約一か月だこのドアホ——————ッ!!!!!(同じく現れ殴る」

あだぁぁぁっ!!?い、いきなり久しぶりの記念すべき更新だと言うのに何するんですかぁぁぁっ!!!!!?

リズ「何をするじゃねぇわ!こんなに放置したんだから当然の結果でしょうが!!」

ムーン「そして相変わらずお前の生命力と減らず口は健在なんだな…(呆」

いやいや、放置したのは申し訳ないと思ってるけどさ!!
ちょっとネットを繋ぐのに、厄介で面倒な事があったんだよ…
てかムーン!減らず口が減らないってどう意味さっ!!?

リズ「さーて、長い間リアンさんにコメント返ししてなかったからするか(無視」←

ムーン「そうだな、こんな見苦しく下らないコントを終わらせて(同じく」←

シカトっ!!?



リアンさん

こんばんわ!コメントを返すのが遅くなってすみませんでした!
そうです、リアンさんの想像通り海水浴と言う言葉を知らなかったムーンは海で泳いだ事もありませんでした。
即ちカナズチと言う事です、だからあんな絶叫もしました(笑

ムーン「笑じゃねぇよ…!こっちからすれば死活問題でしか無いんだが…!!?」

まぁ大丈夫でしょ、リズたちが助けてくれるから☆(そう言う問題じゃねぇよ byムーン)
そしてキズナ君、年上だったんですか!!?

リズ「ふーん、そうだったんだ…」←

ムーン「意外だな…まぁ、それで何かが変わるわけじゃないだろ」←

反応薄いっ!!?
それではコメントを返した所で、書きますか!!

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.239 )
日時: 2013/04/23 22:43
名前: リラ (ID: ILWrwkSr)

「—癒しよ、ケアルラッ!!」

「………………」

海を象徴しているかのようなキーブレードであるアクアレインダストを右手に持ちながら、グラッセが回復魔法を唱えると淡き緑色の魔力が気絶しているムーンの身体を包む。
それにより若干紫髪の少年の顔色は先らよりは良くなったものの、相変わらず体温が失われているかのように真っ青だった。

「ご、ごめん…ムーン…」

「全く…だから言ったじゃねぇか、待てって」

その原因であるリズも申し訳ない気持ちで顔色を真っ青にし謝っており、横では呆れたように頭を掻きながらアクセルはため息をはいた。

「なぁ、アクセル…もしかして、ムーンって…」

「ああ、こうなるまでは想像だったんだが…コイツは泳げないんだよ」

この様子を見てアクセルは全てを悟っていたとロクサスは判断し、聞いてみると案の定予想通りの答えが返って来る。
そう、ムーンは先らリズとダイビングして溺れた事と言い—正真正銘のカナヅチだったのだ。
それもそのハズである、何せ彼は【海水浴】と言う言葉も知らず泳ぐ事だって今日が初めてだったのだから
だから泳げなくて仕方がないとアクセルが口にしようとした瞬間、リズは顔を押さえながらうな垂れる。

「…こうなったのは、私の失態であり不覚だ…」

「(ゲッ…リズの奴、まだ何でも一人で背負い込むモードになりかけてるっ!!?)」

「(ま、マズイ!何とか止めないと…!!)」

それからポソリと小さな声でそう呟いたかと思えば、かつてアンチ・リズに乗っ取られた時と同じような勢いで落ち込み始める。
これにはまた闇に捕らわれる!?とグラッセも焦り、ロクサスもリズがマイナス思考に考えるのを止めようとすると

—ゴスッ

「そんな細かい事で、一々思い詰めるんじゃねぇ…言っただろ、『何でも一人で抱え込んで背負い込むじゃねぇ…俺たちは仲間なんだ』って」

「………悪い、また危うくファンタジアの時と同じく二の舞になる所だったわ…」

アクセルが何時ものじゃれ合いのようにリズの頭を軽く叩きながら、再び闇の感情で暴走しそうになる少女を諭す。
それにより金髪と栗毛の少女はハッとし、目付きを鋭い青い瞳に戻すとお礼を言う。

「(流石だな、アクセル!)」

「(ナイスフォローだな、伊達に保護者やってないな)」

「(その言葉、そっくりそのままお前に返してやるよグラッセ)」

ことの成り行きを見守っていたロクサスとグラッセは、アクセルらしい機関流(?)の元気づけに感心しながら近寄り、リズに聞こえないようにボソボソとそんな会話をする。
こうして場の空気が少しでも軽くなったかなと、三人は一安心し後はムーンが目覚めるのを待つだけだなと思っていると

「ゲホッ、ゴホッ…!!!」

「ムーン!大丈夫かっ!!?」

何とタイミングが良い事だろうか、今正に考えていたムーンが咳をしながら復活しリズが駆け寄った。

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.240 )
日時: 2013/04/28 20:40
名前: リンリィ ◆1qM0O16Y0E (ID: r99rf6N5)

お久しぶりです〜♪
ってあらら;;
ルリィ「ムーン君大丈夫!?」
リズちゃんがちょっと強引に……ね;;
しょうがないよ;;
ルリィ「まぁ、そうだけど……」
まぁ、ムーン君、その辺は大丈夫でしょ。
変なとこ、うちのリクと似てるけど。
リク「どういう意味だ」
わっ!!何でリクそんなビショビショなの?
リク「お前の撮影のせいだろうが!!一回死にかけたんだぞ!?」
まぁ、いいじゃん♪その後“アレ”演るんだから♪
ルリィ「なっ……//////」
リク「バカ野郎!!!」
でわこれで!!(逃亡)
リク「待てやぁ!!!」(追いかける)」

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.241 )
日時: 2013/05/01 22:23
名前: リラ (ID: ILWrwkSr)

リンリィさん

お久しぶりです!コメントありがとうございますー!!
ムーンは大丈夫ですよ、伊達にあのリズの親友やってませんから←

リズ「ちょっと、それどう言う意味よッ!!?」

そのまんまの意味ですが、何か?(横目
確かに変な所はリンリィさんのリクと似てますよね…流石異世界でも親子と言うだけはある—(ガスッ

ムーン「それ以上言ったら容赦しねぇ…と言うか跡形も無く消す…ッ!!!(ドス黒いオーラ全開&月の力を宿したダークブレスメモリーを構える」

既にキーブレードで殴っておいて、何を言うかぁ!!!(涙
と言うか、異世界だと言うのにそんなにリクと親子扱いされるの嫌なの!!?

ムーン「当たり前だぁ!!何が悲しくてあんな偽アンセムに身体を乗っ取られた挙句、13のゼアノート候補に入ってた奴を父親だと認めなきゃならんのじゃあぁぁぁ!!?」←

ちょ、それ3Dのネタバレだから止めて——————ッ!!!!!?
こ、これ以上コイツが暴走する前に、続きを書きますッ!!!(滝汗

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.242 )
日時: 2013/05/02 00:00
名前: リラ (ID: ILWrwkSr)

「あ、あれ…?俺は確かリズに無理やり海の中に引きずり込まれて…」

「そしてそのまま溺れたのよ…それから赤ウニが助けたんだけど…悪かったわムーン!よくよく考えれば、貴方が泳げなくて当然なのに…!!」

目を覚ましたムーンの第一声は戸惑いに満ちた物で、どうして海の中に居たはずの自分が島の陸で寝ていると言う疑問の声だった。
恐らく海にダイビングした時に気を失った際、かなりのショックを受け一部記憶が飛んでしまっているようだった。
余程の恐怖を感じたんだろうとリズは改めて自分の迂闊さを自覚し、ムーンに状況を説明しつつ土下座する勢いで親友に頭を下げる。

「そんなに謝らなくて良いよ!元はと言えば…俺自身が素直に泳げないってお前らだけにでも告げれば良かっただけの話だったのに…」

「…無理しなくて良いぞ、ムーン…誰にだって言いたくない事はあるんだ、お前が隠し事をするのは当然の事なんだから…」

だが紫髪の少年は隠し事をしていた自分が悪いと言いだし、申し訳なさそうに顔を俯かせながらそう呟く。
このままではすれ違い全開の言い争い(?)が、一向に終わらない気がしてきたのでグラッセがフォローに入る。

「それからリズ、お前もお前で最初から素直に『アレ』を言えば良かっただろ?そうすればムーンだって嫌がる事は無かったと思うぜ」

「アレ?アレって何だよ、それ…?」

それと同時にリズを指差しながら、呆れたように『アレ』を教えれば良かっただろとも言いだす。
グラッセの言う『アレ』とやらが、全く分からないムーンは首を傾げる。

「ああ、リズが言っていた『アレ』ってムーンの為だったのか!」

「なるほどな…確かに『アレ』なら、ムーンのトラウマを少しでも和らげる事が出来そうだし…何よりもコイツの心の氷を溶かす事が出来そうだな」

「って、ロクサスさんやアクセルも分かってるのかよ!?お前らだけで納得してるんじゃねぇーっ!!一体何なんだよっ!!?」

しかもよりによって『アレ』の存在と正体を知らなかったのは、ムーンだけだったようでロクサスとアクセルも楽しそうに語り合う始末だ。
これにより更に4人の考えが読めなくなり、不満を晴らすがの如く怒鳴ると

「まぁまぁ、今から行けば分かるからさ!今度は俺が開発した空気魔法をかけるから息が出来なくなる心配はないぞ」

「はい?」

「行くぞ、空気よ…アーエール・ゼファー!!」

そんなムーンの左肩を掴んだグラッセが、ニコニコと笑いながら左手に今までに見た事もない黄緑色の魔力を宿らせる。
それからすぐして唱えられた魔法により、5人の周りにそよ風が舞っていると

「それじゃあ、今度こそ行くわよ♪」

「えっ…?ま、まさか…!!」

掴まれていない右肩を掴んできたリズが、何とも楽しそうな笑みを浮かべながら今一度と言わんばかりの勢いで海の方角へと駆け出す。
この展開に正直頭が付いていかなければ良かったものの、海に近づくにつれ嫌でも理解してしまうので再び顔色を真っ青にするが

「安心しろ、今度は気絶する心配もないからな♪」

「安心できませんからロクサスさんっ!!…うっ、うあああああああああ——————っ!!!!!」

薄情な事に尊敬しているロクサスまでもが、こんな台詞を吐いてしまうものだからムーンはツッコミを決めつつ、またしても海へと強制的に連れ込まれてしまった。
—そこで待っている、海ならではの絶景の存在に気が付かずに

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.243 )
日時: 2013/05/10 21:11
名前: リラ (ID: jd/Z3uOx)

「ま、また息が出来なくなって、溺れちまうぅ…!!」

「いや息吐けてるから、そして私たちが掴んでるから溺れてもないし」

再び海の中へと引きずり込まれ、泳げないムーンは恐怖の余り目を固く閉じながらそう口にする。
そんな親友に思わずリズも横目になりながら、彼の右手を握りツッコミを決める。

「こ、この声…リズか?い、いや…海の中で呼吸をしながら会話なんて出来る訳が無いし…俺、もしかして幻聴が聞こえるようになっちゃったのか…!!?」

「幻聴じゃ無いぞムーン、それに…海の中で呼吸をしながら会話出来てるだろ?…目、開けてみろよ」

だが突如聞こえてきた何時もなら安心出来る少女の声も、今のムーンには対して効果が無いようで見当違いな事を言いうな垂れる。
流石にこれにはグラッセも呆れながらツッコミを入れ、ムーンの左手を握りながら現実を受け入れ目を開ける事を促す。

「ぐ、グラッセの声まで…ほ、本当に目開けても大丈夫だよな、海水とか目に入らないよな…!?」

「安心しろ、グラッセがお前の為に開発した風の魔法…アーエール・ゼファーは自分に空気を纏わせ、海中でも呼吸をしたり普通に目を開けても大丈夫な代物だ」

「風の魔法っていうより、空気魔法って言うべきかもしれねぇな」

もう一人の親友の声にようやく信用出来たのか、紫髪の少年は震えた声で聞き返す。
それにロクサスとアクセルがムーンが安心出来るように、グラッセが開発した魔法により大丈夫だと言いながら発動させた魔法の説明も交える。

「なるほど、グラッセの魔法なら…それにロクサスさんとアクセルも言うなら………そりゃあっ!!」←

仲間たちがここまで言うならと覚悟を決めたのか、ムーンは気合を入れて目を開くと—

「あっ…こ、これは…!!」

「どう?これが私たちが貴方に見せたかった『アレ』よ」

そこには見た事もない光景が広がっていた。
それもそのハズであろう、綺麗な海ならではのサンゴ礁と様々な種類の魚が泳いでおり
何よりも地面に広がっている石に、太陽の光が差し込んで来る事によりまるで水晶が光を放っているような絶景を生んでいたのだ。
そしてこの美しい光景こそが、リズたちの言っていた『アレ』とやらの正体でもあった。

「すげぇ…!俺、こんな光景初めて見た…!!」

「…初めてか、そうだよな…」

好奇心旺盛であるムーンの心をこの絶景はいともたやすく掴んだようで、歓喜の声を上げるとグラッセが何処か複雑そうな表情をしながら少年の発言を繰り返す。

「案外海も捨てた物じゃ無いだろ?俺も最初は泳げなくて大変だったけど…」

「はい…本当はまだ怖いですけど、海には海の良さがあると知れましたから…!!」

無邪気な反応をするムーンにロクサスは自分に似ているなと、親近感を覚えつつ苦笑しながらどうだと聞く。
それに対しての彼の答えは笑顔で、海も悪くは無いと思えるようになったようだった。

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.244 )
日時: 2013/05/16 22:53
名前: リラ (ID: jd/Z3uOx)

「…喜んでくれて何よりなんだが、申し訳無いがそろそろ魔法の効果が切れそうなので上がるぞ皆」

「そうね…またムーンを溺れさせる訳にはいかないもの」

「今から水面に出るから、ちゃんと俺とリズにしっかりと掴まってろよムーン!!」

「あ、はいっ!!」

少しでも海に対しての恐怖が和らいでくれた親友にグラッセは微笑みつつも、すぐ真剣そうな表情になったかと思えばアーエール・ゼファーの効果がもうすぐ切れる事を告げる。
これにはリズも笑っていた顔を引き締め、ムーンを溺れさせるという二の舞を踏まないためにも急いで戻るために彼の右腕を握る。
それをロクサスも悟っているので、少女が掴んでいない左腕を握りながらムーンにそう言うと、彼は頷きながら自分を掴んでいる二人に海底へと落ちないために絡み付く。

「準備は出来たか?それじゃあ…とっとと、戻るか!グラッセ、頼むぜ」

「了解です!………悲しみの水泡よ、フラッドォ!!」

その様子を見て大丈夫だと判断したアクセルは、グラッセの名前を呼ぶ。
すると彼は返事を返したかと思えば、海中から離脱するために魔法を発動させ水流により全員が空中まで飛ばされ島の陸に着地する。

—パキィィィィィン…

「フゥ〜…って、あら…ちょうど効果が切れたみたいだね」

「ナイスタイミングだな、魔法の持続時間も分かってるなんて…流石じゃねぇかグラッセ」

「エヘヘ…」

それと同時に空気魔法の効果も切れたようで、緑色の淡いバリアが割れた音が響いたかと思えば舞っていたそよ風も無くなる。
その事にリズが気が付き口にすると、アクセルが魔法が切れる事を悟っていたグラッセを褒めながら頭を撫でる。
こうして大人に自分の力を認められる事が、暗い過去の持ち主であるグラッセは滅多に無いので素直に喜んでいると

「あのさ…皆、お願いがあるんだけどよ…」

「「「「?」」」」

何処か恥ずかしそうに顔を赤めながら、ムーンが4人に頼み事をしてきたのだ。
これには全員が、何と言わんばかりに首を傾げると

「お、俺にさ…泳ぎを、泳ぎ方を教えて欲しいんだ…!今度は自分の力であの光景を見てみたい…!!」

何とあんなにも海に入る事すら嫌がっていた彼が、自ら進んで苦手な事を克服しようと動き出したのだ。
一度決めた事は何が何でも捻じ曲げずに意地を張り続けるツンデレ(?)なムーンが、成長した瞬間であり好奇心旺盛な性格が良い方向へと行った証拠でもあった。

「うん、分かった!それじゃあ、まずは簡単に浮く事から練習しよっか!!」

「リズ、俺も手伝うぞ!!」

「あっ、ロクサスズルイッ!!俺だってムーンの親友なんだからアイツを泳げるようにしてやる———ッ!!!」

「全く…お前たちときたら騒がしいな、どれ俺も協力してやるか」

そう思うとリズも嬉しくなり、ムーンの手を取ると早速練習を開始する。
それからロクサス、グラッセ、アクセルの順で混ざり合い、カイリのお弁当が届くまで五人の笑い声と楽しそうな声はディスティニーアイランドの島中で絶えなかったと言う…

そして泳ぐ事に夢中になっていた私たちは、気が付かなかった。

「…ムーン…」

紫髪の少年の父親であるリクが島に来ており、深刻そうな表情で息子を見つめ名前を呼びながら覚悟を決めていた事に

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.245 )
日時: 2013/05/17 00:18
名前: レイ (ID: tDpHMXZT)

ムーンやったね!

ライガ『なぁ、作者。』

わかってる。こっちもやったという事になってますよ!高校生編ですから!そう言えばご覧になってくれました?もしかして忘れてる?

ライガ『作者、KI☆NI☆SU☆RU☆NA。』

気にするよ………。最近やれてないけど、それでも頑張るさ!よーし!

ライガ『リラさん、作者はKI☆NI☆SU☆RU☆NA。』

おい!女って呼ぶぞ!

ライガ『止めろ!トラウマなんだぞ!!』

女に間違われやすい(世界一)からな、ライガは。

ライガ『くぅぅ!』

お前こそ気にするな。では。

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.246 )
日時: 2013/05/17 06:42
名前: リンリィ ◆1qM0O16Y0E (ID: r99rf6N5)

ムーン君よかったね。
ルリィ「そうね、泳ぎ方なら私も教えれるし」
って、許可無く他の人の小説に飛び込んでっちゃダメー!!!
ルリィ「えー?」
えー、じゃないって!!
にしても………
リクは、一体何する気なの!?
リク「いや……こっちの俺に聞かれても………」
小説の方もうちょい苦しめる事に決定☆
リク「おいコラ、ほとんど更新してないだろ」
大丈夫!!あんたをギリギリまで溺れさせる(ボソ)ってのは変わんないから!!
リク「今すっごい嫌な言葉が………」
でわこれで☆

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.247 )
日時: 2013/05/23 20:09
名前: リラ (ID: jd/Z3uOx)

コメントが2件も来てるー!!(喜

リズ「そうだな…2件も来ていると言うのに、よくも返信を疎かにしやがったな?(ドス黒いオーラ解放」

ギャー!!いきなり黒笑モード(?)ですかぁ!!?
私だって早く返信したかったけど、仕事があって大変だったんですよッ!!!(滝汗

ムーン「そんな言い訳が許されると思うな、このドカスがァァァァァァッ!!!!!(ダークスパイラル発動」

許す気なんて無いクセにぃぃぃぃぃぃっ!!!!!?(涙

—このクソ作者をただいまボコボコにしている最中だ、その間にコメント返しをするからご覧下さい byムーン—



レイさん

やっとムーンが、泳ごうと決意しました♪
そしてお久しぶりです!コメントありがとうございますー!!
レイさんの小説見ていますよ!出来ればコメントをしたかったのですが…(汗

リズ「—忘れてたんだろ?小説を読む事ばっかりに夢中になって(横目」

…はい、そうです…そのとおりです。
全く、返す言葉がございません…大変申し訳ございませんでした(土下座
ライガ君、女の子に間違われやすいほど可愛らしい容姿をしているのは小説を読んで分かります(オイ

ムーン「納得するんかい…」

だって、本当の事だもん
今度こそはちゃんとコメントしに行きますんで!それでは!!

リンリィさん

本当に良かったねムーン!リンリィさんも喜んでるよ
それからルリィちゃんが、泳ぎを教えてくれるってさ

ムーン「いや…ルリィちゃんには悪いが、遠慮しておく(リクみたいに、海の中に引きずりこまれたくないし」←

本音、それかい!?
リクは何をするつもりかと聞かれると…ネタバレになりますので、秘密です♪
ただ家の小説の普段の彼からして、有り得ない事をしでかしちゃいますよ〜(笑

リク「まぁな…自分自身でもこの決断はあり得ないと思っている…でも、俺の心が決めた事だからな」

…との事ですので、お楽しみに♪

リズ「(余計何をする気なのか、気になるんだけど…?)」

ムーン「(それと同時に嫌な予感しかしねぇ…)」

リク「聞こえてるぞ、そこの二人」

リズ&ムーン「「ッ!!?(滝汗」」

コラそこ、コントをやらない!
それでは、続きを書きますか!!

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.248 )
日時: 2013/05/23 21:28
名前: リラ (ID: jd/Z3uOx)

「おーい!グラッセー!リズー!ムーン!ロクサスー!アクセルー!」

「皆お待たせー!お昼よー!!」

「………………」

ムーンが泳ぐ練習を開始してから数時間後、何時の間にか昼時になっていたのかソラとカイリ夫妻が弁当を届けに来てくれた。
その横では腕を組みながら何かを考えているのか、無言状態のリクが歩いている。

「わーい!待ってました、カイリ特製のお弁当!!」

「母さん、今日の昼飯のメニューは何なんだ?」

「フフフ…今日のご飯は、コレよ!!」

この三人の登場に食べ物が届いたのだとリズは目を輝かせながら砂浜まで瞬時に上がり、グラッセも母の料理の絶品さを知っているが故に急いで戻り何を作ってきたんだと聞く。
そんな息子の問いかけにカイリは目を光らせると、楽しそうな顔をしながらジャジャーンと言う効果音が付きそうな勢いでランチボックスを開けた。

—その中の一段目に入っていたのは、しょうが焼き肉巻きおにぎりにオムレツとフライドポテトにきんぴらごぼうとダイコンのお漬物
そして二段目にはデザートと言うべきだろう、かぼちゃマフィンに牛乳寒天が入っている。
それから更に言うと身体が冷えてはいけないと思ったのか、あさりのお吸い物まで特大の水筒に居れて持ってきてくれたようだった。

「凄いな…サイクスとゼクシオン並に、一食の食事バランスを考慮して作られてる…」

「これでも一児の母であり家庭を預かる者ですからね♪ソラの健康維持やグラッセの成長を考えて作ってるのよ」

この弁当の具材の種類の豊富さには、思わずロクサスも機関の健康管理を行っているサイクスとゼクシオン同等だと感心する。
それにカイリは胸を張りながら、危険を顧みない無鉄砲な夫と成長盛りの息子の事を考えた結果だと告げる。

「なるほど…だからソラはこの歳になっても、昔と変わらず元気なのねー…」

だからソラは30代前半になっても、若かりし時と変わらない運動神経を発揮出来ていたのかと真実を知ったリズは腕を組みながら納得する。

「でも—グラッセは私が見た感じ…久しぶりに再会した時から、身長は全然成長してないよねー、寧ろ止まってない?」

しかし次の瞬間、悪意の無いお得意な超鈍感で天然な台詞を口にした事により一人の少年がダメージを受ける事になるが
もちろんその少年とは言うまでもない、この発言をした少女にベタ惚れしているグラッセ氏である。

「リズー…グラッセだって、その事気にしてるんだから、出来る限り言わないでやれよ…」

「えー、思った事をそのまま伝えただけなのに…」

『アハハハハハハハハハハッ!!!!!』

「?何で全員して、笑うの?」

誰もが見てわかるほど負のオーラを出しながら、落ち込んでいる親友を哀れに思ったムーンがリズに注意するが、自覚が無い彼女は首を傾げるだけだった。
これには他の皆も笑い出し、金髪と栗毛の少女がまたしても疑問を浮かべるのは別の話である。

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.249 )
日時: 2013/05/29 21:27
名前: リラ (ID: jd/Z3uOx)

「よしっ、昼飯も食べ終えた事だし…今度は俺たちも混ざって遊ぶぞー!!」←

「良いわね、賛成!久しぶりに私もはしゃいじゃう!!」←

「そうだな…たまには、こうして無邪気に騒ぐのも悪くは無い」←

「エッ…!?」

賑やかな昼食が終わり、島組であるソラたちは帰るかと思いきや—何と一緒に混ざると言い出した。
何時もならカイリかリク辺りが子供じゃ無いんだからと言い、咎めたり呆れながら止めるのだか今回は二人とも乗る気だ。
通常の子供なら親が遊んでくれると言う事で喜ぶだろうが、普通の子供の生活を送っていないソラの息子・グラッセは…何故かかなり冷や汗を流し硬直していた。
それに加えて顔色も段々と真っ青になっており、これにはアクセルも疑問を浮かべる。

「どうしたんだ、グラッセ?寂しい幼少時代を送って来たお前にとっては、両親と一緒に遊べる事は嬉しい事だろ?」

「寂しい言うな!?そしてこの歳で両親と遊べて嬉しいと思うほど子供じゃ無いんだがっ!?」

それから何とも失礼な発言をして来て、グラッセは最近リズに似て来てないかと内心思いながら、彼女と同等のレベルと言うべき暴言を吐いてきたアクセルにツッコミを決める。

「俺がこうなっている理由は…今から起こる事態に、頭を抱えたい気分になってるからだよ!!」

「事態って…何だそれ、まるで事件でも起こるような言い方だな、オイ」

そして彼は自分が焦っている訳は、恐ろしい事が始まるからだと告げる。
一見大袈裟とも取れる赤髪の少年の言い分に、面倒で厄介な出来事でも起こるのかと聞くと

「…そのまさかだよ…!今から起こる事を、よーく見てれば分かるぞ…俺がこうなる理由がな…!!」

「はっ…!!?」

どうやらその通りだったようで、グラッセは口を引きつらせながら顔を両手で覆いしゃがみ込む。
見ていれば分かる、その台詞にアクセルは再び疑問を覚えつつも、リズたちの方を見ると—納得する。

—それもそのハズであろう、あろうことかソラとリクの光と闇の勇者コンビはキングダムチェーンとウェイトゥザトゥーンを構えており
リズとムーンの堕天使と獣のノーバディコンビは、光の力を感じる謎の双剣とダークブレスメモリーを構えていたのだから
ちなみにその4人を、カイリとロクサスは優雅にお茶を飲みながら応援している。

「何ぃぃぃぃぃぃぃ——————っ!!!!!?」

「これだよ…!俺が頭を抑えたくなる理由…父さんとリクさんと、リズとムーンによる2vs2のチャンバラ…!!」

予想を上回る行動をしていた4名にアクセルはツッコミ交じりの絶叫をすると、グラッセが涙目になりながら起こって欲しくなかった事態について解説する。
確かにこれは色々とマズい、唯でさえ世界を滅ぼせるレベルな実力を持つ(?)4人が集まり暴れては…どうなるか簡単に想像がつく。

「や、止めろお前らぁ!!?って、話聞け——————ッ!!!!!」

流石にヤバイと思ったので、アクセルは止めようとするが4人は聞いておらず—爆発が起きた。
それからの詳細は、余りにも悲惨なので夜まで省かせて頂く結果となる。

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.250 )
日時: 2013/06/03 15:23
名前: リラ (ID: dCkmB5Zo)

「全く…ッ!俺たちは休息に来てるってのに、キーブレード使い同士で本気で戦り合うバカが何処にいるんだよ!!」

「バカでは無いが、ここに居るだろ?」

「別に良いじゃない、減るもんじゃ無いんだし…それに勇者様たちと戦えるなんて貴重な体験になったと思うけど?」

「開き直ってんじゃねぇぇぇぇぇぇ——————ッ!!!!!」

ディスティニーアイランドの島にて、キーブレード同士の本気のバトルが勃発してから数時間後
時刻は既に夕日が沈んでいる夜で、グラッセの家に戻って来ていたリズとムーンは包帯を身体中に巻きながら、仁王立ちをしているアクセルの説教を受けていた。
どうやらあの後赤髪の青年の制止も空しく、4人はかなり大暴れしたようで色々と無茶をしたようだった。
その結果がこの怪我で—休養に来ていると言うのに何をやっているんだと怒鳴られている今に至る。

「まぁまぁ、アクセル…俺が見た感じ、リズたち物凄く楽しそうだったから良かったじゃないか」

「良くねぇよ、ロクサス!!」

「でも…俺、あんなに嬉しそうに戦っているリズを久しぶりに見たぞ?だから今回は、これ以上のお咎めは無しって事にしてくれないか?」

「うぐっ…それは、確かにそうだけどよ…何も言わないと、またコイツらは…!!」

そして長時間親友に怒られている二人を流石に可哀想だと思ったのか、苦笑したロクサスがアクセルの目の前に出て来て止めにかかる。
最初は断る物のここ最近見れなかった、金髪と栗毛が混ざった少女の笑顔が見れたと言う事でと更に栗毛の少年が付け加えると口篭もる。
だがリズの性格を身を持って知っているが故に、アクセルはまた何かをしでかすのでは何かと不安を口にしようとした瞬間—

—どうしてリズと言いムーンと言い父さんと言いリクさんと言い、無茶しかしないんだよっ!!この、バカ——————ッ!!!!!

—ちょ、バカって…お、落ち着け、グラッセ…!!

—これが落ち着けるわけないだろ!!何でこうも俺の周りは自分を疎かにする奴しかいないんだぁ!!!

—ぐっ…!!言葉も痛いが、お前の手当ても痛いぃっ!!?

—これぐらい良い消毒ですリクさんっ!!母さんも何か言ってくれよっ!!!

—わ、私は思ってる事を、殆どグラッセが言ってくれたから言う事は何も………

—甘いっ!母さん甘過ぎる!父さんたちみたいな人は、もっとガツンと言わないと絶対反省なんかしないんだからッ!!!!!

「「「「………………」」」」

ソラとリクの手当てをしている隣の部屋から、グラッセの怒号が聞こえて来て全員が思考停止
それから何か騒がしくなって来たかと思えば、勇者二人の悲鳴まで聞こえて来る。

「…何か俺の怒りがどうでも良い様に思えて来たんだが?」

「それ気のせいじゃ無いと思うわよ、赤ウニ…」

自分以上にツッコミ役としても苦労人役としても、大変な役割を背負っている少年の事を考えると—何だか無性にこの怒りがどうでも良くなってしまった気がした。
リズもアクセルの考えに珍しく共感の意を示しつつ、引きつった笑みを浮かべたとか

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.251 )
日時: 2013/06/04 16:40
名前: リラ (ID: dCkmB5Zo)

「まぁ…ソラはともかくリクが酷い目にあってるならいい気味だ、ざまぁみやがれってんだ」←

「ムーン…さっきまでは可愛げがあったのに、元の捻くれたツンデレに戻っちゃった…」

「………リ・ズ?どう言う意味だー?」

冷や汗を流しながらソラとリクの絶叫を聞いているアクセルとは対象に、それをとても嬉しそうな笑みを浮かべながらムーンは聞いていた。
誰かが苦しむ姿を見て楽しむその姿は正に鬼その物であり、何時もの真面目で嫌味で好奇心旺盛な紫髪の少年が復活した瞬間でもあった。
これにはリズも残念そうに、あの素直な彼は何処に行ったのやらとため息を吐くとムーンがドス黒いオーラを出しながら指を鳴らす。

「ヤバッ…何でも無いですよー!ちょっと疲れちゃったから…私先に寝るね♪それじゃあ、お休みなさーいッ!!」

—バダンッ

元々力が強いムーンに殴られるのは流石に遠慮したいので、少女はここに滞在する間授けられた自室へと逃げ込む。

「全く、逃げ足だけは早いな…何処ぞの誰かと同じように」

「そうだな…逃げ足だけは機関一を誇る何処ぞの誰かとな」

「待て、何で俺を見る?」

余りにも素早いその行動力に、ムーンは呆れながらそう呟く。
それにロクサスも同情しながらある人物を見ると、視線を感じたのかアクセルが横目になりながら二人に対してツッコミを決めたのは言うまでもない。

「フーッ、危ない危ない…あやうく明日の朝日を拝めなくなる所だったっと…」←

そして部屋の中へと戻ったリズはと言うと、ベットの上で物騒な事を言いつつ—ノーバディの刻印が描かれた黒の日記帳に今日の出来事を書いていた。
どうやら数十年経っても、ⅩⅢ機関のメンバー全員が日記を書くと言う習慣は変わっていなかったようだった(詳しくは358本編を参照)

【DAY 2】

—今日はグラッセとムーンとロクサスと赤ウニと海水浴に行った。
ムーンが海水浴の存在を知らないって、言ったときはビックリしたけどね(笑
それでも…彼が頑張って泳ごうと決意してくれて、嬉しかった。
やっぱり、海の中の光景を知る事が出来た事がムーンの心を動かしたんだと思う。
それから5人で騒いで泳いだり、誰が一番長く潜れるか競争したりして…久しぶりに心の底から笑えたような気がする。
ここ最近と言うか、ずっとファンタジアの件から…いやそれ以前から、私は笑う事を忘れていたのかもしれない。
だから今回、ムーンの成長を見て思った事があるんだ。

「—私も…彼みたいに過去に捕らわれず、進まなきゃいけないよね…っと」

最後の一文まで読み上げながら、今日思った事を金髪と栗毛が混ざった少女は書くと日記を閉じる。
それを机の上に置き再びベットに横になりながら、右腕を伸ばすと

「…今は貴女の事を、無かった事にする事は出来ないけど…少しずつ元の私に戻って見せるから…ファンタジア」

自分を見守ってくれている大切な存在の名を呟きながら、リズは明日へ向けてその疲れを癒すべく目を閉じた。

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.252 )
日時: 2013/10/03 23:09
名前: リラ (ID: p93wLE8R)

はい、皆様、お久しぶりですー!!←

グラッセ「随分といきなりと言うか…唐突だな、オイ(ツッコミ」

リズ「…と言うか、お久しぶりじゃねぇわ、ボゲがぁ…!!(ドス黒いオーラ全開」

ムーン「何がお久しぶりだ、こっちの更新なんて今まで全然やってなかったクセに…!!(同じく」

ロクサス「今はブログでこちらの小説のリメイクを書いており、違うサイトで違う連載を書いている状況だもんな〜♪(同じく」

アクセル「俺たち4人がメインの話を放置して、いい度胸じゃねぇかぁ…!!(同じく」

あー…想像通りと言うか、予想通りの反応ですね(呆←

リズ「何でお前に呆れられなきゃいけないんだよッ!!(怒」

グラッセ「俺たちのフルボッコに慣れたからだろ、作者のクセに悟りなんか開きやがって(ため息」

ちょ、何気に酷い!?
…この中で一番酷いのは、グラッセかもしれませんね…(ぼそっ

リズ「ちょ、バカ!グラッセを怒らすと…!!(滝汗」

アクセル「リズ、もう手遅れだ…(指差し」

グラッセ「………トランス解放—究極の光を、アルテマ」

—ドガァァァァァァァァン!!!!!

—ただいまスタジオを修復しています、暫くお待ち下さい…で良いのか? byロクサス—

—修復と言うより、作者の治療なんですけどね byムーン—

痛いー…!!殺す気ですかぁ!!?(復活

リズ「そう言いつつ、即座に復活してるから誰も手加減しないのよ…(少し見ない間に、更に生命力がパワーアップしてやがるし…」

ムーン「自業自得なんだけどな」

ロクサス「…と言うか、俺たちは一体何をしに来たんだ?」

アクセル「作者の気まぐれによる更新じゃないのか?」

違うわ!!確かにここではもう話を書かないとは言ったが、私とてリグレットを完結すると言う作業があります。
それまでの間、ネタが溜まったら何か書こうかなと思って今日は初めに軽くアップしました♪

リズ「軽くって言う割には、既にここまでに800近くの字を使ってるんだけど?(ジト目」

別サイトよりは少ないですよ?
別サイトの小説は一話投稿する事に、5000近くの文字を打ってますから♪

ロクサス「そう言う問題では無いと、思うのだが…?」

アクセル「諦めろロクサス、このバカに何を言っても無駄だ」

やかましい!!
ってな訳で、よろしくお願いします♪

リズ「…ぶっちゃけ本音を言って良いか?果てしなく面倒なんだけれども?」

グラッセ「出た…毒舌リズ」

ムーン「それでこそコイツだろ」

Re: キングダムハーツ メモリーチルドレン!! ( No.253 )
日時: 2014/04/24 15:02
名前: リラ (ID: tfKYI02A)

…滅茶苦茶、お久しぶりですね(滝汗
最後の更新から、何か月経ったっけ…?分かんないや☆なリラでーす!!

リズ「去年の10月だから、約半年ぶりじゃこのバカ作者ぁ…!!(黒笑」

ムーン「貴様は自分で宣言した事すら実行出来んのかぁ…!?(同じく」

ウラノス「わざわざリグレット組である俺たちも、今回制裁するために来てやったぞ…!!(同じく」

ガイア「…と言う訳で—大人しく殺られて頂戴♪(同じく」

テルス「ちなみに貴方に拒否権はありませんー♪(同じく」

…やっぱり恒例の如く、リズとムーンは来ましたねー…(死んだ目
そしてリグレットストーリーの人たちまで来てるし…!!

ロクサス「ちなみにメモリー組である俺たちも居るぞ☆」

アクセル「てめぇ、どうやら本気で焼き尽くされたいらしいな…」

グラッセ「焼き尽くすなんて手緩いですよ…!!もういっその事、息の根止めましょうか(ドス黒いオーラ全開」

レイシャ「あっ、賛成グラ兄ー!!」

カヤ「俺も同感だ…」

アイズ「私も協力する…っ!!」

って、殆ど揃ってるじゃないですかぁ!!?
こ、これで奴らまで来たら…!!(滝汗

ラック「これまた残念な事に、居るんだよねぇー…アタイたちも(笑顔」

ジェダイト「ご無沙汰しています、皆さん(同じく」

ルピナス「ちっ…グラッセ・ディスティーアイランドがいるから来るのは嫌だったが…コイツ(作者)をぶちのめすためなら仕方ない(同じく」

ファンタジア「あたしなんて登場する事すら久しぶりです…(同じく」

シャドウ「ファンタジアはまだ良い方だ、俺なんて忘れられていたらどうするんだ…?(同じく」

本当に全員揃っちゃった——————っ!!!!!?(滝汗
ちょ、せめて言い訳する時間くれない!?それからでも遅くは———ッ!!!

全員『もう十分遅いんじゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!』

そうですね——————っ!!!!!(涙

—もはや定番化して居るが…皆で作者を容赦なく殺っている byムーン—

—だからちょっと待っててね♪ byリズ—

リズ「ふー…楽しかったねぇ♪」

ムーン「ああ、久しぶりにスッキリした♪」

ウラノス「もう少しやりたかったが…体力の無い奴だ」

ガイア「手ごたえが無い物ね、ウラノスお兄ちゃん」

カヤ「おい、そこのドS4人…取りあえずは浴びた返り血を拭いてから話せ(横目」

グラッセ「そう言うカヤも全員浴びてるからな…」

レイシャ「全く…本当にダメ作者だよ、リズ姉ちゃんの方の作者は」

リズ「そうねー、我ながら情けなくなるわ…それに比べてアンタの所の作者さんは立派よ…」

アイズ「リズさん…それリラが聞いたらヘコむと思うんですけど…」

ジェダイト「良いんですよ、あの作者は一度打ちのめされれば良いんです」←

ラック「アタイらが言うべきじゃない台詞を、サラッと言いやがったよジェダイトの奴…」

ルピナス「俺もジェダイトに同意するな」

テルス「まぁ…楽しければ何だっていいのよ♪」

ファンタジア「そう言う問題ですね♪」

シャドウ「そう言う問題じゃ無いと思うのだが、二人とも…」

リズ「諦めなさいシャドウ、ここでは何を言っても無駄なのよ」

グラッセ「だな…これからもこんな感じで現れるそうですから、期待せずに…待っていて下さい」←酷