二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 友情。それは偽りでしかない (星のカービィ) ( No.18 )
日時: 2011/06/19 22:27
名前: 猫科の犬 (ID: 3eop5mZb)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

第3話 ☆見失ったもの☆

☆『見失ったもの』それは、大切ななにかを失う事。感情、心。友情、友達。人それぞれいろんなものがある。





ビーズは、1人で目を覚ました。

「ここは・・・たしか、なんか変な目玉の奴に眠らされたんだっけ。でもここって本当にどこ?
 闇の世界に近いような場所だけど・・・」

「おはよう。ビーズ。もう起きてたんだね。」

カイルが闇の奥からやってきた。

「誰?」

「俺は、カイル。」

「カイル?どこかで聞いたことある・・・。」

ビーズは必死になって思い出そうとしたが、無理だった。

「無理して思い出そうとしなくていいさ。記憶が失っているんだから」

「記憶を失ってる?」

「あぁ。だから俺は、君の記憶を取り戻すためにあいつを殺そうとしてる」

「その誰かを殺したら私の記憶を取り戻せるの?」

「・・・あぁ。」

「そんなのずるいよ・・・。」

ビーズが静かな声でいった。

「どうして?」

「だって、私以外にも記憶を失ってる人がどこかにいるかもしれない。 その人の記憶ももし誰かを殺して取り戻せるなら、苦労しないよ。
 だけど、そのたびに犠牲者がでる。その中で私だけ取り戻すなんてずるいよ!」

「どうして?君は、記憶を取り戻したくないのか?」

「取り戻したい。取り戻したいよ。カイルのことを思い出したい。でも、誰かを殺してまで記憶を取り戻したくない!」

ビーズが、はっきりと強くいった。

「どうしちゃったの!急に誰かを殺すなんて!昔のカイルにはありえない!!」

その1言でビーズは不思議なことをいった。
そう。昔のカイルにはありえない、と。

「っ!!私・・・何言って・・・昔のカイルなんて知らないのに・・・。」

記憶は、完全にきえたのではなかった。
まだ脳の奥深くに感覚として残っているのだ。感覚として。

「・・・記憶が完全に消えたわけじゃないのか。でも俺は殺す。ビーズがなんと言おうと、カービィを殺す。」

「カイル・・・。」


何を焦っているんだろう。
この人は、何か大切なものを見失っている。
それは何?
誰かがその大切なものを奪ったのだとすれば、私はそいつを許さない。
だからお願い。私に力を頂戴。




誰かわたしを助けて。





ビーズは願った。
深い闇の中で、1人願った。

Re: 友情。それは偽りでしかない (星のカービィ) ( No.19 )
日時: 2011/06/25 23:09
名前: 猫科の犬 (ID: 3eop5mZb)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

☆ ★ □ ■ ◇ ◆ △ ▲ ▽ ▼ ○ ●

「みんなおまたせ☆今回も結構妖精さんいたよ!みんな隠れてたけどね。
 そうだな・・・約15匹(?)くらいかな・・・。」

カービィは、デデデ達に元気よくいった。

「少し多くないかぞい?」

「・・・。・・・?」(今回は結構いたんですね。少なくて6匹なんですがね?)

「う〜ん。なんか原因でもあるのかな?」

カービィは、少し心当たりがあったらしく皆に説明した。
多くなった原因。それは02が関係してるのだはないかと。

「どうゆうこと?02はもう封印したはずじゃあ・・・。」

「・・・封印が甘かった。」

「カー君。詳しく聞かせて。」

「うん。」

カービィは、全てのことを話した。
前の親友とあってその親友が闇に落ちていたということ。
02の封印が解けたこと。
もう1人の親友が記憶を失っているということ。
そして、闇に落ちてしまった親友が、カービィを殺そうとしていること・・・。

そのカービィが話している間、仲間達は真剣に聴いてくれていた。

「でもね。僕、今はその親友のことを追いかけないで妖精さんを見つけながら、力を付けようと思ってるんだ。」

「さすがカー君!それでこそ星の戦士だよ!」

「そうゆうならライバルのわがはいが、鍛えてやるぞい!!」

「・・・!・・・・!」(僕は何もできませんが頑張って下さい!きっと僕を助けてくれた貴方なら出来ますよ!)

「カービィ、今は1人じゃない。もし、闇へ立ち向かうというならば、私達も行きますよ!!仲間ですから!!」

「仲間・・・か。うん!皆がそういってくれるなら、僕頑張るね!」






星の戦士との友情がもっと深くなったカービィとその仲間。

しかし、その友情は本当に深くなったのだろうか?

『友情。それは偽りでしかない。』

この言葉のように、深くではなく浅くなっているのではないか?

友情というものは、たったの1言で失われる。

うざい。死ね。きもい。

自分が仲がいいと思っていてもそれは偽りではないのか?

本当に仲間は信じられるか。そう聞かれたら、君は一体なんて答えるのだろう。

1度友情が深くなってしまったら、別れる時につらくなる。

だったらいっそのこと、信じなければいい。





人は、心の中に闇をもっている限り、裏切らないことはないのだ。

人の心は、すぐに変わってしまうものだから。


そしてカイルが見失ってしまったもの。

それは、「友情」