二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.177 )
- 日時: 2014/11/29 22:38
- 名前: リラ (ID: t7vTPcg3)
断章1—破壊神の降臨による大騒動(別名・ⅩⅢ機関の受難)—
「………………」
ガイアがレイシャの身体に纏っていた光の柱を解除し、フリーズシティこと氷の神殿から去ってからと言う物…
今回の事件の当事者であり主人公兼ヒロイン、リズティクスト・ブラックノーバディは実に不機嫌だった。
それは顔を見るだけでも分かる、何時もはどんな時でも笑顔でいるハズの彼女の眉間には皺が寄っているし額には青筋も浮かんでいる始末だ。
「…おーい、グラッセ、ムーン…あの状態のリズはどれだけ機嫌が悪い?」
「…俺の今までの経験上、相当であると言う事は言える」
「だな、基本的アイツが怒ってる場合は黒い笑みで済むんだが…それをする余裕が無い当たりな…」
その様子を遠目から伺っていた藍髪の少年—マーベルは冷や汗を流し、彼女の親友たちにそんな事を聞く。
それに赤髪の少年—グラッセは苦笑しながら語り、紫髪の少年—ムーンは暴れるリズを思い出しているのか頭を押さえながら呟いた。
「…あの状態のリズをどうにかする方が至難の技だ、落ち着くまで放置して置くのが一番だぞ、なー、レイシャ」
「………………」
更には彼女の弟子である水色の髪の少年—カヤも、師匠(せんせい)を止める事を諦めているらしく倒れている金髪と栗毛が混ざった少年—レイシャに話しかけるレベルだ。
もちろん気絶しているとも言える状態の彼に反応する術は無いのだが、何故か全力で頷く様子が見えてしまう。
「…はぁ、ロクサスたちも声からしてもうすぐ来る…これからの事を想像するだけで気が重い…」
もはや全員が少女の暴走を黙認する気満々な現実に、マーベルはため息を吐きつつ確かに自分たちでは止めさせる事も出来ないのでそうするしか無かった。
そしてタイミングを見計らったかのように、この場に聞き覚えのある3つの足音が聞こえてくる。
—カッ、カッ、カッー…
「あれ…?あのガイアとか言う女の子居ないね…」
「ああ、取り逃がしちまったモンだから…てっきりここに居るかと思ったんだが…」
最初に現れたのはキーブレードを構えたシオンと、警戒した様子を解きながらチャクラムを戻すアクセルだった。
本来なら喜ぶべき登場人物なのだが、レイシャの真実を知ってしまった今ではそうもいかない。
「シオン、母さん…アクセル…」
「…どうしたの、ムーン?凄く悲しい顔してるけど…」
幾らリズとレイシャのためを思っての事とは言え、何も知らなかった、知らされなかったこの姉弟はかなり傷付いてしまった。
だからこそムーンは切なそうに二人の名前を呼ぶと、息子の異変に気付いたシオンは訝しむ表情をした。
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.178 )
- 日時: 2014/12/01 22:17
- 名前: リラ (ID: t7vTPcg3)
「—おい、赤ウニ…父さんは何処だ?」
「あ?ロクサスなら…」
「—今来たが、何か問題でもあったのか?」
ムーンとシオンの親子のやり取り(?)を無視し、リズはドス黒いオーラを全開に醸し出しながらアクセルに父の居場所を問い詰める。
この様子に全く気付いていない彼は、呑気に親友の事を伝えようとした瞬間—タイミング良くその人物が現れた。
「ろ、ロクサスさん…(滝汗」
「?何だ…グラッセまで、まるでシオンの料理を食べた時のように顔色青くなってるぞ?」
「ちょっと、ロクサス!?それどう言う意味———ッ!!」
誰かは言うまでも無いだろう、何時もなら頼もしい方なのだが…今回に限って厄介な当事者の一人こと—ロクサス
彼の登場にグラッセは真っ青な顔になると、その表情の変化に栗毛の青年は疑問を浮かべながら何気に酷い発言をし、シオンが反論しようとすると
「—ふ…ざ、けんなッ!!このバカ父さんッ!!!」
—バキィッ!!
「「ッ!!?」」
怒りの臨界点を超えたリズの手が飛び出し、豪快な音を立てると同時にロクサスは頬を殴られ壁側までブッ飛ばされていた。
これにはシオンとアクセルも驚き、恐らく初めて父親を打っ叩いたであろう少女とその仲間に注目する。
「…あー、とうとうやりやがったか…」
「…元からやるとは思ってたけどな」
「お前ら…アイツの暴走に慣れ過ぎだ…!普通なら絶句するだろ…!?」
「我が知り合いながら末恐ろしい奴だよ、本当に…」
どうやら彼女の親友たちことグラッセとムーンは、リズの行動に想像が付いていたらしく然程動揺と言った素振りを見せない。
しかしマーベルとカヤはそうでは無いようで、前者は余りの衝撃に困惑しながらツッコミを決め、後者は師の拳の威力を知っているが故に頭を押さえながらため息を吐いた。(これが本当に普通の反応である)
「…痛てぇ…っう、いきなり…容赦無いな」
「その反応を見る限りじゃ想像は着いていたと見れるけど?」
「まぁな、全てを知ったら…確実にこうなるだろうって、覚悟は決めてた」
でもそんなリズに全力でやられて即座に立ち上がれる当たり、ロクサスもロクサスで凄かった…それも色んな意味で
流石破天荒の元となっただけはある彼は、暴挙に出た娘を咎める事も無く殴られた個所を擦りながらそう呟くだけだった。
これを見てリズは険しい表情を崩さずに聞くと、案の定肯定の答えが返って来て何をされても受け入れると言う決意を固めていた事も語る。
「往生際が良くて何よりだわ…取りあえず存在しなかった世界へ戻る、そして帰り次第…ⅩⅢ機関全員集める、話はそれからだ…!!(黒笑」
潔い父に少しだけ機嫌が良くなったのか、リズは他人が見たら卒倒しそうな怖い微笑みを浮かべる。
それから何時の間にか出したのであろう、キーブレードをポンポンと手で叩く光景を見てこの場に居る全員が「あっ、これはマジ切れしてる…」と悟ったとか
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.179 )
- 日時: 2014/12/03 22:31
- 名前: リラ (ID: t7vTPcg3)
—ズドーン!!!ドゴォォォ!!!
—オイコラァァァ!!!ヴィクセン、良くも人の弟を研究対象とか資料に書いてくれたな———ッ!!!
—ぎゃあああああああああああああああああっ!!!!!?
—そのせいでレイシャは実験体だって思い込んだんだぞッ、責任取ってもらおうじゃない、と言うか取れ、このバカマッドサイエンティスト———ッ!!!
「………………」
「…見事なまでに聞こえてくるな、リズが齎す破壊音が」←
「言うなムーン…聞かれてたら、俺たちも同じ道を辿りそうだ…」
—上記の内容からして言うまでも無いだろうが、ただいま存在しなかった世界では破壊神兼堕天使が大暴れしている。
ちなみに今これを言ってるのは無言でいる俺ことグラッセである、と言っても心の中でだが(言ったらリズに殺されそうな気がするから)
そして俺の横には遠い目をしたムーンが何気に酷い事を言っており、マーベルが本人に聞かれたらヤバいので止めた。
「…お前の姉は本当に凄いな、ⅩⅢ機関相手に臆する事も無くかかって行くんだから」
「…うん、我ながら本当に同じ血を引いているのかと何度も思ったよ、カヤ…」←
そんな話をしているとヴィクセンの悲鳴が止まったので、仕留められたなとカヤは先らまで騒音が聞こえていた方面を見つめる。
それはリズが暴れてから数分して目を覚ましたレイシャも同じなのか、引き攣った笑みを浮かべながら実の姉にそこまで言う。
「(…確かにリズとレイシャは外見はそっくりだが、中身は全然違うよなー…)」
—正直な所俺もそう思ってしまった、容姿は似ている姉弟な二人だが性格は腹黒な面を除いて正反対だと思う。
姉であるリズは一言で表すなら正に破天荒、強気で逞しくどんな相手だろうが勇ましくかかっていく男前な少女だ。
対するレイシャはとにかく優しげで、素直に他人に対する慈しみを発揮出来るタイプな少年である。
…これらから考えて何故リズが純粋な闇の心、レイシャが純粋な光の心を持って生まれなかったのかと思う。(酷
「…キングダムハーツって、不平等なんだなぁ…」
「?どうした、グラッセ?(汗」
「いや…何でも無いよ、ムーン」
—この世界の神とも言える大いなる意思は、何の考えがあってリズにヴェントゥスの情報を介して純粋な光の心を授けたのだろうか…
思わずその考えが口に出てしまいため息を吐くと、それに気が付いたムーンが心配してきたので上手く誤魔化す。
「それよりも…この地獄絵図をどうにかしないと…」
「あー…そうだったな」
何よりも今はこの場に倒れている—デミックス、シグバール、アクセル、シオンと言ったリズに手を出された者たちを何とかする事が先決である。
ちなみに余談だが戦う事も出来ないナミネも娘にダークドロップをされた後に、キーブレードで切り刻まれた事によりはっ倒されておりロクサスによって看病されている。
本人はリズとレイの事を思えば当然の結果よ…と受け入れている物の、まさかそこまでやるとはこの場に居る全員は思ってなかった。
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.180 )
- 日時: 2014/12/09 22:26
- 名前: リラ (ID: t7vTPcg3)
「歯食いしばれ、パパン!いや役立たずな使えない指導者ァァァァァァッ!!!!!」
「ぶぅらああああああああ——————ッ!!!!!?」
そしてリズの暴走(と言う名の、大量殺戮)も被害を増す一方で、とうとうⅩⅢ機関のリーダーことゼムナスまでにも手が向いていた。
一応ボスである彼は普段のほんの少しだけある威厳が見る影も無く、成すがまま(と言うか、余りの怖さと強さに抵抗出来ず)に破壊神に殴られている。
「リズ姉ちゃん、ゼムナスも殺っちゃった———ッ!!?」←
「何か漢字の変換間違えてると言うか、おかしいぞレイシャ!?」
まさかのゼムナスの姿にレイシャも発狂し、グラッセがその発言にツッコミを決める。
「流石リズだな…俺の相棒は強くて何よりだ、なるほど相手を殴る時はああいう姿勢の方が決まるのか…俺も見習わなければ」←
「この光景見てそれを言える当たり、お前も結構大物だよな…ムーン」
「アイツの弟子を名乗ってる奴が言っても説得力が無いぜ、カヤ」
「うっ…それを言われちゃ、どうしようも無いじゃないか…」
更にムーンが親友に対して感心した言葉を漏らすと同時に、何処からか取り出したメモ帳とペンを使い書かなくても良いような内容を書き留める。
あんな凶暴で危険な少女を見てもそう語った紫髪の少年に、カヤは呆れたように呟くと何も言えない台詞で返されてしまったので黙るしか無かった。
「あっはははははっ!!親玉取ったり———ッ!!!」
「おー…お見事、お見事…」
「(もはや台詞が悪人だ…!悪人以外の何でも無い…!!)」
そんなやり取りをしている内についにリズがゼムナスを倒したらしく、気絶した銀髪の大男を踏み潰しながら高々と宣言する。
まさか本当にⅩⅢ機関全てを全滅させるとは思っても無かったマーベルは、乾いた笑みを浮かべながら拍手する。
しかしレイシャからすれば恐怖以外の何でも無かったようで、気を抜けば失神出来そうな程に涙目になりながら怯えていた。
「(つーか暴君以外の何でも無いだろ…なぁ、グラッセ…お前アレの何処に惚れたんだ?)」
「(………今は答えづらいが、全てだ…全部)」
「(答えられないって言わない当たり愛の深さが知れるよな、そしてさり気なく惚気んなよ…)」
カヤも金髪と栗毛が混ざった少年のように怖がっては居ない物の、半目になりながらリズの思い人(?)である赤髪の少年に問いかける。
案の定堕天使の暴挙に慣れている彼はサラりと凄い事を言いのけたので、ムーンも苦笑しながら内心このバカップル…と悪態をついたとか…
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.181 )
- 日時: 2014/12/15 18:30
- 名前: リラ (ID: t7vTPcg3)
「さーて、パパンも吊し上げた事だし…しょうがない、この辺にしとくか…まだまだ殺り足りないけどね♪」←
「あれだけやっておいて、まだ足りねぇのかよ」
「当然、何せ私ですから」
「…何故か一番説得力があるな、その台詞…」
その後—文字通りⅩⅢ機関のリーダー(ゼムナス)を宙へ吊るしたリズは、完全に機嫌が良くなったようだ。
ちなみに彼を縛っている物はグラッセが魔力で作り出した縄であり、普通の拘束具よりも何倍も強度は高く魔法を施した本人でなければ解けない優れ物だ。
そんな恐ろしい物で縛った彼女は笑顔でとんでもない発言をし、思わずムーンが半目になりながらツッコミを決めると納得してしまえる返しを受けてしまったのでため息を吐いた。
「お前の復讐?いや…八つ当たりと言うべき行動が終わって何よりだ、それで…コイツらをボコった後は何をするんだ?」
「それはこれからどうするって言う意味で、捉えて良いのかしら?」
「それ以外、何があるって言うんだ」
すると師匠の暴走に眉一つ動かさなかったカヤが彼女へ近づくと、次の行動について口にしたのでリズも念には念を入れ確認すると頷かれる。
「そうね…取りあえず今言える事は…ウラノスたちの目的はχブレードと大いなる意思…真のキングダムハーツ」
「そして…χブレードの材料とも言える純粋な闇の心は、ガイアの手によってレイシャから奪われてしまっている」
「だからもう一つの必需品—私の純粋な光の心は何が何でも死守しなきゃいけない、存在しなかった世界での戦いのような状況にはなっちゃいけない…」
「だがウラノスとガイアは何が何でも止めなければならない、アイツらのやろうとしている事は世界を揺るがす事だ」
「うん、そのためにはあの二人の本拠地とも言える活動区域を特定しなきゃいけないけど…全く手がかりが無いのよねぇ…」
「でもウラノスさんとガイアさんは…光の勢力とも言える存在に肉親を消され故郷も失っているから…光の世界には居ないと思われるぞ」
「うーん…でも灯台下暗しってことわざがあるじゃない、アイツらって何だかんだ言って頭は良いから、こちらの思考を読んでワザとそう言う所に居そうな気がするんだよなー」
「それは幼なじみとしての…友達としての感か?」
「そうだね、昔からずる賢い兄妹だった物…テルスもあわせると3人か」
「だが…光の世界ほど闇の勢力が居ずらい場所も無いと俺は思うんだ、何せこのご時世闇は罵倒されているからな」
「…だから人一倍光を恨んでいるであろうウラノスとガイアは、わざわざ好き好んで光側に居ないと…一理あるわね」
「ああ、俺さ…何ーか、あの人たちって短気そうと言うか気が短そうに見えるから」
「同じ思考を持ってる奴が言うと、何か分かるわね…」
「どう言う意味だ、それ!!?」
カヤの問いかけにリズとグラッセは顔を見合わせると、今まで起きた事を思い出し状況を整理するべく語り出す。
しかし二人揃って真面目に考えながらの話なので、周りが見えなくなってしまい完全にムーンたちの存在が蚊帳の外に出されてしまったので
「…お前ら、頼むから…」
「俺たちにも分かるように説明してよ…リズ姉ちゃんにグラ兄」
リズとグラッセバカ二人に対して、マーベルとレイシャのダブルツッコミが決まったのは言うまでも無いだろう…
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.182 )
- 日時: 2014/12/15 22:41
- 名前: リラ (ID: t7vTPcg3)
「ああ、ごめんごめん…要約するとまずはウラノスたちの拠点を探さなきゃいけないって話だよ」
「これ以上アイツらを放置しておく訳にもいかないからな…特にあのガイアとか言う女にはちゃーんとたっぷりと報復しなきゃいけないしなァ…!!」
「「「「(ああ…根に持ってたんだな、リズ(姉ちゃん)を傷付けられた事を…)」」」」
友達と弟に言われた事により説明不足だった事にようやくリズは気が付き、分かりにくかったねと謝ると同時に敵の本拠地を探す事だと語る。
それにグラッセも同意する物の急にドス黒いオーラを出しながら、憎々しいと言わんばかりに緑髪の少女への恨みを綴ったので、何故彼が怒ったかを悟った男4人は内心そう思ったとか
「グラッセ…アンタが酷い目にあったから、そう思う気持ちも分からなくないけど…息の根は止めないでよ、止めるのは私なんだから」←
「…流石に俺もそこまではやらないよ、と言うかサラりと恐ろしい事を言ったな…お前」
「そうか?幾ら身内を奪われたとは言え…ふざけた事を抜かす奴に手加減何ていらないだろ?」
「…本当にリズって強いな、尊敬する…色んな意味で」
「色んな意味って、どう言う事よ」
「お前がついさっき『同じ思考を持ってる奴が言うと、何か分かるわね…』って言っていた時と同じような意味だよ」
そんな彼を見てリズは一瞬だけ顔を歪めたので止めにかかるのかと全員が思ったが、その口から出た言葉は更に被害を促すであろう酷い物で誰もがツッコミを決めたくなった。
本当に友達だと思ってます?と聞きたいが、ツッコミ担当のグラッセが何かを言った以上は言えない。(何だ、その決まり!? byグラッセ)
「…そう言う訳で今から手分けして、ウラノスとガイアの捜索任務にしましょうか」
「また戦力分散か…この際そう言ってられる場合じゃ無いから仕方ないが…」
そしてグラッセとの口論(?)が何時の間にか終わっていたようで、リズがまたしても別れて二人を探そうと言い出す。
もしかしたらその隙をついてウラノス辺りが来るかもしれない…と、マーベルは渋る物の時間も無いので仕方なく頷く。
「この前の時と同じく二人ずつで良いか?」
「いや…襲撃時の事も考えて3人ずつの方が良いと思うよ、俺は」
「レイシャの言う通りだ、前と同じくちゃんと回復が出来る奴を分けて…」
少し前にレイシャたちを捜索した時のような感じで良いのではとマーベルは言う物の、レイシャとムーンが冷静にそう案を出した事により今回は3人行動となる。
「…うん、なら…私のチームはマーベルとカヤで、グラッセはムーンとレイをお願い出来るかな?」
「任せろ………気を付けろよ、リズ」
「何か分かったら連絡入れろ…すぐ飛んで行くからよ」
「無茶しないでくれよ、リズ姉ちゃん…」
「分かってるから…早く行けレイシャ」
とすると誰を分けるかとリズは数分考えベストなメンバーを選出すると、グラッセも頷きグミシップを取り出すとそれだけを伝え—ワープ機能を使い消えてしまう。
「…これ以上貴方に心配かける訳にはいかないしね…ありがとう」
「見事な以心伝心だ事だ、なぁ…マーベル」
「愛だよ、こう言うのを愛と言うらしい…俺にはよく分からんが」
「何話してんの?早く行くよ二人とも!」
「はいはい」
「了解」
返事ぐらい聞いて行きなさいよ…とリズは苦笑する物の、普段の行いからして期待されて無かったのだと判断する。
だからこそ本人が居なくなった後に微笑みながらお礼を言うと、こちらもグミシップを出し—存在しなかった世界から消える。
「ちょ、待てぇぇぇ!!私はこのままなのかぁぁぁぁぁぁ———…」
もちろん言うまでも無いだろうが、宙へぶらさがっているゼムナスを放置して
哀れかなⅩⅢ機関の指導者、その姿は普段の見る影も無く他の機関員に見つかるまでこのままだったとか…
断章1終了
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.183 )
- 日時: 2014/12/15 23:01
- 名前: リラ (ID: t7vTPcg3)
断章1の別名—ⅩⅢ機関がリズによってボコボコにされる章、終了です!(まだ別名があるのかい! byグラッセ)
かなり久しぶりの更新となりました、今まで放置してしまった作者ことリラでーすっ!!!
リズ「開き直るな、このアホンダラ——————ッ!!!!!(マジックアワー発動寸前」
グラッセ「てめぇ、前回の更新からどれだけの月日が経ったと思ってやがるぅぅぅ!!!少なくともお前が最後に書いてからと言う物の…一年半年以上だぁぁぁぁぁぁっ!!!!!(トランス発動寸前」
ムーン「つーか、ほぼ2年近く放置してんじゃねぇか!!これもてめぇが違う場所の小説優先したせいだぁぁぁぁぁ!!!!!(ダークレイド発動寸前」
マーベル「こんのアホ作者ぁぁぁ…跡形も無く消されたいかぁぁぁ…!!!!!(ホーリーライズ発動寸前」
レイシャ「ようやく復活出来たと思えばこれかぁぁぁぁぁぁ…!!!!!(ダークメテオ発動寸前」
カヤ「覚悟は出来てるだろうな、リィィィィィラァァァァァ…!!!!!(グレイシャルアーツ発動寸前」
…ええ、来ると思いましたよ…
そんな事言われても仕方ないじゃん、私だって忙しかったんだから…
6人「「「「「「そんな言い訳が通じるか——————ッ!!!!!」」」」」」
分かってます、ごめんなさ——————いっ!!!!!(涙
—久しぶりにこの小説名物の作者のボコボコタイムが行われています、暫しお待ちを♪ byアイズ—
アイズ「…さて、覚悟は出来ていますね?(笑顔」
って、何で出番が無い貴女まで!!?(復活
アイズ「私の登場を待っている人へのサービスです(笑顔」
あの…笑顔で言ってる割には、黒いんですけど…リズとレイシャと同じような笑みなんですけど…?
アイズ「黙れ、グラッセさん直伝…シャイニーブルーム」
何つう技を伝授してんだ、あの魔物——————ッ!!!!!?
リズ「自業自得だよ、全部(ジト目」
うぅ…そうですけど、酷い…(涙
ムーン「ふざけた事を言う当たり、まだやられたり無いようだな(ギロリ」
もう十分ですから!!?
ああ、もう次回予告だけする!!!
—次回ウラノスたちの行方を探すリズたちの目の前に、予想外の人物が現れる!
断章2『幻想曲との再会、世界の意思の託したモノ』をお楽しみに!
グラッセ「この時点で誰かネタバレしてるじゃねぇか!!?」
レイシャ「ま、まぁ…そこは言わないお約束で…!!」
カヤ「誰だ…幻想曲って…?」
マーベル「以下同文…」
グラッセ「(…そう言えばこの二人は会った事無いんだった…)」