二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.25 )
- 日時: 2011/11/29 15:50
- 名前: リラ (ID: BDgtd/v4)
第三章—後悔のはじまりと再び砕けた心—
「コイツは…ッ!!」
「ウラノスッ!!どうしてこの男がさっきの明らかに歳誤魔化している女と!!?」←
「知ってるのか二人とも!!?」
レイシャが見せた記憶に写っていたのは紛れも無く自分たちの前に現れた男—ウラノスだった。
これにはグラッセも驚き、ムーンに至っては本人が居たら殺されているであろうセリフをはく。
しかしレイシャはそんな事を気にせず、カヤライトとラクアイズの行方に繋がる手掛りとして聞く
「ああ…こっちの時代に戻ってきた時、リズを狙って来たんだ」
「リズ姉ちゃんを…?何でそのウラノスとか言う男が…」
それをグラッセも理解しているのであった事を話すと、何故自分の姉が狙われたのか分からないレイシャは首を傾げる。
するとグラッセはあの時の会話を思い出し、顔を歪まながら
「…恐らくリズがもっている【純粋な光の心】が関連してると思う、アイツはリズの事を【純粋な光の心を持つ少女】言ってたからな…」
「また純粋な光の心狙いかよ…ッ!!!」
リズが持っている【純粋な光の心】は強大なエネルギーとしても利用出来るし狙う奴が多い事は分かっているが、ここまで狙われるとなるとレイシャも頭を抱える。
どうして姉ちゃんばっかりこんなに苦労しなきゃいけないんだよ…と言うのが彼の心情だろう。
「でも…さっきの女はウラノスと違って、リヴィネタウンを滅ぼしたんだろ?どうしてそんな奴が【純粋な光の心】を狙うウラノスと一緒に居るんだ…?」
「そんなの俺が聞きたいぐらいだよ!!純粋な心を持つ人が居ないリヴィネタウンを狙ったあの女になッ!!!」
そんな二人の会話にムーンが、どうして純粋な心を狙っているウラノスとさきらの女が一緒にいるんだと冷静に考えるとレイシャが怒り狂いながら叫ぶ。
よっぽどさきらの女が憎いのだろう、今のレイシャの心からは【怒り】や【憎しみ】そして【恨み】と言う闇の使い手にはあってはならない感情が滲み出ている。
闇の感情は自分を苦しめ、闇に堕ちてしまう。
「気持ちは分かるレイシャ、だからこそ落ち着くんだ…厳しい事言うかも知れないけど、どんなにお前が怒ろうがアイズたちは何処に居るか分からない…今のお前はただの憎しみを抱いた哀れなノーバディだぞ」
「………………ッ」
それを一番分かっているムーンが冷静にレイシャの肩を掴みながら目線もあわせ、酷いかも知れないけど分からなきゃいけないからと促がすとようやくレイシャの感情が少しずつ落ち着いていった。
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.26 )
- 日時: 2011/12/09 21:52
- 名前: リラ (ID: BDgtd/v4)
「—まーちーやーがーれぇぇぇ!!!」
「アイズを返せぇ!!この変質者が——————ッ!!!」
「………(呆」
一方グラッセたちがレイシャと合流していた時、トワイライトタウンではリズとカヤの師弟コンビがそう叫びながらアイズを抱えている黒い何かを追いかけていた。
その後を藍髪の少年、もといマーベルがため息をはきながら付いていく。
どうしてこうなったかと言うと、話は数分前に遡る…
『レイーッ!!カヤーッ!!アイズちゃんッ!!何処ーッ!!?』
『屋根の上から叫ぶな…俺たち不審者って誤解される…』
トワイライトタウンに来ていたリズとマーベルは、行方不明の三人を探すために見通しが良い屋根の上から探しつつも名前を呼びながら叫んでいた。
そしてマーベルの言うとおり、屋根の上からそんな事を叫んでいるリズは明らかに不審者にしか見えないだろう…通り行く人たちが変な物を見るかのような目で通り過ぎていくばかりだ。
『もうこの方法止めようぜ…俺すごく恥ずかしくなって来たんだけど…』
『えー、一番良い方法だと思ったんだけどなー…仕方ない、今度は空から飛んで…』
流石に常識人のマーベルにとっては幾ら心が無くとも、住人の視線が恥ずかしいようで懇願するかのように言うとようやくリズも諦め違う方法で探すかと言おうとした瞬間—
『いい加減止まれって言ってんだろうがぁ———ッ!!!凍れ、ブリザガァ!!!』
『ホントに見つかった——————ッ!!!!!?』
何と目の前を怒り狂った水色の髪に水色の瞳をした少年で、探していた張本人—カヤライト・クラッシュドアイス氏がアウインロットを持ちながら(魔法も放って)通り過ぎて行きマーベルは思わずツッコミを決めつつ絶叫した。
『…今のカヤだよね?』
『…お前から見せてもらった写真と教えてもらった特徴が正しければな…』
同じくリズもこの事態には唖然としており、思わずマーベルに聞くと彼も自信が無いのか頭を抑えながらそう呟くとリズは闇からスケボーを出す。
『お、追いかけるわよマーベル!!どうしてあんなにカヤが切れているのか分からないけど…』
『だな…行くぞ、ヘイスガ!!』
少々事態が分からず困惑するが何にせよカヤが見つかった以上、合流しなければならないのでマーベルのスピード強化魔法により素早さがかなり上がった二人はかなり前方を走っているカヤの元へと走り出す。
『カヤ!!どうしたのよ、そんなに慌てて…』
『リズか!!前見てみろ!!』
もちろん魔法のお陰ですぐさま追いつきリズが話しかけると、カヤも気が付き更に前方を指差すとリズは絶句した。
何せ黒い何かを被った人物がピンク色の髪に紫色の瞳をした少女—アイズを抱えながら走っていたからだ。
それでリズもこの事態に気が付き、今に至ると言う訳である。
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.27 )
- 日時: 2011/12/09 21:13
- 名前: 大和 (ID: MTGEE0i4)
お久しぶりです!・・・そして、ここでははじめまして!
マーベル「何故にこんなハイテンション・・・?」
いやいや・・・。まさか、リラさんとLiayaさんのコラボ小説が見れるんだもん。
テンションの一つや二つ位上がるでしょ?
マーベル「・・テンションに一つも二つも無いだろ・・・」
細かい事はいいのっ!・・うるさいなぁ、もう。
・・・ところで、ですけど。第3章の話を読んでて気づいたんですが、マーベルの髪色が『藍色』→『紫髪』になっていたのですが・・
マーベル「誰にでも間違いはあるに決まってるだろ、少しは学習しやがれクソ大和が」
口悪いな・・・。あのですね、少々ドキリとしたんですよ?
リラさんたちは知らないかもですけど・・・。
マーベルの髪色が藍色から紫色に変わるってネタが頭の中で浮上していまして・・・。
マーベル「・・あぁ、(ピー)な」
だから、ネタバレ・・・・
P・S
二人とも更新頑張ってください!影(?)ながら応援しています(笑
コメントは初めてですが、毎日(?)見に来てたりしてます!
マーベル「・・暇人が(ボソッ」
うるさーい!
・・・それでは失礼します♪
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.28 )
- 日時: 2011/12/09 22:06
- 名前: リラ (ID: BDgtd/v4)
大和さん
あああああっ!!確かに誤字がぁぁぁ!!(涙
リズ「狂ったか…貴様ここでの初めてコメント者に何と言う見苦しい姿を…」
そっちか!!?
すみません、ついムーンと特徴を書いていたように…!!
リズ「何をどうすれば、美形のムーンと女顔のマーベルの特徴を間違える?」
アンタが一番酷いよ!!
しかも何だかネタバレのような感じになってしまわせた…!!
申し訳ありませんッ!!(土下座
リズ「本当にすみませんね…今から私が成敗しますのでそれでお許しを(スチャ」
え?何でキーブレードニ刀流なの?(滝汗
何時もよりお仕置きのレベルが高くないですか…?
リズ「それだけの事をしたんだから当たり前だぁぁぁ!!!光空風奥義ッ!!風よ切り裂き光よ飛び放てぇぇぇぇぇぇ!!!」
ぴぎゃあああああッ!!?(切り裂かれる
リズ「ふぅ…それでは続きを書きますのでご覧下さいね、大和さん(ニッコリ」
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.29 )
- 日時: 2012/04/01 00:01
- 名前: リラ (ID: 4HN4VOsr)
「だぁーっ!!ちょこまかと動きやがって…!!」
「もう頭来たッ!!カヤ【アレ】行くわよッ!!?」
「アレだな、まかせろ!!」
「(アレって、何だよ…?)」
先らからずっと追いかけていた事もあり、とうとうカヤのストレスが限界突破するとリズもブチ切れたのかアレをやると言い出しキーブレードを出すととカヤも同じく氷の杖—アウインロッドを構える。
唯一アレの事を知らないマーベルは、一体何をやるつもりだと首を傾げていると二人が動いた。
いや正式に言えばカヤが先に前へと出て、アウインロッドに自分の魔力を注ぎ込み
「いでよ氷の道、ブリザードロードッ!!!」
何と空中に氷の魔法で道を作ったのだ、何て氷の魔力だと思わずマーベルは唖然としていると次にリズがその氷の上に乗り
「先に行くわよッ!!」
闇の中からスケボーを出したと思ったら、今度はスノーボードバージョンの物だったようでまるでスキーをしているみたいに軽やかな動きで氷の道を滑って行くとすぐに黒い何かを被った人物の元まで辿り着く。
その横で抱えられているアイズを見ながら、リズは魔法を構築しつつもカヤの方向を振り向き
「今よ!!燃えろ、ファイガァ!!!」
「凍れぇ!!ブリザガッ!!!」
同じタイミングで氷と炎の上級魔法を黒い何かを被った人物の所へ放つと、爆発が起き—水蒸気で何も見えなくなる。
これにはやり過ぎだろとマーベルは思ったが、リズたちの真の狙いはそれだけでは無い。
次の瞬間何かが切り裂いた音がし、何かが近くに降り立ったような音が続けて起こったのだから
「ッ!!?何だこの音…?」
「これよ、これ」
流石に警戒を強めながらマーベルが音の正体を探ろうとすると、何時の間に取り戻したのか気を失っているアイズを抱え込みながら下の方を指差すと、黒い何かを被った人物にキーブレードが突き刺さっている。
その近くでは上手くいったなとカヤも疲れたように汗を流しながら苦笑し、マーベルはようやく今の事態とリズたちがやった事に気が付いた。
—つまりは不意打ち、さっきの氷と炎の爆発は攻撃でやったんじゃない、目くらましを目的でやったのだ。
炎により氷が水となり気化すると水蒸気が発生し、さっきのように周りの視界が悪くなる。
それを利用しアイズだけを助け出した後、リズがキーブレードで斬り付けたのだろう。
それを知ると何だか物凄く冷めた目になり、リズたちを見て
「…セコいな、お前ら」
「状況に応じただけと言ってくれ☆」
「人間やらなきゃいけない時はやらなきゃいけないんだよ、ところでアンタ誰だ?」
何とも外道な手を使ったコンビを見て思った一言はまずそれで、呆れながら言うとリズとカヤはとても良い笑顔で答える。
そしてカヤがごもっともな疑問を今更聞いて来て、再びマーベルはため息をはたいのは言うまでもない。
全ては—リズの背中で寝ているピンク髪の少女が起きてからだ。
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.30 )
- 日時: 2011/12/12 23:08
- 名前: リラ (ID: BDgtd/v4)
「う、うーん…アレ?ここは?」
「アイズ!!大丈夫かッ!!?」
「顔色は悪くないな…だが一応ケアルをかけとくぞ」
それから数分後マーベルの回復魔法によりラクアイズ—もといアイズが目を覚ますと、カヤとマーベルが同時に顔を覗き込む。
その近くではリズがしゃがみ込みながら黒い何かを持っており、アイズは今の状況が理解できずに首を傾げる事になる。
「カヤはともかく…何でリズさんがいるの?」
「やっぱりそこからか…」
もちろんどうして本来過去の世界で修行中のリズたちがこの未来へと戻ってきているのかが分からないアイズは聞くと、リズたちから事情を聞いたカヤは呆れながら現状と今起きた事を話した—
「…なるほど、あたし何時の間に捕まってたんだ、リズさんが掴んでいる黒い何かを被った奴に」
「ああ、それで追いかけている途中にリズと合流して何とか捕まえられたんだよ」
全て分かる事を話し終えると、アイズは腕を組みながら納得しカヤも先らの事を思い出しながら答える。
相変わらずリズはしゃがんだまま黒い何かを掴んでいる、しかも思いっきりしかめっ面で
…何時まで持っている気だと言うのが、全員の心情であるが敢えて言わないでおく←リズに逆らうと誰だろうが地獄を見るから
「…とにかくカヤとアイズちゃんは見つけられたわ、急いでグミシップの中に戻ってグラッセに通信しましょ」
「え?あ、ああ…」
するとしゃがんでいたリズが突然立ち上がり戻ろうと言い出しグミシップを出したので、珍しく厄介ごとから早く引き上げたなと弟子のカヤは思うが早く早くと促がされてしまったので先に乗る。
その時リズが一人、誰もいなくなったのを確認した後に
「…あの黒い何かを被ってた奴…私がキーブレードで刺した時実体が無かった…」
そう重要な事を呟いていた事に、気が付かず
もしかしたら予想以上にめんどくさい事に巻き込まれたのかもしれないなと思い、リズはキーブレードで斬りつけた時を思い出す。
『(視界が見えないせいで相手は困ってるみたいね、でも私はヴィクセン特製のゴーグルあるから大丈夫なんだよね♪)』
水蒸気爆発を起こした後、すぐさまリズは視界が悪くても見えるゴーグル…もといヴィクセンが開発した『視界良好ゴーグル』を身につけ相手が困ってる事を良い事に接近しキーブレードを構える。
『(行けぇ!!)』
相手が油断しているその隙に強力な一撃を叩き込んでやろうと考え、力加減無しに思いっきり振り下ろすと—違和感を感じた。
本来キーブレードで一撃を受けると特有の音が鳴るハズなのに—キーブレードは黒い何かの中をそのまま通過し刺した。
『(な…ッ、中に人がいない!!?まさか元から人がいなかった…!!?)』
その出来事は余りにもあり得ない事に、リズは驚きを隠せずその場で驚愕するしかなかった。
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.31 )
- 日時: 2011/12/14 21:42
- 名前: リラ (ID: BDgtd/v4)
「(…元々中に人がいなかった、さっきはそう思ったけど違う)」
自分のキーブレードが貫通した瞬間を思い出し、目を閉じながら冷静に考えるとすぐ分かった。
この黒い何かには匂いが付いていたのだ—闇の住人である証拠の闇の匂いが
「(私が刺そうとした時、すぐに闇の回廊で逃げたんだわ…それにこの闇の匂いは知ってる、恐らくウラノスの奴ね)」
それですぐさま相手が行った事が分かった、確かに闇の住人なら簡単に出来る事である。
そしてこの闇の匂いは—この前自分を狙ってきたウラノスと、同じ物だとすぐ判断しリズはため息をはく。
「(アイツは何を考えているのかしら…?私の純粋な光の心を狙っているのならば私を狙ってくればいいハズなのに…どうしてアイズちゃんを誘拐しようと…)」
「おーい、リズッ!!グラッセから通信が入ってるぞ!!?」
それが分かると、ますますウラノスについて分からなくなって来た。
純粋な光の心を狙っているのならば、絶対に自分を狙ってくる—そう思ったのに何故何も関係ないアイズちゃんを狙った?
だからグラッセとムーンに危害が及ばないように、一緒に行動するのをグラッセがマーベルに指定してくれて助かったと思っていた矢先にこれかよと悩んでいるとマーベルが考えていた人物の名前を呼ぶ。
リズはちょうどいいタイミングで通信してくれたわねと、苦笑しグミシップに戻り通信を繋げた。
『—リズッ!!マーベルッ!!こちらグラッセだ』
「ちょうど良い時に連絡くれたわね、こっちでカヤとアイズちゃんを見つけたわよ」
『その声はリズ姉ちゃんかッ!!?』
するとすぐさま同じくグミシップに乗っているグラッセの姿が見え、カヤたちを見つけたと報告すると聞きなれた声が響き少々驚く。
この声は忘れるはずも無い、アイズたちと同じく行方不明になっていたたった一人の弟の声だから
「レイシャッ!!?そこにいるの!!?」
『うん、久しぶりリズ姉ちゃん!!でも今はそれどこじゃ無いんだ!!カヤとアイズが—』
「…俺たちが何だって?レイ」
「隣の部屋までレイの声聞こえてたよ…」
もちろんリズはすぐ反応し呼びかけると、レイシャは自分と似たような苦笑の笑みを浮かべカヤたちの事を伝えようとしたのだろう。
しかし後から弟が探している張本人たちの姿と声が聞こえると、そっちも驚いて—倒れた(驚きと嬉しさが混ざって気絶したの間違い)
『って、レイッ!!?オイ、どうしたんだ!!?』
『落ち着けグラッセ!!ただ気絶してるだけだ!!でも…何ですごく嬉しそうな顔しているんだ?(汗』
「あらら…カヤとアイズちゃんが見つかって、安心したのかビックリしたのかどっちにしろ結構ダメージ来たみたいね(汗」
これにはあちら側のグラッセとムーンも慌て、リズも呆れるが三人がすぐ見つかった事もありその顔は安堵が混ざったような笑顔だった。
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.32 )
- 日時: 2011/12/16 10:40
- 名前: 大和 (ID: QxY3Yp35)
お久しぶりです♪
ただいま、私大和はまたまた学校からコメントを———
マーベル「いや待て、おかしいだろ」
ロクサス「何で平日のこんな時間にコメントができるんだボケ」
・・・・。言葉が醜いなぁ、あんた等・・・
理由はまああれなんで、伏せておきますが・・・。
誤字の件、ほんとにすいません!!
ただ、少しネタばれチックなのが怖かったんで(怯
マ・ロ『知るか』
・・・・・。(黙
更新がんばってくださいっ!お二人の更新楽しみに待ってます☆
PS、学校からの更新ですいません♪
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.33 )
- 日時: 2011/12/16 22:37
- 名前: リラ (ID: BDgtd/v4)
大和さん
はい、またコメントありがとうございます。
また学校からのコメントですか(笑
リズ「…何か、アンタ今日はヤケにテンション低いわね」
…そりゃあ、検定だの論文だの勉強で忙しかったからね
実を言うとすごく眠いから、今日コメント返したら寝るわ
誤字の件は私が悪かったので、謝らなくてもいいです(汗
流石にネタバレに繋がると焦りますよね…
更新頑張ります、明日以降←
それでは、失礼します!!
リズ「あ!!私からの成敗の前に逃亡すんな——————ッ!!!」
断るッ!!
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.34 )
- 日時: 2011/12/17 22:09
- 名前: リラ (ID: BDgtd/v4)
「レイ…大丈夫かな?(汗」
「多分大丈夫だろう…よっぽど俺ら心配されてたんだな(汗」
その様子を見つめながらアイズがレイの容態を心配すると、カヤも今のアイツ自身が不安だと頷く。
この三人を見てリズは今回の事もあるし早く安全な場所へ送った方が良いなと思い、グラッセを見る。
「ねぇグラッセ、ムーン、もうレイやカヤやアイズちゃんたちに危害が及ばないように一度合流して安全な場所に送り届けない?」
『ああ、その意見は俺も賛成だ』
『ちょうどレイシャの奴が良い情報を掴んで来てな、話が長くなるから合流したいと思ってた』
そしてこの三人の安全の事も考え合流しないかと案を持ち上げると、あちらも話したい事があるようで承諾する。
一体何の情報掴んできたんだレイの奴…と思いつつも、合流する場所はどうするかと話すとマーベルが近づいて来て
「それなら存在しなかった世界がいいんじゃないか?あそこならウラノスの奴も干渉しにくいと思うしⅩⅢ機関のメンバーがいるから安全だと思うぜ?」
「存在しなかった世界か…確かにあの場所ほど好条件な場所は無いわね、グラッセたちもそれでいい?」
『もちろん、OKだ』
『俺も構わない、てかそろそろ通信切るぞ』
存在しなかった世界はどうだろうかと進めて来て、確かにあの世界なら安全だとリズも思い聞いてみると二人とも頷き場所が決まる。
これでレイシャたちは大丈夫だ—と安心しこちらもモニターの通信を切った。
だけどそれは甘かったんだ—まさかあんな事になるなんて
「…全く、予想外だわ…あんな幼い子供が純粋な心を持っているなんて」
「だがコレもまた決められた世界の意思だとすれば…俺は許せない」
夜の点灯が付いている街の屋根の上ではウラノスとレイシャを襲った緑髪をサイドテールにした桃色の瞳をした少女が居た。
緑髪の少女は何故か苦悩している表情を見せ、ウラノスはそれを慰めつつも世界の意思と言うと憎しみを込めたような目で空を見つめる。
「—ガイア、アレを見て俺は思ったよ…なおさらこの腐った世界を修復しなければならないとな…」
「…ええ、それはアタシも一緒よ」
それからウラノスは何か決意しているのか覚悟を決めた目で緑髪の少女—ガイアを見つめながら言うと、ガイアも嬉しそうに頷いた。
そんな仲睦まじい二人を、月明かりが優しく照らしていた—
これから起こす悲劇を、祝福しているかのようにも感じられるほどそれは穏やかな時だった—
全ての【後悔】と言う【遺憾】が、今始まりを告げた。
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.35 )
- 日時: 2011/12/19 22:49
- 名前: リラ (ID: BDgtd/v4)
金色の光を放つハート型の月—もといキングダムハーツがある暗闇の世界である存在しなかった世界では三人の少年が降り立った。
言うまでもなかろう、赤髪の少年グラッセに紫髪の少年ムーンと金髪と栗毛の少年レイシャだ。
しかしグラッセは無言で顔を歪ませながら何か考えているし、レイシャも機嫌が悪くムーンはため息をはいた。
何をどうすれば、ここまで重く悪い空気を出せるというのが彼の心情だろう。(そう言うムーンも某闇属性キーブレード使いの方と会うと同じ空気になるが)
「(まぁ無理もないか…レイシャはあの歳誤魔化してる女が気になってるみたいだし…)」
だがレイシャの事を考えるとそれも仕方ないのかもなと、ムーンもこの空気をどうにかする事を諦め城に向かおうとした瞬間—自分たちと同じグミシップが降りて来た。
「あのグミシップは…」
「—グラッセ!!ムーン!!レイッ!!」
自分たちが乗ってきたグミシップに似ている事にすぐ気が付いたレイシャが反応すると、ドアが開き声がすると金髪と栗毛の少女が現れる。
レイが親友と同じぐらい安否を心配していた彼の姉—リズだ。
「リズ姉ちゃんッ!!!」
「久しぶりレイ☆元気にしてた?」
「元気にしてたじゃ無いから!!てか悪い奴に狙われている奴のセリフじゃないよなソレ!!?」
これには姉の名前を呼びながら走り抱きつくと、リズも優しい笑顔で受け止め何とも危険な状況にいる人物の言葉とは思えない姉に思わずツッコミを決める。
どうやらこの姉弟、揃うとボケとツッコミ役で上手く分かれるようだ。
「…相変わらず変わってないな、お前」
「まぁ、そこがレイらしいんだよ」
「カヤ!!アイズ!!」
それから遅れて水色の髪をした少年カヤとピンク色の髪の少女アイズが苦笑しながら出てくると、レイはすぐ駆け寄り無事で良かったと手を握る。
リヴィネタウンが無くなってからたった数週間しか経って無いのに、この温もりが酷く懐かしく感じられた。
こうして感動の再会が繰り広げられ、集合した七名が城へと向かおうとした瞬間
「—全てを失うがいいぃぃぃぃぃッ!!!!!」
「「「ぎゃああああああっ!!?」」」
「「…………………」」
城の入り口からであろうかサイクスの叫び声が聞こえた途端、聞きなれた声が数人ほど聞こえてきてリズとレイは思考停止と共に固まる。
この叫び声を出していると時のママン(サイクス)に近づくとロクな事にならないのはこの二人が身を持って体験している…
「よし、やっぱり別の世界で色々と情報交換しよっか!!行こうレイ」
「うん!!俺たちまだ13と14歳だからまだ死にたくないし!!」
『逃げんなぁぁぁぁぁぁッ!!!!!』
この声を聞いたしまった以上、誰でも同じ選択をするだろう。
笑顔とは裏にかなり冷や汗をかいている二人の逃げっぷりに、残りの五人が一斉にツッコミを決めた。
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.36 )
- 日時: 2011/12/24 23:13
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
「後悔するなよ…」
「いやまずお前が落ち着けサイクス!!(滝汗」
「そ、そうだってハナシ!!たったコレぐらいの事でそこまで切れなくても…!!」
「そうだー!!サイクスのバッテン傷ーッ!!」
—ブチッ
そして声が聞こえてきた虚無への誘いではクレイモアを持ったサイクスが、キングダムハーツの光を受けてバーサクしていた。
それを必死に先ら絶叫した人物—アクセル、シグバール、デミックスが落ち着かせるために弁解していると最後の一言のせいで何かが切れた音がし青い光がなおさら溢れ出す。
「バカヤローッ!!余計バーサクに月注いじまったじゃねぇーかってハナシだぁぁぁ!!!」
「それを言うなら火に油だろ!!だけどマズいぞ…ッ!!!」
これにはシグバールがもはや早々キャラ崩壊モードで叫ぶと、アクセルがツッコミ交じりですぐ訂正しつつもサイクスのバーサクの力が何時も以上に強大で危険な事に気が付きすぐさま逃げようとするが
「—全てを失うがいい——————ッ!!!」
本日二度目のバーサク技である狂気が、もう目の前に近づいており殺される…!!と三人が身構えた時
「—ライトレイズソードッ!!!」
「—ダークファイガッ!!」
突然光の衝撃波が刀のような形で現れ、闇の炎がそれに合わさるかのようにサイクスの懐へと決まる。
その衝撃で壁に衝突すると呻き声のような物が聞こえてくる、恐らくバーサクが解除されたのだろう。
それよりもこの技を放った人物を見てアクセルたちは固まる、先らの技を使えるのは自分が知っている中ではあの姉弟しかいない。
「リズッ!!レイッ!!」
「「ただいま皆ーッ!!」」
シグバールが代表してその姉弟の名前を呼ぶと二人は手を振りながら走って来た、その後には仲間たちもいる。
するとその気配や声に反応したのか、虚無への誘いへ沢山の闇の回廊が開く。
「リズ!!レイ!!帰って来たのか!!」
「おかえりなさい、久しぶりに会えて嬉しいわ」
「あらリズにレイ、丁度いいタイミングで帰ってきたわね」
「よく帰って来ました、今漬物が出来たので食べますか?」
「ふん、うるさい子供が帰ってきたか」
「ヴィクセン、その言い方は無いだろう…久しぶりに手合わせでもするか?」
「………………(無言でおかえりと言う目線を出す」
「何かしゃべりたまえレクセウス、せっかくリズたちが戻ってきたと言うのに白状なのでは?」
「フッ…俺のカードが示していた、今日は姫と王子が戻って来るとな…」
上からロクサス、ナミネ、ラクシーヌ、ゼクシオン、ヴィクセン、ザルディン、レクセウス、マールーシャ、ルクソードが現れた順番に語り始め相変わらず機関は変わっていない事に全員が苦笑した。
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.37 )
- 日時: 2011/12/28 18:20
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
「—ぶぅるあああああああっ!!!リィィィズゥゥゥ!!!レェェェイィィィ!!!」
「「ッ!!(滝汗」」
そしてⅩⅢ機関と言えば忘れてはいけない人物がもう一人いた。
この独特な声に、名前をかなり伸ばしながら呼ぶクセ…間違いない。
「ゲッ、ゼムナス!!(汗」
「ボス!!」
「オイッ、お前らの指導者かなりヤバい目してる気がするんだが!!?」
そして予想通り歪みを貫く柱から走ってきている人物—ゼムナスがヤバい顔をしてこちらまで向かってくると、グラッセとムーンがその人物の名前を呼びながら後退しておりカヤが無意識にゼムナスのオーラを感じ取りレイたちの方向を向くと
—何故かレイとアイズは防御魔法を何回も構築しており、リズは両手にアクセルとデミックス抱えていた。
「「って、えええええっ!!?何やってんのお前ら!!?」」
「グラ兄とマーベルは黙っててくれ!!これも生き残るためなんだッ!!!」←
「シェルガッ!!プロテガッ!!リフレガッ!!」
「死ぬ覚悟は決まったかしら…?歯食いしばれ赤ウニにパイナップル!!」
「「食いしばれるかぁぁぁぁぁッ!!!」」
これにはツッコミ役のマーベルとグラッセが同時に叫びツッコミを決めると、レイシャに逆ギレされアイズもアイズで全力で魔法を構築する。
リズに至ってはドス黒いオーラを出しながらアクセルとデミックスのコートを掴んで、尊い犠牲になってもらうために投げる準備万端だ。
それにアクセルとデミックスも、ツッコミ組と同様ハモって叫ぶが聞き入れられない。
—まぁぶっちゃけ、覚悟決めて消えろって事ですね
「「ふざけんなぁぁぁぁぁッ!!!」」
余りにも薄情なセリフに、迫ってくるゼムナスを見つめながら犠牲者二人の絶叫が痛々しく響いた…
その後アクセルとデミックスがゼムナスの抱擁により、精神的ダメージを食らって戻ってきたのは言うまでも無い。
「改めて紹介するよ、この子はマーベル・ダークネスハート」
「マーベルだ、年齢は15歳で一応言っておくが…俺はれっきとした男だぞッ!!!!!」
「「「「「「(やはりそこを強調するか…)って15歳!!?」」」」」」
倒れている二人を無視してマーベルを始めてみる未来のⅩⅢ機関のメンツにリズが紹介すると、彼は何時もどおり名前より自分の性別を強調する。
予断ですがマーベルはアイズとカヤと始めてあった時も、女と間違えられて切れました。
その時マーベルが年齢を教えた時、彼を知っている全員が反応した。
今彼は15歳と言った…つまりは私たちの中で一番年長者と言う事だ。
「「「「「「童顔なのに15歳とかみえねー…」」」」」」←(大和さんごめんなさい)
「うるさいっ!!!」
一同揃って同じ事を同時に言うと、マーベルが再びブチ切れたのは言うまでも無いだろう。
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.38 )
- 日時: 2011/12/29 14:23
- 名前: 大和 (ID: zxZEzDNk)
お久しぶりですー♪
なかなかマーベルが役に立ってるみたいですね☆
マーベル「・・・・・・・・・・・・・・」
マーベルが15歳で、皆が驚く・・・。これ、本編で使わせてもらっても良いですか?
マーベル「・・・・・・・・・・・・・・・・」
良かったな、役に立ってて!(ポン
・・・童顔ww
思わず吹いてしまいました!!最高です童顔!!
マーベル「うるせーーーっ!!」
きゃっ!何故切れる!!?
マーベル「男なのに『女』とか『童顔』とか言われて嬉しいわけねぇだろ!!」
しょうがないじゃん!!だってそういう設定なんだもん!!
リラさん、Liayaさん!!
これからも散々マーベルをイジメ倒してやってください!!
何でもやらせますんでっ!女装でもOKです!
マーベル「ふ、ふざけんなテメェ!!」
それでは、失礼します!!
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.39 )
- 日時: 2011/12/29 18:17
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
大和さん
お久しぶりですー!!
マーベル君、大活躍ですよ…色んな意味で(オイ
リズ「作者作者、後見てみて(いきなり現れ後を見ろと促がす」
何ですか、後に何が…
マーベル「………(笑顔だが顔が笑っていない&ロストメモリー構え」
…何かヤバいのいた(滝汗
15歳と聞いて実際私も驚きでした(汗
どうぞどうぞ、お好きにあんなネタ使ってください←
リズ「いいんかい!!てかマーベルの奴さっきから無視されて滅茶苦茶怒ってるよ」
マーベル「…全てを焼き尽くせ、業火の力よ…(メガフレア唱え中」
ヤバッ…(汗
いでよ、大和さんの番外編でのマーベルちゃん写真!!(詳しくは大和さんの小説で!!
マーベル「なっ!!何故アンタがそれを持っている!!?」
リズから貰った…焼き増しで
私に攻撃したら、他の世界に撒き散らしちゃうもんね♪
マーベル「………(リズを睨みつける」
リズ「………(汗&後に作者から貰ったミートパイを隠す」
童顔いいですよね!!これ私のお気に入りなんですよ←外道
任せてください、これからもっと弄くりますので!!
じゃあ、女装させてください!!←
それでは、こちらも!!(逃亡
マーベル「あっ!!待ちやがれその写真返せぇぇぇぇぇぇ!!!」
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.40 )
- 日時: 2011/12/29 23:51
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
「今宵は宴であるぅぅぅ!!!リズとレイの帰還を祝って…」
『カンパーイッ!!!!!』
それから数時間後、ゼムナスがリズたちの帰りを祝ってパーティーを開こうと珍しくいい案を出し存在しなかった世界ではダスクなどの下級ノーバディも騒いでいた(珍しくとはどういう意味だぁぁぁ byゼムナス)
もちろんパーティーはママン(サイクス)特製のご馳走が沢山あり、レイたちと合流するだけだったんだけどなとリズは苦笑しつつも喜んでいる。
するとそんな中、新しく作られたリズの配下ノーバディ—スクートゥムとグラディウスが現れる。
「スクートゥム、グラディウス、どうだった?」
『いえ…主が言っていた侵入者はいませんでした』
『同じく』
「そう…ご苦労様、貴方たちもパーティーに戻って楽しんで頂戴」
『『御意』』
どうやらリズは配下ノーバディに侵入者がいないか、捜索命令を出していたようだ。
しかしウラノスたちは現れなかったようで二人が報告すると、リズも少しだけ表情を和らげ配下ノーバディたちにパーティーに戻っていいと指示すると嬉しそうに闇の回廊に消える。
配下ノーバディだってこういう時ぐらい楽しみたいもんねと、自分がこんな命令をした事を申し訳なく思うが警戒を解けない。
何時この状況を利用して、ウラノスたちが乗り込んでくるかは分からないからだ。
グラッセとムーンは料理を食べながら料理について語ってるし、マーベルとアイズちゃんは魔法を使う物同士で気が合ったのか魔法に付いて語っている。
カヤはご馳走を食べるので夢中になっているから放置、こう言う機会滅多にないからその気持ちは分かるけどさ
レイは先らから行方が見当たらない、もしかしてもうウラノスとかに誘拐されてんじゃ…と考えていると—
「リズ姉ちゃん」
「うわぉっ!!?」
考えていた張本人ことレイが何か思いつめた顔で話しかけてきて、接近に気が付かなかったので驚く。
危うく食べているマッシュポテトを落としそうになるが、すぐさま空中でキャッチし何?と聞くと隣に座りながら
「—グラ兄から聞いた、また…純粋な光の心狙いで変な奴に狙われてるって」
「あ、ああ…ウラノスの事ね、それがどうしたの?」
ウラノスに狙われているのが自分だという事をすっかり忘れつつも、弟が何故そこまで思いつめた様な顔をしているのが分からず首を傾げる。
「それは…またリズ姉ちゃんが危険な目に合うって事だろ?アイズもカヤも【あの女】に殺されかけて…!!どうして俺の大切な人たちばかり…!!!」
「—【あの女】?ちょっと今の話で気になる単語が出てきたんだけど?」
それを聞くとレイは泣きそうな顔をしながら悲痛な声で重要な事を言い、リズはその会話の中にあったあの女について聞く。
そう言えばグラッセたちが言っていたレイが掴んだ情報聞いてなかったわねと思っていると、向こうも話し忘れてたと何があったのかを話してくれた。
ウラノスと行動を共にしているであろう、一人の女の事を
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.41 )
- 日時: 2011/12/30 12:35
- 名前: 大和 (ID: zxZEzDNk)
どもー♪またまた見に来ちゃいました(笑
早速ですが、あのネタはこちらの本編で使わせていただきます♪
ありがとうございます☆
マーベルですが、女装の際は色々と気をつけてください!!
ロクサス「アバウトに言うと、暴走するな」←巻き込まれた人
アクセル「上級魔法の連発って言うか・・・」←危うく死にかけた人
シオン「スリプルとか、ストップとかで動きを止めればいいと思うけど・・・」←魔法を放った張本人
ラクシーヌ「電撃で痺れさせちゃうのもいいかもね」←実際にそうした人
・・・だそうです。番外編の時も色々と舞台裏であったそうです・・・
写真なら、いくらでもゼクシオンが持ってるって言ってたんで、なくなったり、抹消された場合は連絡してください♪
何度でも焼き増ししますんで♪
マーベル「待て、俺の人権はドコへ行った?」
どこかに行きました(笑
童顔はやっぱり最高ですね!!うん、最高!!
マーベル「・・・・・・・・・・・・」
リラさん、Liayaさん!!
童顔を使ってもっといじめてあげてくれませんか?
マーベル「何だよ!その最悪なお願いっ!?」
・・・え?全然普通なお願いですよぉ〜
それでは、失礼します☆
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.42 )
- 日時: 2012/01/01 22:54
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
大和さん
どうもー♪
あのネタで本編更新楽しみにしてますよー!!(オイ
ふむふむ、マーベル君を女装させるのは命懸けと…
リズ「暴走…上級魔法…」
ムーン「スリプル…ストップ…電撃で痺れさせるか…」
リズ&ムーン「「………(じーとグラッセを見る」」
グラッセ「な、なんだよ…」
リズ「いや…グラッセならマーベルを女装させられるんじゃない?」
ムーン「お前はジェノムの力で暴走できるからアイツの暴走にも対抗出来るし…元々魔力も高いから上級魔法にも対抗可能だろ、そして全ての魔法を使えるし」
グラッセ「用は俺にマーベルとサシで勝負してこいとぉ!!?(涙」
…頑張れ
写真燃やされたら、貰いにいきますね♪
現に狙われてますし(チラッと後を見る
マーベル「………(ロストメモリー構え」
…何か、物凄い殺気を感じる…(汗
もはや人権が無い、マーベル君(笑
童顔ネタは沢山あるので、明日の更新をお楽しみに!!
リズ「明日!!?何故に!!?」
…宿題あるから
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.43 )
- 日時: 2012/01/02 22:58
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
「なるほどね…ハロウィンタウンでそんな事があっただけでも驚きなのにその女の人はウラノスと繋がっている…」
「俺もリズ姉ちゃんを襲った奴がそのウラノスって奴で驚いたよ、それにしてもあの女…リヴィネタウンを闇に飲ませて許さねぇ…!!」
レイからハロウィンタウンの出来事を全て聞くと、リズはウラノスとレイを襲った人物である女の人が繋がっている事を驚く。
そして話を聞く限りだと、どうしてその目的も違う二人が組んでいるのだろうと言うムーンと同じ疑問が浮かび上がるが怒り狂っているレイはその事すら考えれないのか身体中から闇のオーラを撒き散らしている。
取り合えず落ち着かせて、記憶を見た時に他の情報が聞こえなかった聞こうとした瞬間
—見つけたわ、純粋な光の心を持つ女の子と坊や
「「ッ!!?」」
突然頭の中に女の声が響き何だとリズは驚いていると、レイの顔色が変わる。
この声は間違いない、ハロウィンタウンで戦った女だと彼は気が付いたからだ。
—どうやらその反応だとアタシの声はちゃんと聞こえているようね、ちなみに今話している事はアンタたちにしか聞こえてないから
向こうはどうやらこちらの反応が丸分かりなようで、リズとレイにしか話しかけていないらしい。
まさか何処かから見られている…?と思わず当たりを見渡すと、クスクスと相手が笑った声がした。
「何がおかしいッ!!!(怒」
—いえ?貴方のお姉さんの考え方が面白くてねぇ…ちなみにアタシはアンタたちを監視なんかしてないよ、ただ—貴方たちの心と記憶は無理やりお互い干渉させて見ているけどね
「(お互い干渉させて見ている?…と言う事は、私とレイと貴女は今心の中でも会話出来ると言う事かしら?)」
「(何ぃッ!!?…てか何でリズ姉ちゃんの声聞こえてるんだ!!?)」
これにはレイが怒り叫ぶとリズの考え方が面白かったようで、笑いながら自分は監視していないと答え無理やりお互いの心と記憶の中を干渉させ見ている事を教える。
その言い方にすぐリズが心の中で会話出来る事に気が付き聞いてみると、案の定レイの驚愕の声が聞こえてきてため息がはきたくなった。
—正解よ、どうやら貴女は坊やと違って天然に見えて意外と頭の回転が速いようね…なら本題に移りましょうか
「(…ッ!!まぁ話しかけてきた時点で、何か言いたい事はあると思ったけど何かしら?)」
自分より天然である弟に若干呆れていると、女の人は本題に入ると言いリズが警戒しながら用件を聞くと
—用件は単純な事、貴女と坊や二人でアンタたちが虚空の祭壇と呼ぶ所に来なさい…他の奴に知らせたり他の奴と来たら…あのグラッセとかアイズとか言う奴らがどうなるか分かるわよね?
「(…聞く限りではアンタは家のバカ弟を一撃で倒したらしいわね、だとすれば強さも相当な物だと思うし…分かったわ、今すぐ行くから少し待ってなさい)」
「(ちょ、バカって酷くないか!!?そして行くに決まってんだろ!!だからアイズたちには手出しするな!!)」
女の人は二人で虚空の祭壇まで来いと言い、もし他の誰かを連れてきたり話したりしたらグラッセたちを危険な目に合わせると脅しをかけてきた。
実際話しただけで思うがレイを一撃で倒しただけでもかなりの実力者である事が丸分かりだ。
なのでここは大人しく従うべきだろうと判断し、今から行くから待ってろと言うとレイのツッコミが決まり俺も行くと言うと女は再び笑い声を出し
—いい判断ね、そう言う素直な子は好きよ♪待ってるわ
—と何か物凄いレイにとっては腹が立つ言い方をし、心の通信とでも言うべきかそれを切った。
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.44 )
- 日時: 2012/01/02 23:36
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
「さてと…厄介な事になったわね」
「ホントだよ…あの女…人の大切な親友たちを人質に取りやがって…悪趣味にも程があり過ぎだッ!!(怒」
「(…悪趣味と言う点では、お前も一緒だよレイ…それにしてもあの女の人、レイを倒したと言う事もあるけど一瞬話しただけでも強い事が分かった…)」
女の声が聞こえなくなった事もあり心の通信が終わったかとリズはレイに向き合い、厄介な事になったなと再びため息をはくとレイも再び怒り狂いながら叫ぶ。
若干弟の言葉に悪趣味なのはお前もだろと思いつつ、先らの女の人は強いと冷や汗を流す。
恐らく虚空の祭壇に行けば戦いになるのは確実だろうと考えるだけでも、戦闘をしたらどれだけの被害が出るのだろうと焦りを感じてしまう。
「(それに何だかとても嫌な予感がするし…私とレイの二人で来いと指定したあたりどちらかに何かをしかけてくるのは確定ね)」
「リズ姉ちゃんどうしたんだよ?さっきから無言で…早く虚空の祭壇まで行こうぜ」
それに加えて何故かとてつもなく嫌な予感がし、自分たち二人で来いと指定された事もあり何かを仕掛けてくるのだろうと警戒しているとレイが急いで行こうよと闇の回廊を出し急かしてきた。
「分かってるわよ、それから闇の回廊閉じろ!!徒歩で行くわよ」
「えー!!闇の回廊で言った方が近くて早いじゃん!!」
「…アンタ、私が闇の回廊に入ったらどうなるか忘れてるでしょ」
「…あ(汗」
それに返事をしつつも、闇の回廊を閉じて徒歩で虚空の祭壇まで行くぞと言うと不満げに答えを返して来る。
私の弱点忘れてるなと呆れながら言うと、思い出したのか汗をかいレイはゴメンと苦笑した。
—こんな普通の姉弟のやり取りが、これで最後になるとはこの時…私(俺)たちは思ってもいなかった—
「—あら、やっと来たのね…すぐ闇の回廊で来ると思って…たん…だけど…」
「ゼェ…ゼェ…や、やっと着いた…」
「ロビーからここまでって…結構距離あるから疲れた…」
それから数分後、虚空の祭壇では今の声からして先らの女の人がやっと来たわねと振り向くと走って来て疲れきっているリズとレイがいた。
この数分間に何があったのかしら…?と何で闇の回廊で来なかったのかしらこの子達と思いつつ、この何処か緩んだ空気を修正するべく残酷な笑みを浮かべ空気を変えると—炎でこの虚空の祭壇を包むとフレイムダガーを出す。
「炎…っ!!?そしてその武器…」
「その武器…あの時も思ったけど普通のダガーじゃねぇな!!」
「そうよ坊や、この武器はね…アタシの属性に合わせて作られたものだもの♪」
この攻撃によりこの女の人は炎属性だと分かりその持っている武器にも違和感を感じると、一度戦った事があるレイはサンセットブリーズを構えながら指摘し女の人は頷く。
それと同時に更に周りが暑くなったような気がして、顔を歪めると女は嬉しそうな顔をし
「—いいわねその苦痛に歪む顔、だけど貴女じゃ物足りない…ガイア・オルヴィズ・レザレックションウンブラ…いざ参るわッ!!!」
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.45 )
- 日時: 2012/01/04 13:19
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
「—レイ、構えろ…本気で行かないと殺られるっ!!!」
「分かってるっ!!」
緑髪の女—ガイアがそう言うと本気を出した事を悟り、リズはレイに本気を出せと言うとキーブレードであるスターホワイトチェーンを出す。
もちろんレイも普通じゃない力と殺気を感じたので、サンセットブリーズとメモリアルローズマリーを構え二刀流モードになる。
するとまるで戦いの始まりの合図になったように、三人は同時に駆け出した。
「—凍える冷気よ、全てを凍りつかせたまえ!!フリーズッ!!!」
「花開く雪景色よ、その凍てつく力を開放したまえ!!グレイシャルアーツ!!!」
ガイアが炎属性と分かった今は弱点を突いて倒すしかない、そう考えリズとレイのダブル氷魔法が一気に解き放たれる。
しかしガイアはその攻撃に臆する事無く、ニヤッと何処か危ない笑みを浮かべると
「燃え尽きなさい—ダイダルフレイム」
「二つの氷魔法を相殺ッ!!?」
「—全てを包み込む闇よ!!永遠に消える事なき力を増し行け!!ダークヘイズッ!!!」
たった一つの中級魔法でその強力な上級魔法二つを相殺しレイが驚いていると、すぐさまリズがキーブレードに闇を宿し素早いスピードで突進する。
だがこれも簡単に余裕といわんばかりでガイアは避けた—と思いきや
「これが避けられるのは想定内よッ!!」
「ッ!!追尾型!!?」
どうやらリズはそんな事もあろうかと、追尾型でダークヘイズを出していたのだ。
これにはガイアも驚き何も防御していない脇腹にヒットする。
「…中々やるじゃない♪こうでなくちゃ面白くないものね—次はこっちから行くわよ」
「うわぁ!!?」
「きゃあっ!!!」
だが大したダメージは無くリズの攻撃方法に感心しながらも、すぐさまガイアは動き二人に連続でフレイムダガーを振り下ろす。
一撃はそんなに重くは無いが、ここまで素早いと全て防ぎきれず身体中に切り傷が増え血が出る。
「クッ…」
流石に切り傷が増えると痛みを感じ顔を歪めてしまい—それが隙となる。
「終わりよっ!!」
「しまっ…」
その状況をガイアが見逃すわけが無く、動きが鈍ったレイの首筋を狙って来て思わず目を閉じるが—
「危ないレイッ!!」
—ザシュッ!!!
「え…」
「あら…これは驚いたわねぇ…」
聞きなれた声がしたと思ったら、何かが切られた音がする。
しかし自分には一切痛みは無い、なのに何故血の匂いがする?
嫌な予感がし目を開けると—そこには信じられない光景が繰り広げられていた。
…確かにガイアはフレイムダガーで貫いていた。
—レイを庇った、リズの身体を
「…私の弟に手出すなんて、許さないわよ…!!無事で良かった…レイシャ…」
そのフレイムダガーを抜き取り、口からも出血してるのにリズは笑顔でレイに振り向き無事なのを確認しほっとすると倒れた。
「リズ姉ちゃん——————ッ!!!!!」
すぐさまレイが駆け寄り悲痛な叫び声を上げるが、残ったのはガイアの残酷な微笑みとリズの血がつくフレイムダガーのみ
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.46 )
- 日時: 2012/01/05 23:34
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
「ふぅん…純粋な光の心を持つ女の子が坊やを庇ったのは予想外だけどこれで確定したわね、貴方たち本当に姉弟なのね」
「何言ってやがる!!俺とリズ姉ちゃんは姉弟に決まってるだろ!!よくも…許さねぇッ!!!!!」
血溜まりに崩れ落ちるリズを見下ろしながら本当に姉弟なんだと、今のレイにとってはどうでもいい事をガイアは相変わらず残酷な笑みで言う。
だがそれすらどうでも良かった、姉を傷付けられた事で怒り狂ったレイは闇の力を解放しガイアをブッ飛ばそうとした瞬間
—ドスッ
「—悪いな、俺の【妹】に手を出されちゃ困るんでな」
「がっ…うぁ…」
突然後に何か衝撃を感じたと思ったら短い緑髪の青年—ウラノスがいて急所を殴られていた。
そしてガイアの事を妹と呼んだと思ったら意識が遠のき、レイシャは倒れる。
「い…妹…って…!!?」
「遅いわよ—ウラノス【お兄ちゃん】」
それをリズも意識が飛びそうな中聞いており、妹ってどう言う事よと思っているとガイアがウラノスの事を兄と呼び確定した。
どうしてこの二人が一緒に行動していたかが—それは兄妹だったから
「色々と【準備】が大変だったんだよ、でも完了したぞ」
「あら—やっと出来るのね…【アレ】が」
確かによくよく見てみればこの二人容姿が似ている、そんな呑気な事を考えているとウラノスがリズに近寄り右手に闇の力を宿しながらそんな事を言っておりガイアも嬉しそうに頷く。
何をする気だと考えていると、胸の近くに闇の力を埋め込んだ。
「うあああああっ!!!!!」
「お前にも悪いが—その純粋な光の心、頂くぞ」
それはまるで自分の心に何かが浸食しているような感触だった、悲痛な叫び声が響き渡るとガイアと違うウラノスは申し訳無さそうな顔をする。
ダメだ、やられる—そうリズが思った瞬間、ウラノスに何かがぶつかり呻き声をあげる。
すぐさまその近くに円形型の武器—チャクラムが落ち、今度は浮遊感を感じると淡い緑色の光が見え
「—癒しよっ!!」
聞きなれた声が回復魔法の呪文を唱え、首筋の傷が癒えて来る。
それから浮遊感を感じたのは、誰かに抱き上げられているからだ。
「大丈夫か、リズ!!?」
「しっかりしろッ!!」
「グラッセ…マー…ベル…」
抱き上げているのがグラッセで回復魔法を唱えたのはマーベルだ、リズが弱弱しい声で二人の名前を呟くと二人が安堵の息をはいたのが分かった。
何故二人がここにいる?そう考えていると、近くで金属同士が火花を散らしているかのような音が聞こえる。
「てめぇ…随分と卑怯な手を使ってくれたようだなっ!!!」
「戦いに卑怯もあるものか」
その正体はムーンのキーブレードと、ウラノスの武器であろう赤ウニとは違う円形型の武器—スパークチャクラム
その横でも、ガイアとアイズが戦いが繰り広げられている。
「あら…貴女リヴィネタウンの女の子ね、どうしてアタシたちがここで戦ってるのが分かったのかしら?」
「リズさんの配下ノーバディが聞いてたのよ!!リズさんとレイを脅してここに引き寄せていた事を!!!」
アイズを一目見ただけでガイアはリヴィネタウンにいた子供だと分かりどうしてここで戦っている事が分かったかを聞くと、どうやらスクートゥムとグラディウスが聞いていたらしい。
配下ノーバディたちの忠誠心を侮っていたわと、自分の失態にガイアはため息をはくが再びアイズを見て—何か企んでいるような笑みを見せた。
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.47 )
- 日時: 2012/01/09 22:56
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
「早く純粋な光の心を持つ女の子の心を頂いて行こうと思ったけど—予定変更♪」
「やっぱり…アンタらリズさんの心を奪おうとしてたのね!!許さない!!」
「俺たちが援護してやる、だからアイズお前が強力な魔法で決めろッ!!!」
「俺たちがいる事も忘れてもらっちゃ困るんでね!!記憶したか!!」
「あの女は強いから幾ら俺たちでも時間稼ぎしかならん、頼むぞ」
「こっちも出来る限り抑えるから、せいぜい頑張ってくれってハナシッ!!!」
「我々の力、見せてやろう」
「………………」
フレイムダガーを1本アイズに投げつけながら間合いを取りガイアが何が企んでいると、それに気付いていないアイズがリズに手を出そうとした事に怒り狂い飛んできた武器を弾き飛ばす。
そしてカヤとアクセルとサイクスとシグバールとザルディンとレクセウスがガイアを抑えるために掛かって行くのを確認した後上級魔法を一発決めるために、魔力を溜めながら集中する。
「—良い事思い付いた♪これからもっと面白くなる事態をね…」
ガイアがとんでもない事を考え実行しようとしている事に気が付かず
「お前の力はそんな物か?情けないな…(黒笑」
「それはこっちのセリフだ、オッサンこそ力出し切ってんのか?(黒笑」
「「「………………(汗」」」
それからウラノスとムーンの間では、まるで氷点下の中で行われているかのような戦いが行われていた。
スパークチャクラムとダークブレスメモリーがぶつかりあうたびに何故に、何故かドス黒いオーラが見えるのは気のせいじゃないだろう。
ちなみにそれを援護しようとしたゼムナス、ヴィクセン、ルクソード、マールーシャも冷や汗をかいてどうすればいいのか迷っている。
「何か知らんがコイツ腹が立つ!!リズを傷付けた事もあるがそれ以上に何かが引っかかるッ!!!(怒」
「奇遇だな、俺も似たような物を感じていたッ!!!(怒」
「(なるほど…どうりで似てると思った…リクといる時の雰囲気と)」
「(同族嫌悪と言うものですね…何と言うかはっきり言わせて貰うと…)」
「(すごく馬鹿馬鹿しいわね…低レベルと言うかなんというか…)」
「(要するにバカって事なんですね…デミックスに似てるねっ!!)」
「(酷いよナミネっ!!)」
それから一歩下がりお互いが思っていた事は吐きあうと—どうしてこんなに闇のオーラが出ていたのか判明した。
それは恐らくムーンの場合ウラノスがリクに似ているからだ、ウラノスもムーンが嫌いな奴と似ているのだろう。
それを聞いて上からロクサス、ゼクシオン、ラクシーヌ、ナミネ、デミックスの順で呆れたようにそう言ったのは言うまでもなかろう。
「リズっ!!しっかりしろよ!!」
「レイシャ、大丈夫!!?」
ちなみにそれはグラッセとシオンの緊迫とした声により、終わったが
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.48 )
- 日時: 2012/01/12 23:20
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
「—レイシャの回復は終わった…だがリズの回復が中々上手くいかない…このままじゃ大出血でコイツの命自身が危なくなる」
『ッ!!』
「…回復力が低下しているか、それとも重症を負っているからか…原因が分からない以上な…幾ら俺たち回復魔法が使える者がいてもどうしようもないんだよ…」
それからすぐマーベルが立ち上がりレイシャの回復が終わった事を告げ全員が歓喜の声を上げようとしたがリズの回復が上手くいかない事を告げると再び緊迫した空気になる。
確かにリズの怪我は少しずつだが治っている、だがケアルガと言う上級魔法を使っているのにも関わらず回復の速度が余りにも遅かったのだ。
そのせいでリズの首元からは未だに出血が続いており、血溜まりが更に増えていく一方である。
何が原因で回復が遅れているんだ?とマーベルが腕を組みながらブツブツと回復魔法の原理を口にしていると、グラッセが地面へ拳を打ち付ける。
「クソッ!何が原因なんだ…何がリズの回復を邪魔しているんだ…!!考えろ…回復を妨げる物は…ッ!!」
肝心な時に自分の無力さを痛感させられ、何がコイツの回復を妨害しているんだよと必死に考えた。
マーベルのように回復魔法の原理を考えるのもまず一つだが、彼のように原理を考えるのではなく出来るだけ冷静にここの状況を見極める。
回復魔法とは時と場所で発動が難しいと、かつて自分に教えてくれた青髪の少女の名言を思い出し周りをよく見てみると—すぐ分かった。
ガイアとウラノスが来た事で発生していた闇の力、この闇の力は普通の闇の力よりかなりの邪気を放っている—それが原因だ。
「そうか!闇の邪気が弱っているリズに纏わり付いて回復を妨げているんだ、だから場所自体が原因か…!!」
「なるほど…闇の力は確かに身体能力などが弱っているほど侵食しやすくなる、それが無意識にリズの身体に纏わりつき回復能力を退化させていたのか…!!だとすればワープ魔法だッ!!戦っている奴ら以外全員連れて行くから振り落とされんなよっ!!?」
『え…ってわぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!』
原因さえ変われば原因改善だ、用は急げと言う事がすぐさまグラッセの意見を聞いたマーベルがワープ魔法を放ち他の全員も強制ワープさせた。
そしてここは残ったのは戦う者たちと、その間に起こる甲高い金属の音である。
「—よくやく居なくなってくれたわね、これで【邪魔者】が消えたわ…」
「邪魔者って…まさかリズさんたちを最初から追い出すつもりで…!!」
「いいえ、これは予想外の出来事だったから予定を変更してあの子達には退場してもらっただけよ、アタシがいまやるべきは…リヴィネタウンの女の子…貴方を絶望に追いやる事よ」
しかしガイアからすればそれが真の目的だったようで、クスクスと嬉しそうに微笑むとアイズが最初からそのつもりでと問い詰める。
だがこれは予定を変更しただけで最初からするつもりが無かったわとガイアは答えると—フレイムタガーに魔力を集める。
「—禁忌の力よ、アタシの名の元に集結せよ、それはその者の【魔力】を全て吸収し奪い取る究極の魔法…」
「それは最大禁忌魔法の一つ…!!?」
それから難しそうな呪文を唱えており、アイズはすぐその魔法の正体に気が付き何の魔法を使う気だと構えたが—
「—フレアドレインッ!!!!!」
「ああああああああああッ!!!」
間に合わず、それを思いっきり受けてしまった…
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.49 )
- 日時: 2012/01/15 23:51
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
「うっ…ってアレ?全然痛くない?」
「あら、痛みは感じないのかしら…アタシも実際この魔法使ったの初めてだからよく分からないのよね♪」
—と思いきや全く痛みは感じずに、アイズは拍子抜けした顔をする。
それにガイアもガイアでこの魔法を使った事が無いようで、攻撃魔法としては通じないのかと悩み始める。
これには禁忌と呼ばれる魔法をこんな大事な時に使おうと考えるなら、その魔法の特性ぐらい理解しとけよと呆れてツッコミを決めたくなったが早く倒そうと思い消えたキーブレードを出そうとしたが
「…え…?出ない…」
「ウフフ♪攻撃魔法でないにしろその魔法の【性質】は出せたようね—はぁっ!!」
幾ら何時も使っているライラックポンドを右手に出そうとしても出ずに困惑していると、ガイアがその隙に反撃してきてアイズは弾き飛ばされたと同時に右手を負傷する。
「っ…何で出ないのッ!!?お願い…出て!!キーブレード!!」
「よそ見してる場合かしら!!?トリプルファイガッ!!」
流石に痛みを感じ顔を歪めるが何とか堪え、どうしてキーブレードが出せないのと思いつつ必死に出てと念じるが一向に出る気配が無い。
どうすればと焦っていると、ガイアが炎の魔法を放ち攻撃してくる。
「キーブレードがどうして出せなくなっているのか気になるけど…そうも言ってられないみたいね…複数の氷よ、一直線に進め!!トリプルブリザガッ!!!」
ガイアの属性は戦って分かってのとおり炎である、だとすれば炎の魔法を放たれては属性の力が上乗せとなり倍の威力で来る。
なら炎が苦手とする氷で迎え撃てば良い、すぐさま氷魔法を構築し放とうとしたが
「…嘘…魔法まで使えなくなっていると言うの…?」
「それがフレアドレインの効力ですもの♪成功したか不安だったけどその様子だと上手くいったようね♪」
何と彼女は魔法さえも使えなくなっていた、もう呆然と呟く事しか出来なくなるとガイアが実に嬉しそうにそう告げた。
しかし今のアイズにはどう言う事だとかも聞く気力さえも残っていない、残っているのは—完全にキーブレードも魔法も失ってしまったと言う現実と言う名の事実
「その顔だともう戦う心も残っていないようね…冥土の土産にフレアドレインの魔法の事を教えてあげるわよ」
そんなアイズを見てガイアはもう戦う心すら残っていないと判断し、フレイムダガーを構えなおしながら最後にさっき使った魔法の事を教えた。
「—フレアドレインとはね…アタシの炎の力でアンタの【力】を吸収する技だったのよ!!」
ちなみに吸収した力は二度とアンタの元へと戻る術は無いわよ—とついでに付け、アイズへとガイアはフレイムダガーを振り下ろした。
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.50 )
- 日時: 2012/01/19 23:21
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
—ドクン…
「うっ…」
「…っ!?何だこの感じ…」
アイズが力を失う前、存在の証でリズを治療していたグラッセとマーベルにも異変が起きていた。
突然汗をかき始め身体中が熱い…と思うと、急に二人の身体から何かが溢れ出し—グラッセはジェノムへとトランスしマーベルは赤いオーラを放った。
「い、いきなりどうしたんだ二人とも!?」
「ぐぅッ!!な、何で…勝手にトランスが発動しているんだ!!?」
「俺も何で赤いオーラを…っ!!?」
これにはどうしたんだとロクサスも驚きながら聞いてきて、どうして勝手にトランスモードが発動したり赤いオーラが放たれ始めた理由が分からない二人も動揺する。
それを聞きこれは二人の意思で発動させているワケではない…なら誰がこんな事を?とゼクシオンが考えているともう一つの異変に気が付き目を見開く。
治療を終えてようやく容態が落ち着いたリズの身体からもトランスを解放した光が放たれ—蒼い三本の左翼が生えていたのだから
「これは一体…?何故リズやグラッセやマーベルにこのような現象が…?」
「そんなの分からないわよっ!!だけど一つだけ言える事は…この子物凄く苦しそうなのよ…!!」
流石に普通の人間でもノーバディでも有り得ない事が同時に複数も起き、ゼクシオンは何が起こっているのですかと困惑していると、ラクシーヌが左翼を生やしてから苦痛の表情を浮かべているリズを見てどうすればいいのよと嘆いた。
その苦しんでいる間に、この少女がとんでもない決意と覚悟を決めてようとしている事を知らず
「…ここは…?ステンドガラス…!?」
そしてその苦しんでいる張本人ことリズは暗闇の中落下しており、降り立った場所は懐かしいあの場所だった。
絆巡る疾風の少年—ヴェントゥスの姿が描かれたステンドガラス、ここに自分が降り立ったと言う事は【再びヴェンと心が繋がってしまった】か誰かか呼び出したかだ。
その予想は後者が当たり、すぐさまハートの形をした光が目の前に落ちて来る—ハートと言う事は
「アンタか…この緊急事態な時に何の用だよ…【キングダムハーツ】のおっちゃん」
—お、おっちゃん…我は性別など無いのだが…それ以前に相変わらず失礼だなお前は…—
「性別無かったんかい…失礼とか私本当の事しか言ってないもん」
—………まぁいい、お前が今ここに眠りながら呼び寄せられている間に大変な事が起きている—
間違いない—自分をこの空間に無理やり呼び寄せる時点で確定してるが、世界の心とも言えるキングダムハーツをおっちゃん呼ばわりするリズにツッコミを決めながら地味に傷付いたキングダムハーツは現れる。
だって口調からして男だし、それに長生きしてるだろ?とリズは言い返すともはやこの子に何かを言うだけでも無駄だと悟っている彼は本題へと入る事にした。
—このままではお前は大切な者を失ってしまう…我の力が…己の全てを犠牲にしてでも欲しいか?—
その本題は、現実性から余りにもブッ飛んだものだったが…
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.51 )
- 日時: 2012/01/21 15:36
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
「…はい?今我の力が欲しいとか言わなかった…?てかそれ以前に大切な者を失ってしまうってどう言う事よ!!?」
—…言葉通りの意味でしか無い、お前が弟を庇い気を失っている間にかなりの事が起きた…それを見せてやろう—
もちろんガイアに刺されてから何も知らないリズは、どうしてキングダムハーツが目の前に現れ力が欲しいと聞くかも何が起きているかさえも分からないのでそこから問い詰める。
それをキングダムハーツも分かっているようで、お前が倒れていた間に何が起きていたか見せてやろうと言い当たりを光で包んだ。
『…皆…俺たちから離れろっ!!そうしないと何が起こるか…ぐうっ…ぐああああああああッ!!!』
『な、何だよこの力…っ!!勝手に力が発動しているのか…っ!!に、逃げろ!!』
『ぎゃあああああっ!!』
『デミックスっ!!って、ああっ!!』
『ナミネっ!!クソ…何がどうなっているんだよっ!!?』
最初に見えたのは存在の証で、トランスしてジェノムになったグラッセと赤いオーラを纏いながら困惑しているマーベルが苦しんでいた。
どうやら力が暴走しているようで、マーベルのワープ魔法がデミックスとナミネを勝手に瞬間移動させ壁へと叩き付ける。
それを見たロクサスがグラッセの魔法を避けながら、何が起こっているんだよと再び飛んできた魔法をキーブレードで防いている。
「ロクサス父さんっ!!ナミネ母さんっ!!デミックスまで…!!何でグラッセとマーベルが皆を攻撃してるの!!?」
—あの二人の意思ではない、恐らく我が与えた力が目覚めたのだろう—
「我が与えた力…?アンタあの二人に何をしたのよっ!?」
これには思わず両親と仲間の名前を叫び、どうしてあの二人が皆を攻撃してるのと冷や汗をかきながらキングダムハーツに聞くと予想外の答えが返って来る。
しかし何故キングダムハーツがあの二人に力をと言う疑問を差し置いて、リズはあの二人に何をしたのよと切れながら叫ぶ。
—…我の願いを叶えて貰うために…我の願いを託すために…力を与えただけだ、それよりも続きを見せるぞ—
「ちょっ!!?願いって何よ———っ!!?」
だがキングダムハーツは願いを託すためにと言うと話を逸らし、次の映像に行くぞと誤魔化した。
リズが願いって何だよと叫ぶがそこはシカトし、次の映像が写る。
『アイズっ!!避けろ——————っ!!!』
『………』
それはガイアの魔法を避けながらカヤが叫んでおり、アイズが今にもガイアに殺されそうな映像だった。
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.52 )
- 日時: 2012/01/28 22:52
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
「アイズちゃんっ!!」
—今のは我が予知した未来だ、このままだとあの娘は完全に殺されるぞ
これには真っ青になりながら少女の名前を呼び焦ると、キングダムハーツが予知だから安心しろと促がす。
しかし殺されるなどそんな事を世界の意思に預言されてしまった以上、当たる確立が高い事なんてすぐ分かる。
私の全てを犠牲にすればこの子は助かる—ならば迷う事は無いとリズは拳を握り締めながらキングダムハーツに向き合い
「…分かったっ!!私の全てを犠牲にしてもいいから…アイズちゃんを助けられるアンタの力を寄越せッ!!!」
自分さえ犠牲になれば彼女が助かる—その思いだけで即決し、キングダムハーツに力を寄越せと叫ぶ。
するとキングダムハーツは、そう言うと思ったと言わんばかりの顔で居た(顔が見えるとかそう言うツッコミは無しで☆ byリズ)←
—だがこの娘はガイアとやらに力を全て吸い取られてもう役立たずなのだぞ?利用価値も無い娘をそこまでして助けるのか?
「はっ?何言ってんの?ふざけんじゃないわよっ!!!アイズちゃんは利用価値とかそう言う道具として見てるじゃないわ!!あの子は私とって大切な妹みたいな存在であるの!!役立たずとかそう言う問題じゃないんだっ!!私の犠牲であの子が助かるならどうなってもいいっ!!だからお願いキングダムハーツ、私に…力を貸してくれッ!!!!!」
そして利用価値も無い娘を助けるのかと、ふざけた事を聞いてきて私の怒りは爆発し思った事を全部叫ぶと暗闇にリズの声が響き渡る。
ちょっと自分でも叫びすぎたかと思うが、何よりもキングダムハーツの言う事に腹が立ったから言い返さないと気がすまない。
そんな私の考えを理解していたのか、呆れたような表情でキングダムハーツは—何処からか蒼い光を出し私に纏わせた。
すると身体中から力がみなぎって来て、蒼い左翼が三本生える。
「何コレ?ウィングブレードとは何かが違う…」
—そうだ、お前に与えた力は【ウィングモード】と言う…強大な力を得る代わりに力を使いすぎると反動で己の心を侵食して行き…心を失う
「ッ!!それが私の全てを犠牲にしてでもと言う意味…?」
羽が生えてきた事に関しては驚きだが、不快感があるワケでもないし寧ろ何かが心地よい。
そう考えていると私に与えられた力は【ウィングモード】と言うらしく、力を使いすぎると心を失うと言う副作用がある事を教えられ己の全てを犠牲と言う意味を理解する。
—そうだ…お前は唯でさえガイアに刺されたせいで怪我は完治したが精神が弱っている…この状態でその力を解除したら間違いなく
「私の心が耐え切れず崩壊って所だね…それでも私はアンタの力を求めた、だからこの力を解放する…それじゃあ、そろそろ行くわっ!!」
唯でさえリズは先ら刺された事もあり精神が弱っている、その状況でキングダムハーツに与えられた力など使えば確実に最悪な事態は起こる。
だがそれでもリズは最後まで迷う事無く、その力を解放し地上へと—自分が行かなければならない場所へと戻った。
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.53 )
- 日時: 2012/02/05 22:15
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
—ごめんねグラッセ、ムーン…後は貴方たちに任せるわ
「…?リズ…?」
謎の力が暴走し困惑している時に、突然リズの声が聞こえてきたような気がして彼女の方を振り向くと—何時の間にか立ち上がっていた。
これには目を覚ましたのかと駆け寄ろうとしたが、先にリズがこちらを見てきて異変に気付く。
『………………』
「り、リズ…?」
その異変とは少女の目が何処か虚ろで何時もの澄んでいる瞳ではなく、まるで全てを失ったかのように無気力だったと言う事だった。
—何故か物凄く嫌な予感がするんですが?とグラッセは冷や汗を流すと、それは見事に的中してしまった。
『—アイズちゃんを助ける…!!』
「「「うわぁっ!!?」」」
「「「リズッ!!」」」
リズは表情を真剣な物へ変え叫んだと思ったら、左翼に生えた3本の蒼い羽で飛び機関員たちを弾き飛ばして虚空を目指す道へと飛んでいってしまった。
まさかウラノスたちの所へ行って戦うつもりかとグラッセ、ムーン、マーベルは名前を呼びながら真っ青になりすぐ追いかける。
残った機関員も確実に何かが起こると悟ったのか、遅れてリズを追いかけた。
「アイズっ!!避けろ——————ッ!!!」
「………」
そして虚空の祭壇では、リズがキングダムハーツに見せられた光景そのものがまるで映し出されたかのように行われようとしていた。
ガイアはもうアイズに向かってフレイムダガーを振り下ろしている、カヤはガイアが仕掛けた魔法のせいで助けるために近づく事も出来ずただ避ける事にか出来ない。
ここで終わっちまうのかよ…!!とカヤが最悪な事態を想像しながら必死に止めろと手を伸ばそうとした瞬間
—ガキンッ!!!
『—させないよ、ガイア・オルヴィズ・レザレックションウンブラ』
「アンタは…!!」
『リズ…ッ!!!』
金属がぶつかり合うような音がし聞き慣れた声が聞こえたと思ったら—蒼い羽を生やしたリズがキーブレードでその攻撃を防いでその場にいた全員が歓喜の声を上げる。
ガイア自身もリズの登場に驚き、予想外だと言わんばかりの顔でウラノスの方を見る。
「ウラノスお兄ちゃん、ヤバいわよ…この子さっきよりも確実にパワーアップしてるし…!!」
「だな…そしてそれはコイツものようだな」
「うおおおおおおおおっ!!!」
どうやらガイアは焦っているようだが、ウラノスは至って冷静に苦笑しキーブレードを振り下ろしてくるムーンの異変に気が付く。
彼は身体中に黒と青のオーラを纏っており、先らよりも一撃一撃が重くウラノスは思わずその力に顔を歪めてしまった。
「確かに俺たちの方が状況的に不利になってしまったようだな、仕方無い…だが—このまま引くつもりは無い、最後にこの娘だけでも地獄に落としてやるよ」
「させるかぁ!!!」
このままでは状況が悪いので引くかとウラノスは仕方ないと残念そうに言うが、何もせずに引く気は無いようで放心状態のアイズの服を引っ張りながらそう宣言した。
その発言でアイズに何かをする気だと一同が悟り、カヤがさせないと叫ぶと—耳が尖がり周りが氷付いた。
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.54 )
- 日時: 2012/02/11 14:50
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
「カヤッ!!?」
「何でアイツの耳が尖がっているんだ!!?」
「アレは…【フリーズシティ】の【精霊】の力か!!?」
いきなりのカヤライトの変化に、放心状態だったアイズも正気に戻り親友の名前を叫ぶ。
もちろん今来たばかりのマーベルも耳が尖がっている人間なんて見た事が無いので驚愕すると、唯一ムーンだけが何か知っているのかヤバいと言わんばかりの顔で攻撃の手を止めてしまった。
戦いの中攻撃の手を止めてしまうなど—敵が見逃す訳が無い。
「隙ありだなっ!!」
「ぐあっ!!」
その戦場では明らかに命を失うであろう隙を、あのウラノスが逃すはずも無くすぐさまスパークチャクラムでムーンをグラッセたちの方へと弾き飛ばす。
幾ら謎の黒と青の光で強化されていると言えども、彼はまだ子供だ、弾き飛ばすような攻撃は耐えられなかった。
「ムーン、大丈夫か!!?」
「—それでは、始めるとするか…【異世界へ送る儀式】を、ガイア魔法の構築を頼む」
「分かってるわ、任せて頂戴♪—と言いたい所だけど、さっきこの子の魔力を吸い取ったエネルギーがあったとしてもちょっと別世界の次元を無理やりこじ開けるんだから力が足りないのよねー…」
流石のカヤも仲間の身を案じないほど冷たくは無いので、すぐさま駆け寄りポーションをぶっ掛ける。
その行動を読んでいたのかウラノスは周りに自分とアイズ、そしてガイアしか【いなくなった】状態で【異世界へ送る儀式】をやると笑いガイアに魔法の構築を頼む。
どうやらそう言う何か普通の魔法と違う魔法を扱うのは、ガイアの方が得意なようで任せてと言っているがどうやらその魔法はかなりの力を使うようであのガイアもよっぽどのエネルギーとかが無いと無理だよーと呑気に言っている。
するとガイアは何か思いついたのか—今までに無い極悪な笑みで
「—ならここに居る奴らの命をエネルギーとして使えばいいじゃない、もちろん純粋な光の心を持つ女の子とかは外して♪」
『なっ…!!!!!?』
「流石あたし、我ながら名案だわぁ♪と言う事でもうアンタたちは用済みよ—消えなさい」
アンタたちの命をエネルギーとして異世界へ送る儀式をやらせてもらう—そう言ったガイアの目はマジで実行する気だと言わんばかりの目だった。
これには動けないメンバーも含め非常にヤバいと焦っている、すぐさまガイアは用済みといって強大な火の魔法を放とうとした瞬間
—今にも倒れそうなのに、リズがその前に現れ蒼い3本の羽を光らし当たりを光で包む
『そんな事、私がさせないよ…皆は私が守ってみせるって決めたんだから』
そして何処か覚悟を決めた表情でそう告げると、リズはグラッセの方を向く今までにない程の愛しさが混ざった優しい眼差しで見つめる。
『…後はお願いねグラッセ、私はもう私として居る事事態…限界だからさ』
「ッ!!?どう言う事だよ!!?」
『私が今使っている力はキングダムハーツが私に授けた力、本来心の集合体が持つ力を人間と同じ身体の構成である私が使ったら…反動で私の心は消える』
「ッ!!!!!」
それから後はお願いねと、自分はもう自分として居れないからと、まるで後は全てを託すと永遠の別れのように言い出来る限り微笑む。
もちろん何も知らないグラッセはただどう言う事だよと問い詰めると、リズは今使っている力はキングダムハーツによって授けられた力だと言う事を教えその反動は心を失う事だと言う事も言うと彼は真っ青になる。
その意味は、またあの旅のように彼女が再び心を失い何かが起こると言う事だから
「や、止めろリズ——————ッ!!!!!」
「そんな事を聞いちまったら、止めるしかねぇだろうがバカ野朗ッ!!!」
その真実が分かった以上何としても止めなくてはならない、すぐさまグラッセとムーンが叫びながらリズの元へ走るが—もう既に遅い
『行けぇぇぇぇぇぇ——————っ!!!!!』
「キャアアアアアッ!!?な、何って力なの…!!」
リズの心をエネルギーとして放たれた光は、ガイアの禍々しい魔法の力を上回りガイア自身へとダメージを与える。
この力により全員の命は助かったが
「これで終わらせる物ですか…ッ!!このあたしが負けるなんて許される事では無いんだからぁぁぁ!!!」
「ガイア、よせ!!」
何とガイアは悪あがきをし渾身の力で【異世界へ送る儀式】を発動させ、謎の闇の空間を出現させるとアイズをそこへと落とした。
余りにも強大過ぎる力を一気に解放した妹に、流石のウラノスもよせと言うがもう発動させてしまっていたガイアはすぐ倒れる。
「無理に力を使い過ぎたか…!!仕方ない、今回は引いてやる、だが次こそは純粋な心を頂く!!」
力を使い過ぎた状態は命に関わる事もある—ウラノスはそれを分かっていたからすぐさまガイアを抱き上げ次こそは純粋な心を手に入れると言い闇の回廊で消える。
残ったのは先らまで戦いが行われていたとは思えない静寂と、アイズが行方不明になってしまった事実と—
「リズッ!!!!!」
—ガイアと同じく力を使い過ぎ、蒼い羽がまるで砕け散るように消え倒れたリズ
すぐさまグラッセや呆然としていた仲間が駆け寄り顔を覗き込むと—その目はもう何も映していなかった。
確かに目を開けてはいるが、その瞳は何処か虚ろで何時もの澄んだ青い瞳は暗く—まるで心を失った表情だ。
「…最悪な事態に発展しちまったな」
「…皆分かっているとは思うがコイツは完全に心を失ってるよ」
「嘘だろ…?お前何で何時もみたいに騒がしくないんだよ!!俺に何時も偉そうに指導したり毒舌なお前は何処に行ったんだよ!!?」
こう言う事には敏感なムーンとマーベルが心を完全に失っているなと、誰もが信じたくない真実を口にし尖がった耳などを元に戻したカヤが嘘だろと彼女の耳もとで叫ぶが反応が無い。
「…畜生——————ッ!!!!!」
また俺はリズを守れなかった、そして心を失わせてしまった。
二度も同じ過ちを犯したグラッセは、感情を失った大切な少女を抱き締めながら叫ぶしか無かった。
第三章終了
- Re: キングダムハーツ リグレットストーリー ( No.55 )
- 日時: 2012/02/11 18:00
- 名前: リラ (ID: r99rf6N5)
や、やっと第三章が終わりました…
な、長かった…←(じゃあ何故長くした)
リズ「そうか♪言いたい事は終わった?なら消えろぉぉぉ!!!マジックアワーッ!!!!!」
グラッセ「受けてみろ!!ホーリーブレードッ!!!!!」
やっぱり来たしぃぃぃ!!!
そして何時もより痛いんですがッ!!?(涙
リズ「当然でしょうが!!何で私が二度も心失わなきゃならねぇんだよッ!!?」
グラッセ「そして結局俺はまたリズを守れなかったじゃねぇかぁぁぁ!!!」
いやいや!!?リズが再び心を失う事は元から考えていた事だし!!
それにグラッセはリズを守れない、ヘタレナイトで何ぼでしょ♪←外道
リズ&グラッセ「「聖なる光よ、二つの心を受け取り放てぇ!!!光柱連帯技・シャインアワーァァァァァァ!!!!!」」
って、その技まだ出すなぁぁぁ!!!(ブッ飛ばされる
レイシャ「リズ姉ちゃんたちだけの攻撃で済むと思うなよ…?よくも途中から俺を空気にしやがったな?(黒笑」
アイズ「あたしをよくもあんな扱いして行方不明にしてくれましたね?魔法やキーブレードは使えませんがこれで殴りますね(釘付き金属バット装備」
カヤ「俺も耳を尖がったりとかもはや人間じゃないような雰囲気出しやがったよな?少々色々と聞きたい事があるからちょっと語り合おうか?(そう言うが笑っていない&アウインロッド構え」
うわっ!!?まだ攻撃してくる人が居たよ!!?
レイシャ「分かってるなら大人しくやられろやぁぁぁ!!!ダークブレイクゥゥゥ!!!」
アイズ「おりゃああああああああッ!!!(勇ましい掛け声と共に殴りこむ」
カヤ「ふざけんなよぉぉぉ!!!フリーズゥゥゥ!!!!!」
いぎゃあああああッ!!!
—ピーポーピーポーとスタジオに救護班が入り込んで治療しています、しばらくお待ち下さい byムーン—
ムーン「おーい、死んでるかー?」
普通生きてるかでしょ!!?何か最近私の扱い酷くない!!?(復活
マーベル「酷いも何も無いと思うが?(呆れ目」
ハイハイ、私が悪かったです(疲
次回はライヤさんにバトンを渡します。
それでは、よろしくお願いします!!