二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー ( No.14 )
- 日時: 2011/10/24 20:01
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
参照100いきました!
次の話は製作中です!
あと少し待ってください!!
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー ( No.15 )
- 日時: 2011/10/26 17:18
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
上陸
宝島。
霧壁のトラップを乗り越えて、ようやくこの島に上陸。
「冒険の匂いがする!」
「ベリーの匂いもね!」
ルフィとナミは、すかっりウキウキ気分。
この島はかつて世界で最も凶悪だった男が残した財宝が
眠っているのだ。
そう考えると、財宝の額と島の危険度は
普通ではない事が分かる。
「そーだ!分かれて探さない?」
「無理」
「な、なんで?」
効率のいい作戦を提案したカノンは、全員の言葉に
首を傾げた。
「もんのすげぇ方向音痴が二人もいるんだぜ」
「二人?あと一人は誰だ?」
『お前だよ!』
・
「じゃあこの棒を引いて同じ番号の人とペアね」
その結果がこれだ。
1 チョッパー・ブルック
2 ロビン・サンジ
3 ナミ・フランキー
4 ゾロ・ウソップ
5 ルフィ・カノン
「よろしくお願いします」
「こっちもな!」
「ロビンちゃんはおれが守るぜ!」
「ええ」
「あんたが死んでもいいから、あたしは守ってよね!」
「おい!」
「ぞ、ゾロ君は命を賭けておれを守ってくれるよね・・?」
「わかったから泣きながら足にしがみ付くのはやめろ」
「はじめての宝島!なんかワクワクする!」
「だろー!」
皆、好奇心を持ち(数名を除く)
島の中へと散っていった。
恐るべき脅威が待っているとも知らずに・・・。
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー ( No.16 )
- 日時: 2011/10/28 22:56
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
短いっ!
話は変わりますが、私はゾロとチョッパーが好きですが、
皆さんは誰が好きですか?
もしかしたら、小説の出番も増やすかもしれません…。
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー ( No.17 )
- 日時: 2011/10/30 20:26
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
夢
さて、散った一同がどうなったか見てみよう。
shot1
チョッパー&ブルック
「いやややややややや!」
「ヨホホホホホホホホ!」
グルルルルル!
彼らの後ろには巨大な熊が二足歩行で
追いかけてきているのだ。
「あ、そうだ!話し合ってみよう!」
チョッパーはトナカイにして、
動物系の悪魔の実『ヒトヒトの実』を
食べたのだ。
だから、動物とも話ができる。
「なぁ、お前らはなんでおれ達を追って—
えっ!?—そうなのか!?」
熊達とチョッパーは座って対等に話していた。
(何を話しているのでしょう・・・?)
shot2
サンジ&ロビン
「なんだったんだ?このクソ熊どもは…」
サンジが、倒された熊に足を置いた。
彼の実力は一味のトップ2,3を争うほど。
すると、すぐ近くの岩に座ったロビンが言った。
「そういえば、この前カノンに好きな食べ物を聞いたの。
そうしたら—
『ん〜、いっぱいあるけど、今は熊鍋かな』
って」
「なんだとそりぁぁぁぁぁぁぁ!」
サンジの体から、愛の炎が噴き出した。
この熊達を倒して、カノンに食べさしたら・・・
『きゃあ。すごいわ!さすがあたしのお婿さん』
「よっしゃあああ!かかってこいやぁ!
クソ熊共ぉぉぉ!」
そう言って、麦わらの一味の恋の騎士は森へと
走って行った。
「がんばってね」
shot3
ナミ&フランキー
「サンダ—・ボルト=テンポ!」
「ウエポンズ・左!」
ビリビリィ!
ドカン!
熊の体に稲妻と大砲が当たる。
「ったく、これで何匹目だ?」
フランキーは自分の180度開いた手を元に戻す。
「知らないわよ」
ナミは、天候を操る武器『クリマ・タクト』
をしまう。
ガサッ
すると近くの茂みが揺れ、
「グルルル…」
「あぶねェ!」
「キャッ!」
突然の熊の登場に、ナミを突き飛ばすフランキー。
「ストロング・右!」
「グルバァ」
鉄の拳が当たった熊はどさりと倒れた。
「フランキ〜・・・」
「なん—!?」
彼が振り返ると、そこには泥だらけのナミが怒っていた。
どうやらドブに突き落としたらしい。
「あんた一体どうしてくれんのよ…」
「いや、悪気があったわけじゃ…」
「それじゃあ、この服はどうしてくれんのよ!」
「知るかぁ!」
「高かったんだから!」
「じゃ着てくんな!」
「うっさい!」
ゴツンッ
shot4
ゾロ&ウソップ
「おーい、どこいくんだ?」
「!?」
ウソップがクジ運が悪かったと思った瞬間だった。
この男の超強烈方向音痴は、一味なら誰でも知っている。
(大量に熊倒してくれるのはいいが・・・)
「ど—すんだよ—!!サニー号への帰り道が分からなく
なっちまったじゃねぇか—!!!」
「大丈夫だ」
「お?」
この男がこんなに根拠がありそうな言葉を言うのは珍しい。
「あのでけぇ雲を目印に行きゃいいんだろ」
「アホか—!雲は形変わったりすんだろが!」
「ごちゃごちゃ言うな。いくぞ」
「ちょっとー!ゾロ君ー!雲はあっちー!!」
「!!?」
shot5
ルフィ&カノン
「今日は収穫が沢山あるな」
「うん」
この二人はなんのトラブルも無しに道を歩いていた。
熊達を引っぱりながら。
「今日の晩飯は熊鍋だな〜」
「ホント!?」
「ああ!熊ステーキもあるぞ!!」
「楽しみィ〜」
二人はよだれをたらし、目を輝かした。
っていうか、コイツらの味覚はどうなってんだ。
「そういえばさ、ルフィ」
「ん?」
「ルフィはなんで海賊をやっているの?」
そう、カノンは数日前に加入したばかりだ。
だから、一味の目的は知らない。
彼女の船長は笑って答えた。
「海賊王になる為だ!」
「海賊王!?」
カノンは目を輝かした。
「おれはこの麦わら帽子に誓ったんだ。
世界一の仲間を見つけて、世界一の財宝を見つけて
海賊王になるって!」
ルフィは誇らしげに帽子を持った。
「ねぇ、詳しく聞かせてよ」
カノンが後ろを振り返って言った。
そして、ルフィは自分の思い出を話した。
デザートと間違えて悪魔の実を食べてしまった事。
義理の兄や祖父たちの事。
そして、村に来た海賊に命を救ってもらった事。
それをカノンは、絵本を集中して読む子供のように
夢中になっていた。
「叶うといいね」
「おう!」
するとだ。
カノンは何かを感じ取り、辺りを見回した。
「!ルフィ!!伏せて!」
ビュンッ
何かが、二人を目がけて飛んできた。
それは、丸くて奇麗な水晶だった。
「・・・あなたがやったの・・・」
「だ、大丈夫か!?お前ら!!」
「誰ですかあなた!!」
「おい!おれ達に何の用だ!?」
「ちょ・・・」
「へぇ」
「ゾロ!?へぇって!!」
「おい誰だ!」
ルフィが襲撃者に叫んだ。
「これはこれは。
私はザルティ。よろしくお願いします」
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー ( No.18 )
- 日時: 2011/11/02 20:05
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
- 参照: http://loda.jp/kakiko/?id=1116
火矢 八重様がカノンを描いてくれましたー!!
本当にありがとうございます!!!!
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー ( No.19 )
- 日時: 2011/11/02 20:11
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
番外編書きますー。
本編の続きが気になる方
すみません・・・。
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー ( No.20 )
- 日時: 2011/11/03 13:25
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
番外編 カノン・クッキング!
本日も、麦わらの一味の食糧は減って行く。
「よく食べるわね・・・」
ルフィとカノンの食べっぷりにナミはあきれた。
二人は口をいっぱいにして「おいしい!」
といった。
「そういえば、カノン。あんた、特技って?」
「大食い」
即答だった。
一瞬、全員が固まった。
「あ、でも他に一つあるよ」
「なんだ?」
「料理」
満面の笑みでカノンが言った。
「それじゃあ、カノンちゃん明日の晩は頼んでいいかな?」
「任せて!!」
次の日。
男部屋からは、猛獣が唸ったような音がした。
グリュルルルル・・
「は、腹減った〜」
「朝から、何も食べてないからな・・・」
「よ、夜になったらカノンがうまいメシ作ってくれる・・・」
グリュルルルル・・
そして空が暗くなり、小さな光が出てきた頃だ。
「みんな〜、できたよ〜!!」
キッチンから今日のコックの声が聞こえた瞬間—
『メシィ————!!!!』
ほぼ0.1秒くらいの速さで、腹をすかした男どもが
やってきた。
「本日のメニューはカレーで〜す!」
「うおおおおお〜!!」
全員がカレーの匂いを嗅ごうとした。
が、しかし。
匂って来たのは、カレーじゃなく焦げ臭いっていうか、
石炭っていうか、ヤバイにおいっていうか・・・。
「じゃあ、ルーをすくってね」
どでかい鍋を持って来たカノンは蓋を開けた。
中身はというと—
「な、なんだこれ?」
「ルーだよ」
「これが・・・・」
ルーというより、これはドロドロの黒い液体だった。
「まーまー、食べてみなよ」
液体を皆の皿によそう。
しかし、全員が『見た目より味』という言葉を
思ったので
「いただきまーす」
カレーがのったスプーンを口に運んだ。
「!!!!!!」
(な、なんかゴツイのが入ってる)
(何これ!?)
((((マズッ))))
顔が引きつるほど、カノンの料理はマズかった。
これは正直、「ふざけてる?」とか言いたかったが、
「どう?おいしい?」
「な、なかなか・・・」
「よかったー!!」
この表情のせいで本心が言えない。
「カノンちゃん、このカレーのレシピは・・・」
「はい」
———
カノン特製カレーのレシピ
その①
まず鍋に水を入れる。
その②
野菜を丸ごといれる。
その③
カライ系の調味料をありったけ入れる。
その④
ルーを入れる。(この場合はチョコレートでもOK)
その⑤
まぜたら完成!
———
レシピを読んだサンジが泡を吹いてバタッと倒れた。
「医者ー!!」
「お前だろ・・・」
「おい、カノン!!!」
「?」
カノンを呼んだのはそう—
「お前これどういう事だよ!!」
馬鹿正直なルフィだった。
「このカレー・・・このカレー・・・」
「うそ・・・まさか・・おいしくな—」
「もんのすげぇうめェ!!!!!!!」
あまりのおいしさに目を輝かすルフィ。
(えええええええええええええええ!?)
「おかわりだ!!」
「そうと思って大量に作ったよ!
皆もたべてね!!」
今日、一味が知った事は
カノンが壊滅的な料理下手ということ。
そしてその一週間、ルフィとカノン以外の一同は
「カレーはやめてぇ」と言いながら寝込んだとか、
寝込まなかったとか。
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー ( No.21 )
- 日時: 2011/11/03 13:34
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
初の番外編、いかがでしたか?
感想と次はこんな番外編が見たい!
とかを募集します。
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー ( No.22 )
- 日時: 2011/11/05 10:21
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
ウソ!ウソォォォオ!!
参昭200いっったぁぁぁ!!!
これも皆さんのお陰ですぅぅぅ!!!!
これからもよろしくぅぅぅぅぅ!!!!!!
・・・・ハァ・・ハァ・・・
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー ( No.23 )
- 日時: 2011/11/06 10:25
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
戦闘
「おう。おれはルフィ」
「え・・?あ、あたしはカノン」
ザルティの挨拶を返す二人。
「皆様は財宝がお目当てで?」
「ああ!そうだ!!」
すると水晶がザルティの元へ飛んでいく。
「財宝がお求めでしたら、私を倒してください」
「あなたが番人みたいな者なの・・?」
「まぁ、そういう事です」
仮面の中の瞳が怪しく光った感じがし、
カノンの背筋がゾッとする。
「よし!受けて立つぞ!」
「ガード・ポイント!」
守りの体制に入ったチョッパーを四方八方から
水晶が襲う。
「うむ・・。動物系の能力者ですか・・・」
「油断はしない方がいいですよ!」
バイオリンを構えたブルックの登場に
チョッパーがニッと笑う。
「罠ですか」
「眠り歌・フラン!」
「ッ!」
流星群のような攻撃を間一髪で躱す二人。
「十輪咲き」
『ハナハナの実』の能力で10本のロビンの腕が
ザルティを捕まえる。
関節技—
しかし、ザルティは笑っていた。
「お二人は時間の行き先というのをご存じで?」
「ああ?」
「時間というのは、タイミングによって大きく変わるものが
あります。
例えば、玉がお二人を狙おうとします。
ところが、玉は木にぶつかり別の方向に飛ぶ。
もう一つは、玉はお二人に当たり木にぶつかる。
でもどちらも変わらないのは—」
「!」
気がつくと、周りには何百の玉が浮いていた。
「必ずお二人に当たることです」
「クール・ボール!ヒート・ボール!」
「ほぉ」
ザルティはナミの作った積帝雲を物珍しく見上げていた。
「おじいちゃん!そこ、雷注意報!」
「私は女です」
「ええ!?ウソ・・・ってそんな場合じゃなかった!
いくわよ!『サンダー・ボル・・・!?」
ザルティは片手を積帝雲に向けた。
するとどういう事か。
みるみると積帝雲は小さくなり、消えた。
「なんで!?」
「ウエポンズ・左!」
フランキーから出た砲弾がザルティに向かって飛ぶ。
しかし、またザルティは砲弾に手を向けた。
砲弾は形を壊し、灰になった。
「どういう事!?」
「能力者か!!」
「ごめいとう。私は『トキトキの実』を食べた時人間。
名前の通り、時を操れます。
でも・・・それだけじゃぁないんですよねぇ・・・」
スパァン
玉が真っ二つに斬れる。
「よっしゃ!これであいつは攻撃できなくなるぞ!!」
ウソップがガッツポーズをしたその瞬間、玉が一つに戻った。
「いくら斬っても無理ってことか・・」
「そういう事です。うーむ・・。あなたの刀を使い物にしなくするのは
つまらない・・・。おおお!」
何か思いついたのか、転がっていた玉を頭に乗せる。
不思議な事に気温が下がった。
するとその時
ドカァンッ
大規模な衝撃波が起こった。
(氷の・・・剣!?)
「待てよ!お前、悪魔の実を一つ食べたじゃねぇか!!」
「これは悪魔の能力ではありません」
仮面の下のザルティの素顔がニヤッと笑った。
「貴方方の仲間に最近入った船員、カノン殿と同じで
私も魔導師です」
「うわぁ!」
ザルティの攻撃によって吹き飛ばされるカノン。
「大丈夫か!?」
「うん・・・」
「伝説の滅竜魔導師の力はこんなものですか?」
ザルティは鼻で笑った。
「なめないで。まだ本気の1/6・・・いや1/4は出してないよ!」
「じゃあどうすると?」
「戦うしかないでしょ!!」
カノンは息を大きく吸って言った。
「『天竜の息吹きよ、吹き荒れる風となり存在するもの全てを吹き飛ばせ!
天竜の大咆哮!!』」
霧壁を破った時のよりも何倍も巨大な咆哮が出された。
「意味がないと言っているでしょう」
フワァ・・・
「ウソ・・・」
何の威力も無いそよ風となった自分の攻撃を見て、カノンは
愕然となった。
「『ゴムゴムの銃弾』!」
ルフィの急襲にも動じず、攻撃を躱す。
カノンは何かに気がついた。
ザルティは玉を持ち、冷気を手に込めた。
「アイスメイク・ハンマー!」
「ぶっ」
攻撃を受けても、ギリギリで体制を立て直そうとした瞬間
「ルフィ・・・あたし分かった・・・」
「何が?」
「あいつの弱点が」
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー ( No.24 )
- 日時: 2011/11/06 10:26
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
夏蜜柑さん!
呪文ありがとうございます!
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー ( No.25 )
- 日時: 2011/11/12 12:25
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
小説の書き方変えます。
なんか分かりにくい・・・
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー ( No.26 )
- 日時: 2011/11/12 13:11
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
電話
「何がおわかりに?」
「あなたの弱点」
カノンは自信満々の顔で言った。
「ほぉ・・では!」
ザルティは水晶を使ってカノンを襲う。
だが、彼女は飛んでかわした。
「『ゴムゴムのガトリング』!」
ルフィの拳の嵐がザルティを狙う。
「どこを狙っているんですか?当たりませんよ?」
「かわす前にできる事があるんじゃ?」
足に魔法をかけているカノンを見て、仮面の下の表情に焦りが表れた。
「『我が足は天竜の足となり—天竜の鉤爪!!』」
「グハァッ」
風を纏った足にザルティは吹き飛ばされた。
「一つ、あなたはさっきあたしの攻撃は時間を戻して消した。
でもルフィの攻撃はただかわしただけ。つまり、あなたは
生物の時間は戻せない」
「おお、確かに」
「二つ」
カノンが弱点を言ってる間に、ザルティは手に冷気を溜めていた。
「『アイスメイク・ランス』!」
「カノン!避けろ!!」
ルフィがカノンを守ろうとした時、
「『天竜の咆哮』!」
竜の咆哮により、氷の武器は吹き飛ばされた。
「あなたは、悪魔の実を食べた魔導師。あまりに最強すぎるけど、
とあるデミリットがある。
それは、同時に二つの能力を使えない事。
だからさっき、『天竜の咆哮』の時間を戻さなかった」
「か、カノンすげぇええええええー!!!」
「だから?私を倒さなければ意味が—」
「ルフィ、もんのすっごい必殺技を考えたの!」
「ほんとか!」
「まずはね—」
「聞けよっ!!散々とコケにしてくれよって・・・・」
彼の怒りによって、氷の竜が現れた。
「カノン。貴様、私が生物を動かせないといったな。
しかし、生きてない物は動かせる。例えば—『氷』とかな。
これが私の最強技だ!
『スノ—・ドラゴン』!」
「おう!こっちも準備万端だ!行くぞカノン!!」
「うん!」
ルフィはカノンの前に立って、体を捻った。
カノンはルフィに向かって—
「『天竜の咆哮』!」
ルフィはまっすぐザルティに向かって飛ぶ。
「くらえ!!!」
「行くぞオオオオオオオ!!」
「「『天竜のストーム』!!!!」」
バリィン・・・
氷の竜は砕け散った。
造形者は倒れた。
二人は笑った。
「やったね!」
「おう!」
ハイタッチをしながら、喜ぶ二人。
「まだだ・・・」
「!」
ザルティは起きあがった。
「まだだぁあああああああああああああああああああ!!!!!!」
プルプルプルプルプルプル
電電虫が鳴った。
「はい。—なっ!?待って下さい!!私は・・・・
・・・わかりました。戻ります」
カチャ・・・
「麦わら。そしてカノン。運がよかったな」
そう言い残してザルティは消えた。
夕日が沈み始める頃。
「何ィ!ルフィ、あの仮面やろうを倒しただってぇ!?」
「おれじゃねぇよ。カノンが倒したんだ」
「いや・・・あたしはただ弱点を言っただけで・・・」
「でも、お前が倒したみてェなもんじゃねぇか」
「・・・うん」
太陽のようなルフィの笑顔に思わずカノンは微笑んだ。
「はぁー・・・結局、お宝はあの熊の餌だったらしいわね」
「飼い主が死ぬまで作り続けて、熊達はそれを守ろうと
人間を追ってたらしいぞ」
「何の為に戦ったのよ・・・」
「まぁ、いいじゃない。いつもこうなんだし」
「じゃあ、お前ら次の島へ全速前進!!!」
『おう!』
『—あの女はそこにいると?』
「はい。この目で確かに」
『で、やられたのか』
「勝ちを譲っただけです」
『まぁいい。そいつらを尾行しろ』
「了解」
『そして、今度戻ってくる時は、あの女を連れてこい。
あの計画には不可欠だからな』
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー(コメ求む ( No.27 )
- 日時: 2011/11/12 13:32
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
以前とどちらが読みやすいですか?
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー(コメ求む ( No.28 )
- 日時: 2011/11/12 20:23
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
次回で宝島編終わります!
新章はもう考えてます!
お楽しみに!
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー(コメ求む ( No.29 )
- 日時: 2011/11/12 21:40
- 名前: あんみつ姫 (ID: aiF63/3y)
コメント
あってます?
これっすっごくおもしろい!
続きが気になります〜〜〜。
ワンピース読んでるので、すごくたのしかったです!
頑張ってください!
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー(コメ求む ( No.30 )
- 日時: 2011/11/13 11:33
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
わお!
ありがとうございます!
次回はカノンのちょっとした過去が暴かれるんで!
お楽しみに!
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー(コメ求む ( No.31 )
- 日時: 2011/11/14 19:57
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
あ、もしかしたらあと二回かも・・・
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー(コメ求む ( No.32 )
- 日時: 2011/11/14 21:39
- 名前: 水夢 (ID: 94JDCoDX)
面白かったです。
頑張てください。
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー(コメ求む ( No.33 )
- 日時: 2011/11/15 18:25
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
うおおお!
水夢様!
ありがとうございまーす!!
がんばりまーす!!!
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー(コメ求む ( No.34 )
- 日時: 2011/11/18 19:50
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
更新、亀になります
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー(コメ求む ( No.35 )
- 日時: 2011/11/23 12:40
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
むむっ?
参照300行ったどー!
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー(コメ求む ( No.36 )
- 日時: 2011/11/29 18:39
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
テスト期間に入ったので休ませて下さい!
- Re: ONEPIECEー天竜少女の物語ー(コメ求む ( No.37 )
- 日時: 2011/12/03 19:35
- 名前: サリー (ID: ZjIbjScL)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/favorite.php
笑い
宝島を出港して数日後、サニー号は次の島に上陸した。
「うほぉー!でっけぇ街だなぁ!」
「皆、聞いて。
今日にログは溜まるから、夕方には出港ね」
各々、荷物をまとめた。
「じゃあ、買い出しに行くか」
「おれは本屋に」
「私もいいかしら?」
「フランキー!道具屋に行こうぜ!」
「アウッ!」
「それじゃあ、カノン。
あんたはゾロとブルックと船ば「ゴメン、ナミ!」?」
「あたしも用事があるんだ!
先に行っとくねー!」
「ああ!ちょっとカノン!!」
「もしかして情報集めに?」
「情報?」
「んー。
なるべく人のいる所がいいよね・・・」」
カノンはメモ帳とペンを持って、人混みの中にいた。
この町は活気が良く各地から人がわんさかやって来るらしい。
「あ、酒場」
見知らぬカップルが酒場に入って行くのを追うように、
カノンも酒場へ入って行った。
酒場はすごく騒がしかった。
皆、酒を沢山飲んで、顔を真っ赤にしながらも嬉しく話し合っている。
「いらっしゃい、お穣ちゃん。
何にする?」
「じゃあ、グレープジュースで」
「あいよ」
「あとおじさん」
「なんだい?」
「あのね—」
そのカノンの言葉に、酒場の全員の顔が引きつった。
「まだ買うのか・・・?」
「当たり前でしょ!
次はここ」
ナミの新しい服を大量に持たせながら、かなりルフィは疲れていた。
「あら。ルフィ」
「おー、ロビン、チョッパー。
偶然だなー」
「あ!お前ら!」
「ウソップ!フランキー!
掘り出し物見つかったかー?」
「アウッ!スーパー見つかったぜ!!」
「ナミすゎーん!ロビンちゅわーん!!・・・とその他!」
「サンジ君」
「今日はごちそうだぜ!」
「ホントか〜!?」
7人が騒いでいたその時—
キャ———ッ!!!!
悲鳴が響いた。
「なんだ?」
悲鳴は酒場の方から聞こえた。
「おい、アンタ。
何があったんだ?」
「ああそれがよ・・・。
ポニーテイルの女が『ドラゴンを知らないか』なんて質問を
してよ、それが可笑しくて酒場にいた奴ら全員笑ったんだよ。
するとどうだ。
豹変したのか、その女は酒場の奴らを—」
「ちょっと待って!」
「そのポニーテイルのレディは、カジュアル系の白い服を着てたよな!?」
「そうだ。
かなりの美系だが—知り合いか?」
「っていうか・・・」
「カノォォオオオオオオン!!!!」
ルフィは真実を知る為に走り出した。
「カノ・・・!?」
「なによ・・これ・・・!?」
酒場は荒れていた。
テーブルは壊れ、客や店員は皆倒れ
そして—
「カノンちゃん・・・?」
白い服には、ところどころ赤い斑点がついている。
赤い液体がついた両手を見て、
「た・・すけ・・・て・・・」
そう言ってカノンは倒れた。
「目ェ覚めたか?」
「ご気分は?」
「・・・!!
あれ!?なに!?なんでサニー号に!?いつの間に!?
イタッ・・・」
「無理すんな。二日は寝てたんだからよ」
「二日ぁ!?」
「覚えてないんですか?」
「—全然」
ゾロとブルックは事情を説明した。
「・・・・!?」
「で、お前はそのまま倒れたそうだ」
「—また・・か」
「また?」
カノンは俯き、恐る恐る過去を語った。
「あたしは今まで、上陸した町でドラゴンについて情報を集めていたの。
でも—
どんな人でもその事を笑う。
それが…許せなくて…」
それ以上は言えなかった。
彼女は黙った。
ドカ————ン!!!
「いててて…」
「オイコラ!!
ドアが倒れたじゃねぇか!!!」
「皆…」
全員がカノンの過去を聞いていた。
「で、それがどうかしたのか?」
「だ…だって!!
皆がもしドラゴンの事を笑ったらあたしは—」
「カノン」
ルフィが呼びとめた。
「笑う訳ねぇよ。
そんな事してたら、カノンはここにはいねぇだろ?
最初っから信じてる」
「…」
「これからも旅を続けようぜ!!
海賊王になるまで!!!」
カノンの瞳に涙が溢れ、零れた。
今でも消えてしまいそうな声でこう言った。
「ありがとぉ……!!!」
その夜、カノンは子供のように泣きじゃくった。
次の日
「もう泣きやんだ?」
「うん、お陰さまで!
それより、寒くない?」
「—いよいよ次の島の気候海域に入ったわね」
「冬島か!!
雪だるまができるな—!!」
「雪騎馬戦!!」
「カノン、あんた何の遊びソレ?」
急に寒い風が吹く。
カノンは船首に体を向けた。
「カノン?」
「ハイ??」
「どうかしたか?」
「ううん」
「それよりよ!
今日の晩飯は熊メシフルコースだってよ!!」
「ホント!?」
「早く行こうぜ!!」
「うん!!」
「そんなワケないよね…」
心配そうにカノンはそう呟いた。
グランドライン・海軍本部
「元帥!!
センゴク元帥!!」
「なんだ?」
「こ…これを……」
海兵はコレが載った紙をセンゴクに渡した。
「こっコレは!?」
「先ほど、五老星がこれを全海兵に話せと…」
「何を言ってるんだ!?
コレの存在は表にも裏にも知らされてはならない物なんだぞ!!!」