二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.354 )
日時: 2012/06/10 22:47
名前: 有栖 (ID: vDb5uiaj)

ついにきました。貴重な神田のターン!!

第23話 不可能、可能


元帥のゆくままに歩いていくこと約3日。
ティエドール元帥は、美しいと思った風景をすぐに絵に描きとめるので何回も立ち止まっていた。
今回もそう。でも本当は、休憩ができて結構いいな、と僕は思う。
「お、あそこから見たながめもよさそうだ。」
橋の下へ元帥は移動する。それについていくと、先に誰かが絵を描いてる。
「おや、先着がいるようだ。」


それから、そこらへんで走っている馬車へ乗りこみ近くの村までのせてってもらうことに。
「うん、いい絵だね。」
さっき出会った人も絵を描いていたようで、それを元帥が見ているのだ。
「ありがとうございます。」
「建物の絵が多いねぇ。」
それを聞いてチラッと横目で絵を見てみる。本当にほとんどが建物だ。
どうやら本業は建築家、らしい。今は勉強中だ、ということ。
「アルフォンス・クラウスです。」
「フロワ・ティエドールだ。こっちは、楽しい旅のおとも。マリと神田、アリスだ。」
「よろしく。」
クラウスは、神田に手を差し出す。だけど、神田はチラっとみるだけ。
まぁ、ずっと見て来たけどあんまり人に興味なさそうだもんなぁ。
「彼は、シャイなんだ。許してやってくれ。」
「は、はぁ…。」
その後、2人の会話は続き、「ヤーンの館」という話題でもりあがる。
「カラクリ館………。」
そう小さな声で呟く。
「あれ? 興味なさそうな顔しといて聞いてたんだ。」
どうやら、元帥に聞かれていたようだ。
「そうですね。」
「もしかして、興味あるの?」
「興味は、ありません。ただ、近くで離してるので聞こえてた、だけです。」
すると、クラウスが反応する。
急に熱狂的に「ヤーンの館」について語り始める。


「な、なんだありゃ!?」
前からそんな声が聞こえ、馬車が一時停止。
前をむくと、何匹かのアクマが現れている。
「マリ、アリス」
それぞれ、イノセンスを発動しアクマを攻撃する。
僕は、アクマのコピーを空(くう)に描き、そのコピーをアクマと戦わせ破壊する。
しかし、一体ほど逃がしてしまった。
「逃げたか。追うぞ!」
「元帥!」
すると、急に馬車を運転してる人が急いで走らせどこか走っていく。
「あ〜あ。いっちゃった。」
元帥は、特に驚いた様子はなかったが、クラウスは、かなり驚いている。
まぁ一般人だから見てて驚かない奴なんていないでしょ。さすがに。
……僕は、人生にあきてる人だからただ「気持ち悪い兵器」としか思わなかったけど。
そうしたら一般人といわないのか? 僕は…。だがしかし。元々「適合者」なんだから一般人じゃないのか。

Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.355 )
日時: 2012/06/10 23:13
名前: 有栖 (ID: vDb5uiaj)

※館と屋敷、間違えましたが、めんどいのでそのままにしときますw

とりあえず、近くの村までいってざっと探索したのは、いいが、見事にアクマにやられていた。
人気がまったくない。
「いるぞ。東だ!」
マリがそういったのと同時に東だと思われる方向へ走る。
僕は、さっきと同じ方法でアクマを破壊していく。
そのアクマがゆく先に館が建っていた。
「やっときたか、エクソシスト。」
「あんまり遅いから、村人みーんな殺しちゃったじゃないか。」
「さぁ、楽しもうぜ。」
たぶん、ここが「ヤーンの館」であろう。
Lv.2のアクマ3体が、中へと入っていく。
神田が先に中へと入る。その後につづいていった。
クラウスは、先に帰らせる。アクマとの戦いに巻き添えは、まずいからね。
中に入ると、さっそくいきどまり。だけど赤い紐がぶらさがっている。
いかにも引っ張って下さい、といっているようなこの配置。
元帥は、それをみつけてすぐに引っ張る。
「うわっ!!」
すると、さっきまで神田がいた場所に神田がいない。というより、地面に穴があいているので落ちたんだろう。
不覚にも声にはでなかったが笑ってしまう。
その穴に元帥、マリ、と入って行ったので、僕も最後に入る。
したら、外に出る時、マリが不時着したようで背中を思い切り踏んでしまった。
「あ、ごめん!」
「い、いや…大丈夫…」
一方、神田は、かなり警戒している。
「そんなに、警戒しなくても…」
神田は、すぐに六幻をしまい扉がある方へ歩き開けようとする。
だけどその瞬間、思い切り自動的に勢いよく扉があく。
近くにいた神田は、いきなりすぎて思い切りあたる。
どうしてもここでも声にはでてないが笑ってしまう。神田にそれがばれたら怒られるので下をむく。
その扉の先に、階段があり降りていくと元帥がどうやらスイッチをおしたようで、自動で階段が下がる。
エスカレーターかよ。てか、一体どうゆう仕組みに…。こんな石を動かすなんて不可能に近すぎる。
その後もいろいろ仕掛けがありすぎていろんな被害にあったがとりあえず、笑ってしまっていた。
特に、他人が被害にあってる時は。
でもなぜか元帥が、この館で被害にあってるところをみたことがない。
でもこうゆうキャラでこそ何か被害があっても何も反応しなそうなのでおもしろくない。

「笑うようになったな。お前が。」
「え?」

今、なんていいました? 神田がいったのかな? 今の言葉は。
あ、もしかすると怒ってる? 笑われて怒ってんの?
うわぁ。
「いやぁ、奇妙奇天烈。おもしろいね、これは。」
元帥は、大声で笑う。
「元帥…。」