二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.387 )
- 日時: 2012/06/14 21:37
- 名前: 有栖 (ID: vDb5uiaj)
とある街までトボトボを道を歩いていた。
今までずっと歩いてきて何時間たったんだろう。
お腹は空いたし、喉も乾いてる。もう、食料は、残っていない。
「ラビ、あれは!!」
アレン君が、急に叫んだので前を見る。
そこには、どうみても街がある。
「やっと、見えた…。もう疲れたよ」
「急ごう、ルキアちゃん」
「うん」
正直いって、走りたくないけどでも、後もうちょっとで何か食べ物を分けてもらえるんだ。
それに、リナ姉が誘ってるし。
街の中までいくと、人気は、あるが誰も外に出ていない。
しかも水路が、街中めぐっているくせにして水が流れていない。
一体、どうなってるんだろ。
「水が、枯れてしまったんです。貴方達は、旅の方ですか?」
声がした方を向くと、そこには、優しそうなおじいさんが立っていた。
「よかった。ここに人がいたんですね」
アレン君、それ少し傷つくよ。街の人。
それから、そのおじさんの家へおじゃまし、食料や水を分けてもらう。
それを食べながら、水が枯れた時の話を聞く。
どうやら、一ヶ月前、急に水源の水が減り始め、雨が降っても水量が増えないらしい。
「まさか、奇怪現象じゃあ…。」
「あの、その奇怪現象、僕達に調べさせてくれませんか?」
「えぇ、もちろんです」
おじさんからその問題の水源の場所を聞いて、街の門まで行く。
そこから、ラビ、ブックマン、クロウリーさんは、水源の調査。
私と、アレン君、リナ姉は、この街でアクマの様子と、情報収集。
『アクマがいる気配は、今の所ないけどな』
それじゃあ、情報収集しようか。
「あ、それじゃあ僕はとりあえず街一周してみますね。」
「それじゃあ、私達は、情報を集めにいきましょ。」
「はい」
アレン君と分かれて、街の人々からお話を聞く。
なかなかいい情報は、みつからなかったが、数時間後やっと得な情報を。
どうやら、一ヶ月前、占い師をやっていた人が急にやらなくなってしまったらしい。
ちょうど、事件が起きた日とほぼ一緒。
まさか、なんか原因があるのかな?
『だろうな。イノセンスの気配が薄々と感じる。』
それじゃあ、イノセンスが原因。その占い師って人、適合者なのかな?
あれ? でもそれだったらなんで水源の水が減るんだろ…。
とりあえず、その占い師をやっていた、という人の家までやってくる。
「すみませーん。誰かいませんか?」
叫んでも、誰も出てくる気配は、ない。
「誰もいないのかしら?」
リナ姉は、試しに扉を押してみると簡単に開く。
「あれ、開いてる。」
「誰じゃ!!!」
急にどなり声が聞こえ、驚いて後ろへとびのく。
「何をしにきた」
「あ、あの、この家で一ヶ月前に占いをやめたって聞いて…」
「お前らに話すことなどない! 出てけ!!」
すっごく強引な人だな。話が一方的すぎる。
少しくらい、話を聞かせてもらってもいいと思うんだけど。
そう思って、少しねばってみる。
「あの水源の水が減った理y・・・」
「うるさい!! 話すことないといっただろ!! とっととでてけ!!」
「おじいさま?」
奥から子供の声がしたので、奥をみてみる。
おじいさんの孫らしき少女がこちらをじっとみていた。
「あの子…」
「もう2度とくるな!」
そう最後に一喝され、無理矢理、外に出される。
「あ、リナリー! どうでしたか?」
「アレン君。えっと、一応少しだけ情報は、手に入れたわ。アレン君の方は?」
「今の所、アクマがいるような気配は、ないみたいです。」
「そう。よかったわ。」
今日の作業は、これで一通り終わりかな。暗くなってきそうだし。
泊まる所をみつけて、ブックマンと通信を取る。
どうやらあちらも収穫は、ないようだ。
人が、水を守るために見はっているらしく、夕方にならないと調べられないらしい。
「あぁあ。結局、収穫はなしかぁ。」
「でも、暗くなったら湖を調べるっていうし、また明日頑張りましょ」
「そうですね」
「はい」
女部屋と男部屋に分かれて、休憩を取る。
私は、窓の近くまでイスを持ってきてずっと外を眺めていた。
することがなくて暇なのだ。とりあえず空をみて雲の動きを観察。
- Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.388 )
- 日時: 2012/06/15 18:01
- 名前: 有栖 (ID: vDb5uiaj)
*街が町のようなきもしますがめんどいので街のままでいきます。
暗くなってきた頃、用事もほぼすませたし、もう寝ようかな。
「リナ姉、私先に・・・」
寝るね、っていおうとしたけど、急にノック音。
こんな時間に誰だろう? 宿の人? それともアレン君?
「すみません、開けて下さい」
さっきの家にいた、少女の声とそっくり。
「この声。」
リナ姉は、扉を開ける。そこには、やはりさっきの少女。
『Lv.2の気配が近くに1体。遠くに2体いる。Lv.1も大量にいるって奴だ。気を付けろ』
う、うん。でもこの子は、きっとアクマじゃないよね。
最初会った時、反応してなかったし、アレン君の左目も反応なかったもの。
「どうしたんですか?」
「とりあえず、中に入って。」
「初めまして、私。メイリンと申します。」
「私は、リナリーよ。こっちがルキアちゃん。どうぞ」
メイリン、と名乗った少女が中に入って来てさっきまでリナ姉が座ってたイスに腰掛ける。
「貴方、あの占い師さんのお孫さんよね? どうしたの?」
「あの、占い師は、私なんです。」
「? そうだったの。てっきり私・・・」
「おじいさんは、私を心配して、それであんなふうに追い出してしまって…」
娘おもいのおじいさんなんだね。どっちにしろおじがいなかったからな。
血の繋がった人に優しくしてもらったおぼえもないし。
「気にしないでください。でもどうしておじいさんに心配をかけてまでここへ来たんですか?」
「えっと、私…その、街が心配で・・・だって、水がなくなって」
なんで急に話が…。でもここへきた理由と繋がってるんだろうし口出ししないでおこう。
「私、占いで、みんなに喜んでもらえるのが嬉しくて…なのに今の街は、みんなが、困ってて・・・」
その話からすると、水がなくなった原因が分かっているような口ぶり。
「もしかして、水がなくなった原因、分かるの?」
「あ、あの……いいえ…。」
最初、期待していたがやはり無理だった。
でも、いおうとしていたのは、確かなんだ。
「大丈夫。大丈夫だから。誰もせめないと思うから。心当たりがあるなら、教えて下さい」
「は、はい。ルキアさん。えっと、ひ、一月前に、占いに必要な水晶玉をあの湖に・・・」
「一ヶ月前、あの水源に?」
「はい。」
「もしかして、それが、奇怪現象の原因?」
場所も、日付もほぼ一緒。だったら原因である可能性が高い。
「その水晶玉が、イノセンス・・・?」
『ルキア、アクマが近づいてきてる』
「リナリー、ルキア! アクマです!!!」
その時、扉を急に開けてアレン君が左目を作動したまま入って来る。
イノセンス、発動
「リナリー、メイリンと一緒にいろよ」
「分かったわ」
「いこう、アレン」
ケルシーから、双剣を取り出し外へ飛び出す。
すごい数のアクマだ。
俺達をみつけたと同時に、アクマは、銃弾を発砲。野蛮な奴らだ。
「クロス・エンド」
次々出てくるアクマに技を決め込む。
ただ、さっきからLv.2のアクマの気配が近いのにどこにもいないとは、どうゆうことだ。
「メイリーン!!」