二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.532 )
日時: 2012/08/31 19:19
名前: 有栖 (ID: FIlfPBYO)

「始まったよ。スキンとエクソシストの戦いだよ。戦ってるエクソシストまでは分かんないけど」
「じゃ、他のエクソシストも一緒か」
「ううん。スキンの所は1人だけしか残ってない。他のエクソシストは、他の部屋へいっちゃったみたい」
…お腹空いたな。
江戸に来る前に何か食っとけばよかった。
部屋にある冷蔵庫を開けて中からゼリーを取り出す。
きんきんに冷えている。
スプーンを取り出してゼリーを食べる。
小腹がすいた時に食べるのが一番おいしい。
全て食べ終わらせた後に暇になったのでティキとカードで遊ぶ。
おなじみのポーカーで。
相変わらずティキはイカサマしてくるので、こっちもイカサマを使う。
「おやすみ…スキン」
急にロードが呟く。勝負がついたのか。
「甘党の負け?」
「ううん。一人残った奴は、僕の扉通った気配ないな」
「相討ちね」

「あ」
急にティキが声を漏らしたと思ったらなぜか涙を流している。
スキンが死んで泣いてるのか
「ティッキーないてんの?」
「勝手に出てきたの。何これ。俺らの中のノアが泣いてんのか」
「そうかもしれない。ノアが泣いてるのかもね」
次にロードが涙を流す。
やっぱり他のノアとは少し違うんだな、僕。
全然、涙とか流れない。
泣いてないって言うのを隠したいが為に本棚の方へ顔を向ける。
あーあ。なんでだろ。同じノアなのにノアじゃない。

バンッと急に扉が壊れそこからジャスデビの登場。
そいつらも泣いてしまっている。メイクが落ちて色が黒いが。
「スキンのお別れ会…やろうか」


++


扉を開くと長い長い廊下が続いていた。
そこを歩いていくと何故かどこからか酒瓶が転がって来てどれかひとつに爆弾が仕込んである…と。
それもアレン君が苦い思い出とともに見つけてすぐに排除。
次に上から棘が降りてきたが、それもラビのイノセンスでなんとかクリア。
今度は、まぁカジノの一つでダランベール。
それもアレン君のイカサマでクリア。
そのまた奥へと進んでいくとやっとの事で敵が姿を現す。
ジャスデロとデビット。

Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.533 )
日時: 2012/09/07 22:57
名前: 有栖 (ID: FIlfPBYO)

特殊なボムで「騙し眼鏡」とかいうものをつけられて、鍵を見失う。
ついでに、ジャスデビの姿も見えなくなった。
悪戦苦闘するが、クロウリーさんの獣的な本能でなんとか攻撃。
ラビの本業を発揮して鍵もなんとかなりそうだ。
次に、たぶん本物じゃない千年公が出てきてそれに苦戦。
リナ姉も2人に捕まってしまう。
ルギアはまだ疲れが取れていないからイノセンスは発動できない。無力。
自分ひとりの力では、何もできない。
その時、ラビが本物の鍵を見つけて「騙し眼鏡」が外れる。
ジャスデビの姿も見えて、リナ姉の事を助けにいった。
アレン君とクロウリーさんがジャスデビを殴り、気絶したかと思うと、
立ち上がり、2人が1人になる。あれが、あいつの本当の姿。

さっきよりも手強くなかなか決着がつかない。
私はそれを見てるだけ。自分の無力さを感じた。
何も出来ない。そう、自分ではどうする事も出来ない。
「遅いね。対アクマ武器にばっか頼ってないで体もっと鍛えたら?エクソシスト」
「っ!!」
その言葉が深く心に突き刺さる。
「ラビ!リナリー達を連れて、次の扉へ入れ!!」
クロウリーさんはそういうが、この部屋の崩壊も今始まった。
残してなんか…いけない。なのに・・
「信じているんだぞ!いけ!」



『人はなおも簡単にもろく砕ける たとえそれがエクソシストでも 全ては力じゃない 心』



気付いたら、もう次の扉に入っていてリナ姉が戻ろうとしていた。
信じる……か。
『もうお前には出来るはずだ。人を信じる心』

「行こうよ、リナ姉。大丈夫だよ。信じてれば・・きっと」
奇跡は起こる。
「そうですよ、リナリー。いつもの強気なリナリーっぽくないですよ。僕達よりお姉さんでしょ」
なんか、いいな。信じるって。過去を見て、教団の仲間と任務にいって・・・
「お兄さん達もあきらめてねぇさぁ!それにクロちゃんには…チョメ助から貰った血の小瓶が3本ある」
今、自分に出来る事は信じる事。
たとえそれがどんな結果をうんでも、後悔なんてしない。
だって、もう皆の事、裏切れない。