二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.569 )
日時: 2012/10/21 19:19
名前: 有栖 (ID: FODM/zWG)

第42話 れべるふぉ

「リーバー達は任せとけ」

結界を張って今はなんとかなってるが、いつまでもつか分からない
すぐにそちらへ向かい、近づいてきたアクマを破壊
元帥達の登場により次々と合体していくアクマ。
だが、それもすぐに壊されてしまう
リーバー達も結界を解く。すごいガスの量だ…。
これで、終わり…か?

いや、まだいる。
力は弱いが何処かにアクマがまだ生きている
一体、何処にいる…?
ガスの量が少し落ちついてからミランダの方へ向かう
すると、液体がミランダを包み卵へと移る
「ルル=ベルか」
これは、厄介な事になったな。
元帥達が卵に攻撃するが、なかなか壊れない。
これは壊れるのに時間がかかるな。その間にミランダを助けられれば……
元帥も、卵の破壊に集中できる。
「少し、無茶をする」
『構わないよ』
そのまま無防備にルル=ベルの方に突っ込む
当たり前だが、見事に防御させられる
さっきまで全体的に液体だったのが、手や足だけ固い石になってしまっている
色のノアというのは自由だな
何回か攻撃を続けながら隙を見つける
「クロス・エンド」
固い所に思いっきりでかいのを当てるが弾かれる
よし、いこう。
出来た隙を使ってルル=ベルの体内へ入っていく
普通の人間よりは息は持つ
だが、長くはいられないだろう。でも、体内へ入ったからって簡単な事ではない
かなり暴れられる。そりゃそうだろうな
なんとか、ミランダの腕をつかめたがもう息がもちそうにない。
今からミランダを持ちながら外に出るのはいくらなんでもつらいものがある
一度、ミランダを離し、体内から外へ顔を出す
「あっぶね」
時間がない。
もう一度、ミランダの所へ戻る。もうすでに元帥達は、卵を攻撃する準備をしていた
なんとかミランダの腕を掴んだが、元帥達は攻撃を決め込んでいた
俺は出来る限り、元帥の攻撃が届かない所へと連れていく
と、そこへアレンの姿
おいおい。今更かよ。来るならもっと早く来いっての
アレンが、元帥達の攻撃を受ける。それと同時に卵に埋め込まれてゆくアレン
ノアの方舟の中に完全に卵が入った時、ルル=ベルの変身も解け、水から解放される
「っち、まだ生きていたのか」
「相当、息がやばかったけどな」
「でも、もう…」
「それは、まだ安心できないって奴だぜ?」
タイミングよく、うめこまれた所から段々卵がわれていく
「っ!?やめろ!!それ以上攻撃を与えたらっ!!」
卵がわれる前に、ミランダさんを連れてノアの箱舟から脱出
「あっぶね………」
方舟から脱出してすぐに息を吐く
その後、すぐにアレンも方舟から出てくる
方舟は、ひとつ閉じる。だが、もう一つは閉じない
それから、ミランダをマリの所へたくす
さっき、感じた弱いアクマの気配が少し強くなっている
これなら、何処にいるか分かるかも知れない

Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.570 )
日時: 2012/10/27 20:00
名前: 有栖 (ID: FODM/zWG)

気配のする方へ急いで向かうとそこには、多数の化学班が血まみれになり死んでいる姿
「これは……一体」
「る…ぎあ・・・・ごめん・・・・・・ごめん・・・」
確か名前は…ジョニーだったか。
ジョニーがひたすらに“ごめん”と謝り続ける
詳しい事は知らないが何かあったかは想像出来る
その後、アレンもこちらへ来た
「ルギアッ!この状況は…!?」
「俺にもサッパリだ。ただ、望ましい状況じゃない事だけは確かだな」

「ふふふふふ、あはははは」

アクマの残骸から不気味な笑い声
これは…まさか、アクマの笑い声だというのか?

「ぼく、れべるふぉ」

「っ!」

何かががわれるように痛い

——コロセ コロセ コロセ——

やめろ。俺の中で喚くな
言われなくたってやってやる。“壊して”やる

——コロセ コロセ コロセ コロセ——

やめろ。やめてくれ
俺を“お前”が動かさないでくれ

——コロセ——





「やめろぉぉおおおおお!!」



















そう、ルギアが叫んだ刹那
ルギアは何かに動かされたように双剣をふるう
意思をまったく感じない
「ルギアッ!」
アレンが退魔の剣でアクマを攻撃しながらルギアを心配する
でも、ルギアは何も反応しない
ひたすら目の前にある兵器を壊そうとしているだけ
アクマは、何か波動のような攻撃で2人を吹っ飛ばす

「そうだ。わすれてました。ここはくろのきょうだんほんぶでしたね。さつりくへいき。ぼくのそんざいりゆうをじっこうさせてもらいましょう」

アクマが言い終わると最初にルギアが動く
ただ、何も考えずに突っ込んでいく
アレンもそれにつられアクマに攻撃をする
「これ以上、誰も殺させるもんか!」
2人で攻撃をしていくがなかなか傷がつかない
ついたとしてもほんの数ミリだけ。レベルがあがって格段とボディが強化されたのだろう
「「エッジ・エンド!/クロス・エンド」」
2人でアクマへ大きな攻撃をするがアクマにはまったく効いていない
ルギアは休む暇もなくアクマに攻撃しようとしたがまたあのアクマの攻撃
危機を察知してアレンがルギアの前に出て退魔の剣でその攻撃を防ぐが勢いよく吹っ飛ばされる
おかげで、2人とも壁にぶつかり気絶

「ふふ まずふたり」

それを見ていた化学班や元帥。エクソシスト達がその強さに驚く

「さぁつぎです」

アクマは、一度手で口を押さえて思いっきり音波を吐き出す
人間にとって嫌な音だ

「うわぁあああ!!」

気絶していたルギアが起きあがり耳をふさぐ

Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.571 )
日時: 2012/10/27 20:59
名前: 有栖 (ID: FODM/zWG)

アクマは、ルギア達に気付かず、ゲートを閉じて第5ラボから抜ける
そこにいる化学班を次々と殺していく


「はぁ…はぁ…はぁ…」

だいぶ痛みが引いてくる。アクマの気配も遠くなっていく
意識が戻っていく
危なかった。あれ以上は、危なかった…
今まで、自分が何をしていたのか分からない
でも、危なかったのは確かだ。そう何かが伝えている
「ルギアか…」
声がして振り返るとそこにリンクがアレンの手当をしている
「お前が……なん…で・・・・・・ここに……」
まだ呼吸が安定していない
落ちつけ。あいつはここにはいない。落ちつけ
そう思いながら仰向けになる
「……それは言えない」
ルベリエか。あいつからの命令か
なんとか呼吸を安定させる
「アクマは…Lv.4は…?」
「このラボを抜けて他の皆様がいる所へ」
「そうか」
あいつを見たらまた何かが痛むのだろうか
また意識が飛ぶのだろうか
でも、あいつを克服しないかぎりこの戦争には勝てない
あれだけアクマの気配を強く感じたのは初めてだ
一度大きく息を吐いた
それからよろけながらもようやく立ち上がる
背中が痛い。壁がへこんでいる。吹っ飛ばされたのか
でも、だいぶ動けそうだ。
「俺は行く」
「大丈夫なのですか?」
「大丈夫じゃなくても“使命”だからな」
そう言って、このラボを出た
アクマは、ヘブラスカの間の近くにいるのか




















『無理しすぎだよ』




   ごめん