二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.64 )
日時: 2011/12/30 12:45
名前: 有栖 (ID: cHwZ8QFd)

下書きばっかり進んでなかなか本編が進まないw

第5話 初任務

次の日の朝のこと。
リナリーに食事へ誘われたので朝食を取っていると急にリーバー班長によばれた。
どうやら、2人に任務があるそうだ。ルキアは、これが初めての任務となる。
2人がコムイの部屋に行くと、先にアレンがきていた。
アレンも任務は、違うのだが行くらしい。もうコムイに説明はされたらしくはやばやと出発していった。
「アレン君とは、違う任務なの?」
「うん。アレン君にはまきもどしの街へいってもらったよ。」
ルキアは、リナリーの後ろに隠れながらおそるおそる聞いてみる。
なぜ後ろへ隠れているかは、コムイが怖いからだ。
「あの、私達の任務は…?」
「ルキアちゃん達の任務は、たぶんあるイノセンスの回収ね。」
「たぶん?」
「うん。なんだかね、急に雨が降らなくなった街があるんだよ。それで今ファインダーのライ君が調べてるんだけどなかなか分からなくて。」
とりあえず怪奇現象なのでイノセンスとの関わりがあるかも知れない、という事で調べて欲しいそうだ。
イノセンスを発見したらすぐに回収。
「分かりました。」
「あ、ちょっと待って! ルキアちゃん。」
コムイがリナリーと一緒に任務へ行こうとするのを止めて奥から黒い子猫を出してきた。
現、ルキアのゴーレム、クロだった。
どうやらいつからかコムイが持っていたらしい。
「黒の教団とか、他エクソシストのゴーレムに通信が出来るようにしといたからね。」
コムイはにっこりと笑ってからクロをルキアへ渡した。ルキアは、それを受け取る。
「じゃ、じゃあ行きますね?」
「あ、ちょっと待って。まだあるんだ。」
そういうと、また奥から黒い服を持ってきた。
エクソシストが着る黒の教団オリジナルの団服。
上はリナリーと一緒なのだが、下はホットパンツだった。黒い無地に左右に白いラインが入っている。
「ごめんね、スカートなかったんだよ…」
「いや、いらないです。」
コムイがどうやらスカートをはかせたかったらしいが、なかったらしい。
だがあったとしてもルキアの今の返事からしてはきそうもなかった。
ルキアは、すぐに違う部屋で着替えてきてリナリーと一緒に任務へといった。

任務先への列車内にて。
ルキアは、資料に目を通していた。
場所はイタリアにある一つの街。一ヶ月も前から雨が急に降らなくなったらしい。
「雨が降らなくなったって事は植物が育たないって事ですよね。食料とかどうしてるんでしょう。」
「保存食とかで補ってるんじゃないかしら?」
「そうですか。」
「そういえば、教団にはもう慣れた?」
リナリーがいきなり聞いてきた。
ルキアは、微妙な所、と答える。リナリーも最初の頃は全然なれなかったといっていた。
どうやらリナリーは、コムイと一緒に来たわけではないらしいのだった。
少し不思議に思ったので聞いてみようかと思ったが、任務先へとついてしまった。

Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.65 )
日時: 2011/12/30 22:13
名前: 有栖 (ID: cHwZ8QFd)

その任務先の街は、ものすごく熱かった。
さすが、雨が降っていないだけはある。
その時、クロに通信が入った。どうやらライからのようだ。
「(あ、えっとつながってますかね?これ。)」
クロからライの声が聞こえる。リナリーは少し驚いている様子だ。
「つながってますよ。何の用でしょう?」
「(こちらで手に入れた情報をお話しますので一旦待ち合わせしませんか?)」
と、いう訳でカフェでライとの打ち合わせをすることになった。
カフェには、もうライが来ていた。
「あ! ルキアさん! リナリーさん! こっちです。」
ルキアとリナリーは、すぐにライの所へ向かう。
昼食をとっていなかったので昼食を食べてから、話は進んだ。
といってもメニューの量は少なかったが。
ライからの話によると、ここのお店の店長の旦那が一ヶ月前に出かけたきり帰ってきていないらしい。
今さっき手に入れた情報だそうだ。
3人はすぐに、その旦那が出かけた、という場所へ情報収集しながらも向かった。
向かった場所は、洞窟っぽい所だった。
その中へ入って行った、という街人の情報も聞いている。
「この中になにしにいったのかしら…?」
「宝探し…とかですかね?」
まぁこんな洞窟へ入っていく人間なんてそうとういないだろう。
先にライが洞窟の中へ入ろうとしたが洞窟が入るのを拒んだ。
「まさか、イノセンスが関係してるんですかね?」
「とりあえず入ってみましょうよ。イノセンスが関わってるなら私達なら入れるはずでしょ?」
そういって、リナリーを先頭に中へと入って行った。
すると、普通に違和感なしに洞窟の中に入ってしまった。
「なんか、簡単に入れちゃいましたね。」
「え、えぇ」
後ろを振り返ってみると、いたはずのライの姿が見えなかった。
ルキアが、試しに外に出ようとしてみたが、元に戻されてしまった。
どうやら、イノセンスが関わっているのは確からしい。
「と、とりあえずもっと奥にいってみましょ。」
「はい!」
不思議におもいながらも、奥へと入っていく。当たり前ながらも奥は、どんどん暗くなっていく。
「あ、お姉ちゃん。あそこ、少しだけ光ってませんか?」
ルキアが指でさした方向を見てみると確かにそこは青白く光っていた。