二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.70 )
日時: 2012/01/05 21:51
名前: 有栖 (ID: cHwZ8QFd)

第6話 眼帯をつけた記録者

ここからルキア視点になります。

しばらくして、目が覚めた。
目覚めた場所は、さっきのLv.2の悪魔3体と戦った場所だった。
「あ、起きましたか? よかった。」
目の前にファインダーのライさんがいるのが見える。
私、悪魔にやられてたのかな。たぶん気を失う前の記憶がないからイノセンスが発動してたんだよね。
うん。そうゆうことにしておこう。あ。
「あの、リナリー姉は?」
ライさんは首を横に振った。
来た時にはもうすでにいなかったって。何処にいっちゃったんだろう。
そういえばあの悪魔、「つれていく」っていってた。
あぁ、せっかくこの状態で優しく微笑みかけてくれた人に出会ったのに。
また失ってしまった。
…今は、こんなこと思ってる場合じゃないよね。お姉ちゃんの居場所をみつけなきゃ。
でも、まずはこのイノセンスを教団に届けなきゃいけないよね。
そういえば、ライさんはなんでここに?確か普通の人間は入れなかったはず。
あ、もしかするとあの男性からイノセンスを取ったことによって入れるようになったのかな?
耳をよくすませば雨の音が聞こえる。やっぱりそういう事なのかな。
でも、男性の正体は分からずじまいだったなぁ。
「そろそろ、教団へ戻りましょう。私はやることがあるので先にいってて下さい。」
「あ、ハイ。」
よし、戻るか。
帰ってる途中に悪魔と遭遇しなければいいけど。
今はお姉ちゃんがいない訳だし…。

教団本部
結局悪魔と遭遇することなく教団についた。
移動の途中で任務の報告は終わっている。

私はすぐに室長室へ向かった。イノセンスを誰に渡せばいいのかいまいち分かっていないからだ。
「失礼します。あの、回収したイノセンスって…」
「ん? あぁ、ヘブ君の所へ持っていってくれるかな?」
「あ、了解です。」
次にヘブラスカの所までいってイノセンスを渡した。
その後、すぐに自分の部屋へ行きベットへ倒れるようにダイブした。
その時のベットは、何故かいつもよりふわふわしていて気持ちよかった。
まるで、自分の気持ちをやわらいでくれるようだった。

Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.71 )
日時: 2012/01/11 19:05
名前: 有栖 (ID: cHwZ8QFd)

あぁ、そうか。
今、一番めんどくさい所にいるのか…

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「にゃっ!!!  もっしも〜し、ルキアちゃん? 聞こえる?」
クロから室長さんの声が聞こえる…
あぁ、どうやらあのまま寝てしまっていたようだ。
一体何があったんだろう?
「ハイ、聞こえますよ。急にどうしたんですか?」
「うん、あのね、ある病院にリナリーが運ばれたって報告があったんだよ。」
え? リナ姉が病院に? でもなんで…
まさか、あのアクマ達にひどくやられたのかな。
「だから心配なら一緒に行くかい? 僕もちょうど用があるんだ。」
「行きます! 行かせてください!」
でもよかった。リナ姉は無事みたいで。
「それじゃ、地下で待ってるね」
「はい!」
私はすぐに準備を始めた。
と、いっても帰って来てからそのままなので髪を少しなおしただけだけど。

そして、室長さんが待ってる地下までいってとりあえずついていくとでかいともいわず小さいともいえない病院についた。
そのままついていくとある一部屋のベットの上にリナ姉が眠っていた。
周りにパンダ顔のおじいさんとオレンジっぽい赤色の髪をし、眼帯をつけた青年が立っている。
「あ、こんにちは。」
一応挨拶をした。というか礼儀だよね。
「こんちゃ。」
「きたか。」
室長さんはパンダ顔の人の方へいって何かを話しこんでいた。
話に割り込むのは失礼なので暇そうにしている青年の方に話しかけてみる。
「あの、リナ姉は大丈夫なんですか?」
「んぁ? たぶん大丈夫だと思うさぁ」
私はそれを聞いて少し安心した。
「それよりさぁ、君の名前は? 俺はラビっていうんさぁ」
「ルキアです。」
「へぇー、よろしくな。ルキア。」
ラビさんはこっちを向いて微笑む。
「あ、はい。よろしくお願いします。」
この人もエクソシストなのかな?
あ、でも団服きてるしエクソシストだよね。
「あ、ラビでいいから。…よく見たらアレンとよく似てるさぁ」
え、、、あんまり共通点ないと思うけど…。
でも、よく考えてみたら白髪ってのも一緒だし寄生型だし敬語だし。
結構あるんだね。考えたことなかったから全然気付かなかったけど。
「あ、ルキアちゃん。僕、アレン君の方にいってくるね。」
「あ、私も行きます。」
「んじゃ、俺も」
室長さんの後についていき、アレン君の部屋にいった途端にドリルのようなものを取り出す。
一体何をする気だ、この人。
初めてあった時もドリル持ち歩いてたけど一体どこから出てくるんだろう。
『それ、俺も気になるって奴だ。』
あ、うん。そうだよね…。
あれ?今の声。誰だろう。頭に直接響いてくるようだった。
まさかとは思うけど。うん。そうだよね。まさか、ね。
「いやぁ、大変なことになったね。ルキアちゃん、ラビ。そこ見張っといてね。」
「はい…?」「へーい」
私は小声でラビ?に聞いてみる。
「あれ、何してるんですか?」
「対悪魔武器の修理さぁ。コムイの修理はちょっと荒っぽいから嫌なら見ない方がいいと思うさぁ」
ラビは笑いながら答える。
それ、笑いながら言う事なのかな、と思うけど…
「あれ?」
「うわっ!!」
あ、アレン君が起きた。
ドリルに驚いてベットぎりぎりまでよけてるし。
「やぁ、目覚めちゃったかい?」
その後、室長さんとアレン君の話は続いた。
途中でラビが乱入して話したりしてたけど。

「あ、そうだ。さっき手紙あずかったさ。えっと、ミランダ・ロットーから。」
「それ下さい! はさみありますか? はさみ!!」
アレン君が急に立ち上がったためベットから落ちる。
「だ、大丈夫?」
「はさみじゃなくてドリルなら…」
そういって室長さんはドリルを起動させる。
「やめて下さいコムイさん!!」
だが、結局アレン君は麻酔のようなものに掛けられ気絶。
室長さんが荒い修理を行った…。
なんだか無理矢理だね。



『ルキアが、俺の事を理解し始めているのか』