二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.88 )
- 日時: 2012/02/09 19:06
- 名前: 有栖 (ID: cHwZ8QFd)
その街の中にも結構な人数のクオリティーの高い人がいた。
以降、めんどくさいので変な人と呼ぶことにしよう。
いちいちクオリティー高い人なんていってたらそれだけで数秒たってしまう。
それにわかりやすく説明するんだったら短くまとめた方がいいだろう。
でも変な人っていう言い方は間違ってはいない。
だって今までその変な人達に話しかけたら全員ガンスル—。
あきらめずに、話しかけてみたけどやっぱ無理。
こんな感じで1日が終わろうとしていた…
あぁ、でも1つだけ情報っていったら手に入れたのかな。
別にその変な人が話せない訳ではないらしいのだ。変な人同士で話し合っていた所を見たことがある。
後、もう1つ。私の不注意でその変な人の肩にぶつかってしまったがその人は何も話しかけてこなかった。
他の人にもわざとぶつかってみたが反応がなかった。
まるできめられた事しか出来ない人形みたい。
『もうそろそろ駅前にいった方がいいんじゃないかって奴だ。』
「う? うんそうだね。もしかするとものすごく待たせてるかも…」
私は来た道を戻って行った。
駅前にはもうすでにファインダーの方が待っててくれていた。
やっぱ遅すぎたかな。
「すみません、待たせましたか?」
「い、いえ。大丈夫です。何か情報はつかめましたか?」
「うん。あの人達について少しだけ。」
「では、また宿に行った後、集めた情報について話しましょう。」
「はい」
もう、宿とれたんだ。
それとも黒の教団だから特別なのかなぁ…まぁいいや。
とりあえず、宿にいくためにファインダーの後について行った。
宿に着いて、とりあえず夕食をとって一息ついた所にファインダーの方が得た情報を話してくれた。
その話が終わった後に私も一応話すことにする。
相手が得た情報は、私が得た情報と違っていた。
まず、変な人に話しかける前に普通の住人に話しかけてみたようだ。
その人達の情報によると、いきなり人物が現れいきなり建物なども現れたらしい。
建物や人物以外にもこうもりみたいな変な怪物が出てきたらしい。
さらには、とある人物は魔法のようなものを使い、とある人物は剣を振りまわしていたという。
しかし、その魔法や剣はさわっても熱くも痛くもなく傷もつかない、という。
なんだかなぁ〜…どこかの小説っぽい話だな。
小説じゃなくてもアニメとか漫画とか? アニメと漫画は同じか。
「なんか、漫画っぽいシチュエーションですね。」
「そうですね…」
同じ事を思っていたらしい。
ふと、まわりを見渡してみる。ここ食堂っぽい所には、10代くらいの少女がいるくらいだ。
まぁ、夜も遅いしあまり人がいないのもうなずける。
…
「あの、今日もう休みませんか? もう遅いですし。」
「あ! すみません。では、僕はここで。」
「はい。明日も頑張りましょうね。」
さて、私もいこうかな。まだ風呂入ってないし、先に風呂入っちゃおう。
すぐに自分の部屋に戻って、いろいろ準備してから風呂に向かった。
風呂場は、予想以上に広かった。
もう時間も遅いせいか風呂場には少女が1人湯の中で泳いでいた(笑)
誰もいないしね。私もたまに誰もいない大浴場の中泳ぎたくなる衝動に…
『そんなことより、あいつさっき食堂にいなかったか』
えっ! あ、本当だ。さっきの少女だ。
風呂場につくの速くないか?
朝も神田さんだっていつのまにか食堂からいなくなってたし、皆瞬間移動が得意なのかな?
ってそんな訳ないか。
「っ! ご、ごめんなさい!」
そういって、少女は泳ぐのをやめてしまった。
あぁ、そうか。私がずっと見てるから怒ってるとか思ってたのかな?
ついついぼーっとしてしまった…
「いや、大丈夫ですよ。私もこういう大浴場みると泳ぎたくなるんで。」
「…」
黙ってしまった。
その後、あの子は私に話しかけることもなかったし私から話すこともなかった。
- Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.89 )
- 日時: 2012/02/19 15:25
- 名前: 有栖 (ID: lL8RIxSj)
次の日の朝。
天気は、吹雪。すごい! すごいよ! 吹雪だよ(笑)
昨日あんなに天気よかったのに今日は吹雪だよ。
これじゃ、外に出られないなぁ。
仕方ない。今日はこの宿に泊まっている住人達のお話を聞こう。
さて、朝食、食べに行こうかな。
食堂へ向かい、朝食のメニューを選んでから開いている席に座った。
朝のくせに結構人がいる。
でも、これだけ人がいるのだったら何か新しい情報も手に入りそう。
それに昨日いたあの少女の事も気になるし。何処の子なんだろう?
「あ! アリス! こんな吹雪の中何処にいくんだい!? 危ないから今日は中にいなさい。」
そんなこと思っていたら、食堂にいた店長らしき人が叫んだ。
どうやらその相手は、今から外に出ようとしている少女に叫んでいるらしい。
しかも偶然にも昨日出会った少女だ…。
「大丈夫。ちょっと外にいくだけだから。すぐに戻って来る。」
「あ! アリス!!」
どうやらあの子の名前はアリスっていうらしい…
(作者と名前がかぶってるww)(ほぼリアの自分そのものだからなw)
「誰か、あの子を止めてくれないか?」
「あ、私止めてきますよ。」
「ありがとう。」
少女———アリスちゃんの方を見るともう扉をあけて外に出ていた。
はやいな。行動が。
私もすぐにアリスちゃんを追いかける。
なので強制的に外に出る形に…
あぁ、風がつめたいな。寒さには結構なれてるけど…
「アリスちゃん!」
「っ!! な、なんでしょう?」
以外と素直だ。
結構身軽そうな格好してるし、背、高い。髪はポニーテールに縛ってある。
うん、かなり寒そうな格好してるね。
「寒いし、中に入ろうよ。」
「…そうですね。」
あれぇ? おかしいなぁ。さっき出て来たばっかりだったし抵抗するのかと思った。
『変わった子だって言う奴だ。』
うん。かなり変わってる。
宿の中にさっさと戻っていく少女をぼ〜っと見ていたら、先に中に入ってしまった。
そうだ、私も早く中に入らなきゃ。
中に入っていくと、アリスちゃんと店長がなにやら喋っていた。
「無事でよかった。」
「ちょっとっていっただろ? ちゃんとに人の話聞いてたか? しかも父さんは過保護すぎるんだよ。大体、吹雪で人が飛んでく、とか意味不な妄想してんじゃねぇよ。」
「そ、そんなことない。父さんはアリスの事が心配で心配で…」
「あぁ、そうだね。勝手に心配してろよ。こっちは心配されなくていいっつうのに。気持ち悪い」
私と話してた時と性格が全然違う。
猫かぶりしてたのかな…。すごい変わりよう。