二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂・オリジナル小説 ( No.21 )
- 日時: 2012/02/17 22:32
- 名前: みーぽん (ID: ouuVQhrA)
第11話。
この話は、長くなりそうなので数回に分けて書きます。
細かい所はつっこまないように。
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
「なんでこんなことになったのかなぁ…」
ずっと思っていた言葉を、口に出してしまった。
「静かにして」
すぐに傍らから注意の声がかかった。
ノブちゃんが、私の背中に胸を密着させたまま、そっと外を覗き込んでいる。
ふぅ………どうしてこうなった?
今の私たちの状況は———
とある廃墟の中で、周りを数十名の攘夷浪士に囲まれて、何とか物陰に隠れている…というもの。
分かりづらいかもしれないが、そうとしか言いようが無い。
まあ、あれですよ、つまり———
絶体絶命の大ピンチに陥っているってこと。
〈続く〉
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
短い…
- Re: 銀魂・オリジナル小説 ( No.22 )
- 日時: 2012/02/18 18:09
- 名前: みーぽん (ID: ouuVQhrA)
第12話。
前回の続きで、美琴の回想みたいなもの。
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
事の始まりは、数時間前に至る。
ある攘夷浪士のグループが、内部で争いを始めているという情報を、佐々木さんが持ってきた。
これを機会に殲滅させようってことで、見廻組隊士を出動…ではなく。
ノブちゃん単身で、敵グループに切り込みとかいう指令が下された。佐々木さんから。
確かにあの人は、それくらい簡単に片付けられる。
もう『最強』としか言いようが無い人だから。
でも、最近あの人は、なんか…調子が悪いようで。
佐々木さんもその辺は配慮してるようで、ノブちゃんの他にも隊士を連れてって、サポート役をさせようと考えたみたい。
で、それに選ばれたのが、私だったって訳ですよ。
今回は実戦任務なので、出番は無いって思ってたのに。
当然驚いて、必死に辞退しようとした。
ノブちゃんとは長い付き合いだが、実戦派と裏方派なので、共闘するなんて滅多に無かった。
あの人と一緒なら、安心だし、嬉しいけど——
私、絶対足手まといになるって。
そこそこ銃は使えるけども、そんなに上手いもんじゃないし。
けど、佐々木さんは、
「貴女くらいですから、信女が一緒に行っても良いって言うの」
なんて事言ってくる。
ノブちゃんは、
「一人で大丈夫」
って言い張ってるし。
けど心配だし、佐々木さんの命令ってこともあるし、
…少しでもノブちゃんの役に立ちたいって気持ちもあるし。
ノブちゃんも認めてくれたので、なんやかんやの末、私もお供することになった。
〈続く〉
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
続くか分からないぃ…
- Re: 銀魂・オリジナル小説 ( No.23 )
- 日時: 2012/02/19 11:19
- 名前: みーぽん (ID: ouuVQhrA)
第13話。
さらに続き。
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
そして、現地に来たのはいいものの…
相手が強すぎる。
こっそり侵入って事が、まず出来なかった。
ソッコーばれる。
しょーがないから相手を殺る。
敵がもっと来る。
強引に追い返す。
また斬り合いになる。
…佐々木さん、相手がこんなに強いって聞いてませんよ。
人数多すぎるし。
この事分かってて、女の子二人をこんなところによこしたのだろうか。
だとしたら佐々木さん怨む。
佐々木さんなりの愛のムチ…という名の嫌がらせ?
とにかくやべぇ。
そろそろ喋ってる暇も無くなりそう。
刀と違って、銃は銃弾尽きたら終わりだし。
そしてなんとか物陰に転がり込んで———
今に至る。
〈続く〉
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
やっと回想終わり。
- Re: 銀魂・オリジナル小説 ( No.24 )
- 日時: 2012/02/19 18:52
- 名前: みーぽん (ID: ouuVQhrA)
第14話。
さらにさらに続き。
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
すぐに人が集まってきて、更に危ない状況になってきてる。
この狭い空間で、動かないでいるのはツライ。
というか、あれだけ人を斬ったにもかかわらず、ノブちゃんは返り血を全く浴びていない。
制服が白すぎて逆に怖いよ。
それにこの人、まだ余裕っぽい。
全然息が切れてないし、無表情は全く崩れてないし。
私はマスケット銃に弾丸を詰めながら、聞いた。
「応援要請、しますか?」
「要らない」
即答された。
ある程度予測はしていたけど。
プライドの高い彼女のことだから、絶対自分だけで解決しようとするって。
でもこの状況はやばいよ。
ある意味ノブちゃんだけで来た方がよかったのかもしれない。
ノブちゃん一人なら、好き勝手に暴れて、敵を殲滅できる。
けど私がいるから……あまり派手に暴れる事が出来ないんだ。
じゃあ———
〈続く〉
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
ちまちま更新。
- Re: 銀魂・オリジナル小説 ( No.25 )
- 日時: 2012/02/19 19:58
- 名前: みーぽん (ID: ouuVQhrA)
第15話。
さらに(以下略)続き。
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
「っ…」
「見ーつけた」
「なっ?」
ハッと振り返ると、そこには刀を持った男の姿が。
見つかった…
すぐさま引き金に指をかける。
ノブちゃんは振り向きざまに刀を振った。
真っ赤な液体が飛び散る。
こうなったら、やるしかないか。
覚悟を決めて、物陰から同時に飛び出した。
相手側も、一斉に走ってくる。
「っつ…」
刀の切っ先が頬をかすめた。
何とかかわして、銃を相手の腹に叩き付けた。
相手に接近されると、マスケット銃はほぼ使えないので、小型のリボルバーに取り替える。
ばんばんばん。
銃声が響いた。
ちょっと見てみると、ノブちゃんはぴょんぴょん跳ね回っていて、目にも留まらないスピードで相手を倒していっている。
やっぱ最強だな、この人。
感心していると———
「どわっ!?」
後ろから物凄い勢いで刀を振り上げてくる人が。
「美琴!」
ノブちゃんが動きを止めて、こちらを見た。
「ちっ…」
左手で銃を掴み、ばんばんばん!と撃ち続ける。
「女の子にも手加減なしか…」
何とか相手を倒した…けど。
一度動きを止めたノブちゃんの背後から、人が出てきて。
「あ…っ」
彼女は素早く反応したけど、避けきれなくて。
ガンッと、鈍い音がした。
〈続く〉
・。・。・。・。・。・。・。・。・。
戦闘シーン書けん…
- Re: 銀魂・オリジナル小説 ( No.26 )
- 日時: 2012/02/19 21:05
- 名前: みーぽん (ID: ouuVQhrA)
第16話。
まだまだ続くよ〜(笑)
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
「の、ノブちゃんっ!」
ノブちゃんが…男が持っていた銃で、思いっきり殴られた。
まだ撃たれなかっただけマシ…なんて言ってる場合じゃない。
壁に体を打ちつけた彼女は、一度何か呟いてから——目を閉じた。
「なっ…え…」
急すぎて、状況が理解できなかった。
ノブちゃんが、やられた?
嘘だろコレ。
急いで駆け寄ろうとしたけど、無理だった。
相手が弱っちそうな女の子一人になったので、敵が一斉に周りを取り囲んだ。
絶体絶命どころじゃないよコレ!
誰か絶体絶命の更に上を行く四字熟語を教えて!
もう終わった…
〈続く〉
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
いつ完結するのかな(自分でも分からない)
- Re: 銀魂・オリジナル小説 ( No.27 )
- 日時: 2012/02/21 20:47
- 名前: みーぽん (ID: ouuVQhrA)
おまたせしました第17話!
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
もう終わった…
と、思っていたんだけど。
ガキンっ!
「え?」
刀と刀がぶつかる音がした。
伏せていた目を開けると———
「しんせん、ぐみ?」
黒い服の、一人の男性が目に入った。
見廻組の制服と正反対の黒。
その人が、敵の男の刀を、自分の刀で受け止めている。
「なんでっ…」
真選組って、この前ウチと一悶着あったって言ってたよね?
じゃあなんで此処に居るの?
助けに来てくれたの?
て言うか…なんか見た事ある気がするんだけど?
疑問マークがあふれる。
「おい、テメェ」
「はいぃ!?」
話しかけられた。
「こいつらは俺が殺るから、テメェはあっちのなまくら助けに行け」
「は…い」
振り返った彼の瞳は、ノブちゃんと同じ、真っ赤な色をしていた。
やっぱり、どこかで——
「早く行けって言ってんでィ」
「いえっさー!」
かーなり強引に命令された。
条件反射でなぜか敬礼。
ばっと身を翻して、ノブちゃんの元へ走る。
〈続く〉
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
コメントなど、お気軽にどうぞ。
- Re: 銀魂・オリジナル小説 ( No.28 )
- 日時: 2012/02/21 19:40
- 名前: みーぽん (ID: ouuVQhrA)
第18話!
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
「のーぶーちゃーんっっ!!」
彼女の体を抱き起こす。
よかった…息はある。
ほっと一息ついたら、
「おーい、大丈夫か」
「早えぇ!?」
ちょっとこの人早すぎませんか。
敵全滅してるし。
この人、ノブちゃんの同類だ。
刀を取ると、獣じみた動きをする。
ノブちゃんもこの人も、『最強』としか言いようが無い。
なんか、自分が本当に…弱いものに見えてきた。
「信女、生きてるかー?」
え?知り合い?
ちょっと…この人…まさかまさか…
「ノブちゃんが言ってた真選組の隊士さん!?」
「え?確かに、俺は真選組の沖田総悟だが…」
「それに、会ったことありますよね?」
「てことは、テメェ…あん時のマスケット女ぁ?」
「マスケット女って何の事ですか」
みんな知り合いだった。
衝撃すぎる新事実!
〈続く〉
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
できるうちに更新しとこう。
- Re: 銀魂・オリジナル小説 ( No.29 )
- 日時: 2012/02/21 20:49
- 名前: みーぽん (ID: ouuVQhrA)
第19話!
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
「つーか、コイツどうする?目ェ覚まさねェし…放置しとくか」
「酷い!!」
殺意わいたんだけど。
「沖田さん…ノブちゃん運んであげて下さい」
「嫌でィ。なんで俺が…」
「あなたは目の前に倒れている女の子を放置していく気ですか!この外道!冷血漢!」
思いっきり叫んでやった。
「うるせェな…分かったよ」
あれ。
意外とあっさり承知してくれた。
「運んでいけばいいんだろ…よっこらしょっと」
そう言って、沖田さんはノブちゃんの体を持ち上げた。
そして、抱きかかえた。
…抱きかかえた?
〈続く〉
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
- Re: 銀魂・オリジナル小説 ( No.30 )
- 日時: 2012/02/22 21:24
- 名前: みーぽん (ID: ouuVQhrA)
第20話!!
若干…『沖田×信女』的なシーン?みたいなのが?あるかもです。
(?マーク多いな…)
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
「え…あの…沖田さん?
それ…『お姫様だっこ』ってやつ…ですよね…?」
「あ?」
いやいやいやいやいや!!!
この人なにやってんの?
天然でやってんの?
だとしたら犯罪ものだよ!
「え゛…あ…ああああぁぁぁ?」
やっと自覚したみたい。
「別にいいだろ!コイツ気絶してんだし!」
「関係ないですよ!別にいいですけど!」
私も沖田さんも、「別にいい」って言いましたよね。
「もう少し…その…おんぶとか…無かったんですか?」
「もーどうにでもなれ!」
開き直ったよこの人。
でも…
ある意味、ノブちゃんが気絶しててよかった。
まず、お姫様だっこをOKするわけがない。
今、もし目を覚ましたりしたら…沖田さん、殺されるよ?
なんて思っていたら。
「…ふぇ?」
え…
最悪のタイミングで目を覚ましちゃった!
〈続く〉
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
かなり強引に沖信シーン入れた。
- Re: 銀魂・オリジナル小説 ( No.31 )
- 日時: 2012/02/22 21:57
- 名前: みーぽん (ID: ouuVQhrA)
第21話。
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
「・・・」
目をぱちぱちさせて、自分が置かれている状況を確認しようとしている。
「・・・」
更に沈黙。
数秒経って、彼女はようやく状況を整理できたようだった。
そして、彼女がとった行動は———
「げふうっ!?」
沖田さんの腕から飛び降り、無言で彼を殴り飛ばす、というものだった。
復活早いな。
そして…沖田さんは文字どおり吹っ飛んだ。
〈続く〉
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
続きは明日更新します。(多分)
- Re: 銀魂・オリジナル小説 ( No.32 )
- 日時: 2012/02/23 20:41
- 名前: みーぽん (ID: ouuVQhrA)
第22話!
って…参照数500超えてる!?
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
「ノブちゃん!」
「俺の心配をしろ俺の!」
遠くから、彼の悲鳴に近い叫び声が聞こえてきた。
彼から距離をとったノブちゃんに言う。
「ノブちゃん、この人はあなたの心配をして、運んであげようとしていただけで…
決してあなたにセクハラ行為だとかあんなこととかこんなことをしようと思ってたのでは無いと思います!…多分」
「え…あんなこととかこんなこと?」
「更に誤解を招くような事言うな!あと最後を疑問系にするな!」
「しまった…」
彼女の体から、ブラックなオーラが漂っている。
私の渾身のフォロー、逆効果だった。
「破廉恥な…」
ぼそっと呟いて、ノブちゃんは足元に転がっている刀を手にする。
「殺されたいの?」
〈続く〉
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
多分次回で完結。
- Re: 銀魂・オリジナル小説 ( No.33 )
- 日時: 2012/02/23 21:21
- 名前: みーぽん (ID: ouuVQhrA)
第23話!
この長編(?)完結です!
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
そして———
「オイ信女…刀を両手に持って何をする気だ?」
「アナタの○○○を頂く」
「ちょい待てェ!」
「ノブちゃーん!あんまり動いちゃ駄目ですって!」
「だから俺の心配は?」
「死になさい」
「いや待てェ!」
…カオス。
ノブちゃんと沖田さんが、殺伐とした戦いを繰り広げ始めたので、私はぽーっとしたままてくてくと歩く。
「そういえば…なんで沖田さん、此処に来たんだろう…」
ふと思った。
なんで、一人きりで、こんなとこに?
「あー、やめたやめた」
難しい事は考えたくない。
「疲れた…」
うーんと大きく伸びをして、大きく開いた窓から外を覗き込む。
そこには、数台の見覚えのあるパトカーが。
「今頃来たんですか…」
苦笑いして、またノブちゃんたちの方を見る。
この二人、何だかんだ言って……仲良しですね。
〈fin〉
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。
長いことお付き合いいただき有り難うございました。
ちまちま更新してたらいつの間にかこんな事に…
参照数500も突破して、嬉しさでいっぱいです。
よければコメントなどください。