二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man -日と月- ( No.226 )
日時: 2012/05/11 20:02
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

        第八十夜  -余命-

コムイsaid


卦尹くん・・・っ!!
どうして・・・
言ってくれなかったんだ

でも
確か水星くんは
由尹ちゃんの味方の筈だ
なのに
どうして・・・
これを僕たちに話したのなら
由尹ちゃんが傷つくのは知ってるはずだ


まだなにか・・・あるのかもしれない


   バンッ!!

みんな・・・

リー「室長・・・・っ!」
コ「・・・ごめんね」
ジ「班長・・・嘘ですよね!?卦尹がそんな!!」
リー「冗談って言ってくださいよ・・室長!!」

・・・っ

コ「君達の気持ちも・・・わからないワケじゃないよ」

みんなの熱い視線を感じる

コ「これは・・・世界の為なんだ。乗り越えなくちゃいけない。・・・わかってくれ」
全「・・・」

拳を強く握る
彼は・・・卦尹くんは
ずっと一人で悩んでたんだ

なのに
わかってあげられなかった・・・

               ごめんね・・・・




        切りま

Re: D.gray-man -日と月- ( No.227 )
日時: 2012/04/18 16:14
名前: 快李 (ID: qTh1yy9a)

由尹said

手も
足も
首も
頭も
何も動かない

力も入らずにただ
眠ってばかりの私の側に居てくれるのは
火だった

ずっと・・・

火「・・・」

寝たふりをして
本当は全部聞こえてた
火の独り言も
何もかも

落ち込んでる火を
慰めることさえ出来ない
悔しくても
拳を強く握ることも出来ない・・・

   ガチャ

バク支部長・・・

バ「・・・澤羅は寝ているか?」
火「たぶん」

起きてるけど
何の話を

バ「・・・悔しいが・・・澤羅が今の機械で耐えられるのは、最高で一週間だ」

・・・え?

火「最低・・・じゃなくて・・・・最高かよ・・・・その前に・・・一週間・・・・・?」
バ「それほど深刻な状態なんだ。一応知らせたほうがいいと思ってな」
火「・・・・・」

私はもう
生きられないんだ
私はもう
戦えないんだ
私はただの

             ガタクタなんだ

火「もやし達は知ってるのか?」

!そうだ・・・アレン・・・・・・

バ「さっき話してきたさ。相当ショックを受けてたがな」
火「へぇ・・・教団には?」
バ「それが、さっきから電話が繋がらなくてな。また後でかける」

・・・生きてみせる
絶対・・・誰も悲しませない
悲しませたくない

バ「ドナーも・・・そう簡単に見つかるものじゃないからな。見つかったなら・・・''奇跡''かもしれない」
火「そんな言い方すんなよ。まるで太陽様が選ばれなかったみてえな・・・」

火の殺気が伝わってくる
私じゃ
今の火の気分を抑えることさえできない

バ「ああ。すまなかったな」

そういってバクさんは出ていった


       由尹に残された時間まで   残り約7日